機動戦士ガンダムSEED ZIPANGU BYROADS   作:後藤陸将

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予定ではこれでアスラン爆発しろ編が終わる予定でしたが、予想外に長くなりそうですので分割しました。


ポールナイザトミーニィ計画の闇

「まったく、あの馬鹿は……女性から告白させるなんて腑抜けた男に育てたつもりはないぞ……」

 

 アスランから告白にいたる経緯を赤裸々に告白させたその日の夜、パトリックは一人でブランデーを嗜んでいた。既にアスランは長時間の正座が堪えたのか床についている。アナスタシアも彼に付き添って寝室に戻っているはずだ。

 

 最初は戦場で吊橋効果で燃え上がった恋か何かだと予想していた。しかし、その経緯はパトリックの予想を超えていた。我が息子ながら何故にこんなヘタレに育ったのか不思議でならない。

まさか同棲しておいてその後に女性側から告白させるとは。しかもその返事も煮え切らないものという情けなさ。もしもこれで返事を引き延ばしてでもいたら顔面に右ストレートをお見舞いしていただろう。

あのようなヘタレが次代のプラントを担う若者であることに不安も感じてしまう。はたしてこんなヘタレの世代がプラントを再興できるのか……願わくばヘタレは我が息子だけであってほしいものである。

パトリックは預かり知らないことではあるが、彼の盟友であるエザリア・ジュールの息子も恋愛にはアスラン並みに鈍感であり、結局彼は女性側から告白されるまで自分に向けられる好意に全く気づいていなかった。ただ、告白された後は男らしく対応したらしい。その点、アスランよりはましであったと言えよう。……軍人としての成果はアスランより遥かに劣るとしてもだ。

因みに、タッド・エルスマンの息子は女性から殆ど見向きもされず、ザフトの地下組織として異端審問会なる組織を立ち上げて日々独り者の同志と共に異端者(リア充)狩りに精を出しているらしい。連合国の占領下にあってもなお活動が衰えぬあたり、かなりの執念と計算高さが垣間見える。

 

 

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也……か」

独立運動を指導すべく地道に活動を続けていたらいつの間にか所帯を持ち、息子もできた。そしてその息子ももう所帯を持つようになったかと思うと、時の流れを感じるものだ。今も眠り続けている妻は過ぎ行く月日をどんな風に思っているのだろうか。

そんな風にぼんやりと考えていると、リビングの扉が開く音がした。

パトリックが振り向くと、そこには寝巻きの上に薄い羽織を着込んだアナスタシアがいた。パトリックに気がついたアナスタシアは少し慌てながら頭を下げた。

 

「すみません。少し、喉が渇いたのでお水を飲みにきました」

「いや、気にすることはない。私は少し寝付きが悪かったから酒の力を借りていたところだ」

アナスタシアは少し遠慮がちに笑みを浮かべながらキッチンへと向かった。その後姿を見てパトリックは思う。

あの息子にはもったいないほどの娘だ。器量もよし、あのヘタレを支えて喝をいれることもできて、支えてくれる女性はそう多くないだろう。こう言っては失礼かもしれないが、シーゲルの娘よりもよっぽどアスランの嫁に相応しいだろう。

何しろシーゲルの娘は少々天然過ぎる。仮に彼女と所帯を持ったとしても、アスランが苦労を重ねてストレスから頭皮が後退していく様子が目に浮かびそうだ。レノアというできた妻をもった自分ですら若かりしころに比べて頭皮が後退しているのだ。既に若かりし頃の自分よりも額が広いアスランが苦労する嫁を持ったらどうなるか。

 

 そんなことを考えているうちにキッチンの方から足音が聞こえてきた。アナスタシアが戻ってきたのだろう。気にもしないでパトリックは再び思考の海に戻ろうとする。しかし、その足音は次第に自分に近づいてくる。

「……お義父さま、少しよろしいでしょうか」

隣に立つアナスタシアの姿を見てパトリックはやや訝しげな表情を浮かべながら口を開く。

「別に構わん……正面のソファに座りたまえ。そこにひざ掛けもあるから使うといい」

パトリックに促されてアナスタシアはパトリックと対面するように座った。

 

 緊張した面持ちのままアナスタシアは話しを切り出した。

「お義父様は……私についてどのようにお思いなのでしょうか……?」

「どのように……とは?」

「わ……私のような娘がご子息と所帯を持つということに対して、不安や心配などはありませんか?」

彼女は自身の出自からアスランの嫁に相応しいのか、これからの結婚生活を幸せにできるのか不安で仕方がないのだろう。アナスタシアは今、世に言うところのマリッジブルーという精神状態にあるとパトリックは判断した。

 

「……自分のようなものがアスランの嫁でいいのか、と考えているのだな?しかし、私は君のような女性で構わないと思っている。むしろ前の婚約者よりも私は君をかっているのだが」

