今回も豪華(以下略)
あ、前回前々回と甘いとか言われてたので最後に真面目な話、用意しておきました!
・校門前にて(Lesson20後のお話)
「ん?」
『熱情大陸』が放送されて数日経ったある日のことである。本日の授業を終え、まぁまぁ割とある恭也や月村の帰宅部トリオで下校しようとして月村が教室に忘れ物をしたと言って一時離脱。昇降口付近で適当に時間を潰していると、何やら校門付近に人が集まっている様子が見えた。
「なんだなんだ、美人のメイドさんがリムジンに乗ってお出迎えにでも来たか?」
「それだとしたら間違いなくノエルだな」
「そうだった」
昨今の創作物で割とよくあるシチュエーションを口にしたら普通に知り合いの可能性があった。しかもよくよく考えてみたらこの学校の生徒が今更リムジンやメイド辺りで珍しがったりすることもなかった。
じゃあ何事かと気になったので恭也と二人でそちらに行ってみることに。
近づいてみるとその理由はすぐに分かった。校門の前で中学生と思われる、サイドがピンとはねた薄紫色の髪の少女が仁王立ちしていたのだ。何故か凄く自信満々な様子で、武蔵小杉後輩を彷彿とさせた。
「誰かの知り合いか?」
「そうだとしたらやっぱり創作物的シチュエーションだな」
ウチの高校でそーいう類のイベントに巻き込まれそうなのって言ったら上条当麻後輩が最有力候補ではあるが、確かアイツ福引で当てたとか言ってイタリアに行ってるはずだしなぁ。あの不幸人間が福引で一等とか、間違いなく旅行先に不幸が待ち構えているパターンである。
兎にも角にも、果たしてこの少女の目的はなんだろうかと首を傾げていると、それは少女本人の口から語られることとなった。
「風の噂でここの学校には『アイドル』がいると耳にしました! この可愛いボク、
ドヤァ……! とその少女はそんなことを大声で言い切った。
「………………」
「……おい、どうやらアイドルをご指名のようだぞ」
「いやいやいや」
色々と待ってくれ。いやホントに待って。周りのみんなも「おい呼ばれてるぞ」みたいな目で俺を見るな。
恐らくだが、先日この学校にテレビがアイドルの取材に来たという噂が流れたのだろう。俺やジュピターが頑張っているとはいえ、やはり『アイドル=女の子』というイメージは強い。故にそのアイドルが『女の子』だと思い込んだ……んだと思う。
……無理あるなぁ……! この推論が正しかったとしたら割とアホの子だぞ……!?
「それでどうするんだ? 可愛さを競い合いたいらしいが」
「いやまぁ、普通に完敗だけど」
よっぽど自分の容姿に自信があるらしく終始ドヤ顔の少女は確かに可愛らしく、無表情な上にそもそも男の俺では到底太刀打ちできそうにない。
しょうがない、ここは素直に「この学校のアイドルは男なんだよ」と教えてあげることにしよう。少々面白そう……もとい可哀想なことになりそうだが、リアクションが楽しみ……じゃなくて、真実を告げてあげるのが優しさである。
「ごめーん。恭也、周藤君、お待たせー」
少女にそれを告げようとすると、昇降口から月村が小走りでやって来た。口惜しいことに売約済みの大乳がブレザー越しにゆさゆさと揺れる光景に目を奪われて少女に告げるはずの言葉は口から出てくることはなく、代わりに恭也のボディーブローを喰らい「ぶっ」と口から空気が漏れ出た。
「ん? 何々、何集まってるの?」
「む、むむっ……!?」
事情を知らずに首を傾げる月村の姿を目にした少女が怯んだ。
「……ま、まぁまぁですね! このボクと互角とはなかなかやりますね!」
じっくりと上から下へ視線を動かして月村の全身を確認すると、少女は月村には到底及ばない薄い胸を反らした。
どうやら月村がこの学校のアイドルだと勘違いしたらしい。いやまぁ、確かに月村は凄い美人だから芸能人と勘違いしても無理ないだろう。
