雪風は赤い砂と共に   作:火の丘

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ゼロのルイズ

 カーテンの隙間から光が差し込んでくる。

 ――もう朝か。

 サソリが座っていた椅子から立ち上がり、窓にかかるカーテンを右手で開けると、朝日の眩い光が目に入った。

 

「ん、……おはよう」

「ああ」

 

 タバサもその光で目を覚ましたのだろう。上半身を起こし、目をこすりながら挨拶してくる。頭にナイトキャップをかぶり、可愛らしいパジャマを身に着けたその格好は、少女の幼さない体躯と相まって、彼女のあどけなさを強調していた。

 

「ずっと起きていたの?」

 

 サソリが左手に本を持っていることに気付いたタバサが尋ねてくる。

 

「まあな」

 

 昨日の晩、サソリは眠ろうとせず、ずっと本を読んでいた。今まで何十年も眠っていなかった所為か、サソリは眠気を一切感じず、本を読んで暇を潰していたのだ。

 サソリは手に持っていた本を机の上に置くと、

 

「着替えたら呼べ」

 

 昨日と同じようにそう言って、部屋から出ていく。

 

 

 タバサが身支度を整え、部屋の外に出てくると壁に背を預け待っていたサソリに短く「朝ごはん」と呟いた。

 どうやら、これから朝食らしい。スタスタと心なし歩く速度が速いタバサの後をサソリは付いて行く。

 

 食堂は、学院の敷地内で一番背の高い、真ん中の本塔の中にあった。食堂の中にはやたらと長いテーブルが三つ並んでいる。百人は優に座れるだろう。

 二年生のタバサたちのテーブルは真ん中だった。

 タバサが席に着くと、その隣に当然のように座るサソリ。

 すると、二人の周囲からはひそひそと囁き声がわく。

 噂の使い魔という事と、一人だけ衣服が違うサソリに、周りの生徒たちからは好奇の眼差しが向けられていた。

 その視線を気にした様子もないサソリとタバサだが、彼らの前に生真面目そうな少年が現れ、嫌味気に口を開く。

 

「ミス・タバサ。ここは貴族の食卓だ。それを使い魔に座らせるなんて……。しかもこの使い魔は平民だ! 君は一体何を考えているんだ!」

 

 大げさな仕草で頭を振り、周囲にも聞こえるように大声でタバサを叱責する少年。

 

「許可は取ってある」

 

 表情を変えず平坦な声で言ったタバサの言葉を、生真面目そうな少年は鼻で笑う。

 

「許可を取ってあるだって? フン! 君は僕の話を聞いていたのかい? ここは貴族の食卓、貴族以外が食事をすることは許されないんだよ。君の行いは、この『アルヴィーズの食堂』の歴史に泥を塗る行為なんだ!」

「……」

 

 なにも言い返さないタバサを見て、少年はとどめと言わんばかりに言葉を続ける。

 

「わかったら、早く使い魔を席から立たせるんだ。なに、僕も鬼じゃない。床の上で這いつくばって食事を摂らせるというなら、特別に許してやろうじゃないか」

 

 ハハハ、と勝ち誇ったように笑う少年。

 この少年がなぜ、タバサに絡むかと言えば、少年はかつて、タバサに決闘を挑み無様にも敗れ、その後もタバサとキュルケを罠に嵌めようとしたが失敗し、キュルケにキツイお仕置きを受けたのだった。

 そんな理由から、恨みを晴らそうと執念深く機会を狙っていたのだ。

 そして、召喚の儀式でタバサが平民を呼び出したのを見た少年は、絶好の機会が回ってきたとほくそ笑み、今現在、タバサにネチネチと難癖を付けているのだった。

 周りにいる生徒たちも少年の行為を止めようとしない。なぜなら、少年ほど露骨に態度には出さないが、平民と共に食事をするのは、受け入れがたい行為だったからだ。

 

 周囲をも味方に付けた少年は、やっと恨みが晴らせる、と笑みを深くする。しかし、少年にはひとつの誤算があった。それは、タバサが呼び出した使い魔は、規格外の存在だったということ。

 

「おい、小僧」

 

 少年にサソリが声をかけた。少年は、今までサソリの存在など目に入れようともしなかったが、自分の事を小僧と呼ばれたことで、初めてサソリの方に視線を向ける。

 

「平民の分際で、僕を小僧呼ばわりする――」

「それ以上喋ったら、殺すぞ」

 

 少年が眉根を上げて、文句を言い終わる前にサソリが少し殺気を込めて睨み返す。すると、時が止まったように食堂から音が消えさる。

 しばしの静寂の後、再び時が動き出すように、殺気を直に受けた少年が白目を剥いて、床に倒れ伏す。周辺にいた生徒たちも、殺気をすぐ近くで当てられた為、腰を抜かす生徒や逃げ出す生徒、中には少年のように気絶する生徒もいた。