「でも……私は……」

「君の出自のことであれば、おそらく私は君以上によく知っている」

パトリックの言葉に俯きぎみであったアナスタシアは反射的に頭を上げた。その顔には驚きの表情が浮かんでいる。

「何を驚く?私はザフトが義勇軍組織として立ち上げられてからずっとザフト軍最高責任者である国防委員長の職にあったのだぞ?機密の一つや二つ、知っていてもおかしくないだろうが」

言われてみれば確かにそうだとアナスタシアは思った。目の前にいる壮年の男性は自身の愛する人の父でもあるが、ザフトの創設から大戦の集結までの間ザフトの軍政を取り仕切っていた人物でもある。自身の生まれにだって多少なりとも関わっていても不思議ではない。

 

 

「断っておくが、人口ESP製造計画――秘匿名称ポールナイザトミーニィ計画について君よりは知っているというだけだ。私もその計画の存在を知ったのは開戦間際のことだったからな」

そしてパトリックは語った。彼女の知りえなかった彼女の出自について――――

 

 

 

 計画が始まったのはC.E.50年代半ばらしい。らしい、というのはパトリックもその計画について一から十まで関与しているわけではないからである。

パトリックは大戦の開戦間際に計画の中心人物であるデュランダルから直接にポールナイザトミーニィ計画の存在を打ち明けられた。そしてパトリックはデュランダルの計画に一人の人間として怒りを覚えたが、プラントのためになると判断して計画の中止を命じなかった。

 

 デュランダル曰く、計画の当初の目標はコーディネーターを人類の完全な進化種として確立させることにあったらしい。ESP能力を得た新人類を自分達の手で自由に造り出せるようにする――つまりは超能力さえも遺伝子改造(コーディネート)次第で自由に生まれてくる命に付加させることができるようにすることを目指していたのだ。

しかし、今だに超能力の発現条件やその能力の過多をコントロールできるほどには至っていないらしい。そこで彼らが行ったことは数えるのも恐ろしいほど多くの命を費やした人体実験であった。

とにかく沢山の個体を生産し、その中から能力を強く発現した個体を厳選し、その個体を徹底的に調査して超能力発現条件の研究をする。エンドウマメで交配を重ねて遺伝子について研究したメンデルの実験のように非常に地道な作業だ。しかし、デュランダルらはそんな作業を成長が早く繁殖も容易なエンドウマメではなく、人間でやっていたのだ。

デュランダルの報告書によれば殆どの能力者は生後5年以内に能力をほぼ完全に把握され、能力が高い全体の数%の個体を研究用に確保して残りは処分していたとのことだ。

そして処分された能力者は金となる臓器や卵細胞を売買した末に文字通り堆肥にされた。実際にプラントやその関係国で戦中に施された移植治療で使用された臓器の5割が、そして不妊治療のために供給された卵子の3割が彼女たちのものであった。

再生治療に比べて移植手術にかかる費用は極めて安いので、高額な再生医療を受けられない市民や、負傷して臓器移植を余儀なくされた貧しい傷病兵などが彼女たちの臓器の主な利用者だったらしい。

もっと多くの臓器や卵子を提供することも不可能ではなかったが、足がつくことを恐れたために一部の提供に留まっていたらしい。

デュランダルが提出した資料によると、およそ20年間で2万人以上の命が弄ばれ、闇に葬られたことになっていた。

 

 しかし、能力が高い個体は生き延びられたからといって幸せな人生を歩んだわけではない。

デュランダルは敢えて生き残った個体が横流しされていたり、慰み者になっているという事実を隠匿していたため、パトリックは彼女達は次世代の能力者を生むための母体として――文字通り、産む機械として生かされているか、ESP兵士の実験台として実戦にデータ収拾の名目で投入されていると信じていた。

これはデュランダルらが人工子宮の――ひいてはスーパーコーディネーター製造計画の資料を得ていたことを隠匿するために行われた措置であった。

しかし、実際には生き残った個体もその後5年以内に解剖や非人道的な実験などで半数以上が死亡し、僅かに生き残った個体も殆どが戦場でその命を散らせ、全体の1%に満たない生存者も研究者や一部の権力者の慰み者になる運命しか残されていなかった。

因みに、デュランダルらが母体を必要としなかった理由は単純だ。生物という不安定な母体よりも効率的て安定的に能力者を供給できる母体がその手にあったからだ。――――そう、かつてメンデルでヒビキ博士が完成させた鉄の子宮、人工子宮である。

人工子宮と処分した実験体から採取した卵細胞を使うことでデュランダルらは実験体を安定供給することに成功し、十年以上の間研究を効率的に進めることができたということだ。

 

 

 

