ファンの方すいませんでした。
自分でも書いていてあれ?こんなグレイフィアで大丈夫なのか?と考えてしまったぐらいです。
それでも見てくれるという方は心が広い方と感激しましょう。
それでは本編どうぞ( ・∀・)つ
追記
1/6 あまりにも酷かったので修正しました。
キスかキスか性転換。どれを選んたら俺は生きていける?教えてくれ神。俺は後何回、苦しめばいいんだ。
返答は来ない。来るのは頭痛のみ。決断しなければならない。セクハラかセクハラか性転換のどれをするのかを。
「エル君、なんでそんなこの世に絶望している様な目をしてるの?」
「エルシャ様、どうしたんですか?」
優しく声をかけてくれる2人に猥褻行為なんて出来やしない。事故だとしてもそれは許されざる行為だ。俺は。俺は。───────
──────部屋に籠もることを選んだ。俗に言う引きこもりまたはNEET、自宅警備員が当てはめられるだろう。
「こんな格好で生きていける自信が無いや」
布団をかぶり、うずくまって嘆いている。
「エル君!!どうして引きこもるの!!」
「エルシャ様!出てきてください!!」
2人は扉を叩いて俺を呼ぶ。しかし、今の俺の状態は見られたくない。こんな、女の姿なんて。そんな事を思っていると扉から物凄い音が鳴り響いた。
「堅っ!?なんで壊れないにゃん!」
どうやら黒歌さんが扉を壊そうとしたが失敗に終わってしまったようだ。俺は布団から起き上がり、部屋の扉の前に立つ。
「黒歌さんなんでそこまでして俺を?」
「そんなのエル君が何かから逃げるように部屋に突然入っていったから心配したんだにゃん」
それはこの姿を見られたくなくて2人から逃げたんです。なんて言えない。それよりもこんな事で心配してくれるなんて黒歌さんはなんて優しい人なんだ。
「エル君。大丈夫だから。私がエル君を守ってあげるから出てきて。お願い」
その言葉で俺は扉を開ける決心をした。引きこもり時間約2日。俺の決心は黒歌さんによって打ち砕かれた。そして、扉を開け────
「ちょっ!?中途半端何をするつもり!?」
「それは体当たりです!」
──た。体当たりと言う言葉を聞いた瞬間、扉を開けた。つまり、この後の出来事はどうなる?簡単な答えだ。
「えっ!?きゃ!?止まらないですぅぅ!!」
「ぐはっ!?」
体当たりを貰う。これが答えだ。レイナさんは俺を押し倒す形になっており、ムニュムニュと俺の胸を何故か揉んでいる。
「痛たた……あれ?なんでしょう?なんでこんなに柔らかいのでしょうか?………エルシャ様です……か?」
「エ、エル君?」
2人は俺の女体化を見て固まる。うん、性転換よりも女体化の方がしっくりくるな。
「そうだよ。天野エルシャだよ」
その後、2人の驚きの叫び声が鳴り響いた。
◇◇◇
その後、俺は何故こうなったかと2人に根ほり葉ほり聞かれたが絶対選択肢という言葉を出す前に頭痛が走り、原因を喋れずにいた。このことから俺は何故女体化したのかをわからないとしか言えなかった。
それとレイナさんが何やら取り乱していた。
「……エルシャ様が女の子で私も女。あれ?エルシャ様は旦那様なのに女の子?」
「れ、レイナさん?」
「は、はひぃ!奥様!」
「お、奥様!?」
「だ、大丈夫です。例え、旦那様が奥様でも私は愛せる自信が─────」
此処でレイナさんはボンッと頭がショートして倒れた。……取りあえず部屋に連れて行こう。レイナさんをお姫様抱っこしようとするが胸が邪魔になる。大きすぎるのだ。
しかし、俺は試行錯誤しながらレイナさんを部屋のベットの上に寝せることが出来た。此処であることを不思議に思った。それは───
「エールくーん」
黒歌さんが大人しかったことだ。それが今、妙に楽しげな声で俺のことを呼んでいる。俺は恐る恐る返事をする。
「な、何かな。黒歌さん」
「エル君って今は女の子なんだよね?」
突然意味の分からない……とは言わない。凄く裏がありそうな質問をしてくる。
「そうだけど」
警戒しながら俺は答える。何故、警戒するかって?それは黒歌さんが何か企んでる顔をしてるからだ。
「ならさ。2日もお風呂に入ってないんだから一緒にお風呂入ろうにゃん。勿論、裸でだよ?」
「えっ!?……だ、駄目ですよ!俺は───」
「女の子だよね?自分でそう言ったしね。それに、異性じゃない、同性なら合法的にOK何じゃないかにゃん。裸の付き合いは大事だよ」
意図も簡単に俺の反論は論破されてしまう。しかし、俺はこれだけで終わらな────
その後いつの間にか裸にされていて風呂場にドナドナされた。
◇◇◇
皆さんに質問したい。お風呂とは心と身体を癒やすものではないか?なのに俺は心身共に疲れ切っている。何故だろうか。
それに比べ、一緒に入った黒歌さんは、何でだろうか。物凄く肌が艶々になっているのだ。
「エル君を堪能させて貰いました。それにしてもあのパイオツは、けしからないにゃん。あれだけ大きいのに形が整っていて張りがいいなんて────じゅるり、もう一回堪能した────」
身の危険を感じ、自分の限界を超えるスピードを出し部屋に逃げ込む。鍵もかける。
「やっぱり、引きこもった方が身のためのような気がしてきたんだけど」
ベットに潜り込むように入り、そのまま意識を落とした。