だが若干声が震えていたものの、月村を前にして互角と言い張るその胆力は恐れ入る。確かに可愛らしさで言えば月村より少女の方に軍配が上がる可能性もある。
しかし月村をアイドルと勘違いしてくれたのであれば好都合だ。これで満足して少女も帰ることだろう……。
「先輩、一体どうしたんですか?」
「ん?」
後ろから声をかけられ振り返る。
「……他校の生徒ですか?」
首を傾げる一年の
「中学の制服ですね」
懐かしいですと呟く同じく一年の
「あら! 猫ちゃんみたいでかわいい子~!」
頬に手を当てて微笑む三年の
果たして運が良いのか悪いのか。何故か校内でも美少女としての有名どころが示し合わせたかのように勢ぞろいしていた。正直芸能界でも十分に通用するレベルの少女たちがこうして揃い踏むと正しく圧巻の一言に尽きる。
「………………」
月村一人相手には何とか虚勢を張れていた少女もこれには流石に絶句。表情こそ変わらず保っていたものの、その額には冷や汗がダラダラと流れていた。
「それで? 貴女はどんなご用事だったのかな?」
「っ……!」
月村が少女と視線を合わせるように前かがみになると、少女は後退った。
「……こ、これで勝ったと思わないことですぅぅぅ!」
「……え?」
ズドドドッという擬音が聞こえてきそうなぐらいの勢いで走り去る少女。
校門前には事情を知らず首を傾げる四人と、事情を知っているが故に少女が不憫でならないその他大勢が残された。
「……で、結局なんだったの?」
「……まぁ、春だからな」
「もう秋だぞ」
・病室にて(Lesson73後のお話)
さて、お見舞いに来てくれた人たちは全員アイドル故にすぐに仕事へ行ってしまったため、現在病室に一人である。検査入院とはいえ本人的には健康体のつもりなだけに、ただただ一日ベッドの上で寝ているだけというのが果てしなく暇だ。
……と言おうと思っていたのだが、受験生の身の上としては僅かな時間でも勉強に当てろと兄貴に持って来てもらった赤本でお勉強だ。相も変わらず理数系が苦手なので、今日は物理を中心に進めていくことにする。えっと『公園の木に猿がぶら下がっていたので猟銃を取り出して』……? 突っ込みどころ多いなぁ、この問題文。
一人カリカリとシャーペンを走らせていると、コンコンと病室のドアがノックされた。
「はーい」
「失礼しまーす。周藤さん、検温のお時間です」
今度はクラスメイトの誰かが来たのかと返事をすると、入って来たのはどうやら看護師さんだったようだ。
「あ、はい、お願いしま……す……!?」
下ろしていた視線を持ち上げて、入って来た看護師さんの姿に思わず言葉が絶句してしまった。
(こ、こいつ、デカいぞ!)
説明不要だとは思うが胸の話である。
「……うぅ……!」
看護師さんのそんな声と共に大乳が彼女の腕に遮られたことで、ようやくガン見していたことに気が付いた。いやぁ腕でムニュッと形を変える大乳もいいなぁとか我ながら全く反省していないが、流石にぶしつけすぎたな。
体温計を脇に挟みながら、今度はぶしつけにならない程度に胸ばかりではなく彼女の様子を見る。ウェーブがかかった青いボブカットの彼女は何となく初々しい感じや患者相手にやや慣れてない感じがするので、多分新人さんだろう。看護学校卒業したての二十一歳ってところかな。
「ガン見してた俺が言うのもアレですけど、もう少しこーいう視線に慣れた方がいいんじゃないですかね、職業的にも」
「うぅ、分かってますよぉ……」
うーん、これは恥ずかしがっているのもそうだけど、長い間こーいう視線に曝され続けてコンプレックスになっちゃったパターンだな。麗華や千早ちゃん辺りが聞いたら怒り狂いそうだ。んで俺が怒られる、と。
全く、どいつもこいつも大乳だからってジロジロと見るんじゃないよ!
