異世界で 上前はねて 生きていく (詠み人知らず)   作:岸若まみず

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異世界上前書籍版第三巻は11月30日発売。

Dくんとローラさんの結婚式まで収録のコミカライズ第二巻は12月14日発売です。

年末のお供にいかがでしょうか。

なにとぞよろしくお願いいたします。


90話までのまとめ

[通貨]

 

単位はディル。

 

金貨=10万円

 

銀貨=1万円

 

銅貨=1千円

 

ぐらいの価値です。

 

庶民は月に銀貨15枚程度で生きています。

 

もっと下に銅粒と呼ばれる百円玉扱いのお金がありますが、これをお上は認知していません。

 

これまた違法な硬貨ですが、硬貨を半分に切った半金貨や半銀貨等もあります。

 

 

 

[強さランキング]

 

大貴族 > 貴族 > 貴種(無役の魔法使い) >>>>>> 平民(魔法使い) >>>>>>>>> 平民

 

戦闘力も権力も同じような感じです。

 

基本的に魔法使いは魔臓の性能=強さなので、強い血を取り込み続ければ魔臓が強くなっていきます。

 

主人公は回復力・支援力は大貴族超えですが攻撃力は平民同然です。

 

攻撃魔法を使っても半田ごてで殴りかかるぐらいの威力しかないので、石投げた方がマシです。

 

 

 

[魔法使い]

 

普通の人間が[火力1~3 防御力1]だとしたら、魔法使いは[火力1~無限 防御力1]、能力によっては防御力も無限の化け物。

 

平民がナイフで刺せば魔法使いは死ぬが、魔法使いは一日で街を地図から消滅させられる。

 

遺伝子が似てるだけの別生物だと言ってもいいぐらいだが、実は魔法使い以外の血筋の猿人族や亜人種達にも魔臓があるので、出力はともかく魔法は使えたりする。

 

ただし魔法は学問なので、学ばなければ使えない。

 

現在世界の覇権を取っている主流派の魔法使い達以外にも様々な土着魔法を使う人達がいたが、ほとんど残らず焼き尽くされた。

 

たまに現れる超能力者は、遺伝子そのものに力を残す種類の土着魔法の残滓なのではないかと言われている。

 

 

 

[クラウニア]

 

主人公の生まれた国。

 

元々今の領土よりも北に、同じ名前のクラウニアという国が古くからあった。

 

平和を尊ぶ気質のその国から排斥されるように海の向こうの土地に攻め込んだ武闘派貴族と超武闘派王族が、そこを拠点として独立し、そのまま祖国に逆侵攻。

 

二度と逆らえないレベルで国土を焼かれた旧クラウニアは降伏条件に国名を改める事を入れられ、現在はケッタマン王国という名前になっている。

 

独立後のクラウニアは現在に至るまで国内総生産の30%以上を軍事費に投入し続ける超軍事偏重国家で、国王から官僚、代官に至るまで、政に関わるほぼ全ての人間が軍人である。

 

そのためクラウニアという国は、民が国や軍を支えているのではなく、国そのものである軍に民がぶら下がって生きているという非常に歪な構造を持つ。

 

国は非生産者である軍を食わせるためにとにかく麦の生産に力を入れており、人の住む街の周りのほとんどは麦畑である。

 

陸軍と海軍は伝統的に対立しているが、クラウニアが平地にあり海が少ないため陸軍の方が勢力が強い時代が長かったが、最近はそうでもない。

 

慣例で王と第一王子は軍閥に関わらず、陸軍と海軍は第二王子以下の王子を頭に戴く事が多い。

 

 

 

[シェンカー家]

 

・サワディ

 

主人公、男。

 

前世の社畜スピリッツがいまいち拭えない転生者。

 

お家騒動回避のために魔導学園に入れられた。

 

1〜4話まで10歳

5〜18話まで11歳

19〜29話まで13歳

30〜41話まで14歳

42話〜72話まで 15歳

73話から16歳

 

得意技は再生魔法と支援魔法。

 

攻撃魔法も使えるけれども、実用域まで出力が上がらない。

 

夢は働かずに、自分の劇場で出し物を見て暮らすこと。

 

使い捨ての人造生物だった造魔を、燃料を補給することで何度も使えるようにした『魔結晶交換式造魔』の開発に成功。

 

資金稼ぎのためにダンジョンに地下道を繋ぎ、密かに開発した『魔結晶生成造魔』で作り出した闇魔結晶を市場に流して私腹を肥やす。

 

回復不可能と思われていた魔臓欠損症の治療に成功、後に妻となるローラ・スレイラの手引きにより陸軍の魔臓欠損者へと秘密裏に治療を開始。

 

力は非常に弱いが、燃料なしで動く造魔『無限造魔動力』の開発に成功。

 

出力は非常に弱いが、周囲から魔素を集めて魔結晶の代わりとなる造魔『無限魔結晶』の開発に成功。

 

成果を上げすぎて王家から(明言はされていないが)無茶振りを食らい、都市と同じ大きさの造魔を作ることに。

 

上司に当たる造魔学研究室のマリノ教授からは助教の内定を貰っていたが、魔臓治療で関わった陸軍の人間たちの推薦により一足飛びに准教授に就任。

 

双子の息子と娘も生まれ順風満帆に思われたが、妻に地下道の『魔結晶生成造魔』がバレ……あわや死刑に処されるところを妻の兄と王都の元患者達に救われ、トルキイバ据え置きの刑を受ける。

 

本人も地元を離れるつもりはなかったので別に構わないと思っており、王都の人達も生意気な平民上がりを地方に封じ込められて一安心、図らずもWin-Winとなった。

 

