ラウラ水着回
千冬の戦闘力計り知れない回
バルバトスがウサ耳を潰し、去って行った後、人参が飛来して中からウサギ星人が現れたとさ☆
めでたしめでたし☆
「適当だなっ!?」
一夏が電波にツッコむ。
一夏もとうとう電波を受信できるようになったか……
とまぁ、それはいいとして、一夏達は今海にいる。
ビーチにはすでに多くの女子生徒が溢れている。
肌を焼いている子もいればビーチバレーをしている子、さっそく泳いでいる子など様々だ。
何というパラダイス。
しかしまぁ、一夏は目のやり場に困るなぁとしか思っていないし、バルバトスに至っては水平線をじっと見ている。
ちなみにバルバトスの水着は…………赤いフンドシ。
何かもう言葉に出来ない。
「あれ、何してんのかしら……?」
そう言いながら鈴が一夏の所へやって来る。
「漢は背中で語れ、みたいな……、何してんだろう、ホントに」
バルバトスの背中を見ながら一夏が言う。
そんな視線を受けながらバルバトスが不意にディアボリックファングを出現させる。
そして----
「ぶるぁぁぁぁぁぁ!!!!」
海へと振るった。
ズパァァァァァァァン!!!!
「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」
「海が……」
「割れ……た……?」
ザザザザザザザザ……
バルバトスの一撃により海がかなり遠くまで割れた。
まるでモーゼである。
完全に力技だが。
「うわー、すごーい!」
そう言いながらのほほんさんが割れた海の道に入ってみる。
「すごい、すごい!
私、海の底初めて歩いたよー」
のほほんさんがはしゃぐ、が、彼女の両隣は海の壁である。
何かすごく長いこと割れてるからいいものの結構危険である。
「ちょっ!? 本音! 危ないから帰ってきなさい!」
「えー、もうちょっといたかったのにー」
のほほんさんが不満げな表情で戻った時、タイミングを見計らったように海が閉じていった。
「流石です! 師匠!!」
海割りをみていたラウラが尊敬の眼差しをバルバトスへ向ける。
「ラウラの言う通りだ、やはり流石だな、ゲーティア」
千冬もラウラの言葉に頷きながらやってくる。
ちなみに千冬はそこらの男なら一発で悩殺してしまうような水着を来ている。
※一夏が選びました。
さらに言うと、ラウラはスク水である。
水着は学校指定のがあるからと買わなかったのだった。
胸の所に『1ねん1くみ
らうら・ぼーでう゛ぃっひ』と書かれている。
何故平仮名。
「どれ、私もやってみるか」
千冬がそう言い、剣を取り出す。
「え? 千冬姉……
まさか……」
一夏の口がひくついている。
「ハッ!!」
千冬が剣を振るう。
ズシャァァァァァァ!!
雷十太の飛飯綱のようなモノが海を斬り裂きながら飛んでいった。
「ふむ、やはり私ではまだ割れんか」
「教官も流石です!!」
そんな事を言う二人に
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
一夏が割ってはいる。
「なんだ?」
「バルバトスはもう色々諦めてるけど、千冬姉の今の何だよ!?」
一夏が何か焦ったように聞く。
「何って、斬撃を飛ばしただけだが?」
さも当然のように言う千冬。
「ざ、斬撃って……」
信じられないような顔をする一夏。
しかし、毎日のように信じられない事をしている男がすぐそこにいるというのに、自分の姉がその部類に入るのは衝撃なんだろうか……
「このくらいやろうと思えば誰でも出来る」
「いや出来ねえよ!?」
ツッコミながら一夏は思った。
俺の姉はもう完全に染まっていた……と