それは兎も角、少々不快な思いをさせてしまったお詫びをすることにしよう。
勉強用具からルーズリーフを一枚取り出し、相も変わらず常備しているサインペンでサラサラとサインを書くと丁度測り終った体温計と共に看護師さんに差し出す。
「……えっ!?」
「まぁジロジロ見ちゃったお詫びと良いものを見せてもらったチップ的な意味で。他の人には内緒にしておいてくださいね」
ちなみにサインだけで看護師さんの名前を書いていないのは転売しやすいように逆の気遣いである。周藤良太郎がルーズリーフに書いたサインだったら希少価値的な意味も合わせて多分そこそこのお値段になるよ!
茫然といった様子でサインを受け取った彼女は、しばしそれに視線を落した後、おずおずといった様子で上目遣いになった。
「あ、あの! ……た、大変恐縮なのですが……ふ、『風花ちゃんへ』って書いていただくことは……」
あれ、名前入りの方がよかった?
彼女のご要望通り『ふーかちゃんへ』と書き足してあげると、彼女は大変嬉しそうな笑顔になってくれた。
うむ、恥ずかしがってる表情も可愛いが、やっぱり女の子の……笑顔を……最高やな!
「ありがとうございます!」と満面の笑みでお礼の言葉を残して彼女は病室を後にした。
「……あれ、体温計」
実はサインしか受け取っていなかった彼女が慌てて戻って来て再び赤く染まった羞恥の顔を見せてくれるのはこの数分後である。
・電車にて(Lesson74後のお話)
春香ちゃんから貰ったキャラメルで糖分補給を終えた俺たちは、受験会場へ向かうための電車に乗り込んだ……のだが。
「まぁそりゃこうなるよなぁ……」
満員電車なう。
サラリーマンや同じくセンター試験を受ける受験生やその他大勢が押し込められた電車内はごった返す隙間すらない有様だった。
「忍、大丈夫か?」
「うん、ありがとう恭也」
ちなみに月村は恭也が腕に抱えるようにして無理矢理隙間を作っているのでまだマシそうだった。イチャイチャしやがってという恭也への憎しみより一人だけ余裕がありやがってという月村への憎しみが先に生まれそうである。
(男の人と対面にゃ……でもまぁ、そこそこカッコいい人だし、おじさんよりはマシかにゃ)
「っと」
それより自分は先ほどの駅で乗り込んできた目の前の小柄な黒髪赤縁メガネの少女である。ドアを背に立っている少女と対面している形になっているので、俺がしっかりしないと彼女を押し潰してしまう。
「おっと」
その時、丁度電車がグラリと揺れた。目の前の少女に向かって倒れそうになるが、咄嗟にドアに手を突くことで彼女を押し潰すことを回避する。
(っ!? か、壁ドンにゃぁぁぁ!?)
ん、彼女の肩がビクリと震えた気がした。顔のすぐ側に勢い良く手を突いたから驚かせてしまったのだろうか。
更に電車が揺れ、中途半端な体勢なので腕だけでは支えきれず、今度は膝をドアに突いて体を支える。
(こ、今度は股ドンにゃぁぁぁ!?)
っと、まずい。流石にこれはセクハラに近い。もうすぐ俺たちが降りる駅とはいえ痴漢と思われてしまうかもしれんので早めに謝っておこう。ただあまり大っぴらに言っても彼女も少々恥ずかしいだろうから、小声で言うことにする。
「……ゴメン、もう少しだけ我慢してね……」
(と、とどめの耳つぶにゃぁぁぁ!?)
