ヴェアヴォルフ~ヘルシングの大尉が転生~   作:むらやま 

3 / 48
 普通に書いてても面白くないからオリジナル展開をガンガンやろう!
 と思うも自動車学校と課題研究が忙しくて書く暇がない作者


設定&オマケ 

  

  大尉(遠山金次) 

 

  言わずと知れたヘルシングの大尉、戦いに負けた後こっちに転生。

  産んだ母親は彼を生んだ数日後に亡くなった。(カナの登場が早いのはこれが原因)

  特徴は白い髪と赤い目、あと犬並みの嗅覚と聴力。ナチに関しては義理は果たしたと考えている。

  最近父親にケータイを買ってもらいご満悦。

 

  運動能力 S

 

  知識   A      

  

  パワー  S

  

  魔力   B

 

  超能力  D

 

  危機察知能力 S  

 

  使用火器 H&K USP、MP9 マチェットナイフ 

  

  装備 武偵校の制服の上に防弾コートを着用、頭には野球帽

 

  趣味 テレビ(ドラマがお気に入り)、動物・植物の世話、買い食い

 

  能力 『人狼化』 

 

     生き物などが近くにいると発動する、特殊なHSS。人、動物、植物でも発動可能。

     発動すると人狼化でき、霧になったり、巨大な狼になったり。パワーも普段の数十倍に跳ね上がるとともに感覚神経が敏感になる。基本いつでも発動可能。

 

 

  シュレディンガー

  

  遠山家の居候猫。捨て猫に転生し路頭に迷っていた所、大尉を偶然見つけてそのまま家に転がり込んだ。基本ニート。化け猫で前世の能力と変化能力があるが、人になれる時間およそ1時間。

  最近の悩みは好物がどんどん猫っぽくなっていく事。  

 

  運動能力 B

 

  知識   B

 

  パワー  C

 

  魔力   S  

 

  超能力  S

 

  危機察知能力 A  

 

  使用火器 なし

 

  装備   上下長ジャージにニット帽(人間状態) 

 

  趣味   アニメ鑑賞、家でゴロゴロ、

 

  能力 『どこにでもいて、どこにもいない』

 

     前世からの能力で、自分が認識している限りどこにでもいて、どこにもいない。

     自分が思ったところにいる能力で、アメリカだろうが思考のなかだろうがどこにでも現われる。

     ただ、自分の知らない所へ行くと確実に迷子になる。   

     

 

  

  これから出す予定のヘルシングのキャラクター

 

  リップヴァーン・ウィンクル<絶対出す。

 

  少佐<間違いなく出す。

 

  ドク<てかヘルシングのキャラ出しやすい。

 

  ゾーリン・ブリッツ<多分出す。

  

  他には特に考えてません。

 

  ーーーーーーーーーー

 

  おまけ 風が吹けば桶屋が儲かる

 

 

  とある土曜日

 

  「親父、悪いが今日も仕事で帰りが遅れる。」

  

  そう言ったのは父だった。どうやら仕事が忙しいらしいな、休日なのにご苦労な事だ。

 

  「そうか・・・まあ無理はするなよ。」

 

  「ああ、大丈夫だ。報告では簡単な仕事らしいからな。」

 

  最近知ったんだがどうやらこの世界には武偵と言う仕事があるらしく、うちの父はそれに近い武装検事とか言う仕事についているらしい。検事が武装してるとか世も末だな。

 

  とか考え事しているうちに父は足早に家をでてしまった。

    

  「なんかいやな予感がするのぉ・・・」

 

  爺ちゃんが誰に言うでもなくつぶやいた・・・

 

  「どうする?」

 

  とりあえず爺ちゃんに聞く。今日は兄は友達の家に、婆ちゃんは生け花をしに行って今家には俺と

爺ちゃん、シュレディンガーしかいないのだ。

 

  「そうじゃな・・・じゃあワシの自慢話でも・・・」

 

  「それはこの前聞いた」

 

  「いや!今日のは始めて話す話じゃぞ!よくきいとれよ・・・」

 

  こうしていつもと変わらない遠山家の土曜日が始まるのであった 

 

 

  

  4時間後 とある人気のない工事現場

 

  「ここか・・・」

 

  静かなる鬼・・・オルゴといわれ恐れられる武装検事は今、ある組織の取引現場に来ていた。

  仕事は簡単、取引の証拠を手に入れること。

 

  到着するとすぐさま隠れられそうな所を探してそのときを待つ。

 

  (・・・あれだな)

 

  隠れる場所はすぐ見つかった。大きな工事用の石材の裏だ。

 

  そこに決めるとすぐさまそこに隠れ取引きが行われるのをじっと待つ・・・

  しかし・・・その隠れたと思っている金叉を狙う者がいた・・・

 

  

  (へへへっ、あの静かなる鬼がこそこそ隠れてるところを見れるなんてなぁ!)

 

  工事現場を一望できる場所に一人の男が隠れながら金叉に狙いを定めている。

 

  男が持っているのはM24スナイパーライフルである。

 

  (わりいな!てめえに恨みはねえがクライアントのお望みなんでなあ!)

