東方なんでも記   作:投稿人的な何か

10 / 13
年始が終わって登校日が始まった。
メンドクサイです。
やっぱり家でゲームしたり小説書いてるほうが落ち着く。

恋愛はいまのところ片思い(?)です。

それではごゆっくり


第9記 宴会の翌日

『ねえ、膝枕してくれるかしら。』

 

『・・・え?俺がですか?』

 

『ええ、最近寝不足でね。』

 

『・・・まあ、構いませんが。』

 

『よいしょっと。・・・やっぱりここは気持ちいわね。お母様にしてもらったのとは少し違うけど。』

 

『まあ、男ですから。硬いでしょう?』

 

『それでも気持ちいいわ。・・・頭撫でてくれるかしら。』

 

『はいはい。』

 

『・・・んっ。』

 

『おっと、痛かったですか?』

 

『そうじゃないわ。少し変な感じがして。・・・眠くなってきたわ。』

 

『構いませんよ。』

 

『なら甘えさせてもらうわね。・・・・・。』

 

『ふう・・・寝ましたか・・・あの方が死んでしまって、疲れてましたか。』

 

 

 

『おやすみ。幽々子。』

 

 

 

 

「・・・うー・・・ふあああ~。」

 

あー疲れた。頭痛いな。すこしボーっとする。うーん。

 

「んー?」

 

なんか抱きしめてるな。柔らかい・・・え?

 

「あ・・・・。」

 

「んぅ・・・。」

 

目の前に幽々子の顔がある。なぜ?

あー昨日幽々子が酔ってそれで抱きつかれて・・・

 

「ってこの状態やばいじゃん。」

 

妖夢に見られたら殺されるかもしれない。いや、間違いなく殺される。

 

「おい幽々子おきろって!」

 

「うーん、あと10分・・・」

 

だー!そんなこといってる場合じゃないって!早く起きろ!

 

「おはようございます。幽々子さ・・・ま・・・」

 

あ、死んだな俺。

 

「・・・俊也さん、私はあなたを誠実な人だと思っていましたが・・・勘違いのようでしたね。」

 

「いや、あのなあ妖夢・・・」

 

「幽々子様に手をだす不届き者は・・・斬る!」

 

ーーーああ。ここで俺は死ぬのか。どうせならもうちょいましな死に方がよかった。

 

「そこまでよ、妖夢。」

 

その声で妖夢の動きが止まる。おお、助かった。

 

「で、ですが幽々子様・・・」

 

「彼は悪くないわ。いい加減その思い込みをやめなさい。」

 

「・・・すみません。」

 

「とりあえず朝食を作って頂戴。お腹すいたわ。」

 

「は、はい。わかりました。」

 

とりあえず死ぬのは免れたらしい。だが・・・

 

「幽々子。いい加減離れてくれないか?」

 

「あら。嫌なのかしら。」

 

「・・・妖夢に勘違いされて殺されんのはいやなんだ。」

 

「そう。分かったわ。」

 

やっと離れてくれた。・・・心臓がやばい。破裂しそう。

 

「どうしたのかしら?顔を真っ赤にして。」

 

ニヤニヤしてやがる。分かってるんだろう。

 

「若いわねえ~。」

 

「うるさい。俺はもう帰るぞ。」

 

「あら。朝食ぐらいは食べていきなさいな。」

 

「ひどい朝食になってそうだからやめとくよ。」

 

「大丈夫よ。ほら、来なさい。」

 

むう・・・逃げたいのに逃げられん。

 

「はあ・・・」

 

とっても疲れた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

その後、朝食をとった。案外普通の朝食。とてもおいしかった。

 

「さて、俺は帰るからな。仕事がある。」

 

「ええ、またいらっしゃい。」

 

「はいはい。」

 

とりあえず早く帰って仕事しなければ。

しかし・・・

 

「////////」

 

好きな人に抱きつかれるというのは・・・恥ずかしい。

思い出すだけで顔が真っ赤になる。

 

「はあ・・・」

 

「あらあら、顔を真っ赤にして。そんなに幽々子に抱きつかれたのが恥ずかしいのかしら。」

 

「・・・いつからいた。紫。」

 

スキマから上半身だけだして、口元を扇子で隠してやがる。

絶対笑ってるな。

 

「幽々子様に手を出す不届き者、からかしら。」

 

こいつ、絶対あのシーンをみて爆笑してたな。

この覗き魔め。

 

「感情くらい隠しなさい。」

 

「今こうして笑ってるお前に言われたくない。」

 

「扇子で隠してるじゃない。」

 

笑ってるところを否定しないのかよ。

 

「で?何の用だ。」

 

「別に。お話したかったからきただけよ。」

 

この愉快犯は・・・すこし懲らしめようか。

 

「ん・・・?」

 

ポケットに紙があるな。どれどれ・・・

 

ーー紫様を連れ戻してください。藍ーー

 

おっと、依頼か。なら実行せねば。

 

「紫、一回帰ろうか。」

 

「いやよ。」

 

む・・・なら強制的に送りますか。

 

禁符「絶対的支配」

 

「なっ!!!」

 

これで紫の動きを封じる。

さらに~♪

 

「藍さんが心配してるから帰ろうか♪」

 

「え、ちょっとまっ・・・いやああああああああああああああ。」

 

スキマを開いてそこに紫を落とした。落とした場所はもちろんマヨヒガ。

さてさて、どうなったかな。

俺はスキマに耳を傾ける。

 

『あ!紫様どこ行ってたんですか!?』

 

『え、ちょっと宴会に・・・』

 

『また宴会ですか!最近多すぎです!少しあちらでお話しましょう!』

 

『え!藍!まって!謝るからああああああああああ!』

 

・・・よし、仕事完了。

紫、ドンマイ。自業自得だ。

 

「さて、帰りますか。」

 

俺は冥界と幻想郷の結界を越えるべく空を飛んだ。

 

(また今度来るかな)

 

 

 

 

紫はその後、一ヶ月禁酒を言い渡された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




紫ドンマイ。
次回はちょっと遅くなると思います。
なるべく早く出せるようがんばります。

感想、アドバイス、評価、誤字、脱字などがあったらよろしくです。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。