川神四姉弟   作:炎狼

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第3話 千「私湘南」 十「俺逃亡」

 金曜集会が行われた次の日の朝。すなわち土曜日の朝、千李は朝の鍛錬を終えると軽くシャワーを浴びた後、朝食を済ませた。

 

 朝食を済ませた千李は、そのままゆっくりとすることもなく玄関へと向かうため、廊下に出た。

 

「あれ? 千姉、どっか行くの?」

 

 廊下に出ると、十夜があくびをしつつ千李に声をかけた。

 

「ええ、ちょっとばかし湘南に用があってね」

 

「湘南ってことは電車で行くの?」

 

「ん? いいえ、走っていくわ」

 

「……ああ、なるほどなるほど」

 

 てっきり電車で行くものだと思っていた十夜は千李の走って行く宣言に、若干顔に陰りを作りながら返す。

 

 ――――まぁ千姉だし。

 

 内心で改めて姉の人外ぶりに溜息をつきたくなった十夜だが、千李はそれに気付かずに十夜に問う。

 

「十夜達はクリスと遊ぶのよね?」

 

「うん。そういうことになってる、でもなぁ……」

 

 初めて会う相手と遊ぶことに若干不安があるのか、十夜は苦い顔をする。その様子を確認した千李は十夜の肩に手を置いて微笑を浮かべながら告げる。

 

「そんなにビビらなくても平気よ。クリスは基本いい子だし、変な事にはならないって。……まぁ空気読めなかったり融通が利かないのが偶にキズだけど」

 

「まぁ性格面とかは別に気にしてないんだけどさ。もし何かあったとき俺自身が逃げ出さないか不安が残るんだよね」

 

「ああそういうことね。大丈夫じゃない? 滅多な事がなければアンタだって逃げないでしょ? 少しは自分に自信持ちなさいって」

 

「そう言うけどねぇ……でもがんばってみるよ」

 

 複雑な表情をしているがとりあえず納得した様子の十夜に千李も頷くが、はたとした様に時計を見ると驚いた表情を浮かべた。

 

「やっば!! そろそろ行かないと約束の時間過ぎるわ。じゃあ行って来るけど、アンタも頑張んなさいよ」

 

「了解、頑張ってみるよ」

 

 十夜が言い終わるが早いか、千李は目にも止まらぬ速さで家から出て行った。少しすると窓の外に跳んで行く千李の姿が見え、十夜は苦笑いを浮かべる。

 

「さてっと俺も朝飯済ませちゃわないとな」

 

 千李の姿が消えたのを確認した十夜は朝食を摂りに向かった。

 

 

 

 

 

 湘南へ行くため高く跳躍しながら移動する千李は十夜のことを思い浮かべていた。

 

 ――――クリスと話すぶんには平気でしょうが、問題はクリスに質問をされた時よねぇ。特に十夜が何で武道をやっていないかとか聞かれたら結構やばいかもしれないわね。

 

 ポケットから携帯を取り出しクリスの番号にかけようかと思った千李だが、溜息を一度つくと携帯をポケットに戻した。

 

 ――――ダメね。これは十夜の問題だし、私が口を出すことじゃないわ。

 

「……がんばりなさいよ十夜」

 

 一抹の不安を覚えつつも、千李は湘南への道を急いだ。

 

 しかし、そんな千李の予感は的中することになる。

 

 

 

 

 

 千李が川神を出てから数時間後、十夜と風間ファミリーの面々は川原で野球を楽しんでいた。近くにはクリスと、彼女を勧誘しているであろう翔一の姿があった。

 

 すると話が済んだのか、翔一とクリスが十夜達の元へとやって来た。クリスは一度も話したことのない十夜に声をかけた。

 

「貴殿が川神十夜か」

 

「は、はい」

 

 凛とした声で告げるクリスに対し、十夜はぎこちなく答える。クリスはそんなことを気にも留めない様子で話を続ける。

 

「自分はクリスティアーネ・フリードリヒという。此の度この風間ファミリーに入れてもらえることとなった。なれないこともあると思うが、よろしく頼む」

 

「こ、こちらこそ。よ、よろしくお願いします。く、クリスティアーネさん」

 

 一語一語詰まりながらも十夜は何とか返すことが出来た。

 

 そんな二人から少しは離れたところで大和と一子は二人をじっと見つめていた。

 

「なんとかいきなり逃げるなんて事はなかったな」

 

「そりゃあね。でもまだわからないわ」

 

「ああ、そうだな。でも今のところは危なげもなく――」

 

 大和がそこまで言った時、クリスと話していた十夜がすばやく踵を返したかと思うと、その場から脱兎の如き速さで消えた。

 

「――でもなかった」

 

「……みたいね」

 

