とある不死の発火能力   作:カレータルト

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ヒーローと誰かが呼ぶ

 

 

 

 

 

 成り行きで部屋に上がりこんでしまったはいいけれど、やっぱり女性の部屋って事で困惑するわけです。でもぱっと「女の子の部屋」と言うとファンシーなイメージがあった訳だけれど中を見てみれば簡素極まりない殺風景な部屋、思ったことをうっかり言葉に出してしまったから現在進行形で非常に頭が痛いことになっている。

 どうしてこんな事になっているんだろう、今更ながらそう思う。いつもと同じような不幸な日常に突如として割り込んできた非日常、何もかもが不整合なのに妙にしっくりくる不思議な人。

 

「どしたい、少年」

「上条って名前があるんですがね」

「じゃ、上条少年だ」

 

 どうやらじっと見ていたのが悪かったらしく変な目つきで見られるもけらけらと快活に笑われる、気持ちのいい笑い方をする人はやっぱり久々に見た。どうにも影があったり腹に一物抱えてそうな笑い方をするのが俺の周りにはどうにも多すぎる気がする。

 しかし“少年”って呼ばれるとは思われなかったなぁ、自分の方が外見若そうなのになんだかそう言われるとしっくりきてしまうのが情けないんだか分からない。微妙な顔をしていると唐突に頭をわしわしと撫でられた、不意打ち過ぎて驚くしどうにもスキンシップが激しい人だと思う。しかし「いやぁ中々良いね、わんころ撫でているみたいだ」とか本人の前で言う事なのだろうか。しかし天然かとは思ったけれどもそうとは思えないし、分かってやっているんだろうか。

 なんだか気持ちいい、このまま続けられると変な方向に開眼してしまいそうだ。

 

「……いい加減それ止してくれませんかね」

「うーむ、やっぱりわんころはいいねえ」

「俺は犬じゃありません!」

「知ってるよ、そんなの」

 

 この人は絶対に分かってやっていると何故か分かる、多分それはやり過ぎないからだ。飄々とした態度の中に計算がある、常にこちらとの距離を測ってラインを決めてそこに抵触しないようにしている。

 ますます、不思議な人だ。

 

「そう言えば上条」

「はい?」

「さっき聞いたけどさ、お前は“ヒーロー”についてどう思う?」

「ヒーロー?」

 

 ヒーロー、少なからず俺が憧れる存在だと分かっていて言ったのだろうか? どうにも彼女と話していると自分が見透かされているような感覚がして時々居心地が悪くなる。

 困っている人が居れば無償で助ける存在

 悪を挫いて弱い奴を助ける存在

 誰もが頼りになる存在、それがヒーローだと思っている。

 正直人を助けようとするのも俺の中でそれを当てはめているのもある、自分がそうなりたいって思うから人を助けるってのもある。「ヒーロー」はつまり理想像だ、自分自身がそうなりたい、目標としている存在。

 正直にそう伝えると妹紅さんはからからと笑って「青いねえ」と半ば嗤う様に言う、それがあんまりな物言いだから流石にむっと来た。聞かれたから答えただけであって馬鹿にされる筋合いはない。

 

「ヒーローって言うけどさ、それは対価を求めずに言う事を聞いてくれる奴かい」

「困っている人が居たら助けて悪いか?」

「悪かぁない、寧ろ善人だろうね」

「じゃあ」

「でも足りないね、それだけじゃ足りない」

 

 足りない? 一体どう言う事だろう。目の前を見てもそこには真面目なんだか不真面目なんだかわからない表情の妹紅さんがいるだけ、どう見ても答えを出してくれるようには見えない。だが考えても考えてもこのあんまり出来のよくない頭では答えはとても出そうになかった。

 降参だ、そんな目で向こうをちらを見ると多少悲しそうな眼をしていた。

 

「対価が必要なんだよ」

「金の為に人助けをしたい訳じゃない」

「金とは言わない、でも対価が必要だ」

「そんなもの欲しくない」

「例えどんな対価であろうともいい、無償の助けなんて出しちゃいけないんだ」

 