……何の反応も無いが大丈夫だろうか。
俯いて表情は見えないが、耳が真っ赤になっているところから察するに、多分暑いのだろう。冬場の電車はガンガンに暖房がかかってるから、上着を着た状態で乗ると暑いんだよなぁ。
その後、無事に目的の駅で降りることが出来たのだが、一部始終を目撃していた恭也と月村に「何をやっているんだお前は」「流石にセクハラはちょっと……」と白い眼で見られることになる。
しかし実はちょっと女の子の良い匂いがして得した気分なので今日のセンター試験は頑張れる気がした。
「いやぁ、さっきの満員電車大変だったねぇ……って、
「みくちゃん、顔真っ赤やん!?」
「……な、何でもないにゃ……」
・収録現場にて(Lesson81中のお話)
「はいオッケーです!」
「お疲れさまでしたー」
翔太と共に『俺の妹がお嬢様学校の劣等生だけど女神の祝福でツインテールになったのは間違っている』略して『俺は間違っている』の収録を終える。久しぶりに声優としてのお仕事だったので楽しかった。
「お疲れ様です! 良太郎さん!」
「あぁ、お疲れさま、菜々ちゃん」
そう笑顔で挨拶をしに来てくれたのは、今回のアニメで共演した346プロ所属のアイドルの
「どう? 最近のお仕事の方は」
「アイドルとしてのお仕事は勿論ですけど、長年の夢だった声優としてのお仕事もさせていただけて、ナナは大変満足です!」
キャルンと拳を口元に持ってくるピーカブースタイルが可愛らしくて大変様になっていた。様になっているというか、年季が入っているというか。女子高生に対する評価ではないと思うが。
「へー、声優が夢だったの?」
「はい! 子供の頃に毎週見てた『花より○子』のアニメを見て声優にも憧れてまして……!」
「あれ? それってアニメ化してたっけ?」
隣で話を聞いていた翔太が「ドラマは知ってるんだけど……」と首を傾げる。そーいえば、有名になったのはドラマ版だったっけ……?
「えっ!? ……あ、あははー! そ、そーでしたね! ドラマでしたっけね! い、いやぁ、何かと勘違いしちゃってましたー……!」
焦った様子でえへへと笑う菜々ちゃんは、まるで何かを誤魔化しているようにも見える。
「……ねぇ、りょーたろーくん」
「ん? なんだ?」
お疲れさまでしたー! と去っていく菜々ちゃんの後姿を見送りながら、翔太が話しかけてきた。
「あの人ってさ……何か変じゃない?」
「ん? 別にウサミン星人キャラはアイドルとしちゃ普通だろ。まぁ最近見かけないが」
昔、高木社長がプロデュースしていた『ワンダーモモ』ってアイドルがいるぐらいだし。
「それもあるんだけど……なんかこう、年齢の割に大人びてるというか……悪い言い方をするともっと年上っぽいというか……」
まぁ確かに翔太が言いたいことも分かる。
十七歳ということは春香ちゃんの一つ年下、学年で言えば同級生か下手すると下級生である。しかし周りに対する気配りや言動はどう考えても高校生のそれではなく、俺ですらたまに彼女が年上ではないかと錯覚してしまいそうになるぐらいだ。
「あんまり女の人にそーいうこと言うなよ? 本人も気にしてるかもしれないんだから」
「……うん、分かった」
とは言いつつ、俺には分かっている。いや、俺だからこそ彼女のことを分かってあげなければならないのだろう。
実年齢と齟齬のある言動や精神年齢、そして彼女に対する妙な親近感……これらの事柄を総合して考えると――。
――彼女もまた、俺と同様に『転生者』の可能性があるということだっ!