「……何故、そんな計画を止めなかったのでしょうか」

アナスタシアは顔面を蒼白にしながらパトリックに問いかけた。パトリックの口から聞かされた姉妹や卵子提供者――体裁的には母となる女性の末路を聞かされたアナスタシアは血の気のひいた表情を浮かべている。

「必要だと…………判断したからだ」

パトリックは憂いを含んだ言葉を口にする。そして彼はブランデーを煽って話を続けた。

「私がその計画について知らされたとき、既に彼らの計画は第五段階まで到達していた。その第五段階というのは、ESP能力を持たない通常の人間に対して明確な効力を発揮するESP能力者の安定供給という段階だ。君の苗字であるビャーチェノワというのは、第五段階の成功個体共通のパーソナルナンバーだな。君の姉妹は多くが実戦に投入されていたはずだ」

「……はい。私には5人の姉妹がいました」

「実際にはもっと多くの姉妹がいる。君は定期的に水槽の中に入っていたことを覚えているだろう?」

「はい……身体の検査のために。…………しかし、それが?」

「その水槽は君達の体調を調べる機械ではない。あれは君達の記憶を操作する機械だ」

パトリックの口から継げられた真実にアナスタシアは目を丸くする。しかし、パトリックは構わず続けた。

「戦闘のたびに君達をメンテナンスと称して調整装置に送って記憶の削除を行っている。君達は戦闘中は敵の恐怖を読み取って昂ぶるために恐怖というものを知らないが、いざ戦闘が終了すると戦闘時の恐怖を思い出して塞ぎこむ傾向にあることが分かっていたらしいからな。それを防ぐための措置だろう。まぁ、実際には削除というよりも上書きに近いらしいが」

 

 アナスタシアは次々にパトリックの口から告げられる自分自身も知りえなかった自分の話を聞いて混乱していた。しかし、ここで彼女の加熱していた脳を一気に冷ます話がパトリックの口から語られた。

「話を戻そう……私があの実験を知って尚、止めに入らなかった理由を話そう。理解してもらえるかはわからんがな……」

 

 パトリックが彼らの計画を知らされた開戦直前のころ、パトリックとシーゲルはある議題を前に頭を抱えていた。それは万が一この戦争に負けた場合の敗戦処理のことであった。

パトリックらとしては、万が一敗戦した場合、プラント創設時から独立運動に携わっていた自分やシーゲルら、独立運動家を贖罪の山羊(スケープゴート)とし、ザフト軍には一切責任を持たせない形を取ろうと考えていた。再起のためにはザフトが悪とされることは断じて避けなければならないと考えていたからである。

そのため、軍の上層部は独立運動の経歴があるもので固めている。しかし、それが万が一の時の贖罪の山羊(スケープゴート)のためであると知っているものは極一部であった。

しかし、如何に戦争責任を贖罪の山羊(スケープゴート)に被せられたとしても、一定以上の力を持つ勢力の庇護がなければ再起など不可能だ。そこで彼らは連合加盟国の中で東アジア共和国に目をつけた。東アジア共和国の母体となった中華の歴代の王朝で見られていた華夷秩序に基づき、東アジア共和国と所謂冊封関係を取ろうと彼らは考えたのである。

仮に連合が勝利したとして、その後は必ず連合内での勢力争いが再燃することは間違いない。その時、東アジア共和国の序列がユーラシア連邦、大西洋連邦より低くなることはまず間違いない。地球全体で見れば大日本帝国にも劣るだろう。人口以外の国力、科学力では先に挙げた国に劣ることは確実なのだから。

そこでプラントは東アジア共和国に擦り寄る。彼らにプラント脅威の科学力を対価に庇護を求めるのだ。東アジア共和国からすれば願ってもないことだろう。他国との差を埋めるために躍起になっているだろうから当然だ。

 

 しかし、彼らの国の一部になることは御免被る。あくまで主目的はプラントの再起なのだから。それにもしも東アジア共和国に併合などされれば民族浄化をされてもおかしくない。そこで彼らが注目したのは遥か昔から中華の地から盲腸のように突き出た半島に生息していたとある民族の姿である。

その民族は中華の目と鼻の先にありながら今尚民族として存続し続けている。(まぁ、中華の王朝がその半島に手を出したら滅ぶというジンクスもあるのだが)その半島の地の民族の取っていた体制こそが冊封だ。

代々中華の皇帝に対して臣下の礼を取り、冊封国として存在を認められて他の冊封国と外交や貿易を行う関係によって朝鮮は旨みを味わったきたという事実にパトリックは着目したのだ。

しかし、西洋的な国際法理念が定着していく中で古代から中世の中華式の華夷秩序は崩壊していった。勿論、パトリックも当時のような古臭い冊封関係を現代に再現しようと思っているわけではない。彼が参考にしようと考えていたのは第二次世界大戦後の朝鮮のとった冊封に近い関係である。

