このゲーム、アニメが好きなんで書いちゃいました・・・てへっ
日本語のリハビリにもなると思い、がんばって書きます。
どうぞ生暖かい目で読んでいただければ幸いです。
~島津寮~
学生なら誰もが嫌いな日...月曜日
どんなに認めたくなくても決して免れない残酷な日。
週末の楽しみは終え、各々やるべき事を再開しないといけない日。
Side 大和
眩しい朝日とスズメの鳴き声で脳内が覚醒する。
重たい瞼をがんばって開け、目の前にあったのは豊満なやわらかい胸...
「おはよう大和、そろそろ起きないと朝ご飯食べられないよ?」
だったら良かったのにな~という自分の欲望は心の奥にしまいつつ、返事をする
「ふぁ~あ、うんありがとう...クッキー」
そう、目の前にあるのは柔らかくもない、むしろその真逆のお手伝いロボット・クッキーである。九鬼財閥からのプレゼントで、今は俺たちに愛されているロボットだ。
「ほら、布団とか畳んでおくから、早く食べにいきなよ」
「うん、いつもありがとうクッキー。よろしくな」
「任せてよ![ガシャーン]...この俺が徹底的にきれいにしてやろう」
「お、おう...(なんで第二形態に変身する必要があるんだ)」
クッキーは人工知能搭載だけでは足らず、第一、第二形態など変身も可能なとんでもロボットだ。まーそんなことはさておき、朝飯食べないとな、腹減った...
「おや、おはようさん。よく寝れたかい?」
一階の食堂へ向かうところにであったのはここのオーナー、島津麗子。豪快な人で、いつも朝食と夜食を作ってくる人...だった。
「おはようございます麗子さん。よく寝れましたよ」
「それはよかったね。いやーあの子がここに住んでから私の仕事が減っちゃって。そのおかげで朝ドラを観れるから助かってるんだけどねぇ」
「はは、は...それはよかったです。あいつも料理するのが習慣になって朝がかなり早いんですよ。あいつの我が儘を聞いてくれてありがとうございます」
「いやいや、さっきも言ったとおりこっちは助かってるからね。それにあの子下手したら私より料理上手いじゃないかい」
「あいつは無駄に舌が肥えてますからね、自分の納得行く料理を追及するのが大好きなんで、その賜物ですよ。」
「そんなもんかねぇ。とりあえず、しっかり食べておきな!」
「はい」
他愛のない会話を麗子さんとしつつ、キッチンへ向かうと美味しい香りが漂う
「お~。相変わらずだけどいい匂いだな。この寮に一緒に住んでてマジ助かるよ、ハク」
と、思った事を素直に言って台所を覗くと...
「ははは、ありがとう!今日は洋食だけど大丈夫?」
と、元気な声で応える俺の幼馴染、相楽博斗(さがら はくと)が笑顔で台所で料理をしていた
Side Out
「問題ない、ハクの作る飯は何でも旨いからな」
「それは嬉しいな、俺はただ単に自分が好きな味を出そうとしてるだけだから」
「そのお前の好きな味っていうのが、レベルが高いっつーの」
「まぁまぁ、俺の趣味だからいいじゃん、誰にも迷惑かけないしね...はい、召し上がれ」
「おおお~!!!!」
大和の目の前に広がった料理は洋食だけど単なるハム&エッグなどではない
大きめな卵焼きの中に色々具材が入っていて、その上にかかってるソースから漂う香りがたまらない。
「これはなんていう料理なんだ?」
「これはね、スペイン風オムレツっていうんだ。卵焼きに好きな具材を入れて食べれるし、栄養もカロリーも摂れて、最高な料理だと思うんだ」
「いやいや、ハク様マジ最高!うまそう![...ぱく]...うまっ!」
「はぁ...いただきますぐらい言えよ...大和」
「お、おお...すまん、あまりに美味しそうに見えてつい手が...」
「ちっ、朝からうるせーんだよ、てめえらは」
「お、ゲンさんおはよう」
「あ、ゲン、今から作るから食卓に座っててよ」
「あぁ、悪ぃな、ハク」
朝一辛口な発言から登場したのは源忠勝。彼も料理が好きでハクの料理に一目置いている。健康的な不良で口調は荒いが、根はすごい優しく、大和が懐いている。彼はあまり騒がしい行動が嫌いなため、共に行動したりはしないが、ハクとは気が合うらしく、お互い渾名で呼ぶ仲良しだ。源忠勝が他人を渾名で呼ぶのは皆無に等しいので、どれぐらい仲が良いかは安易に判る。
「はい、どうぞ」
「あぁ、いただこう[パク]...おいハク、今度これのレシピ俺にも教えろ」