 二人は大きく溜息をつきつつ、残されたクリスの元に向かった。他のメンバーもそんな二人に続く。

 

「クリス、何があった?」

 

「ああ、いや。自分は十夜に武道をやっているのかと聞いただけだったのだが……」

 

 問いに答えたクリスに対し、皆が「そういうことか」といった風な顔をする。

 

「自分は何か気に障るようなことを聞いてしまったのだろうか」

 

「いんやアレは、まぁ十夜の一種の病気みてーなもんだからそこまで気にしなくても言いと思うぜ」

 

 少し落ち込んだ様子のクリスに翔一がフォローを入れる。だがクリスは納得がいかないのか、

 

「いやこれは私の責任だ。十夜を探し出してくる」

 

「やめといた方がいいぞ。今行っても逆効果なだけだ。こういうときはそっとしておいたほうがいい」

 

 クリスの提案に大和が携帯を取り出しつつ答えた。大和の意見に皆も頷いた。それを見たクリスは顔をしかめるが少しすると頷き、

 

「皆の方が十夜とは付き合いが長いのだから、そうしておいた方がいいのかもしれないな」

 

「そうそう。それに放って置いても大体行くところは決まってるし。もしかしたら戻ってくるかもしれないしね」

 

 クリスの言葉に一子も楽観的に返す。言い切れるのは十夜のこういった行動にもう慣れているからであろう。

 

「んじゃ、野球再開すっか!」

 

 翔一の号令に皆は先ほどと同じポジションに戻っていく。

 

「うん、じゃあそういうことだから。そっちも気をつけてね」

 

 大和は電話をしていたようで、皆から少し遅れた状態で元のポジションに帰っていった。

 

 その後、結構な時間野球をしていたが結局最後まで十夜が戻ってくることはなかった。

 

 

 

 

 

「ふむ……」

 

 極楽院に到着し、三大に髪紐を預け現在極楽院で預かっている女の子、伊達瑠奈の母親になってくれないかと言われてから数時間後。

 

 千李は一人縁側で携帯とにらめっこをしていた。

 

 ――――瑠奈ちゃんの母親になるのも考えないといけないけど……問題は十夜よねぇ。

 

「はぁ……。こういうことになるかもとは予想したけどまさか的中とは……」

 

 肩をがっくりと落とした状態で呟く千李は極楽院につく前のことを思い出す。

 

 実は極楽院に到着する少し前、大和から連絡があったのだ。電話の内容はやはりというべきか十夜のことだった。

 

 大和の話ではクリスが十夜に武道をやっているのかと追求したところ、十夜はそこから逃げ出してしまったらしい。

 

「朝の様子を見る限りじゃ平気そうだったけど、やっぱりまだ克服できてないのよねぇ」

 

 携帯を持ったまま仰向けに寝転んだ千李は大きく溜息をつく。すると、千李の携帯が鳴った。

 

 画面を見てみると、どうやら大和からのようだ。

 

「もしもし? どうかした大和?」

 

『うん、とりあえず十夜は見つけたよ。なぜか寮の俺の部屋にいたけど』

 

「なるほどねぇ。今はどんな感じ?」

 

『まだ俺の部屋にいるけど……なんか部屋のスミスにいると落ち着くとか何とか言ってる』

 

「部屋のスミスって……なによ?」

 

『さぁ?』

 

 突然出てきた意味不明の単語に千李は訝しげな表情をする。大和も同じなようで、声に疑念がこめられていた。

 

「まぁ十夜の謎単語はどうでもいいとして、クリスはいい感じに馴染めそう?」

 

『喧嘩とかしたわけじゃないから普通に話すぶんには大丈夫だと思う』

 

「でも武道をやってるかどうか聞かれればまた逃げちゃう可能性が高いわね」

 

『だね。クリスには十夜がいる時にそのネタを言わないように言っておくよ』

 

「ええ。その辺はよろしく。あと今日帰れなくなったから、それも皆に教えといて。明日には帰れると思うから」

 

『了解、じゃあまた明日ね』

 

 大和はそういうと電話を切った。

 

 電話を終えた千李は夕焼けで鮮やかなオレンジ色に染まっている空を見ながら大きく息をはく。すると彼女の後ろから瑠璃色の髪が目立つ右目に眼帯をかけた少女、瑠奈がやって来た。

 

「おねえちゃーん。おばーちゃんがお風呂はいれって」

 

「ん、わかったわ。じゃあ一緒に行きましょうか瑠奈ちゃん」

 

「うん!」

 

 千李は立ち上がると瑠奈と手をつなぎながらお風呂場へ向かった。

 

 ――――さて、私もしっかりしないと。

 

 

 

 

 

 夜、島津寮では飢えに餓えた者達が大和にすがっていた。

 

「大和ーまだかー!! 俺腹減り限界だー!」

 

