機動戦士ガンダムSEED ZIPANGU BYROADS   作:後藤陸将

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PHASE-X4 stand by me

「これが貴方という究極のコーディネーターの出生に纏わる出来事なのですよ」

マルキオは長話をして乾いた喉を潤すためにテーブルに注がれた紅茶を口にする。一方、話を聞いていた側であったキラの喉も渇きを訴えていた。

自身の本当の両親、己の出生に秘められた父の野望、自分を生み出すために実験台となり、犠牲となった数多の命。その事実はキラの精神に強烈なダメージを与えていたのである。

 

「もう一度聞きましょうか……キラ・ヤマト君。貴方は、自分を生み出すために犠牲となった命に報いるつもりはないのですか?世界を変革し、己の罪を償おうとは思いませんか?」

キラの精神が動揺している隙を突き、マルキオはキラの心に言葉の刃を突き刺す。元々キラの心は脆いところがある。戦う決意を、護るという決意を決めた後の彼はその心を堅固な信念で覆い防御していたが、心に空いた隙間を縫ってキラの心に差し込まれた刃はキラの心に大きな傷をつけていた。

心が傷つき、信念が揺らぐその瞬間を狙い、マルキオは揺さぶりをかける。

「もしも貴方がこのまま一軍人であることを貫いたのなら、貴方を生み出すために犠牲となった命は一体なんだったのでしょうか?貴方一人を究極のコーディネーターとして誕生させるための礎だったということでしょうか?」

キラは俯いており、その顔面はまるで病人のように蒼白だ。自分一人を産むために犠牲となった数多の命の存在はなんだったのだろうか。自分が生まれながらにして背負わされたものの重圧を感じ、精神は締め付けられていた。

 

「……証拠は、あるんですか」

キラは喉から搾り出したかのようなか細い声でマルキオに問いかける。

「貴方の驚異的な能力は証拠にはなりませんかね?軍事訓練を受けたことも無い少年がMSを駆り、僅か2ヶ月の間にバルトフェルド隊やクルーゼ隊、モラシム隊といったザフト指折りの部隊を退けたのです。当然、ザフトのパイロットはコーディネーターだ。いくら搭乗機が当時最新鋭の機体だったとはいえ、よく訓練された精鋭のコーディネーターを圧倒する素人なんて、いくらなんでもおかしいとは思いませんか?」

確かにそうだ。相手が地球連合のナチュラルのパイロットならまだしも、自分の相手はいつもコーディネーターだった。これまでは自分には才能があったのだと考えていた。また、上司であった白銀大尉もナチュラルでありながら自分と同じようにあっという間にMSを乗りこなしたと聞いていたため、自分がずば抜けて特別という考えは浮かばなかったのである。

マルキオは続ける。

「貴方は、ご両親が何故自分をコーディネーターにしたのか、聞いたことはないのですか?」

聞いたことなんてない。別にその考えを思いつかなかったわけではない。ただ、それを聞くことが怖かったからだ。そして、自身をコーディネーターにした理由を親に聞くということは、ある一面では親に対する糾弾でもある。

「それとも、貴方が私の話を否定する確固たる根拠があるのですか?」

キラはマルキオの問いかけに答えることができない。必死に考えて見るものの、自分が彼の言うような忌むべき研究から生まれたのではないことを証明するものは見つからない。また、マルキオの言葉に矛盾は無いか考え直してみるが、それも分からない。

 

 顔を青ざめながら自分自身の存在を肯定するものを必死で考えるキラの隣で、ラクスが口を開いた。

「キラ」

キラはとまどう。隣に座っている彼女は一体どんな表情をしているのか。自分の素性を聞き、恐れを抱いているのではないか。そんな考えがキラの脳裏を過ぎる。

「キラ!」

反応を示さないキラに対し、ラクスはやや大きな声で呼びかける。だが、キラは振り向かない。

怖いのだ。人と違うという――コーディネーターであるという理由で拒絶されることを恐れ、自身の素性を隠しながらナチュラルの社会に住み続けていた過去のあるキラにとって、自身が周囲とは違う存在として認識され、拒絶されることはトラウマといっても過言ではなかった。

