今回は我らのキャップ登場です!
改)読み返すと色々誤字が...精進します
~川神学園~
「いやー、おふざけ過ぎて結構遅刻寸前だな!」
「お前らが俺とワン子をおちょくりまくったせいだろうが!」
大和が笑いながら、ガクトが文句言いながら学園の前に到着
「ではここで、多いに学べ若者たち(もぐもぐ)」
百代は学校開始前に既に早弁をしながら大和達より一歳上の3年の教室へ向かっていく
「モモ先輩は相変わらず大食だねー...と、そろそろ俺たちも行こうよ!」
ハクの言葉にみんなが各々教室へ向かう...
「俺たち教室も同じだからずっと一緒だよな」
「あはは、僕としては嬉しいんだけどね」
「ハクと一緒のクラスなんて、これはもう運命!ハク、エッチして!」
「運命でいきなりエッチって順序が違くないか!?そしてしない!」
「そんなことより早く行きましょう!」
「俺様も鬼小島に怒られたくねーからな。早く行こうぜ」
そう、この仲良しグループはクラスまでも全員同じになっており。絆はどんどん深まるばかり。
頭脳的にはSにもいけるぐらいの知能のある大和やハクだって、みんなといたいが為にわざわざ志望したのだった。またもや和気藹々と教室へ入るハク達。
「おはよーーー!」
という元気なワン子の一声に各々挨拶していくメンバーたち(京除く)。ハクもクラスメートたちに声を掛ける
「みんなおはようーーー!」
「おはようございます、博斗ちゃん」
「おはよう、相楽クン」
さきに挨拶してくれたのがクラス委員長の甘粕 真与(あまかす まよ)とその親友小笠原 千花(おがさわら ちか)。委員長は背が低いけど、世話焼きでみんなのお姉さんとしてがんばるマスコットキャラである。その親友の小笠原も男性からかなり人気の容姿に女の子らしい性格で、接しやすい存在である。
「二人ともおーっす。いやー月曜日はつらいね!」
「駄目ですよー博斗ちゃん、ちゃんと早寝早起きしてますか?」
「もちろんですよ、委員長。ちゃんと朝ごはんもみんなの分作るぐらい余裕に早起きだよ」
「いつもえらいですねーよしよし」
「あはは、ありがとう!」
背伸びをして慎重178cmの俺の頭を撫でようとする委員長。俺は少し頭をさげ、彼女の優しさを受け入れる。それを小笠原は暖かい目で見る
「まったく、真与は相楽クンに甘いわねー」
「だって博斗ちゃんはすごい良い子なんですよ、千花ちゃん。褒めるのは当たり前です!」
「なんだよ小笠原、委員長に頭撫で撫でして欲しいなら頼めばしてくれると思うぞー」
「あ、あなたねぇ...!違うんだけど、それは魅力的だわ。真与ー、私も撫でてー」
「あらあら、千花ちゃんは甘えん坊さんですね、よしよし」
普段はしっかりしてる小笠原でも、親友の真与は甘えれる数少ない存在である。
二人で微笑ましい空間を作ってる間、ハクはモロと一緒に話してる連中に挨拶しにいく。
「よう、スグル、クマちゃん。おはよう!」
「あ、博斗君。おはよう(もぐもぐ)」
「おー博斗、昨日のオータムみた?すげぇよな」
「あ、ハク。こっちにきたんだね」
朝っぱらから団子を食べてる大柄な男熊飼 満(くまがい みつる)。すごい食通で、美味しい食べ物を探したいならまず彼の言う事でハズレはない。ハクとは料理関係ですごい仲良しである。いきなりアニメの話をしてきたのは大串 スグル(おおぐし すぐる)。一日中PCの前にいてもなんら不思議ではない完全なるPCオタク。良いやつなんだが、キレやすく、女性は二次元の女の子しか興味はないらしい。
「いいなぁクマちゃん、俺にもその団子一つ頂戴♪」
「いいよ。その変わり今度また食巡り行こうよ」
「願ってもないことだよ!クマちゃんと行くといろんな場所に行っても文句言わないからね!」
「ボクも博斗君と行くと、更に美味しくいただける工夫とかできるし、楽しいからね」