ペットに黄色い小飛竜型造魔のトルフがいる。

 

成長するにつれ山賊王だった先祖の因果が回ってきているのをひしひしと感じているらしい。

 

まだ髭はちょっとしか生えていないが、多分将来は髭もじゃ。

 

黒ひげについては過去の亡霊と、今の所あんまり気にしていない。

 

成り行きでこの世界に野球を広め、オーナーとしてシェンカー大蠍団(スコーピオンズ)というチームも持っている。

 

自分の投球技術に少々の自信を持っていたが、嫁に木っ端微塵に打ち砕かれた。

 

ローラがピッチングをする時はよく女房役としてキャッチャーに選ばれ、彼女の投げる魔球にふっ飛ばされながらも先がけした回復魔法ですぐ回復して戦線復帰するゾンビ捕手として一部で有名。

 

 

・ノアとラクス

 

サワディ16歳の時の子、父と同じ夏生まれ。

 

双子で名付け親はブレット、ノアが兄、妹がラクス。

 

二人とも好きなものは野球ボールと飛竜のトルフとミオン婆。

 

ノアは父譲りの黒髪で、多分将来は髭もじゃ。

 

ラクスは母譲りの金髪で、赤ちゃんの時点で美人とわかる顔つき。

 

魔法の才能は不明。

 

 

・ 『笑顔』のブレット

 

おやじ。

 

主人公の37歳年上。

 

バリバリの反社会勢力だったシェンカー家の由来を知る。

 

女狂いのジェルスタン、ちゃらんぽらんなシシリキ、趣味狂いのサワディら、凸凹三兄弟が全員結婚したので一安心。

 

のはずだったが、三男のサワディの人生が激動すぎてまだまだ心配事が耐えない。

 

教育方針から決別はしたが、妻一筋の苦労人。

 

黒ひげの手下の暗躍を心配し、貴族の魔法使いである三男の子への名付けを渋っていたが、結局ノアとラクスと名付けを行った。

 

三男の嫁がちょっと苦手だが孫に会いたい気持ちには勝てず、たびたび家を訪れているそうだ。

 

 

『微笑み』(にやけづら)のジェルスタン

 

上の兄貴。

 

主人公の15歳年上。

 

女好き。

 

浮気がバレて嫁に殺されかけたり、性病を貰ったりした時は弟のサワディに治してもらった。

 

嫁さんと義父が出来物なので安泰。

 

子沢山で、一説には野球チームを作れるぐらい子供がいるらしい。

 

寝るとなかなか起きない。

 

 

・シェンカー商会番頭 ピスケス

 

ブレットが厳しく育て上げた超有能商人。

 

娘が長男ジェルスタンの嫁になり、子供を二人出産済みなので一安心。

 

孫が利発でダブル安心。

 

主家の三男が儲け話を色々持ってきてくれて嬉しい。

 

最近男孫が女の尻を追いかけ回し始めたので心配。

 

苦労人。

 

実は黒ひげの手下の子孫。

 

 

『流水』(よっぱらい)のシシリキ

 

下の兄貴。

 

主人公の8歳年上。

 

お酒が好き。

 

利き酒の名手。

 

交友関係が非常に広く、トルキイバの祭りに積極的に参加している。

 

サワディに作ってもらった、紫毛黄色角の八本足の造魔バイコーンを持つ。

 

フラフラしていたが、結婚して子供ができたのを機に実家の仕事を手伝うようになった。

 

シェンカー通りの土竜神殿の祭りを取り仕切っている。

 

 

・母親

 

魔法使いの血を引く女性。

 

ジェルスタンが平民を嫁にしたことによってブレットと決別、サワディが大きくなったのでお役御免とばかりに王都へと戻った。

 

生きてます。

 

 

・ 『黒ひげ』シェンカー

 

主人公の4代前の祖先。

 

念動力者の超能力山賊。

 

人殺しまくり。

 

貴族脅しまくり。

 

トルキイバ、トルクス、ルエフマの間の超巨大穀倉地帯を牛耳ってみかじめ料取りまくり。

 

攫ってきた貴族の女に尻に敷かれて商家に鞍替え。

 

こいつが死んだあとのシェンカー家は大変だった。

 

黒ひげ自身が名をつけた四十八人の手下がいた。

 

トレミーの48星座から取られた手下達の名前からして、多分主人公の前世と同じ世界の出身。

 

星座好きなセンチメンタル大山賊。

 

シェンカー姓は貴族の嫁さんの姓であるため、実は王都に正真正銘貴族のシェンカー家が存在する。

 

黒ひげの記録がほとんど残っていないのは嫁さんの実家が火消しをしたため。

 

 

・リナリナ

 

次男シシリキの嫁。

 

北の果てのタラババラの生まれで、祖先を辿ると二百年前に旧クラウニアから渡ってきた同人種系の外国人の子孫である。

 

祖先の祖先が『リューゾージ』を名乗る日本人で、日本の文化を子孫に残していた。

 

夫との出会いは祭り関係。

 

 

・ライザ

 

長男ジェルスタンの嫁で番頭ピスケスの娘。

 

ジェルスタンの浮気癖にはほとほと愛想が尽きているが、そのたびに殺す勢いで棒で殴っているので夫婦仲自体はそこそこ良好。

 

夫の隠し子を認知こそさせないが、養育費の工面をしたり、なにくれと面倒を見てやったりと、旦那の尻拭いをきちんとこなす懐の深さもある。

 

息子たちが夫に似て性に奔放に育ったことにより、また新たな心労の種ができ気を揉んでいる。

 