まして、その拒絶を愛する人から向けられると思うと、恐ろしくてたまらない。

「キラ!!何故私を見てくださらないのですか!?」

反応を示さないキラに業を煮やしたラクスはキラの顔に両手を添え、強引に顔を向けさせた。しかし、それでもキラはラクスの視線から目を背けようとする。

「キラ……答えて下さい」

真っ直ぐに自身を見つめるラクスを前に、キラは意を決してラクスを見つめ返した。

 

 ラクスの瞳は澄んでいた。怖れも、拒絶も映っていない、純粋な瞳だった。怖れていたような表情ではなく、慈母のような微笑を浮かべるラクスの姿にキラは戸惑う。

「例え人工子宮で生まれた存在であろうと多くの命を犠牲に生まれた存在であろうと、私にとってキラはキラにかわりないですわ。例え究極のコーディネーターでも……」

ラクスはキラの手を自身の手で優しく包む。

「誰も、キラに究極のコーディネーターであることを望んではおりません。誰も、自分の生まれながらの立場、あり方に添って生きる必要はないのですから」

ラクス自身も己のあるべき姿、周囲から斯くあるべきと望まれた自身の姿――プラントにおける最高指導者の後継者としての立場を選ばなかった。それは今は亡き父が彼女に自身の未来を選ばせてくれたからだ。

生まれ、育ち、才能から言えば、ラクスにとって政治家というものが天職だったのかもしれない。現在もプラントで活動しているラクス・クラインを騙り政治の場に立つ偽者のように生きることができたのかもしれない。むしろ、彼女よりも上手く政治をしていた可能性が高い。

娘を政治家として教育すれば、プラントにとってどれほど有益かシーゲルが分かっていないはずはなかった。それでもシーゲルは娘に為政者としての将来を押し付けなかった。それは、自身の未来を選ぶ権利は誰もが持っているものであり、、生まれ育ちや才能といった運命に従った未来を歩む義務は無いとシーゲルが考えていたからである。

結婚統制という形で人々の未来を遺伝子という運命で縛る政策を実施したシーゲルだからこそ、未来を選ぶ権利というものを重視していたのかもしれない。例え自身の政策が政治家としては間違っていないと信じていたとしても、娘の未来を案じる一人の親としては娘に運命を強いることに相当な抵抗をシーゲルは抱いていたのだろう。

「私も同じです。私が運命に従っていれば、救うことができた人も大勢いたでしょう。ある意味では、多くの人々の犠牲の上で私の現在(選択)があるとも言えます。ですが、自分の生まれた時から背負わされた運命を投げ捨てることができたから、私はキラの隣にいることができます。私は運命に従わなかったことを後悔してはおりません」

ラクスの手の温もりと自分を想う眼差しに、心から愛おしさがこみ上げて来る。彼女の言葉が折れそうになっていた心を支えてくれる。

 

「……マルキオ導師、僕は貴方の示す道は選びません」

マルキオに向き直ったキラは静かな、それでいて確かな決意を籠めた声音で自身の意思を告げる。

「自分の運命を否定し、自分の背負っている数多の犠牲から目を背けるのですか?」

マルキオは淡々と問いかける。

「僕は多くの犠牲を背負って生まれてきた……それは事実かもしれません。貴方の言うように、世界の変革を掲げて世界をよりよい方向に変えていくことができる力が僕にはあるのかもしれません。だけど、僕は運命に従って生きたくない。運命よりも、僕といることを選んだラクスの想い()に応えたい。それが僕の選んだ答えです」

マルキオは閉ざされた瞳でキラを見据える。見えないはずの眼には、落胆と悲哀の感情が浮かんでいるようにキラには思えた。

 