「俺もだ!!」

 

「わかってるって、つーか俺だって腹減ってるよ! それにもうちょっとで姉さん達が肉を持ってくるから耐えろ!」

 

 抗議の声を上げていたのは翔一、それに十夜だ。

 

 大和はそれらを受け流しつつも自分も腹の虫が鳴るのを感じる。クッキーに頼めばポップコーンが出てくるが、皆せっかく百代たちが肉を持ってくるというのに余計なものは腹に収めたくないのだろう。

 

「つーか十夜は今日大して動いてもいないのに何でそこまで腹が減るんだよ。それにさっきポップコーン食ってたろ!」

 

「腹が減るのは自然の摂理だ! それにポップコーンは御飯じゃない! おやつなのだよ!!」

 

「……ああそう」

 

 十夜の断言に若干顔を引きつらせながらも大和は答える。

 

「はぁ……じゃあ台所でも行ってみるか? もしかしたら麗子さんが買いだめとかしてくれてるかもしれないし」

 

「それもそうだな! よし!! そうと決まれば善は急げだいくぜい!!」

 

「俺も!!」

 

「あ、オイコラ!! あとキャップ、そのことわざはこの場で使うものではないぞ!」

 

 三人は台所へと駆けて行った。

 

 台所に到着した三人はすぐさま冷蔵庫を開けた。中に入っていたのは冷凍肉だった。

 

「まぁあったものはあったものの……」

 

「問題はこれをどうするかだよな……」

 

「ああ……」

 

 三人は取り出された肉を見つめつつ落胆の声を漏らす。何故彼が待ち望んでいた肉があったというのにここまで落胆しているかというと、この中で誰も料理が出来るものがいないからだ。

 

 すると大和が手をポンと叩き翔一に向き直った。

 

「キャップバイト先で料理とかしてんだからできるだろ」

 

「えー……バイトならまだしもこういうことで労力使いたくねー」

 

「くっ! やはりバイト以外じゃダメか! じゃあ十夜!!」

 

「引きこもりであった俺にそんなスキルがあると思っているのか?」

 

「何ちょっといい声で答えてんだ!! あと地味に顔に影入れるのやめろ! なんかムカつくから!!」

 

 口を尖らせそっぽを向く翔一と、地味に声にダンディな雰囲気を漂わせて答える十夜にツッコミを入れた大和は肩で息をしている。

 

 すると、

 

「ったく。なにギャーギャー騒いでやがんだテメェら」

 

 眉間に皺よせ、かなり不機嫌そうな不良っぽい青年が台所に現れた。彼の名は源忠勝、かつては一子と同じ孤児院に引き取られていた青年だ。

 

「お! ゲンさん! ゲンさんがいるなら百人力だぜ!! なんか作ってくれゲンさん!!」

 

「頼むよゲンさん!! もう限界なんだ!!」

 

 不機嫌そうな忠勝に一切の遠慮もなしに飛びつく二人だが、十夜はそこから一歩引いてしまう。なにぶん見たことはあるものの、しゃべったことなどないのだ。十夜からすれば初対面の人同然である。

 

「なんで俺がテメェらのメシなんかつくらねーといけねぇんだよボケ」

 

「頼むよ! そうじゃないと俺たちずっとアニメとかゲームとかの名言を叫ぶ身体になっちまう!!」

 

「そうかよ、随分難儀な身体になっちまうんだな。けどよ別に無視してもかまわねぇんだろ?」

 

「!?」

 

 ――――今のは某伝奇ゲームの某赤色の弓兵が言う名台詞!! のオマージュ!?

 

 十夜は忠勝の口から漏らされた思いもよらない言葉に口元を押さえるが、忠勝はそのまま本当に出て行ってしまった。

 

「あーあ、ゲンさん行っちゃった……。因みに言っておくが十夜、ゲンさんはゲームとか全然やらないから今お前の頭によぎったことはただの偶然だから」

 

「なん……だと……!?」

 

「いや、普通にわかるだろ……」

 

 十夜の愕然とした表情に大和は溜息とつきながら答えた。そんな二人の近くでは翔一が椅子に座りながら、小さく呟きをもらしていた。

 

 なにやら良く聞こえなかったがおそらくアニメの名言を言っていたのだろう。

 

「あ、あの~……」

 

 すると、台所の入り口の方からおずおずとした声と共に、誰かが入ってくる音が聞こえた。

 

 三人がそちらに目をやると、十夜と同じクラスの黛由紀江がいた。

 

「あ、黛さんどうかし……」

 

 十夜が声をかけるがその声は先ほど出て行ったかと思われた忠勝によって遮られてしまった。

 

「テメェらがメシの話しなんかするもんだから俺も腹減っちまった。俺の分だけ作るのも面倒だからついででテメェらの分も作ってやる」

 