「そう言ってくれると嬉しいな。あ、スグル。昨日のやつ観たよ!やっぱり滋賀アニは作画すごいよね」
「ふっ、わかるじゃねぇか。どうだ、やっぱり二次の女の子の方がいいだろ?」
「いや、そこはまだわかんないけど、アニメはそれ抜きで大好きだから」
「いつかはわかってくれるさ。今度またお勧めアニメがあれば教えておくよ」
クマちゃんとスグルと食べ物やアニメで盛り上がりつつ、HRの準備をする。ちなみにハクはクマちゃんと知り合ってから色々食べ物の情報を交換し、意気投合して週1でよく食巡りツアーをする仲である。ハクは適度にアニメも好きでそういう面ではプロのスグルとも仲が良好。
「みなさん、HRの時間が始まりますよ!」
という委員長の声からみんな慌しく各自席に戻り、鍛錬器具を隠し(ワン子)、漫画をしまい(モロ)、コミュニケーションを終わり(大和)、本をしまい(京)、居眠りしてるのを起こし(スグル)、食べ物を食べ終わらせ(クマちゃん)、先生を待っていた。ガラッと教室のドアが勢いよく開き、コツコツコツと教団の前まで行く女性が現れる
「これよりHRを始める」
簡潔に喋る女性は2年F組みの担任小島 梅子(こじま うめこ)、常時鞭を携帯しており、規律正しさの雰囲気を漂わせる女性だ。
出席確認をした後、勢いよく再びドアが開く
「はぁっ...はぁっ...福本育郎、います!」
「「「「「(うわぁ...南無)」」」」」
クラス全員の心の声が一致した瞬間である。
「はぁ...ウメ先生、セーフですか?」
「もう出席は取り終えた」
「げっ!」
「つまり、アウトだ。言い訳を聞こう」
「お、起きたらすごい時間になってて」
「ということは、ただの寝坊か...教育的指導!(ぴしぃ)」
「ぎゃぁ!いてぇ!」
ピシィ、ピシィ!と鞭が福本(通称:ヨンパチ)に炸裂する。
「痛いか、痛いか福本!」
「は、はぃ!痛いです。はぁ...はぁ...」
というやり取りをして教育的指導が終わり。終始快楽の顔の表情をしていたヨンパチもヨンパチである。もう少しで新しい世界を見出せるであろう
「これに生じて、今後集団行動を乱さないように!わかったか!?」
「は、はぃ!...うっ」
「ふぅ、それではHRを始める。水曜日に朝礼、木曜日に人間力測定。以上だ!これでHRを終わる」
その言葉でHRは終わり、生徒たちが授業に取り組んだ
~昼休み~
「うおおおおーーーー開幕ダーッシュ!」
「うわ、きたねぇガクト!フライングするんじゃねぇ!」
ガクトとヨンパチは学食へ全力疾走していて、そのほか学食派は教室を出ていった。
「さてさて、あたしもおべんと、おべんと♪」
「私もお弁当ー」
「今日はこっちなんだ、大和」
「ああモロ、クマちゃんに朝一でパンを買ってきてもらってな。だから今日は学食じゃない」
「ここのベーカリーのパンはサクサクしてて、その上中身のクリームも自家製で絶品なんだ」
モロ、大和、クマちゃんが話し合っていると、笑顔のワン子と京がハクの元へいく。
「さてさて、あたしもおべんと、おべんと♪」
「私もお弁当ー(カチャカチャ)」
「二人とも、同じ台詞を言わなくてもわかってる!そして京!何俺のベルト外そうとしてんの?」
「え、だって。私も美容のお弁当を...きゃっ、言わせないで///」
「ぎゃーーー!アダルトだわ!」
「そんな漫才はいらん!たくっ、はい、二人とも」
「わーい!ありがとうハク!」
「さすがハク、この昼ごはんは私の楽しみの一つ。くくく」
ハクは高校に入ってからファミリーメンバーの昼ごはんを毎日作っていた。一学年上のモモ先輩はファンの人たちが貢いでる為必要がなく、大和は人付き合いも含めて他の人たちと交流するため学食や購買や不安定なので作らず。ガクトは最初に弁当をもらうのは女性だと信じて断り、モロは祖母がお弁当を作ってくれるらしい