シェンカー家の業績自体は義弟のサワディのおかげで順調すぎるぐらい順調で安心。

 

 

 

[奴隷達] ※名前付きのみ

 

 

・ 『七剣』のピクルス

 

第1話から登場

 

ド田舎の山地であるヤナカンの出身、カナイの子。

 

サワディと同い年のケンタウルス、馬人族。

 

元農民。

 

後足に障害があった。

 

土竜の神の加護を持ち、視力が悪い。

 

最初小さかったが、後に筋肉が付きムキムキマッチョになる。

 

武器は槍、投槍、剣、大剣、弓、スリング、メイスなど割と何でも使える。

 

物腰柔らかいが奴隷達一の膂力を持つ。

 

眼鏡をかけているのでインテリゆるふわマッチョ。

 

MSGでは分隊長になる。

 

シェンカー一武道会で優勝し、名実ともにマジカル・シェンカー・グループ最強となった。

 

トルキイバ・タラババラ交易隊の護衛団の隊長に任命され、一人の死者も出さず交易を成功させた。

 

成長とともにどんどん膂力が増し、引退した大弓のケニヨンより引き継いだ大弓をへし折るほどになる。

 

その後サワディより複合素材の大弓を与えられ、超巨獣ヨロイカミキリを撃ち殺し、トルキイバの平民の中で最強となった。

 

 

・ 『沈黙』のボンゴ

 

第1話から登場。

 

サワディの6歳年上の鳥人族。

 

金髪。

 

元狩人。

 

墜落して羽をなくしていた。

 

上手く喋れないタイプの鳥人族。

 

指定席はピクルスの背中。

 

武器は投槍、短剣。

 

MSGでは分隊長補佐。

 

料理が趣味だが、基本的にピクルスとサワディ以外はその腕を知らない。

 

寮ではルッチという猫人族と同室。

 

野球では持ち前の器用さから七色の変化球を投げる名ピッチャーになり、『魔術師』のボンゴというややこしい二つ名を持つに至った。

 

 

・ 『氷漬け』のロース

 

第5話から登場。

 

サワディの6歳年上の魚人族。

 

赤髪のボイン。

 

元傭兵。

 

冒険者落ちした魔法使いに傭兵団が壊滅させられ、相手を殺すも右腕右目を失う。

 

お酒好き。

 

目立ちたがり。

 

粗野で粗暴だが仁義あり。

 

武器は槍、剣、鋭い牙。

 

MSGでは副頭領。

 

モテる。

 

実は読み書きができる。

 

サワディから預けられた赤毛の小猫型造魔の面倒を見ている。

 

サワディから教えられたふわっとしたプロレス技を独自の研究でモノにしており、近接格闘に強い。

 

毎晩飲み歩いており、やたらと顔が広い。

 

男からよく服や酒、時々馬などの貢物を貰うが、今は特に決まった相手はいないようだ。

 

将来は飲み屋でもやろうかと考えているそうだが、あまり料理は上手くないらしい。

 

 

・ チキン

 

第5話から登場。

 

サワディの3歳年上の人族。

 

錬金術師に臓器を抜かれて死にかけていた。

 

商家の丁稚をしていたため、追加講習を受け会計役に。

 

商人としての才能はあった模様。

 

苦労性、仕事を抱え込みすぎる。

 

浪費だとわかりながらも喫茶店の珈琲を毎日飲んでしまう、ハー○ンダッツがやめられないOLのような悩みを持つ。

 

着道楽で、同じ格好をしているところを見たことがないと言われている。

 

知識奴隷から出世して、現在はサワディの筆頭奴隷となっている。

 

最近の悩みは浮いた話がないこと。

 

サワディから預けられた、青毛の子犬型造魔のジフの面倒を見ている。

 

シェンカー一家のナンバー2なので給料は多いが、貯金はほとんどない。

 

よく眼鏡をかけているが、眼鏡は伊達。

 

知識層の象徴たる眼鏡は、奴隷身分の彼女の障害を一部でも払ってくれる魔法の装備なのだ。

 

自分でも服を作っているらしい。

 

最近シェンカー本部の建て替えにより棚ぼたで自分の服飾店を持てることになり、人生の絶頂を味わっている。

 

 

・ 『消し炭』のメンチ

 

第5話から登場。

 

主人公の7歳年上の鱗人族。

 

火竜に焼かれ全身黒焦げで左腕も喪失したが生き残った。

 

元正規兵。

 

脳筋。

 

奴隷達に軍隊流の訓練を持ち込み、恨みと尊敬をかった。

 

武器は槍と剣と自らの五体。

 

MSGでは頭領。

 

宝物は綺麗な懐中時計。

 

食い道楽で、部屋には色々と食べ物を隠し持っているとのこと。

 

新しい物好きで新メニューに弱い。

 

うわさ話も好きで、壁新聞を熱心に読んでいるところをよく目撃されている。

 

負けず嫌いで実力もあるのだが、サワディが見ているここぞという勝負で負け続けている。

 

シェンカー家の深夜商店に毎晩出没しているらしい。

 

 

・ シーリィ

 

第11話から登場。

 

主人公の6歳年上の人族の愛玩奴隷。

 

歌と踊りを仕込まれている。

 

髪はピンク。

 

シェンカー一家の料理長的存在。

 

おじさんばかりにモテて、あまり嬉しくないのが悩み。

 

相方のハントが結婚してかなりの焦りを感じている。

 

 

・ ハント

 

第11話から登場。

 

主人公の8歳年上の人族の愛玩奴隷。

 

裕福な家の出だったので詩が得意。

 