「さっすがゲンさん、男前!!」

 

「うるせぇ黙ってろ」

 

 椅子に座り落胆していた翔一だが忠勝の言葉を聞き、一気に回復したようで忠勝に飛びつこうとするが、忠勝はそれを軽く無視した。

 

「それで黛さんは何か俺たちに用事でもあった?」

 

「え!? あ、えっと……その……。な、なんでもありません! ししし、失礼しました!!」

 

「あ、ちょっと待って!!」

 

 踵を返し部屋に戻ろうとした由紀江を十夜が呼び止めた。

 

「え? な、なななな、何でしょうか?」

 

 呼び止められて振り向いた十夜が見たのは地味に怖い顔をした由紀江だった。しかし、十夜も結構いっぱいいっぱいであり、

 

 ――――思わず呼び止めちゃったけどここからどう展開すればいいんだ!? というか黛さんドンドン顔怖くなってるし!!?

 

「黛さん、もしかして今怒ってる……?」

 

「ちっちっち……ちがうぜートーやん。今のまゆっちはなー、呼び止められて嬉しいんだけども、この後どう展開すればいいのかよくわかってないんだぜー。だから顔が強張っちゃてるんだなこれがー」

 

 由紀江の現在の気持ちを松風が代弁する。しかし、由紀江はというと嬉しいような、悲しいような、迷っているような良くわからない表情をしている。

 

 しかし、いろいろ限界だったようで、

 

「し、しししし、失礼しましたーーーー!!!!!!!!」

 

 十夜以上の速度で由紀江はその場から消えていってしまった。

 

「あの一年もおもしれぇ!!」

 

「なんか今日の朝もこれと同じような光景を見た気がするんだが」

 

 浮かれる翔一と十夜のほうをジト目で見る大和がそこにはいた。十夜は手持ち無沙汰になってしまいなんとも言えないといった感じだ。

 

 

 

 

 

 その後、忠勝が作ってくれた肉じゃがをつなぎにして三人は百代たちが来るのを待った。そしてクリスの歓迎会をやるため、リビングに集まった。

 

 そのときクリスに逃げたことを追求された十夜だが、何とかそこは答えることができた。

 

「そういえば上に一人おもしれぇ一年生がいるんだけど呼んで来てもいいか?」

 

 翔一の提案に京が許可を出した。それを来た翔一は足早に二階に駆け上がり、由紀江を呼びに言った。

 

 数分後、翔一と共に由紀江もモジモジとした様子でやって来た。彼女は十夜を見つけるとすぐに謝罪をした。先ほどのことを気にしているのだろう。

 

 しかし、そんな由紀江に目をつけたのが百代だ。彼女は目を猫のように細めたかと思うと、彼女までの距離を一気に詰めた。

 

「随分と弟が世話になったみたいだな。お礼に抱いてやろう」

 

「ふぇ!?」

 

「おーう……コイツはいきなりハードルがたけぇぜ。だけどがんばれまゆっちーオラは応援してる!!」

 

 驚き素っ頓狂な声を上げる由紀江とは裏腹に、松風は随分と余裕といった感じだ。

 

「ちょ、姉貴。姉貴はただ可愛い女の子とイチャイチャしたいだけ―――」

 

「姉チョップ!!」

 

「ぐほあっ!?」

 

 百代に意見しようとしたと親だが、百代のチョップが十夜の脳天を直撃した。その衝撃で十夜の頭はグワングワンとゆれる。

 

「変なこと言うな! 私はただこのかわゆい女子とイチャコラしたいだけだ!」

 

「だからそれ俺が今言ったことと殆ど同じ……。つーか、千姉がいないからってテンションあがりす――――」

 

「姉さんの話は出すんじゃない! 姉手刀!!」

 

「キュペ!?」

 

 十夜は変な叫びを上げその場に昏倒した。

 

 ――――やっぱり千姉がいないと姉貴はとめられない……。

 

 最後、意識が完全に飛び退く前に十夜はこの場にいない千李のことを思い出した。

 

 

 

 

 

「ぶぇあっくしょい!!」

 

「ちょいとセンちゃん。口を押さえてくしゃみをしないかい。仮にも女の子なんだから」

 

「仮にもは余計だってば。なんだろ湯冷めでもしたかな?」

 

 千李は鼻を啜りつつ、首をかしげた。

 

「だったら早く寝たほうがいいねぇ。風邪ひいてもわしゃしらんよ」

 

「わかってるってば。じゃあ、そろそろ寝るわ。おやすみ」

 

 言うと三大に挨拶をし千李は寝室へと向かう。

 

 ――――誰かに呼ばれたような気がするようなそうでないような……。

 

「ま、気のせいかしらね」

 

 千李は特に気にも留めずに寝室へと向かった。


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