 

「だめ」

 

 サソリの行動を見かねたタバサが注意する。

 

「……軽く睨んだだけだ」

 

 サソリから殺気が消え何事もなかったような食事前の喧騒が戻ってくる。……サソリの周り以外で。

 

「おはよう。タバサ、サソリ」

 

 そんな二人に挨拶をしたのは、朝からご機嫌な様子のキュルケだった。

 

「どうしたの? 貴方たちの周りの席やたら空いているわね。それにこの男の子、何で床に寝ているの?」

「きっと寝不足」

「そうなの?」

 

 首を傾げながら、タバサの席の隣、サソリの反対側に座るキュルケ。

 ニヤニヤと笑みを浮かべるキュルケを不思議に思ったタバサが問い掛ける。

 

「楽しそう?」

「ええ、少しヴァリエールをからかってやったからね」

「悪趣味」

「仕方ないじゃない。向こうが突っかかって来るんだから」

 

 サソリは二人の話声を聞き流しながら、食堂を観察していた。すると、壁際に置かれた精巧な小人の彫像が目に入る。

 なかなかの造形だ。サソリの芸術家としての血が騒ぐ。

 サソリが熱心に彫像を見ているのに気づいたタバサが話かける。

 

「アルヴィーズ」

「あの小人の彫像の名か?」

 

 サソリの問いに、タバサがコクリと頷く。

 

「あの彫像、夜中に踊るのよ」

「そうか。一度見てみたいものだ」

 

 キュルケが語った内容に、サソリはさらに彫像への関心が増すのだった。

 オレも何か新しい傀儡を造るか、とサソリが考えていると、食事への祈りの声が唱和され、食事が始まる。

 サソリの目の前には朝から食べるには、胃がもたれそうな料理が並んでいた。生まれ故郷が砂漠ばかりで碌な食べ物がなかったこともあり、生身の体のときもあまり食事を摂らなかったサソリは、目の前の無駄に豪華な料理を見ただけで胃がもたれそうだった。

 隣の席に座るタバサを見ると黙々と食べ物を口に運んでいた。その小さな体のどこに食べ物が消えていくのだ、という疑問がサソリの頭に浮かぶ。

 食が進んでいないサソリにタバサが聞いてくる。

 

「食べないの?」

「オレは少しでいい。オレの分も食べるか?」

 

 無言でタバサは頷くと、サソリの余った分の朝食も食べだす。何故これだけ食べてタバサは太らないのだ。更なる疑問がサソリを襲う。

 タバサの食事風景を眺めていると、何か勘違いしたのかタバサがとげとげの形をした菜っ葉を勧めてくる。

 

「おいしい」

 

 あまり美味しそうに見えなかったが、毎日このような豪華な食事を摂っているであろうタバサが勧めるぐらいなのだ、美味しいのだろう、と自分に言い聞かせ、サソリは勧められた野菜を口にする。

 口の中に強烈な苦みが広がる。サソリは幼き日を想い出した。そうあれは、祖母に薬草の見分け方を教わっていた頃だ。あの時、口にしたただの雑草の味とそっくりだった。

 

「不味いな」

「おかしい」

 

 思わず口から出た言葉にタバサが反応する。おかしいのはお前の味覚だ、と言いそうになるサソリだった。

 

 

 

 食事を終えたサソリたちは、講義を受けるため教室に向かっていた。

 

「キュルケ、何だその生き物は?」

 

 食堂を出てから、キュルケの後をのっそのっそと付いてくる珍妙な生き物を見てサソリが尋ねる。

 

「素敵でしょ。この子がわたしの使い魔。サラマンダーのフレイムよ」

 

 自分の使い魔を自慢するように胸を張りキュルケが答える。

 キュルケの使い魔は真っ赤で巨大なトカゲだった。尻尾は燃え盛る炎でできており、口からはチロチロと火炎を吐き出している。

 フレイムを見たサソリは、使い魔というのは、本当に口寄せ動物に似ている、と思わずにはいられなかった。

 

 魔法学院の教室は、幼い時にサソリが通っていたアカデミーと似ていた。学校というのはどこも似たようなものだな、という感想を彼に懐かせる。

 教室に入ると、タバサと同じようにマントをつけた大勢の生徒とその数と同じだけの動物がいた。中には動物と言っていいのだろうかという生き物もいる。

 生徒の傍にいる生き物が使い魔なのだろう。サソリが使い魔を見回しているとあることに気付く。

 

「使い魔に人間はいないのか?」

「人間を召喚した例はなかった。昨日までは……」

 