「いつみてもハクのお弁当は栄養満点だわ。その上味付け最高なのよね!このお弁当であたしはいつも元気になれるわ」
「ハクの手作り弁当。これは私風にアレンジしなくてもハクの愛情というスパイスで大満足...」
「一人作るのも三人分作るのも同じだからね、それにお金節約できるし、あまったお金はファミリー貯金に入るだろ?一石二鳥だよね」
「ホント、ファミリーの財布担当はお前じゃなきゃ駄目だな」
「お、大和。もうコミュニケーションは終わったのか?」
「まぁな、それに俺だってファミリーと一緒に食べるの好きだし」
大和がやれやれ、という表情でこっちにきて会話に入る。そしてみんなで食べ始め。ワン子と京は一心不乱にハクお手製弁当を食べ、ハクと大和はゆっくり談話しながら昼食をとる。
『昨日の午後7時ごろ、埼玉県深谷市の飲食店で無銭飲食をした男が居合わせた男子学生に取り押さえられました。調べによると、男は今までも近隣で無銭飲食を繰り返しており、また窃盗品を身につけていたことから警察では余罪を追及しています』
ふとテレビのニュースに面白そうなのが流れる
「へー男子学生って。えらい人がいるもんだね。イケメンかな?」
「勇気ある人ですねー」
「がつがつがつ」
「もぐもぐもぐ」
千花、真与と反応を見せ、ワン子と京は興味はあるも箸を止めないで食べ続けている
『男を取り押さえたお手柄の男子学生は、神奈川県川神市在住の風間翔一さんで、限定メニューを先に注文されて腹が立っていたので本気で追いかけたと...』
「ぶはっっ!」
「もぉぐ!むーもぉむ!(さっ)(妙技!ムーンウォーク!)」
ワン子が思わず噴出し。口からでた弁当弾を目の前にいた京は華麗に避ける...ちゃんとハクの弁当を持ち抱えたまま
「ぎゃーハクの弁当が!あ、それよりもごめん京、ふいちゃったわ」
「(もぐもぐ、ごくん)被害軽微。それより」
「前回の新聞からグレードアップしたよね」
「ハク、本人は絶対自覚ないぜ」
そのニュースを観たクラスは各々違う反応する
「イケメンな上に勇気ある男って。すごいわね。やっぱり風間クンね!」
「クラスの誇りですね」
「け、何がだ...どっちらかというと痛い部類じゃねぇか」
「まぁまぁ、スグル君、そう言わないで。ん?どうしたんだい博斗君、大和君」
「ん、なんでもないよクマちゃん。ただね...」
「心労が増えるというか...」
「「はぁ...」」
小笠原、真与、スグル、クマちゃんにハクと大和は応じ、そして彼らのリーダーの自由っぷりにため息をする。その間に携帯で連絡するモロ
「駄目だ、やっぱり携帯でないよ」
「たぶん今インタビューとかなんかで忙しいんじゃないか?」
「なんか要求してないといいけどね」
「ま、キャップだからみんなに好かれるだけで問題ないでしょ(ぷるるる)お、電話だ」
ファミリーがキャップこと風間翔一のことを語っていると、ハクの携帯に連絡が入る
「もしもし」
『お、ハク!キャップだ』
「キャップ!何をやってるんだよ。ニュースみたよ!」
「「「「!?」」」」
『いやー普通に腹立ったから追いかけたらこんな事になっちまってよ~。まーお礼に色々もらったから、土産は期待しとけ!それだけだ!今から帰るからお前の部屋で待ってるぜ!じゃな~!(ぶつっ)』
「...切れた」
「ねーねーハク、キャップはなんて?」
「いや、土産を今から持って変えるから、俺の部屋で待ってるってさ」
「キャップってハクにはよく連絡するよね。もしかして...はぁはぁ」
「いや、京。そのBL系な考えはもうやめような。俺とキャップはそういう付き合いじゃないから」
「突き合い!?」
「なんとなく感じが違ったのを判る俺も俺だけど、そうじゃないからな京!」
「??なんのこと?」
「いやいや、ワン子はそのままでいいんだよ(なでなで)」
「えへへ、撫でられたわ♪」
「とりあえず、この後みんなでキャップに会いに俺の部屋に行こうよ」