「それが、貴方たちが選んだ答えというわけですか」

「はい。僕達は自分の未来は自分の意思で選びます」

小さな部屋から音が消える。暫しの静寂の末、マルキオは静かにその唇を開いた。

「……どうやら、貴方たちは愚かな思想に頑強に支配されているようですね。そのままでは何を説いても無駄でしょうから、明日からお二人には説法を受けてもらいます」

「洗脳でもしようと?」

「説法です。私は貴方に教えを説く、それだけですよ」

マルキオは部屋の入り口の方に声をかける。すると、扉を開けて先ほどの青年と眼帯をした女性が姿をみせた。

「レヴェリー、ハーケン。君達をラクス様とキラ様の世話役に任命します。お部屋に案内なさい」

「「はっ!!」」

ラクスとキラは二人に連れられて部屋を後にする。扉を抜ける二人の背にマルキオが声をかけた。

「お二人が救世の旗を立てる日を心待ちにしていますよ」

 

 

 

 

 C.E.73 6月3日 大日本帝国 防衛省 第一会議室 

 

 

「大瑠璃丸の市倉副長の意識が回復!!彼から事情聴取することに成功しました!!」

第一会議室に小早川が駆け込んだ。突然の朗報を受け、彼に会議室の視線が集中する。

「大瑠璃丸の暴走の原因は分かったのか!?」

日野垣が声をかける。

「はい!!彼の証言によると、大瑠璃丸はテロリストに襲撃され、コントロールを奪われていたとのことです!!」

そして小早川は市倉から聴取した今回の事件の一連の流れを語った。

 

 

 L4からデブリベルトを抜けて地球に向かう針路を取っていた大瑠璃は航路の途中で自艦に接近する物体を捉えた。それは元駆逐艦乗りだったという大瑠璃丸の戸川船長も見たことが無いMSだったという。コンテナを隠れ蓑に大瑠璃丸に接近したMSはそのまま大瑠璃丸と接触、さらに大瑠璃丸のコンピューターが完全に乗っ取られ、救難通信まで掌握されたために通報もできなくなった。

ヴァンガードと名乗った犯人側の要求は、乗船しているキラ・ヤマトとマリカ・ムサという乗客を30分以内に引き渡せというものであった。そして船長はその要求に応えるべく件の二人をハンガーに連れ出し、脱出艇を使い犯人側に引き渡そうとした。

市倉は予定の30分を目前にしても脱出艇に動きがないことを心配してハンガーに向かったが、そこで彼が目にしたのは射殺された戸川と、引渡しを要求された男女に銃を向けるリア通信長だった。

リア通信長は躊躇いもなく市倉にも発砲、彼は腹部と胸部に銃弾を受けて倒れる。胸の弾丸は運よく上着の内側の胸ポケットにしまっていたライターのおかげで防げたため、致命傷にはならなかったのだという。

因みにこのライター、こっそり船内に火器を持ち込もうとしていた乗客から没収した金属製のライターだったらしい。

そして市倉を銃撃したリアは男女を連れて脱出艇で船外に逃亡した。リアの裏切りを目撃した市倉はすぐさま艦橋に戻ろうとしたが、船内の全てのドアがロックされており、ハンガーから外に出ることもできない状態に彼は陥っていた。

応急処置を終えた彼はハンガーにあった残りの脱出艇に避難し、脱出艇の通信機を使って何とか艦橋と連絡を取ろうとするが、繋がらなかったという。つまり、犯人側の要求を満たしてもなお、大瑠璃丸は犯人の制御下にあったらしい。

そしてそのまま大瑠璃丸制御を犯人側が遺したウイルスらしきものに乗っ取られたままアメノミハシラの桟橋に突っ込んだ。その際に市倉の乗った脱出艇がパージされ、地表に落下したということだ。

 