目を覚まし、窓の外を見る。もうすでに真っ暗になっていた。数時間ぐらい経ったろうか。そんな事を思い、体を起こし、水を飲みに行こうと扉を開ける。すると、何かに倒されると同時に視線が突然天井の方向を見ている。押し倒されたのだ。
「す、すみません!夕食も食べないで籠もっていたので心配で様子を見に来たのですが──」
「レイナさん退いてくれませんか?この体制はちょっと……」
レイナさんは俺の上に乗っている形になっている。俗に言う騎乗だ。しかも、何気に俺のパイオツを握っており
「す、すみません!」
「ぅん!」
強い力が入るたび変な声を上げてしまう。風呂場で黒歌さんに弄り回されてからこうなってしまったのだ。
変な声によってレイナさんはまた頭が回らなくなったている。
「あわ、あわわわ!」
レイナさんがパニックになっている時、魔法陣が倒れている俺の頭の先に展開されている。そして、其処から出てきたのは───
「エルシャ!私の処女を奪って───」
グレモリーさんだった。グレモリーさんは何やらもの凄いことを口にしたが、今の俺の状況を見て固まった。何か誤解をされている感じだったので俺が誤解を解こうとする。
「これは事───」
事故と俺が言おうとしたとき、レイナさんが遮り
「事後です!!」
事故 ○
事後 ×
見事に間違ってくれたよ。この人。パニックのせいか凄い間違えだよ。事後って何の事後なの?この状態を見た後の考える事後は──
「……ごめんなさいね。お邪魔したわ」
「え、待ってくだ───」
グレモリーさんはまた何処かへ行ってしまった。誤解を解く前に。あ、けど今俺は女の子だから大丈夫なんじゃないか?それにしてもレイナさん退いて────
「リアスお嬢様お向かいに来ま───」
なんかメイドさん来たんですけど。それにリアスお嬢様ってグレモリーさんのことだよな?
「グレモリーさんなら何処かに行きましたよ」
そう言うとメイドさんは近付いて来て、レイナさんを俺のベットに投げる。もしかして俺の事を助け───
「それでは、もう一度転移を」
メイドさんは俺に抱きつきながら本日二度目のドナドナされるのでした。
ドナドナされ、行き着いた所に全裸のグレモリーさんと兵藤がいた。何をするつもり、ナニをするの?そんな事を思っていた。メイドさんはそれを阻止するために此処に来たらしい来たらしい。色々と意味の分からない単語も聞こえてくる。主に兵藤のことで『ブーステッドギア』とか『赤い龍に取り憑かれた』とか。しかし、此処で疑問だ。何故、此処に連れてこられた?
「それより、グレイフィア。何でエルシャを連れてきたのかしら?」
確かに俺なんか連れてきてグレイフィアさんはどうするつもりなのか…
「簡潔に説明すればこの子を養子にしようと攫って来ました」
「スゴい理由で誘拐されたわけですね俺は」
俺の言葉にグレイフィアさんは睨みつけて近付いて来る。
「エルシャ……といいましたね。アナタは女性の身でありながら『俺』と。なんて品がないのですか。私達の養子になる前に教育が必要です」
「俺は男です!?正真正銘の男性なんです!それに養子にはなりません!」
「……そうですか」
信じてくれたのかな?
「性同一性障害なんですね。大丈夫です。冥界なら信用できる医師がいますので安心してください」
「やっぱり勘違いしてますね!!だから男なんですって!!」
「いい加減にしなさい!!」
グレモリーさんが俺とグレイフィアさんを怒鳴りつける。グレイフィアさんはまだ何か言いたそうだったが、本来の仕事に戻る。
「そうでした。それでは」
グレイフィアさんは魔法陣を展開する。グレモリーさんと一緒に帰るようだ。そう思ったが、それは幻想だった。
「グレイフィアさんなんで俺を掴んでいるのでしょうか?」
「……?それは冥界で治療を───」
パリィンと窓が割れる音と同時に俺は何かに抱き締められていた。グレモリーさんとグレイフィアさんは戦闘態勢をとる。
「エル君心配したんだよ。それよりも、この女がエル君を攫ったのか」
猫耳と2つに別れた尻尾を装着している黒歌さんが俺を抱き締めていたのだ。
なんで、猫耳なの?それにその尻尾どうなってるの!?
「エルシャ、質問よ。その人はアナタの知り合いなの?」
グレモリーさんが警戒しながら俺に聞いてくる。
「はい、俺の家族です」
グレイフィアさんは有り得ないという顔をして黒歌さんを見ている。何故だろうか。兵藤は自分の部屋の窓ガラスを割られて泣いていると思ったが、なんで、お前ばっかりこんな美人と。とぶつぶつ言っている。大丈夫だろう。心配して損した。
「……そんな、まさかSS級はぐれ悪魔の『黒歌』?いえ、彼女から悪魔の気配は……それに彼女は討伐されたはず」
グレイフィアさんまでもがぶつぶつと何かを呟いている。黒歌さんに関してはフシャーー!!とまるで猫のように威嚇している。
「黒歌さん、どさくさに紛れて揉まないでください」
解せぬ。何故揉むのだ。
グレイフィアさんはまだ何か考え事をしている。所々で黒歌さんの名前を言っているけど…何でだろう?
兵藤は兵藤で俺の胸の形が変わるたびに前屈みになるな。キモい。
グレモリーさんはすごく警戒してるし。
もうやだお家に帰りたい。