裁縫は趣味でやっていた。

 

髪は緑、ボイン。

 

炊事場がメインの持ち場で、人手が足りない時は事務もやる。

 

サワディから預けられた、緑毛の小さいゴリラ型造魔のジーンの面倒を見ている。

 

最近中町の町内会長に紹介された相手と結婚した。

 

相方のシーリィからのプレッシャーが凄い。

 

 

・ エラフ

 

第18話から登場。

 

喫茶店のウェイトレスを任された兎人族。

 

外にも友達がいて、楽しくやっている。

 

次は調理担当にステップアップしたい。

 

 

・ ラーズ

 

第20話から登場。

 

仕事が丁寧なことに定評がある。

 

最近では芝居にも参加していて、可愛いと評判。

 

 

・ プテン

 

第20話から登場。

 

元冒険者でピクルスの下につく。

 

喧嘩っ早く、また喧嘩に強い。

 

言うことを聞かずに一般人と喧嘩した懲罰でピクルスに一撃でやられ全治一ヶ月、しかし夜にはサワディが治した。

 

毎晩飲み歩いており粗暴なところがあるが、ピクルスの名を出すと大人しくなる。

 

 

・ 『迷わず』のオピカ

 

第27話から登場。

 

鳥神の加護を持つ山羊人族。

 

方角がわかるため、地下通路作りでは重要人物で有名人だった。

 

しかし加護のせいで鳥目。

 

故郷の両親に手紙を送り続け、ついに再会を果たした。

 

狼人族のルビカとは同じ馬車でトルキイバへ来た縁で義姉妹の仲。

 

現在は元闇医者オフィユカスの元で医術を習う医者見習い。

 

 

・ ジーリン

 

第27話から登場。

 

地下の現場監督の一人、牛人族。

 

姉御肌で現場の信頼も厚い。

 

ボインボイン。

 

土木作業の腕は確かで、プール建設に尽力した。

 

魚が好き。

 

 

・ ラーゲ

 

第27話から登場。

 

地下のバイトをよくする一般奴隷。

 

犬神の加護を持つため鼻がよく効き、穴を掘るのも上手い。

 

一方加護のせいで目があまりよくない。

 

足が悪かった。

 

趣味は食べ歩き。

 

鼻がよく効くはずだが、勝率は五分五分。

 

揚げ麺が好きで、色々な食べ方を試行錯誤している。

 

 

・ マモイ

 

第29話から登場。

 

雑貨屋を任されている技能奴隷。

 

木工が得意。

 

夜は明るくて快適な地下通路に入り浸り。

 

プールで遊ぶための遊具を作ったことで有名になり、仲間から仕事を頼まれ残業が減らない。

 

 

・ ナバ

 

第29話から登場。

 

雑貨屋を任されている技能奴隷。

 

絵が得意。

 

夜は美容のために長く寝ている。

 

 

・ ストーロ

 

第29話から登場。

 

噂好きの一般奴隷。

 

喋る内容の8割が噂話ともっぱらの噂である。

 

賭けの胴元をやったり壁新聞を書いたり、バイタリティのある女。

 

 

・モイモ

 

第35話から登場。

 

超器用貧乏で名を馳せた兎人族の女。

 

前から狙っていた音楽隊に入れたはいいが、何でもできるので人が抜けたりすると臨時にパート変更を頼まれる事が多い。

 

顔が広く知り合いが多い。

 

何でもできすぎて隙がなくモテない

 

何でもできすぎてサワディの私設劇場の支配人に任命された。

 

何でもできるがあんまり男が寄り付かない、理由は怒ると怖いから。

 

 

・ジレン

 

第39話から登場。

 

シェンカー一家の管理職の一人。

 

長身の人族で、少し間の悪いところがある。

 

愛煙家で、一人でいる時はアンニュイな表情を浮かべていることが多い。

 

トルキイバ・タラババラ交易隊を率いて北の果てへと旅した。

 

一皮むけたと評判で、チキンからの信も厚い。

 

 

・ムハラ

 

第42話から登場。

 

シェンカー音楽隊に所属している。

 

狐人族の大太鼓叩き。

 

 

・アルプ

 

第42話から登場。

 

シェンカー音楽隊に所属している。

 

小太鼓叩きで、緊張しがち。

 

 

・レオナ

 

第42話から登場。

 

シェンカー音楽隊に所属している。

 

冷静沈着な人族の指揮者。

 

昔王都のサロンで小間使いをやっていたため、貴族への対応に詳しい。

 

喧嘩が強い。

 

 

・シーナ

 

第42話から登場。

 

シェンカー音楽隊に所属していた。

 

お調子者の犬人族で笛吹き。

 

現在は結婚して子供もいて、夫とともにシェンカー一家の屋台で働いている。

 

 

・ルビカ

 

第47話から登場。

 

狼の神の加護を持つ狼人族。

 

オピカと一緒にトルキイバへやって来た。

 

その縁で、オピカとは義姉妹の関係。

 

冒険者をやっていたが、敵を探知できる加護を買われて警備隊のトップに据えられた。

 

クソ真面目。

 

 

・カメブ

 

第51話から登場。

 

ジーリンの率いる土木工事班の班員。

 

サイズは並だが、爆乳のジーリンの近くにいるので貧乳に見られるのが悩み。

 

 

・ガマリ

 

第51話から登場。

 

魚管理班の一人、魚人族のお姉さん。

 

人と話すのが少し苦手で、前髪は目を隠すように長く伸ばしている。

 

褐色の肌に銀髪銀鱗が似合っていると褒められることもあるが、褒められたあとは恥ずかしくて上手く歩けなくなる。

 