いやー、まさかこの世界に俺以外の転生者がいるとは思わなかったわー。しかも同じくアイドルをやってこうして巡り合うとか、これが俗にいう『稀によくある』ってやつだな。
きっと彼女も前世の記憶と今の自分の状況で悩んだりしたこともあったのだろう。ここは人生の先輩としてだけでなく転生者の先輩としても、そしてなによりアイドルの先輩としても彼女の力になってあげよう。
「……な、なんでしょう。ナナにとっては好都合のはずなのに妙に変な誤解をされてしまったような気がします……」
・テレビ局の廊下にて(Lesson99後のお話)
「いやぁ、福井旅行楽しかったなぁ」
「仕事と合宿で旅行じゃねぇっつーの」
とは言いつつ、仕事内容は旅番組だったので実質旅行みたいなもんである。まぁ土産は買い忘れたが。……あ、そうか撮影中の移動時間で買えばよかったのか……。
「っ……!?」
そんな反省をしつつ冬馬とテレビ局の廊下を歩いていたのだが、思わず足が止まった。
「ん? どうした?」
突然足を止めた俺に冬馬が訝し気に首を傾げる。
「……お前は感じないか……この廊下の向こうからする
「は? んなもん感じねーけど……ガチか?」
俺の口調からそれが真面目なことだと感じ取ってくれた冬馬の声のトーンが一段低くなる。しかし、どうやら俺にしか感じ取れないらしい。注意深く廊下の先に意識を向けるが、冬馬は静かに首を横に振った。
「冬馬、下がれ。……多分、お相手も俺がご指名みたいだ」
きっと相手も俺がいると理解した上でのそれなのだろう。ならば冬馬を巻き込むわけにはいかない。こいつを侮っているわけじゃないが……恐らく『こちら側』だ。
「……行くぞ」
意を決して俺は一歩を踏み出す。廊下の角を曲がり――。
――彼女はそこにいた。
栗色のセミロングの髪をお団子にした少女が、そこに立っていた。
ただ立っているだけ。それだけで、まるでピリピリと空気が張りつめていた。
隣の冬馬は「ん? ……んん?」と困惑した様子だったが、やっぱりまだ冬馬には分からなかったようだ。
「……初めまして、ですね」
「……あぁ、初めましてだ。君の噂は聞いているよ。346プロの新人アイドルだったね」
「周藤良太郎さんに知っていただけるなんて光栄です。……自己紹介をさせていただいても?」
「いや、いいよ」
片手を挙げて彼女を制する。わざわざ自己紹介をしてくれるという少女に対して少々失礼だったかもしれないが……それでも、俺は彼女のことをよく知っている。よく知っているからこそ、俺は彼女と多くを語ることはないだろう。
そのまま俺は彼女の横を通り過ぎ、彼女もまた何も言わなかった。
「あの……マジでなんなんだ?」と困惑中の冬馬は置いておく。
「……君は、俺には持っていないものを持っている」
少し歩いた先で立ち止まり、まだ背後にいるであろう少女に向かって話しかける。その姿は見えないが、彼女はまだそこにいて俺の声を聞いているという確信はあった。
「俺には出来ないことが、君には出来る。それは俺が辿り着くには余りにも困難な場所で……きっと、君ならば俺よりもずっと簡単に辿り着くはずだ」
まさか『周藤良太郎』がその背中を追いかけることになるとはな、とやや冗談めく。
「……そんなことないです!」
「おわっ!? 急に振り返んなよ!」と驚く冬馬はまだ放置。
「あたしはっ! あなたを尊敬しています! 自分の信念を堂々と口にして決して曲げることのないあなたを! ……そんなあなたに憧れたからこそ、今のあたしがいるんです!」
「……そう、か」
ならば、俺はまだ諦めるわけにはいかない。アイドルとして……周藤良太郎として、一人の女の子に憧れられているのであれば、その期待に応えなければ嘘である。
「……先に行っていてくれ。何時になるかは分からないが……じきに追い付く」