朝鮮は第二次世界大戦後、日本からは完全に手を引かれ、当時の中華の地を治めていた勢力の影響下に入った。その姿はまさにかつての冊封関係に酷似していた。簡単に言えば、一国家として東アジア共和国政府に対して臣下の礼を示し、内政や外交にも大きな影響力を持たれることになるような関係になるということだ。

当時も、そして現代でも東アジア共和国とその中心である中華の民の根源にはかつての中華の栄光を取り戻そうという理念がある。かつての中華の地で取られていた関係を結ぶことで中華の民は自尊心を満足させ、朝鮮は過度な干渉を受けず、かつ中華の地の保護下に入ることに成功したのだ。最も、その扱いは日本統治時代より悪いものであったが。

ここでかつての朝鮮と同じように臣下の礼を示し、彼らの根源にあるかつての大中華に対する誇りとやらを刺激する関係を築くことをパトリックは狙っていたのだ。

 

 ただ、東アジア共和国はやろうと思えば徹底的にプラントを搾取し、民族浄化をできる力を持っていることは間違いない。中華の主のプライドがあるとはいえ、そのプライドと実利を天秤にかければ必ず実利を重視するだろう。

冊封に酷似した体制を取らせることのメリットを東アジア共和国に提示できなければ、全てを搾取されて同化を進められるだけだ。そこでパトリックが目をつけたのがデュランダルの研究だ。パトリックはこれを手土産に東アジアの保護下に入ることを目論んだのである。

東アジア共和国の上層部であればこの研究を全力で推進するだろう。なんせかの国では命の値段が軽すぎると評判だ。

そして東アジア共和国の元で力を蓄え、東アジア共和国内部の腐敗が進んだタイミングを狙い、再起するというのだ。パトリックが東アジア共和国の歴史を学び、いつか政府の腐敗からあの国が崩壊する日が来ると確信していた。

シーゲルには兵士に適した人間を造り出す技術についての研究と偽り、ポールナイザトミーニィ計画を手土産にすることに対する了承を得た。そしてパトリックはデュランダルとコンタクトを取り、万が一の時には計画を手土産に東アジア共和国に取り入るようにする計画を提案した。デュランダルも賛意を示したという。

シュライバーら計画関係者のトップであるデュランダルがパトリックやその関係者に手を出すなと言っているのは、表向きは彼に計画がばれていないということを理由にしているが、実際はパトリックがプラント再興計画を妨げる行動を取るはずが無いと信じているためだ。

 

 

 

「……そういうわけだ。私は君の幾多の姉妹の命を犠牲にした忌まわしき研究を持ってこの国の未来への可能性を得ようとしている卑劣な男だ…………恨んでいるかね?」

パトリックの独白を聞いたアナスタシアは複雑な表情を浮かべる。

「……私はお義父さまがとった行動を善し悪しは分かりません。でも……貴方がプラントの、そこに住む数千万の命を護るために計画を保護したというのは理解できるんです。アスランが私を護ろうとしてくれたように、お義父さまにも護りたいものがあった。私は、何かを護ろうとするその意志は善悪関係なく尊ぶべきものだと思います」

その言葉にパトリックは幾分楽な表情を見せた。しかし、その時、呼び鈴が居間に響いた。

こんな夜分にいったいなんの用か、訝しげな表情を浮かべながらアナスタシアはインターホンを操作する。

 

『はい、ザラでございますが、夜分に一体どのようなご用件でしょうか?』

インターホンの画面に映っているのはザラ邸の警護に当たっている日本兵だった。彼は少し焦りを浮かべながら用件を告げる。

『はっ!!ザラ議長閣下に至急お伝えしたいことがございます。夜分恐れ入りますが、議長閣下を呼んで頂けないでしょうか?』

自身が呼ばれていると知ったパトリックはソファから立ち上がり、アナスタシアに代わって応対した。

『私ならここにいる。手短に用件を話したまえ』

『フェブラリウス中央病院より東アジア共和国の占領軍司令部経由で連絡が入りました。夫人の容態が20分前に急変したとのことです。上層部が東アジア共和国に掛け合って、閣下とご子息がフェブラリウスに向かう許可を取りました。我々がお送りしますので、今すぐこちらに御越しください』

突然告げられた愛する妻の危篤にパトリックは驚愕する。

『分かった。すぐに行く』

インターホンを切ったパトリックはすぐさまソファーにかけていた自身のコートを羽織る。

「アナスタシアさん、息子を今すぐに呼んでくれ。事情は聞いたとおりだ」

「はっはい!!」

アナスタシアは大慌てでアスランの眠る寝室に駆け出した。




次回は前回ほどではありませんが、書くのも億劫なアスラン爆発しろイベントになりそうです。書いてるうちに嫌になってまたバカテスに逃げて更新が遅れる可能性もありそうですね。

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