たまに調子をこいては後悔しての繰り返し。

 

仕事上での周りからの信頼は厚い。

 

 

・イスカ

 

第54話から登場。

 

珍しい虎型の猫人族。

 

シェンカー一家の管理職候補の一人。

 

感情が無意識にしっぽに出てしまう。

 

ガタイが良くてかっこいい見た目の割に、荒事が苦手で気が弱い。

 

かなりモテるが、自分がモテていることにいまいち気づいていない。

 

元花市場の売り子。

 

もうすぐ管理職候補の候補が取れそうだが、生来の気の弱さのせいで後輩との付き合いに悩んでいる。

 

 

・『韋駄天』のカクラ

 

第54話から登場。

 

郵便部の金髪モコモコ猫人族。

 

圧倒的に足が速い。

 

サワディの2歳年上だが、年の割に仕草が幼いと言われている。

 

最近はスレイラ白光線団(ホワイトビームス)の盗塁王として活躍中。

 

 

・ヤシモ

 

第54話から登場。

 

食い意地のはった山羊人族。

 

食う割に痩せていて、周りから心配されている。

 

単に太りにくいだけ。

 

そこそこ口が回る。

 

 

 

・ヨシナ

 

第55話から登場。

 

郵便部で、『韋駄天』のカクラの所属する班の班長。

 

犬人族、非常に大雑把。

 

大食らいで、お肉が好き。

 

 

・ポート

 

第55話から登場。

 

郵便部、ヨシナ班の一人。

 

おしとやかな見た目の人族で、喋りも丁寧だが少し腹黒いところもあるとの噂。

 

噂では三人の男を弄んでいるとかいないとか。

 

あくまで噂である。

 

 

・ラフィ

 

第56話から登場。

 

背負ったグラディウスが大剣に見えるほど小さな犬人族の剣士。

 

巨獣である暴れ鳥竜をほぼ単独で狩ったことがある。

 

 

・プーラ

 

第56話から登場。

 

マジカル・シェンカー・グループ本部の近くで、身内向けの小料理屋をやっている狼人族。

 

料理も上手だが、客あしらいはもっと上手。

 

得意料理はグラタン。

 

 

・『同じ顔』のソルメトラ

 

第58話から登場。

 

マジカル・シェンカー・グループ本部の食堂に勤務する人族の女。

 

自分と同じ顔の女を尋ねて回る謎の美女として、良くも悪くも有名だった。

 

非常に顔が広く、上司であるチキンから探偵のような事を頼まれる事もある。

 

最近二人の妹ができたらしい。

 

 

・『画聖』ハミデル

 

第59話から登場。

 

自称画壇の華のおじさん。

 

どこの画壇の話なのか、真実を知るものはトルキイバにはいない。

 

サワディの私設劇団の美術担当になった。

 

自分で言うほどにはモテない。

 

 

・『百色』のカバヤン

 

第59話から登場。

 

多彩な色使いに自信があるが、色使いにこだわりすぎて採算が取れず借金ができたおじさん。

 

 

・『雷描』のプスタン

 

第59話から登場。

 

雷のように素早く描くことで有名。

 

人の話を聞かない事でも有名なおじさん。

 

 

・マァム

 

第54話から登場。

 

槍使いの羊人族で冒険者組。

 

少し引っ込み思案なところがあるが、思い切った後の行動力は高い。

 

ダンジョンでもロースの隊で活躍し、野球にも参加。

 

 

・ヤンボ

 

第67話から登場。

 

冒険者組の兎人族。

 

白髪赤目の長身で、ロースの班でダンジョンに潜っている。

 

 

・インパ

 

第67話から登場。

 

犬人族の冒険者組で、ロースの班でダンジョンに潜っている。

 

よく利く鼻で仲間を助ける。

 

 

・リエロ

 

第71話から登場。

 

元々ピクルス配下の冒険者組だったが、北の果てに送られた時に自分用の醤油や味噌を買い込んでくるなど将来料理で食っていくことを心に決めて準備をしていた。

 

その後も冒険者を続けながら料理の勉強を続け、後に退役してうどん屋を開く。

 

 

・レナード

 

第69話から登場。

 

元男爵家の家令の老人。

 

実務経験が長く知識経験共に最強クラスの人材。

 

老人なのに買値が他より数段高かった。

 

キビキビ動くようになった体でスレイラ家の家令候補のチキンをビシバシ鍛えた。

 

チキンは元からの地頭と要領の良さもあり早々に卒業してしまったので楽隠居かと思ったが、有能人材にはいくらでも仕事がやってくるので未だにコキ使われている。

 

現在は管理職候補や幹部クラスの奴隷達向けの幹部教育と、普通の奴隷たちの一般教養の教育担当として活躍している。

 

 

・オフィユカス

 

第74話から登場。

 

元闇医者で、外科手術の上手。

 

薬学にも精通している。

 

医院と後身の教育を任されたはいいが、奴隷の子供たちの子守までさせられて困惑。

 

実は黒ひげの手下の子孫。

 

 

・トロリス

 

第75話から登場。

 

羊人族の管理職候補。

 

身嗜みに気をつけていて、常に髪型を整えるための櫛を持っている。

 

美意識の高いチキンを女としても上司としても尊敬している。

 

 

・ウォトラ

 

第75話から登場。

 

大柄で筋骨隆々な猫人族だが、退役して隠れ家的な鉄板料理屋をやっている。

 

 

・リーブラー

 

第77話から登場。

 

口髭を生やした中年男。

 

冒険者組で、手堅い仕事に定評がある。

 