 タバサの返事を聞いてサソリは納得する。

 道理でさっきからやたらと見られている訳だ。

 サソリたちが教室に入った瞬間から、好奇の眼差しやあざ笑うような視線を感じていた理由が理解できた。

 

 その時、生徒がくすくすと笑いだす。サソリは自分が笑われているのかと思ったが、生徒たちの視線は教室の入り口に注がれていた。どうやら今、教室に入って来た生徒を笑っているようだ。

 サソリが教室の入り口に目を向ければ、そこには薄い桃色の髪の少女がいた。

 その表情は不機嫌そうに眉根を寄せているが、そのような仕草が気にならないほど、少女は可愛らしい面立ちをしていた。透き通るような白い肌、鳶色の瞳は宝石のように輝き、その佇まいからは高貴さを感じさせられる。

 そしてもう一人。少女に連れられ青い服を着た黒髪の少年が、その髪の色と同じ黒い瞳をキョロキョロと動かし、好奇心旺盛そうに辺りを見回しながら、教室に入って来た。

 

「あれは?」

「あなたと同じよ。桃色の髪をした女があたしたちのクラスメイトのヴァリエールで、黒髪の男の子がヴァリエールの使い魔よ」

「人間を召喚した例はなかったんじゃないのか?」

「だから昨日二人召喚されたのよ。一人目がサソリあなたで、二人目があの男の子よ」

 

 サソリの疑問にキュルケが答えていく。

 サソリは使い魔の少年を注意深く観察するが、何の脅威も感じられなかった。自分と同じ世界の忍びが召喚されたのかもしれないと思ったが思い過ごしだったようで、ただの一般人という表現がピッタリ当てはまる、ごく普通の少年だった。

 

 タバサとキュルケが席に着き、サソリもタバサの隣の席に座る。

 幾ばくかの時間が過ぎた頃、教室の扉が開き、教師と思わしき人物が入ってきた。その姿は、紫色のローブにとんがり帽子、まるでお伽話に出てくるような格好をしている。ふくよかな頬がやさしい雰囲気を漂わせている中年の女性だった。

 

「皆さん。春の使い魔召喚は大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを見るのが楽しみなのですよ」

 

 教室を見回し、満足そうに微笑んで言った。そして、サソリと黒髪の少年に目が留まる。

 

「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール、ミス・タバサ」

 

 シュヴルーズがとぼけた声でそう言うと、教室中がどっと笑いに包まれる。

 

「ゼロのルイズ! 召喚できないからって、その辺歩いていた平民を連れてくるなよ!」

 

 一人の生徒の発言で教室は一気に騒がしくなる。売り言葉に買い言葉で少女も負けじと言い返していた。

 そこでふと、サソリは疑問に思った。誹謗中傷がゼロのルイズと呼ばれた少女に集中していることに。タバサに目を向けると、いつものように無表情のまま自分は関係ないと言わんばかりに、周りの騒ぎを無視して本を読んでいた。

 ルイズを見た後タバサを見て眉根を寄せるサソリに、キュルケがサソリの疑問を察して答える。

 

「あの子。ヴァリエールは今まで一度も魔法が成功したことがないのよ。それに比べて、タバサはこの学院でも数少ないトライアングルのメイジだもの、どちらを馬鹿にするかなんて決まっているわ」

 

 罵倒が飛び交う教室を眺めながら、くだらないことでよくここまで騒げるものだと、内心呆れるサソリ。

 言葉の応酬を聴き流していたその時、不意に彼はあることに気付く。

 

「もしかして、ゼロのルイズと言われているのは、魔法が成功したことがないからゼロと言われているか?」

「ええ、そうよ。メイジにはそれぞれの得意とする魔法に因んだ二つ名がつくの。あたしなら微熱。タバサなら雪風みたいにね」

 

 サソリがキュルケと話している内に騒ぎは収まり、授業が始まる。

 授業の内容は、サソリにしてみれば大変興味深いものだった。

 忍術の基礎ともいえる五つの性質変化。そして、メイジの使う系統魔法。今は始祖ブリミルが用いたとされる『虚無』の系統が失われているがこちらも全部で五つ。中々に面白い偶然だった。

 

「さっきも言っていたが、トライアングルやスクウェアというのは?」

「知らなかったの? 簡単に言えば、系統を足せる数のことよ。『火』『土』のように二系統足せるのがラインメイジ。『土』『風』『火』のように、三つの属性を足せるのがトライアングルメイジよ。同じ系統を複数足すことでより強力な魔法を創り出すこともできるわ」

 

 キュルケの説明にサソリは内心驚く。なぜなら、忍術で二つの性質変化を同時に使うには、特別な血筋。血継限界が必要だったからだ。さらに、三つ同時に使うとなると血継限界を超える力、血継淘汰が必要で、使える者もサソリが知る限り一人しかいなかった。それが四つともなれば、忍びの始祖と呼ばれていた六道仙人ぐらいしか使える者はいないだろう。