 なんでだよ、困ってる奴が居たら助けちゃいけないのかよと睨むと「何か勘違いしてるな」とまた悲しそうな顔をされた。どんな事であろうとこの人の悲しそうな顔は何故か心にくる、悲壮感と言うか……張り詰めるような悲しみを感じる。

 

「人は頼る存在だ、それは良いけどあらゆる事を肩代わりしてしまうとね、人はどこまでも頼っちまうんだよ」

「頼らない奴だっているかもしれないだろ」

「結局人ってのは甘える生き物だ、自分が苦労しないなら誰かに肩代わりさせても良いってことをいつも考えてるのさ」

「それは……」

「心当たりなんて幾らでもあるだろう、何なら自分にでも聞いてみるかい?」

 

 言い返せない、どこまでも正論だ。確かに俺も苦労はしたくないし誰かがやってくれるなら頼る、宿題を誰かに見せてもらうし奢ってくれれば甘える。でもそれはいけないことなのだろうか、頼ってはいけないのだろうか。分からない、考えれば考えるほどわからない。自分の理想と思っていたことが突如としてがらがらと瓦解してきたみたいで正直結構落ち込んだ。

 

「私は、ヒーローにだけはなりたくない」

「なんだか上条さん自信失くしてきましたよ……」

「すまん、だけど一度考え直してほしかった」

「へ?」

「憧れがその通りになるなんて無いんだ、それを覚えなきゃきっと将来躓くから」

 

 そこから言い淀む彼女の顔はまるで苦虫を噛み潰したように見えた、まるで自分が過去に経験したみたいに――いや経験したのだろうか? 少なくとも俺よりは人生経験豊富な気がする。

 最後にもう一回「すまん」と言うと妹紅さんは席を立ち布団を敷き始める、そういえば二組はあるのだろうかと思うとまるで心が読めているんじゃなかろうかと思えるぐらい即座に「無い」とただ一言返って来る。そうだよなぁ、普通泊めるなんて考えないよ。 

 

「じゃあ俺は床で寝ますよ、慣れてますし」

「少年が布団に入れ」

「女性を床で寝かすなんて出来ませんよ!」

「体丈夫だし」

「そういう問題じゃないと思うんですがね」

「一緒に寝るか?」

「それもまた問題なんですけどぉ!?」

 

 結局押し切られてしまった、初めて知ったが彼女は口論が強い。

 無理しているんじゃないかと気が気でなかったが電気が消されるとすぐさますぅすぅと寝息が聞こえてきたことから本当に寝られるらしい、寝やすい体質なんだろうか。

 

「ヒーロー、か」

 

 今まで自分が目指していた存在、それが揺らいでいる。恐らく彼女はあまりにも盲目的に信じすぎるのは危険だと注意したのだろう、そのままでは危ないと。言っている事は実に当たり前で説得力がある、確かにもっともな言い分だけどそれで納得できるなら世の中はもうちょっと上手く回っているのだと思う。

 

「ああ、言い忘れてた」

 

 不意に、暗闇に声が響く。

 

「別に人助けが悪いなんて言ってないよ、ただその“ヒーロー”とやらは万能の存在でもましてや簡単になれるものでも、人の賞賛を受けられるものでもないってただそれだけ」

 

 笑った気がした、俺が夢を語った時とは違う穏やかで優しげな微笑。これはひょっとすると俺を肯定してくれているのだろうか、それともこれもまた忠告の一環なのだろうか。またすぐにすぅすぅと寝息が聞こえる、考えてもよく分からないから寝ることにした。なるようになる、でもその時が来るまで俺はこのまま困っている人を助けつづけようと思う。それが俺に出来る事だ、それしか出来ないんだ。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 目が輝いていた

 自分が信じているものを疑わぬ真摯で無垢な目

 盲目に自らの道を信じる愚鈍な瞳

 

 危険だ、私には分かる

 今この少年は私の二の舞を踏もうとしている

 かつて私がそうであったように、そうして期待を裏切られたように

 

 私は立ち直れた、だがこの少年はどうだ?

 若い力のまま全てを置き去りにして、そうして裏切られたらどうだ?