『スレイラ白光線団』に所属し野球も嗜む、手堅い守備に定評がある。

 

ボクシングのテスト役としてファサリナ先輩をワンパンでのし、冒険者組のポテンシャルを見せつけた。

 

実は黒ひげの手下の子孫。

 

 

・クラフト

 

第79話から登場。

 

革工場で働く鱗人族の男。

 

数字は苦手だが、食い意地だけは誰にも負けない。

 

カシオの同室で、なにくれと面倒を見ているつもりだが、面倒を見られている部分も多々ある。

 

期間限定という言葉に弱い。

 

 

・カシオ

 

第79話から登場。

 

本名はカシオペア。

 

時計屋のせがれで、「サワディ様に仕えろ」という曽祖父の遺言を受けてサワディの奴隷になった。

 

しっかりと教育を受けており、地頭もいいためサワディの4歳年下だが非常にしっかりしている。

 

計算はもちろん、時計も作れ、統計学もわかり論理的思考もできるスーパーキッズ。

 

時計作りの腕をサワディに見込まれ、時計屋として取り立てられた。

 

野球ファンで、贔屓チームは『シェンカー大蠍団』、帽子やユニフォームのレプリカも持っている。

 

黒ひげの手下の鍵開け師の子孫。

 

 

・シィロ

 

第85話から登場。

 

元々トルキイバでは歴史ある劇場であるクバトア劇場の役者で、主役を張っていた時期もある。

 

その経歴からサワディの劇場の団長を任され、苦労することに。

 

良くも悪くも苦労してきているので、あれこれ気を揉んでしまい疲れがち。

 

 

・ゼペ

 

第85話から登場。

 

サワディの劇団の楽団長。

 

劇団全体よりも自分の担当する音楽のことを気にする人間で、団長のシィロを苦労させている。

 

 

 

 

 

 

 

[魔法使い]

 

・  フランク・マリノ教授

 

造魔学研究室の教授。

 

長く研究室をやっているため色々とコネがあり、平民にも理解が深い。

 

もともと陸軍寄りの立場だったが、大陸横断フランク鉄道の開発でサワディと組んだせいでガッツリ陸軍派に取り込まれる。

 

その関係で士官学校にいる甥も陸軍閥に無理やり取り込まれ、恨み言を言われたとか。

 

マイナー学問だった造魔学の飛躍に大きく貢献したサワディがきちんと評価されていない事は気にしており、超巨大造魔建造計画にも積極的に協力している。

 

 

・  クリス・ホールデン

 

金髪の理系女子、男爵令嬢。

 

政治はにがて。

 

王都で出世したいと思っていたら王都に行けたラッキーな人。

 

上司の薦めにより王都で結婚、そのまま住み着いた。

 

 

・ エルファ

 

主人公と同い年の再生魔法使い、伯爵令嬢。

 

金髪縦ロール。

 

貴族としての使命に燃えている。

 

婚約者がいて、嫁入りした。

 

現在は夫の勤める別の街に住んでいる。

 

 

・ 深窓の令嬢

 

ザルクド流剣術の家の娘。

 

結婚相手を剣で見極めようとしており、主人公に切りかかってくる。

 

ザルクド流は海軍派。

 

噂によると未だ独身らしいが、貴族の男は彼女の家の前を避けて通るそうだ。

 

 

・ 『海歩き』のエストマ翁

 

海を割って海底ダンジョンの氾濫を食い止めた陸軍の英雄。

 

しかしシーレーン防衛で海軍そっちのけで功績を上げてしまったので、トルキイバにいる。

 

教職も長く、よくわかっているタイプの人。

 

ローラ・スレイラの親戚でもある。

 

サワディの指導教官であり、ローラとの結婚に際しては仲人までつとめた。

 

自宅にはサワディからの付け届けの酒や干し椎茸がしょっちゅう届く。

 

最近は野球に燃えていて、野球選手会の会長もつとめている。

 

3割打者で、ホームラン率が高い。

 

 

・ 『芝居狂い』のジニ

 

サワディの友人、家具職人の3男の平民魔法使い。

 

芝居狂いで物見高い。

 

気安い態度だが婚約者には会わせてくれない。

 

15歳で卒業後、実家の手伝いをやっている。

 

嫁さんには会わせてくれない。

 

最近子供を授かったらしいが、未だ友人たちを家に寄り付かせない。

 

学友達からはあいつは魔獣と結婚したと噂されている。

 

 

・ 『芝居狂い』のエラ

 

サワディの友人、何かで功績があった1代貴族の孫。

 

貴種とは認められていない、平民魔法使い。

 

芝居狂いで物見高い。

 

生真面目な態度だが婚約者には会わせてくれない。

 

15歳で卒業後、役所に就職。

 

未だに応援で行かされた隣町のルエフマで留め置きを食らっていて、もう妻も呼び寄せて一緒に暮らしているそうだ。

 

愛妻家。

 

 

・『光線』のローラ・スレイラ

 

王都からサワディの婚約者に送り込まれてきた凄腕元陸軍少佐。

 

サワディの8歳年上

 

魔臓をなくしたため家出をするように独立し、軍の思惑もありサワディの元に。

 

金髪イケ女だが目元は柔らかい。

 

愛が重い女。

 

年下好き。

 

好きなもの、夫が作ってくれた自分の名前のお酒。

 

ちょっと愛が重い。

 

双子を出産

 

夫と話したことを逐一日記帳に書き留めている。

 

愛が重い。

 

双子を授かってからは禁煙状態になり、口寂しいのかよく棒付きの飴を舐めている。

 