 サソリが考えを巡らせていると、キュルケが慌てた様子で声を上げる。

 

「先生。危険です!」

 

 サソリが視線を向けると、ルイズが教壇に立ち、魔法を使うようだ。キュルケの顔が蒼白に変わる。周りの生徒たちも似たようなもので、皆なにかに怯えるような表情をしていた。

 その時、グイグイと何かに服の裾が引っ張られる。サソリが何事かと顔を向けると、タバサが机の下に隠れており、そこからサソリの服を引っ張っていた。

 

「何をやっている?」

「危険。隠れて」

 

 タバサの忠告に疑問が浮かぶ。何が危険なのだ、とサソリが聞こうとしたその瞬間。サソリの身体に悪寒が走る。悪寒の原因は、今まさに魔法を使おうとしているルイズだった。

 

 あの小娘、いったいどれだけのチャクラを練りこんでいるんだ。人柱力並だぞ!

 

 サソリはルイズのチャクラ量の多さに驚愕する。

 彼女が高らかと掲げた杖には膨大なチャクラが集まり、青白い輝きを発していた。

 そして、ルイズが杖を振り下ろし、魔法が発動する。

 

 次の瞬間、耳をつんざく音とともに爆発が起きた。

 爆風をモロに受け、ルイズとシュヴルーズは黒板に叩きつけられ、爆発に驚いた使い魔たちが暴れ出し、教室が阿鼻叫喚の大騒ぎになる。

 サソリは呆然と教室の様子を眺めながら、ルイズの使った魔法を思い出していた。

 あの爆発。爆風、爆音は、死ぬ前までコンビを組んでいた相棒をサソリに連想させる。

 

『芸術は爆発だ!』

 

 散り際の一瞬の美こそ至高と謳った芸術家。異形の両手より生み出される『起爆粘土』はまさに、一瞬の芸術。自身の命すら己が作品の糧とする青年デイダラ。

 サソリとは芸術性の違いからしばしば衝突もしたが、案外ルイズとは気が合うのでは、とサソリは、爆発の影響で割れた窓から入って来た大蛇が、誰かの使い魔のカラスを呑み込むのを見ながら、考え込んでいた。

 

 煤で真っ黒になったルイズが、ゆっくりと立ち上がり、教室の惨状を一瞥した後、顔についた煤を取り出したハンカチで拭きながら、淡々とした声で言い放つ。

 

「ちょっと失敗したみたいね」

 

 当然、他の生徒からの非難が殺到する。

 

 

 その後、シュヴルーズが爆発の際に気絶してしまい、加えて教室もめちゃくちゃのため午前の授業は中止になり、ルイズとその使い魔は、この騒動の罰として教室の後片付けを命じられていた。

 

 サソリとタバサは自室に戻り、昨日と同じように、サソリはタバサから文字を教わっていた。

 

「もう大丈夫」

「ああ、そうだな。読むだけなら問題ない。文字を書くのも、簡単な文章ぐらいなら書けるようになった」

 

 勉強が一段落したことで、サソリは一息つき、先ほどの授業でルイズが見せた魔法を思い出す。

 

「ルイズって奴が使う魔法は、いつもあんな風に爆発するのか?」

 

 タバサがコクリと頷く。

 サソリは、デイダラが聞いたら喜びそうな魔法だな、と思った。

 

「まあ、あれだけのチャクラを練り込めば、爆発するのは当然か」

「どういう意味?」

「呪文にチャクラを流し込みすぎて、その反動で暴発しているんだろ?」

 

 えっ、と目を見開くタバサを見てサソリは、周りに大勢のメイジがいたのに、今まで誰も気付かなかったのか、と眉をひそめる。

 

「気付かなかった」

 

 盲点だった、というように肩を少し落し、タバサが項垂れる。

 

「……まあ、お前が気付けないのも仕方ないか。あれほどのチャクラを持つ者など、オレの世界でも数えるほどしかいないからな」

「すごいの?」

「ああ、あれだけのチャクラをもし破壊に使えば、この建物ぐらいなら吹っ飛ぶだろうぜ」

 

 タバサの顔が心なしか青ざめる。

 

「そんなに魔力があるのに、何で魔法が成功しないの?」

「逆に多すぎて、うまくコントロールできてないんだろうな。多すぎる力に振り回されているといったところか」

「じゃあ、コントロールできたら?」

 

 サソリが唇の端を上げ、笑う。

 

「化け物になる」

 




補足
 タバサにはチャクラが魔力と聞こえています。
 逆に、サソリには魔力がチャクラと聞こえています。

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