 

  サイトの中心が金叉の頭を正確に捕らえる

 

  (死ねやああぁぁぁぁぁ!!)

  

  銃声が人気のない工事現場に響いた・・・

 

 

  少し前 遠山家

 

  「あっ・・・」

 

  それに気付いたのは大尉だった

 

  (親父・・・弁当忘れてる・・・)

 

  台所の台の上には大きな風呂敷に包まれた父専用の弁当が鎮座していた。

 

  (伝えた方がいいかな・・・)

 

  そう思うと大尉はポケットに入っていた、この前父親から買ってもらった携帯電話を取り出し、通話ボタンを押した・・・

 

 

  「ん?金次から電話?珍しいな・・・」

 

  突然電話が鳴ったと思ったら息子からだった。

  金次はあまり喋らず、友達も5歳のときに会った星伽神社の白雪ちゃんぐらいだ。

  そのため、なかなかコミュニケーションがとれず困っていたのだ・・・そこでケータイのメール機能なら何か反応があるんじゃないかと先日買ってみたのだが・・・

 

  (まさかメールではなく電話をしてくるなんて!ああっ、ケータイ買ってよかった!)

 

  すぐに携帯の通話ボタンを押す。

  そしてこの時、彼は通話をするために背をかがめた・・・この瞬間、歴史が変わった。

 

  ボチュン!

  

  金叉の頭すれすれを弾丸が飛んでいく・・・だが、当の本人は気にせず会話を続ける。

 

  「金次か?どうしたんだ」

 

  『親父・・・弁当忘れてる・・・』

 

  「えっ?」

 

  そう言われて記憶をさかのぼってみる。

 

  (あ~~っ、朝慌てて持ってくの忘れた・・・)

 

  「よし・・・金次、今から言う事をよく聞け」

 

  『?・・・何?』

 

  「お弁当をお婆ちゃんが帰ってくる前にすべて食べなさい。」

 

  以前、弁当を忘れたときこっぴどくしかられたのだ。だったら誰かに食べて貰って証拠隠滅するしかない。

 

  『・・・わかった・・・あと・・・』  

 

  「ん?なんだ?」

 

  『7時の方向にスナイパーがいる。気を付けて。』

 

  「?」

 

  どうしてそんなことがわかるんだ?こっちにいる自分でもわからないのに。と聞こうとしたがすでに電話は切れていた・・・

  だがあの子が何の意味もなくそんな事を言うとは思えない。

  そう思い服にしまってある手鏡を取り出す。

  

  (・・・いた)

 

  言われたとおり7字の方向、工事現場の建設中のビルの3階、そこに狙撃銃を構えた男が見えた。

 

  (さて、仕事だな)

 

  そう言うと、デーザートイーグルを懐から取り出し、撃鉄を起こす。

 

  「判決の時間だ。」

 

  鬼が、突貫する。

 

 

  (そんなバカな!どうしてそのタイミングで・・・っ!)

 

  狙撃者は焦っていた。最高の状態で撃った弾丸が避けられたのだ。

 

  (くそっ!やはりオルゴの名は伊達じゃねえか!)

 

  だがまだ場所はばれてないはず・・・今のうちに・・・

 

  そう思い逃げようとする。が・・・

 

  「!?そんなバカな!」

 

  突然、目標が飛び出したかと真っ直ぐこちらに走ってくるのだ

 

  (なんで俺の位置がバレてんだ・・・くそっ!最悪だ!)

 

  そう思うと銃を構えなおす。

 

  「この化け物がああぁぁぁ!」

 

  狩る者、狩られる者の立場が逆転した瞬間であった。

 

 

  その夜

 

  「疲れたな・・・」

 

  結局今日の仕事は敵の罠と言う落ちだった。

  相手がバカだったのか一人で来ていたためものの30分で捕まえて、その後武偵庁へ報告&犯人を引き渡しやっと仕事がが終わり帰宅する所であった

   

  (・・・だが・・・なぜあの子が電話越しに相手の位置を探れたんだ・・・) 

    

  仕事が終わってもそれだけが謎だった・・・

 

  (もしかしたら・・・ものすごい能力を持っているのかも知れんな・・・)

  

  後で聞いてみるか・・・

 

  そう思い帰宅すると

 

  「おかえり。金叉。」

 

  母が仁王立ちしていた。額に青筋浮かべて。手には猫掴みされた金次が申し訳なさそうにこっちを見ていた。

 

  「あんた、金次に弁当食べさせて証拠隠滅しようとしたみたいだねえ・・・」

 

  母が拳を構える

 

  「まっ、待って、話せばわか・・・」

 

  あーーーーーーーーーーーーっ!!  

 

  夜の住宅街に鬼の悲鳴が響く・・・こうして遠山家の夜は更けていくのであった・・・

 

 

  だが、別の世界では今日が自分の命日になっているとは本人どころか誰も知らないのであった。

 

  

  

 

 

 




 リップヴァーン>狙撃科
 ゾーリン>尋問科
 出すなら科はこんな感じかな・・・

 てかお父さんを生き残らすという斬新な挑戦しちゃったけどいいかな?

 感想・意見お待ちしています。  

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。