「了解、後でメールでしておくよ。そっちのほうが保存できて楽でしょ」
「助かる。茶を飲むんだが、ハクも飲むか?」
「うん、頼むよ」
「あ、ゲンさん俺もお願いしていい?」
「調子にのるんじゃねぇ直江!まぁでも淹れてやるよ。ついでだ。勘違いすんじゃねぇぞ、後で騒がれるのが嫌なだけだ」
というツンデレな発言を残し、お茶を淹れに行くゲンさん。そして食堂にまた一人表れる
「おはようハク、ヤマト。そしてハク、大好き」
朝から告白してきたこの少女の名前は椎名京、とあるきっかけでハクのことが大好きになり、毎日愛の言葉を送ってくる。彼女も島津寮に住んでいる。
ちなみに女性は二階、男性は一階だ。
「おはよう京、俺も大好きだよ。でも友達としてだからね」
「おはよう、きょうも相変わらずだな、京」
「おしい...でもその大好きをいずれ変えてみせる。ククク」
「そのストレートな愛情は嫌いじゃないけど、ね...はい、京の朝食。タバスコドバドバオムレツ」
「おぉ...私の好みをちゃんと把握してる。それだけで胸がキュンキュンだよ。ハク、結婚して」
「もう何年の付き合いなんだよ俺たちは。そして結婚はまだ早い。お友達で」
「おしい...[パク]......ハクーーーーーー!!!!!」
「どわぁ!抱きつくなー!ちゃんと飯を食えーーーー!」
「はっ!?あまりの美味しさに暴走してしまった!」
「俺の料理食った後毎回すんな!少しは耐性もて!」
「相変わらずだなぁ...京は」
「ちっ、うるせーな、ほらハク、茶だ。直江、椎名も飲め」
「あ、ありがとう...ゲン」
「さんきゅーゲンさん」
「どうも」
騒がしい空気にゲンが介入し、場を収めてから朝食を終わらせ、準備を済ませて寮の前で待つ。ゲンは先に行ってしまい、今は大和、ハク、京だけまっている。まもなく大声が島津寮で発生する。
「ほらバカ息子!早く起きないと遅刻するよ!」
「わかったってば母ちゃん!そんなに怒鳴らなくてもいいじゃんかよ!」
「わかってるんだったら自分でちゃんと起きな!なんかい目覚まし止めてんだい!」
というやり取りを聞きながら待機する3人。数分後、がたいの良い筋肉質の男が出てくるのを確認し、
「よお、名前負け」
「てめぇ、大和、俺に朝っぱらから喧嘩売ってんのか?」
「冗談だ、今朝はかっこいいな」
「よせやい、本当のことを」
となんとも扱いやすい男、島津岳人、通称ガクト。この島津寮オーナーの息子であり、バカである。
「どうだ京、俺様今日はイケてんだろ?」
「...どこが?」
「髪型とか、かっこよすぎてメスホイホイだろ?」
「しょーもない、あんまり変わらないよ」
「お前はわかんねーのな。大和も今日の俺様はかっこいいって言ってるのに」
「何言ってんだ、あれは嘘に決まってるだろ」
「.........」
と、大和の残酷な一言で固まるガクト
「まーでも、ガクトのその鍛えた身体は男前だと思うよ?」
「うおーーーーーハク、お前だけが俺の味方だーーー!」
「わーー泣くな!涙を俺につけるな!きもい!やめれーーーー!」
と、ハクのフォローで感激しながら復活するガクト、そんなやり取りをしながら登校する途中の川原でもう一人の仲間と遭遇
「やぁみんなおはよう」
表れたのは師岡 卓也(もろおか たくや)、彼らのツッコミ役であり、趣味はパソコン、ゲーム、アニメなどメディア関係では彼らの中で最も詳しい人物である。
「やけに説明的だね」
「影がうすいモロを読者のみなさんに知ってもらおうと...」
「京に影が薄いって言われたくないよ!それにメタ発言もだめ!」
「ナイスツッコミ、朝から飛ばすね」
「それをさせてるのはみんなの所為でしょ!」
「大丈夫今のツッコミで存在感がでたから」
「だからっ...はぁ、もういいよ。漫画でも読もう」
といいながらモロは漫画を取り出し、ガクトとニヤニヤしながら読み始める、そこでふと思ったのか、ハクと大和へ顔を向ける
「そういえばハク、大和、もう一人足りないよね?」
「キャップはどっかまた行ったみたい」
「キャップは俺でもどこ行ったかいつも不明だからな。こうやって突然消えるのは特にわからん」
「そうなんだ、まーハクと大和が心配してないなら、きっと無事だよね。いつものことだけど」
「だな、いつものことだけど」
「おう、いつものことだな」
「「「...はぁ」」」
ガクト除く男3人がため息し、少し進んだ後に人だかりができていた。