「キラ・ヤマトにマリカ・ムサ……なるほど、標的は彼らだったということか……」

吉岡が眉間に皺を寄せながら唸る。

「吉岡大臣、どういうことでしょうか?」

日野垣が吉岡の呟いた言葉に反応する。

「……情報部に命じて、乗客の洗い出しも同時進行で進めていた。大瑠璃丸が狙われた背景を知るために必要だと考えてな。そして先ほど述べた二人の名前を聞いて、私は確信を持つに至ったのだ」

「キラ・ヤマト少尉については自分も理解できます。帝国で五指に入る撃墜王(エース)ですから。しかし、その……マリカ・ムサというのは?」

吉岡に会議室中の視線が集まる。今回の一連の事件の鍵となる人物の正体となれば、注目が集まるのも無理は無い。

「……これは外交にも影響を及ぼしかねんほどの機密事項だ。この会議室外で吹聴することは絶対に許されんぞ」

脅すように吉岡は会議室を見渡す。その鋭い視線と重圧が、これから明かそうとする機密事項の重大さを感じさせた。そして吉岡はその重い口を開いた。

「マリカ・ムサというのは偽名でな……彼女の真の名は、ラクス・クライン。プラントの最高評議会議長を務めていた故シーゲル・クライン氏の一人娘だ」

 

 吉岡が告げた真実に一同は驚愕の表情を浮かべる。あまりの驚きに会議室にいる一同が硬直している中、いち早く冷静になった日野垣が吉岡に尋ねる。

「プラントにいるはずの歌姫がどうして我が国の客船に偽名で乗船しているのですか?それに、彼女とヤマト少尉の関係は!?」

「今、プラントにいる彼女は偽者だ。本物のラクス・クラインは前回の大戦中に我が国に亡命している。ヤマト少尉と彼女は男女の関係にあるとのことだ」

更なる衝撃の事実に一同は開いた口が塞がらないといった様子だ。しかし、彼らもこの国の防衛政策に関わる防人だ。意識を切り替えて、これから自分達がすべきことを考える。

 

「市倉副長の証言によれば、彼らはデブリベルト付近で襲撃されたとのことです。そこからMSで移動したとしても、行動半径はそう広くないはずです。おそらく、デブリベルト内に母艦かがあったはずです。アジトをMSの行動圏内に造った場合、我々の探索で発見される恐れがありますから」

江守大佐が真っ先に口を開く。

「彼らは大瑠璃丸を地球に落そうと企み、生存者を徹底的に抹殺しています。情報が漏れるのを嫌ったのと、アメノミハシラの戦力を削ることを狙ったとすれば、その狙いは初動で我々と差をつけることにあると考えられます」

「仮に、そうだとして、初動で差をつけたやつらは次にどんな手をうつのだ?」

日野垣が江守に問う。

「……大瑠璃丸のレーダーは敵MSとの接触までの間、周囲に他の船の反応を捉えていません。熱源センサーも同様です。レーダーが捉えている範囲外に母艦があるとすれば、MSの行動半径などから計算して、デブリベルト内に母艦が存在する可能性が高いかと」

 

 その時、軍令部第四課課長、立花泰三准将が手を挙げた。

「待ってください!!彼らの母艦がデブリベルトにあると考えるのは、早計であると考えます」

「立花准将、しかし、それ以外に彼らの退路はありません」

江守が訝しげな表情を浮かべるが、立花の姿勢は変わらない。

「大瑠璃丸は襲撃の直前、安土管制本部と連絡を取っています。連絡を繋いだところでコンピューターが乗っ取られたために通報は失敗しましたが、下手をすればこの時点で我々に大瑠璃丸の以上を感知される危険性がありました。その場合、哨戒機がすぐさま現場に駆けつけるということもありえたでしょう」

立花は手元のコンソールを操作し、会議室のメインモニターに周辺の宙域図を映し出す。

「今回は正に間一髪といったところで失敗しましたが、ヴァンガードを名乗る犯人グループは最悪の場合、通報された上で迅速にヤマト少尉らを拉致することも計算の内だったと考えます。ブリッジにも共犯者がいた以上、強引にことを進めることも不可能ではないでしょう。最初から強引な手を使わなかったのは、なるべくヤマト少尉らと共犯者を身の危険に曝さないためであったと考えられます。そして、仮に通報された上で逃亡したと仮定した場合、デブリベルトに逃げ込むという選択肢をとることはまずないと言ってもいいでしょう」