野球ではピッチャーをつとめ、『光線球(ビームボール)』なるサワディ以外受け止められない殺人魔球を放つ。

 

サワディのやらかした地下の魔結晶工場を知った際は関わりを断っていた実家を頼り夫を助けた。

 

兄が王族の娘と結婚し、棚ぼたで将来スレイラ子爵としてトルキイバの領主になることが内定した。

 

本当に上前をはねるのはこの人である。

 

 

・ 『星屑』のアルセリカ・テジオン

 

トルキイバ生まれトルキイバ在住の、トルキイバ騎士団の一人。

 

テジオン男爵家の長女。

 

主人公の9歳年上、婚活中。

 

脳筋なので得意技は白翼竜に乗っての科学忍法火の鳥。

 

騎士団の中で一番速いので一番認知度が高い。

 

とにかく速いが総じて雑なので一年中減給処分中である。

 

どうぶつ喫茶から猫の造魔を持ち出そうとして、サワディから出入り禁止を言い渡された。

 

死ぬほど声がでかい。

 

サワディのやっていた野球に目を付け、シェンカー以外では最初のプレイヤーとなった。

 

乱闘○。

 

陸軍に転属の話もあったが、老齢の父母の暮らすトルキイバを守ると断ったそうだ。

 

 

・ 『熱線』のクシス・タトレノ

 

トルキイバ騎士団の一人。

 

タトレノ子爵家の4男、既婚者。

 

赤鱗竜に乗る。

 

 

・ クオリス卿

 

陸軍のステータス魔法使い。

 

おじさん。

 

 

・ ナサーフ

 

主人公の25歳年上の陸軍元中尉。

 

魔臓をなくし老化していたが主人公により治癒。

 

ハゲていた。

 

 

・ゴスシン男爵

 

元軍人。

 

魔臓をなくし老化していたが主人公により治癒。

 

息子が士官学校にいる。

 

最近は仕事に復帰し、事務仕事やメッセンジャーなどをやっている。

 

王都にあるサワディゆかりのサロン『動く死体の会』のまとめ役。

 

下の息子の名前をサワディにするぐらい、魔蔵治療を恩に感じている。

 

 

・ラスプ元大将

 

センチュリオ元帥の名代としてサワディの結婚式に登場。

 

勲章を授与してさっさと帰っていった。

 

 

・ エイハ・レジアス

 

ローラ・スレイラの盟友で、飛行船の乗組員。

 

電撃魔法を使う強者。

 

骨の髄まで軍人。

 

ローラと同い年ながら未婚だったが、ローラの結婚式のすぐ後に結婚。

 

ローラから子供を授かったという手紙を貰い、自身もすぐに妊娠。

 

最近はローラの嗜んでいるという野球に興味がある。

 

 

・スリヤワ元陸軍少将

 

サワディに孫の誕生日用の曲を依頼したお偉いさん。

 

王都に住む。

 

基本的に貴族しか乗れない魔導列車の席を、奴隷の音楽隊全員分たやすく用意できるパワーを持つ。

 

 

・ ターセル・ランザ

 

山岳の工業都市サナルディからやって来た魔導技師。

 

サワディにとっては魔具制作の師匠にあたる。

 

おおらかな土地で育ったので貴族の割にくだけていて、サワディにとっては気楽な相手。

 

動物が好きで、研究対象の造魔バイコーンも構い付けてしまう。

 

現在もトルキイバにおり、平民のような服を着て酒場やどうぶつ喫茶に通っているそうだ。

 

 

・スノア伯爵

 

トルキイバの領主、海軍寄りの派閥にいる。

 

寄り親の都合で発展してきたトルキイバから領地替えを命じられそうな苦労の人。

 

領主としては有能で、トルキイバは住みよい街である。

 

 

・リスダン子爵

 

トルキイバの南にあるダンジョンを管轄している代官。

 

海軍閥で、サワディに関しては単なる成り上がりの貴種だと思っていたら魔導学園の准教授になってびっくり。

 

 

・ アレックス・スレイラ

 

主人公の14歳年上。

 

ローラ・スレイラの実兄にしてスレイラ家の長兄。

 

ハリウッド俳優のような美形で、堂々たる体躯を持つ金髪イケメン。

 

職責と私信をちょうど半々にして物事を考えられる人間で、バランス感覚に定評がある。

 

トルキイバで経験した野球については「なかなか楽しい遊戯だった」と王都の部下にこぼしたとかこぼさないとか。

 

降嫁したジェスタ第二王子の娘であるカリーヤ姫と結婚し、出世街道を爆進中。

 

 

・イクシオ元元帥

 

クラウニア第二王子ジェスタの部下。

 

アレックスの派閥上の上役でもある。

 

 

・ジェスタ第二王子

 

クラウニアの第二王子。

 

陸軍閥の実質ナンバー1。

 

 

・マジエス元陸軍少将

 

トルキイバ魔導学園の学園長。

 

老人ながらマウンド上では本当にボールが燃える火の玉ストレートを投げる。

 

投球中の彼の足元にはボールのたくさん入ったかごが設置されているらしい。

 

 

・『鷹の目』のフルドア

 

色眼鏡をかけた色男。

 

陸軍の准尉だが、超巨大造魔建造計画の現場の警備のために身分を偽ってトルキイバへ送り込まれた。

 

 

・『蟲使い』のクェス・イーノ

 

特徴的な帽子をかぶった中年女。

 

陸軍の少尉だが、超巨大造魔建造計画の現場の警備のために身分を偽ってトルキイバへ送り込まれた。

 

 

 

 

[その他登場人物]

 

・ ミオン

 