「「「「「うん(うん!はぁはぁ...)(おう)(そうだね)」」」」
メンバーが放課後ハクの部屋に行くと了承し、昼休みは騒がしく終わるのだった
~放課後~
「さーって、みんな行くか!」
「大和待ってくれ、ちょっと準備する」
「あたしもおじい様に家に帰るの遅れるって伝えておくわ!」
「私はモモ先輩に校門で集合と言っておく」
「僕はおばあちゃんに連絡しておくよ。心配して欲しくないし」
「俺様はいつでもオッケーだぜ」
各メンバーは用事を済ませ、校門でモモ先輩を合流する
「おーお前たち、テレビみたぞ」
「モモ先輩...本当にキャップは自由ですよね」
「それはそうだ、そうじゃなきゃ私を退いてまでファミリーのリーダーになれん」
「あのキャップがあってこその風間ファミリーだからね。ね?ハク」
「そうだね、あんな奴の周りでこうやって仲良くできるみんなは大好きだよ」
「ハク...やっぱりけk「結婚しないからね」...ちぇっ、おしい」
「えへへーあたしもハクが大好きよ!もちろんみんなもね!」
「僕もこのメンバーはかけがえのない存在だよ」
「俺様もこのメンバーは嫌いじゃないぜ」
「そうだな、俺もそう思う。ハク、そろそろ行こうぜ」
「うん、キャップの土産も楽しみだ」
~島津寮~
島津寮に入ると、クッキーがお迎えにきた
「おかえり、ハク。授業お疲れ様」
「ありがとうクッキー、お前もご苦労様。後で洗ってあげるね、京と。それと、キャップいる?」
「マイスターなら、ハクの部屋で待ってるから早く行ってあげなよ。それとみんなもお疲れ様。後でお茶もっていくね」
そういいながらファミリーはハクの部屋に行く。そこには赤いバンダナを頭に巻いた男が大きい袋を隣に置いて待っていた。
「おかえりハク。お、みんなも来たのか!みんなも学校お疲れ!」
「キャップ、いつ戻ったの?」
「10分ぐらい前だ!いやー警察から開放されるの時間掛かってよ、本当なら学校間に合うはずだったのになー。それに埼玉はいいっすねーって言ったら、色々彩の国の良さを語って、色々土産をくれたぜ」
といってがさごそとネギを取り出すキャップ
「農家の人たちがネギをたんまりくれてよ。これをファミリーのメンバーにもお裾分けだね」
「え?」
「お、おぅ」
「ありが、とう?」
「...」
「というか、これをどうしろと」
ファミリーがぶっ飛んだキャップの土産に唖然とする中、一番最初に応えたのはキャップだった
「と!今からバイトだからまたなーーー_!(どぴゅぅ!)」
風のように、即効で去るキャップ、そこにはネギを持った風間ファミリー7名がいた。
「はぁ...しょうがない、今夜はネギ料理でみんなに披露するよ」
「あ!それは助かる!」
「キャップの土産もハクの工夫で嬉しいものになるわ!」
「それならじじいに飯はいらないとこの私が連絡しておこう」
「ハク...そんな優しいところ好き!」
「いや、俺はただ料理が好きなだけだから」
「もうお前の料理は趣味のレベルじゃねぇよ」
「まーまーガクト、おいしい料理食べれるんだからいいじゃない」
「じゃー俺が腕によりを掛けてネギメインの夕食だ!食堂へゴー!」
「「「「「「おー!」」」」」
そしてハクのネギ料理をみんな美味しくいただき、楽しい夕食を終えるのだった。
その後に帰ってきたキャップがハクの料理を見逃したことを発覚し、八つ当たりというひと悶着がハクとあったことは別の話
どうもーしらたき鍋です。
なんとかオリ要素を入れながら、原作を少しずついれつつ、がんばってます。
どうですか? ブーイングでもつっこみでも、なんでもオッケーなんで、ここはこうしてほしい、ああして欲しいという要望がありましたらぜひコメントを
そして、もし面白かった、期待してる、等思っていただけたなら、一言でもお願いします。本当にそれが嬉しいので、今後も執筆できるなーって思えるので。