「ん?あれは...あぁ、またか」
「これはピンチ」
「あー朝からピンチだな」
「どうする大和、止める?」
「いや、自業自得。それに姉さんも嬉しそうだし」
そう、彼らが呟いてる状況はざっと50人以上の集団の中心で一人の少女が囲まれている。普通なら誰もが助ける状況だが、彼女だったら例外。そんな中、どんどん周りにギャラリーが増えて黄色い声援が送られていく...その女性に。
『キャー!今日もモモ先輩が暴れるわ!』
『みてみて!どんどん人が人の形じゃなくなっていくわ!』
『すげぇ!あんだけの人数がどんどん積み重なっていく!』
『おおーーーみろよ!すんげぇ飛んでったぞ!』
『キャー!さすが川神先輩ね!普通ではありえないことをする最強の存在!』
『さすが武神!』
と、瞬くまに不良共を鎮圧し、ギャラリーの中の女性に話しかける女性、川神百代。ハク達の仲間であり、武神と呼ばれるほど最強な存在だ。そんな彼女は堪能したのか、満足顔でこちらに歩んでくる
「ふふふ、見たかあの子、全体私に脈ありだぞ」
「見たか、じゃねーよモモ先輩!」
「ん?どうしたガクト」
「俺にも女の子紹介してくれよ!」
「却下だ。自分で堕とせ」
ガクトの嘆願も一蹴され、
「でも、最強で女好きの武神は、ある意味すごいよね」
「おいおい、モロロ私は好きで女好きじゃないからな、魅力的な男がいないんだ。それはしょうがないだろ」
「ハクとか大和は?」
「ハクは私のものだーーーー!モモ先輩でも駄目!」
「あーはぃはぃ、そうだな京。まぁでも、大和は弟だし、ハクは魅力的だがな、強いし。でも友達っていう感じが多いぞ。付き合いが長すぎて、この感覚から抜け出せない感じだな」
「苦労するな、大和...いや、舎弟第1号」
「後で覚えてろよ、ハク...否定できないのがつらいけど」
「...というか、俺様選択肢にさえでてねー!」
通称「変態橋」
登校中に渡る橋で百代がある人物を見つける
「お、あれは...おーいワン子ー!」
百代の声を聞いた途端すごい勢いでこちらに向かってくる...タイヤ2本引き摺りながら
「みんなーーー!おはよう!」
「ワン子おはよう」
「今日も精がでてるねー」
「もちろんよ!いつでも鍛錬!いつかお姉さまのようになるわ!身体も、強さも!」
「え、無理だろそれ」
えっへん、という声が聞こえるぐらい胸を突き出した姿勢になるワン子、川神一子。彼女の一声もガクトが否定する。
「絶対なってやるわ!いつか「おいおい、お前は果物屋か?でかいメロンが2つあるじゃないか」とか言わせてやるんだから!」
「ははははははは!なんだそれ」
「笑うなよー!バカ、私は真剣なのよ!」
「ナイスジョーク、10点!」
「おー、京にウケる冗談だったな、良かったなワン子」
「な、なんだよぅ、笑うなよう」
「あはははは、でも本当におかしい」
「わ、わらうなよぅ...」
どんどん涙目になっていくワン子
「うんうん、ワン子にはワン子の魅力があるからなー無理にモモ先輩のようにならなくていいんだよ?俺は今の元気なワン子の方が好きだからなー?」
といいつつ、頭を撫でてあげるハク
「えへへーありがとうハク♪撫でられたわ!」
「ハク!私も撫でて!私も果物屋だけどメロンじゃなかったから笑われた!悲しい!」
「まずツッコミどころが多すぎて反応に困るわ!そしてニヤニヤしてんのに悲しいはないだろ!」
尻尾があったらブンブン振ってるぐらいご機嫌に戻るワン子に、荒い鼻息で迫る京をどうにか落ち着かせているハク
「おいおい、あまりうちの妹をいじめるなよ。お姉さん怒るぞ」
「受けてたつ!ガクトが」
「は?大和てめぇ!」
「妹キック!」
「姉パンチ!」
「普通のとび蹴り!」
「ぶへぁ!てめぇハク!おぼえてろおおおおおおおおお!」
川神姉妹の攻撃は予測できたものの、ハクの悪ふざけでの蹴りは予想外だったのか、吹き飛ばされながらリベンジを誓うガクト。
「もてるじゃん、ガクト」
という大和の発言で、再び学校へ向かう彼ら...
まだ物語は始まったばかり
うーん色々記憶があいまいでやばい、
まぁでも自分で納得していく小説が書けたらいいなと。
少しでも、これは面白そうとか、期待していただけるなら、
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頑張る勇気をくれるので。