ローラ・スレイラの侍女。

 

老婆だが、その分人生経験豊富で頼もしい。

 

非常に動物好きで、小飛竜トルフの世話を焼きたがる。

 

双子が生まれた今は、若様と姫様の養育に燃えている。

 

肩こり腰痛などを簡単に治してくれるサワディには感謝しているが、働きすぎではとも思っている。

 

 

・ ペルセウス

 

奴隷商。

 

サワディの祖父に世話になっていたらしい。

 

なにかとサワディに甘く、誕生日などには付け届けを忘れない。

 

実は黒ひげの手下の子孫。

 

サワディの事を黒ひげの再来だと固く信じており、商売抜きで役立ちそうな人材を集めまくっている。

 

サワディ配下に徐々に黒ひげの手下の子孫が集い始めているのはこの爺さんの意向でもある。

 

老齢だが次代のペルセウスはもう仕込み終わっており、襲名と引き継ぎを待つのみである。

 

 

・町会長

 

シェンカー家がある、中町の町会長。

 

数々の逸話を持つ壮年の人族で、シェンカーの三兄弟も昔から世話になっている。

 

サワディの甥や姪達も、現在進行系で世話になっている。

 

シェンカー家には珍しく、貴族以外で全面的に頭の上がらない人物。

 

 

・ナシタ

 

厄介な借金取りから逃げ、妹のロザミーと共にトルキイバへと逃れてきた。

 

奴隷だらけの街に面食らっていたが、今では飯の美味さと治安の良さに大満足。

 

前から気になっていた人物と結婚して所帯を持った。

 

 

・ロザミー

 

いきなり連れてこられた知らない街で退屈していた。

 

最近は兄の会社でお仕事(・・・)を任され、毎日洗濯やお茶くみの手伝いに忙しい。

 

子どもたちの間で話題の「紫の馬を見ると幸せになれる」という噂が気になっている。

 

最近できた兄嫁とその妹に甘えまくっている。

 

 

・龍造寺氏

 

多分主人公の同郷人。

 

江戸時代あたりの日本から転生してきたっぽい人。

 

現クラウニア王家が旧クラウニアから独立する前の時代の人間で、貴族だった。

 

醤油や味噌、日本刀をおそらく自分の力で作り出した傑物。

 

残念ながら子孫は落ちぶれ血筋は途切れた。

 

龍造寺氏の持ち込んだ文化だけを残した一族の一部は本拠地のカンディンナヴァ(肝心灘)を離れ、新クラウニアに渡り根を下ろした。

 

 

・西町のマッデン

 

猫とともに暮らす真面目な農夫、彼女は欲しいが出会いがない。

 

 

・『川流れ』のケニヨン

 

魔獣に追われて川に飛び込んで九死に一生を得た経験のある冒険者。

 

トルキイバに来たばかりのピクルスやボンゴをよく助けてくれた先輩で、引退時にはピクルスに自らの弓を譲り渡した。

 

現在は一般人の女性と結婚し、東町で飯屋をやっている。

 

 

・ラーベイター

 

ケンタウロスの街、ケイネロスに暮らす狩人。

 

ピクルスに窮地を助けられ、礼を言いに行く途中にケンタウロスの貴族であるザクロンに見つかってしまい、連れて行くことに。

 

トルキイバに移住するケンタウロスを途中まで護衛したりしたが、本人は未だケイネロスに暮らしている。

 

 

・ザクロン

 

アブカブの子、ケイネロスに暮らす貴族。

 

クラウニアが攻め込んで来る前に一帯を支配していた車輪帝国の王族の末裔を自称しており、野心を顕にサナルディ攻めにピクルスを誘う。

 

本人には何の力もない。

 

その後サナルディを襲ったのかは定かではないが、かの街は未だ健在である。

 

 

・ファサリナ先輩

 

サワディの兄シシリキの年上の幼馴染にあたる南町の馬宿のせがれ。

 

金のリーゼントに色眼鏡というヤンキーっぽい見た目だが、細やかな仕事には定評がある。

 

南町の祭りを仕切る団体に入っている。

 

土竜神殿の祭りの準備で冒険者のリーブラーとボクシングをやり、一撃で気絶させられた。

 

 

・西町のマリオン

 

土竜神殿の祭りのボクシング大会でメンチを殴り倒して優勝した髭の紳士。

 

普段は木工所で働いていて、大変な愛妻家。

 

熱すぎる試合をしたために一躍中町の有名人になった。

 

祭りの翌日は嫁と一緒に音楽を聞きながら美味しいお酒を楽しんだそうだ。

 

 

 

[その他諸々]

 

・神子

 

亜人種で、たとえば狼人族ならば狼の神の加護、鳥人族ならば鳥の神の加護をもつ者を言う。

 

特に加護の力が強いとか、特別な能力を持っているわけではないが、地域によっては様々な扱いを受ける。

 

 

・爆裂モロコシ

 

煎ると破裂する種類のとうもろこし。

 

やたらと収穫率が良く、飼料用に栽培されている。

 

葉っぱが大きく、枚数も多いので包み紙代わりに使われている。

 

何かと便利な作物。

 




書けそうな設定はなるべく書いときました。

6万のカブはチューブレス化しようとしたらホイール錆びまくってて穴空いてて失敗したのですが、バーハン化してフェンダーカットするついでにボアアップしようかと考えてます。

カブというバイクは全てのパーツが笑っちゃうほど安くて、キタコのボアアップキットが9千円で売ってたり、タケガワのマニュアル化キットが2万円弱で売ってたりします。

4MINIは沼と聞いていましたが、ほんとに沼でした。

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