「では、彼らは通報されることも計算の内であったと?」

「通報されることを拒んでいたなら、犯人グループの一員だった通信長が態々軍に通信を繋いだりはしない。今の民間の宇宙船に設置が義務付けられている緊急通信機は受話器を取るだけで軍と自動的に交信できるタイプのものだ。受話器を取る行為を渋ったら怪しまれる可能性がある以上、共犯者が通報せざるを得ないということも犯人グループの想定の範囲内と考えるべきだろう。そこで怪しまれれば、ブリッジで拘束される可能性もある。船長は元駆逐艦艦長、副長も元法務士官だったとなれば制圧は一筋縄ではいかない」

吉岡が顎に手を当てながら口を開く。

「なるほど……宇宙軍は主要航路を護るべく多数の哨戒機を遊弋させている。仮に襲撃が通報された場合、デブリベルトに逃げ込んだところで哨戒機が虱潰しに探せば見つからないわけがない。哨戒機が集まるまでにデブリベルト内を高速で移動するということは不可能であるし、デブリベルトから飛び出してL4宙域を逃げようとしても、L4宙域は我が国の哨戒機がうようよしている。不審船の一つや二つ、見つかるのは時間の問題ということか」

「はい。では、彼らは如何にして逃げるつもりだったのかと考えます。通報を受け、現場に哨戒機や遊弋中の艦隊が駆けつけるまでは、最低でも1時間半はかかります。目立つMSでの移動は最小限にとどめたいでしょうから、彼らは最短の時間で母艦に戻ろうとするでしょう。小早川君、同時刻、周囲を通行中だった民間の輸送船を調べてくれ。MSの全速力で1時間半以内に駆けつけることができる範囲内を航行中の輸送船があるはずだ」

「はっはい!!」

密かに憧れていた立花から声をかけてもらえたことに少し心躍らせながら小早川は輸送船の運行記録を調査する。

「あっありました!!外灘運輸の貨物船、バントン・パール号が同時刻、別の航路を使ってます!!MSならば行き来可能です!!」

「バントン・パール号の行き先は何処だ!?」

「……L3です!!バントン・パール号はL4の小倉を出港後、L3のヘリオポリスに向かっています!!航路を今、モニターに出します」

メインモニターの宙域図にバンドン・パール号の航路が映し出される。

「この航路沿いで、バントン・パール号からMSで移動できる半径内に犯人グループのアジトがある可能性が高いと想われます。大臣!哨戒網をこのエリアに集中させる許可を!!」

 

 吉岡は立ち上がり、メインモニターを険しい顔で見つめる。そして、ややあって口を開く。

「……ことは重大だ。我が国の国民を300人以上殺害した卑劣な犯人グループを取り逃がした場合、末代までの恥だ。故に、失敗は許されない。立花准将、個人的には君の主張に賛同しているが、万が一のことを考えると、それに凝るわけにもいかん」

そして吉岡はその視線を立花に向ける。

「バントン・パール号の航路の調査には第二、第三航宙戦隊を割り当てる。それに伴い、第二艦隊からも護衛を出す。残りの哨戒機部隊はデブリベルト周辺を虱潰しに探せ。いいな、我らが守るべき国民を我ら宇宙軍の要塞砲に撃たせた愚か者を絶対に逃がすな!!」

吉岡は強い語調で会議室にいる全員にその気勢を見せ付けた。




まぁ、キラとラクスのやりとりの元ネタは察して下さい。
バンドン・パール号は某テレビドラマの劇場版第二弾の冒頭で爆発炎上した貨物船が元ネタです。
そして何故か名探偵立花准将になっちゃいました。

後3話は最低でも完結までにかかりそうです。

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