「……待っています。また、お会いしましょう」
「「――
それが、俺と
「あ、冬馬さんおかえり~……って、ど、どーしたんですかっ!?」
「随分と憔悴しきってますねぇ」
「ど、どうしたんだい冬馬!? ……えっ!? 『あいつらの話を真面目に聞こうとした俺が馬鹿だった』? い、一体何が……!?」
「し、しっかりとーま君! め、
・上条後輩はイタリア
何があったのかは原作十一巻を参照。実際にこの世界で起きたかどうかは不明。
・輿水幸子
『アイドルマスターシンデレラガールズ』の登場キャラ。キュート。
「カワイイボク」と「腹パン」が似合う竹達ボイスの中学生。扱いは雑ではない(キリッ)
今回の一件を期に自身もアイドルを目指すという裏設定。
・桂ヒナギク
・原村和
・森島はるか
それぞれ「ハヤテのごとく」「咲~saki~」「アマガミ」から学園の美女美少女系キャラを引っ張ってきた。選抜理由は作者が本棚に目を向けて目に入ったから。
なお他にも候補はいたがどう考えてもお嬢様系の学校にしかいなさそうだった。
・豊川風花
『アイドルマスターミリオンライブ』の登場キャラ。Visual。デレマス的に言えば多分キュート。
ミリマスにおいてあずささんを凌ぎ765最胸の座に君臨するむちぽよ系アイドル。
実は「彼女にセクシー系の仕事を持ってくるプロデューサー」がバネPのイメージと一致しないので、彼女がアニマス時空と繋げにくい一番の理由だと思っている。
・転売防止
実はサインに宛名を書くのは、優しさだけでなくそういう意図も含まれていたのだよ!
(まぁ純粋な厚意もあるだろうけど)
・やっぱり女の子の……笑顔を……最高やな!
「冗談はよしてくれ(タメ口)」
・前川みく
『アイドルマスターシンデレラガールズ』の登場キャラ。キュート。
猫キャラを自称するデレマスにおいて最古の色物キャラ(最初に喧嘩をふっかけてくる的な意味で)
なお本編では猫耳を外した所謂「前川さん」モード。こっちの方が可愛いは禁句。
同じく正体を明かさなかったアーニャとの違いは「お互いに気付かない」という点。さーてどう転がすかな。
・壁ドン
・股ドン
・耳つぶ
女の子が喜ぶらしいけど、実際は好感度が足りていないと逆効果なので注意。
・安部菜々
『アイドルマスターシンデレラガールズ』の登場キャラ。キュート。
ウサミン星からやって来た永遠の十七歳、それがウサミン星人! 詮索してはいけない(戒め)
ちなみに本当に転生者ではないので注意。
・『花より○子』
アニメ版は『1996年』放映。
・ワンダーモモ
昔のナムコのゲームで、後に公式で高木社長がプロデュースしていたという設定が付いたらしい。
・棟方愛海
『アイドルマスターシンデレラガールズ』の登場キャラ。キュート。
十四歳でありながら、お山(胸)であるのであれば大小問わず更に男のものでもオッケーというある意味で極致に辿り着いた剛の者。
割と最初の方から良太郎との絡みを望む声が多かったので、今回満を持して登場。こういう立ち位置に落ち着いた。
ちなみに敵対ルートもあったが、別に争う理由も無かったので没に。
以下没ネタ↓
「あなたは目で見てお山を愛でる! あたしは手で揉んでお山を愛でる! そこになんの違いもありはしないでしょうが!」
「違うのだ!」
というわけで赤色の短編集でした。今回は割と有名どころが多かったと思う。
……え? 真面目な話? あ、いっけね! 『
ともあれ、これで第三章で書いておくべきお話は全て終わりました。来週からいよいよデレマス編を始めていきます!
『現在考えているデレマス編の情報を小出しするコーナー その3』
・目標『アニメでは実現しなかった765プロとの絡みを書く』
・ついでにアニメではスポットが当たらなかった346前のちゃんみおも書く(書きたい)
・123プロには新人二名追加。