IS学園に来た最狂の男   作:ゼニア

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連投3弾目。

ちなみにこの小説は、にじファンで書いていたのをそのままそっくりこっちに移しています。

直しを入れたりはしていないのでなんかおかしい所もあるかもしれない。


第四話 一夏強化計画

皆、思った事は無いだろうか……

 

 

バルバトスは一体どこで生活しているのか、と。

 

バルバトス(32)はアレでも一応、学生なので寮に住んでいます。

 

ちなみに相部屋

 

誰と住んでるかって?

 

 

のほほんさんとに決まってるじゃないか。

 

 

最初は同じ男だからと一夏と相部屋にさせる気だったようだが、一夏が泣いて拒んだため、バルバトスを全く怖がらないのほほんさんとに決まったという。

 

 

バルバトスのベッドの横にはディアボリックファングを手入れするのに必要な道具がいっぱいあるらしい。

 

 

-----------

あれからなんやかんやあって一夏が鈴にひっぱたかれた。

 

バルバトスとしてはそんなに重要じゃないので割愛。

 

 

そして、バルバトスは今何をしているかというと……

 

 

場所、アリーナ

 

バルバトスVS一夏

 

「どうして……どうしてこうなった」

 

頭を抱える一夏

 

何故再び一夏が悪夢を見かけてるのかというと、千冬の粋な計らい(千冬にとっては)によるものだった。

 

そう、もうすぐクラス対抗戦、それに備えて千冬がバルバトスに一夏を鍛えてくれと頼んだのだった。

 

そしてその頼みに何を思ってか承諾したバルバトスは一夏を連れてアリーナにやって来たというわけである。

「今から貴様に地獄を見せてやるよぉ……」

 

「鍛えてくれるんじゃないのか!?」

 

「実戦で強くなれぃ!!」

 

「何でそんなピッコロさんみたい、なっ!?」

 

ツッコむ一夏へと斧を振り降ろすバルバトス。

 

それを間一髪避け距離を取る一夏。

 

「漢に後退の二文字はねぇい!!」

 

しかしすぐさま距離を詰められる。

 

「く、クソ! もう始まってるのかよ!」

 

雪片弐型を取りだしヤケクソに応戦しだす一夏。

 

「ぶるぁぁぁぁぁ!!!!」

-----------

『這いつくばれぃ!!』

 

バルバトスと一夏の特訓(と言う名の半殺し合い)を眺める者が三人。

 

箒、セシリア、千冬の三人である。

 

「織斑先生! すぐ止めさせてください!

これじゃ、一夏さんが殺されてしまいますわ!」セシリアが声を荒げながら言う。

 

ちなみに完全に復活した。

 

ハイライトも元通りである。

 

『くたばりやがれ!』

 

 

「そうです! なぜあの者に特訓など任せたのですか!」

 

セシリアに続き箒も千冬に対し声を荒げる。

 

『それで攻撃のつもりか!』

 

「大丈夫だ、心配するな」

 

千冬は二人の戦い(と言ってもバルバトスが一方的に攻撃している)

 

『灼熱のぉ……

バァンストライクゥ!!』

 

「しかし……!」

 

尚も食い下がる箒。

 

そんな箒をみて千冬は「はぁ」と溜め息を吐き

 

「奴はあれでも手加減をしている

一夏が死ぬ事はないさ『死ぬ』事はな……」

 

と言った。

 

何気に不穏な事を言ってはいるが。

 

『零落、百夜ぁぁぁぁ!!』

 

『ほう、楽しませてくれるんだろうなぁ?』

 

「ほ、本当に大丈夫なんですの……?」

 

-----------

「うおおおおおお!!!!」

零落百夜を発動させた一夏がバルバトスへ突っ込む。

 

「ぬぅん!!」

 

それをバルバトスは斧で受ける。

 

「おおおおおお!!」

 

「ぶぅるぁぁぁぁ!!」

 

一瞬の拮抗。

 

「!! ぐぁっ!?」

 

打ち勝ったのはバルバトス。

一夏の雪片を弾き返した。

 

「く、しまった……」

 

弾かれた衝撃で雪片を取り落としてしまう。

 

「終わりだぁ……」

 

バルバトスがゆっくりと歩いて来る。

 

「クソッ!」

 

それを見た一夏は慌てて雪片を拾い上げる。

 

 

---しかし

 

 

それがいけなかった---

 

 

キュピーン!

 

 

いつの日か聞いた破滅への音がどこからか聞こえ……

 

「アイテムなんぞぉ、拾ってんじゃ、ぬぇぇぇぇい!!!!!!」

 

一夏の意識はそこで無くなった。

 

 

「今日の俺は紳士的だ。運がよかったな」


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