 

 挫かねばならない、恨みの目で見られたとしても

 忠告しなければならない、理想と現実は違うのだと

 

 この世は、人間の想像より遥かに残酷だ

 

 

 

 ◆

 

 

 

 上条が妹紅と出会い、すぐさま再会してから数日が経過した。あの後上条のへたれ――いやさ紳士的な精神によって別にイベントが進むでもフラグが建つでも無く、強いて言うなれば妹紅は大抵の料理が上手いと言う事を再認識させられたぐらいだろうか。

 まあお隣さんだと分かった訳だが別にそれから進展する事はあまり考えられなかった、なにせ妹紅と上条の時計は全く噛みあわず、もし顔を合わせようとするならば週に一度の定休日ぐらいしかなかったからだ。そしてそれすらも「休日の方が客は多い」と店の都合で平日に設定されていた為どちらにせよ顔を合わせることすら稀に留まっている。

 

「しっかし、やっぱ妹紅さんって年齢不詳だよなぁ……逆の意味で」

「ん~? かみやん、なんか言ったか?」

「いんやあ何も言ってはおりませんよ?」

 

 しかし、上条にとって藤原妹紅と言う初めて見るタイプの人間はそれだけでも強烈な印象を残していた。なにもそれは外見と内面のギャップに留まらない、その思考もまた上条にとっては鮮烈な物を残した。

 上条は右手を、自分の持つ唯一の力を握りしめる。自分の理想像である“ヒーロー”を一旦は否定された、そして自分が作り上げる“ヒーロー”を肯定された。その陰にどんな思考があったのかは分からないが唯一、それが悪意から出た言葉ではない事は分かっていた。

 

 彼女は善人だ、いかなる裏があろうともそれだけは確かな事。

 

「えーっ! 小萌先生あの焼鳥屋行ったんですか!?」

「昨日近くに出没したって誘われてですねー、行ってきちゃいました!」

「いいなー……一度あの店行ってみたいなぁ」

 

 ここ数日で妹紅の屋台は相当な噂になっていた、噂好きぐらいが話す程度だった「焼鳥屋 富士山」の噂は今となっては極々身近で語られる程度にまで大衆化し、掘り下げられている。その背景には例えばリピーターが徐々に増え始めた、客層が段々と広範になり始めた等だがそれでも決定的ではない。

最も重要な事は店主のルックスにあった、一見パッと見れば白くきめの細かそうな髪や細い目鼻立ちなどから“はっと息を飲む美少女”であるとの感想を抱くだろう。だが話してみればその面倒見の良さや時折見せる豪胆さ、笑顔の快活さから“頼れる姐御”へと評価を改める。そのギャップに打ち抜かれたというか、つまりは店主自体のファンが増えてきたのだ。

 

「女将さんはどうでした?」

「写真で見るより可愛らしい方でしたねー、でも随分と大人びていましたよ」

「いいなぁー、一目でいいから私も見たい!」

 

 現に今上条達の担任である小萌先生を囲っている女子たちが一番気にしているのは料理ではなく店主の事についてだ、本人が聞いたらどんな顔をするのだろうかと上条はぼんやりと考える。妹紅は一躍時の人だ、それが現在進行形で上条のお隣さんに居る。稼ぎも良いだろうにどうしてあのボロアパートに居るのか一度聞いたら「都合がいいんだよ」とそれだけ妙な表情で言われた。

 今はまだましな方だがその内熱心な追っかけが発生たら妹紅の家に突撃しようとする輩が出てくるだろう、そうなれば上条の場所にも少なからず被害が及ぶのは必然。想像するだけでどっと押し寄せて来る疲れに上条は机に轟沈した。しかしまあ、なぜだか妹紅がらみの面倒ならば笑って受けられる気がするのはなぜだろうか、やっぱり妹紅だからだろうか。

 

「凄く明るい人でしたねー、面白い話も聞かせてもらいましたし」

「カウンター席取れたんですか? 羨ましいなー」

「良い人でしたねーああ、でも」

「なんですか?」

「一度だけ、昔の事を聞いたら悲しそうな顔をしていましたね」

「何かあったんでしょうかね」

「何かあったのは分かりきっていたことなのに、そんな配慮も出来ないなんて先生失格ですね……」

 

 落ち込む小萌の声が聞こえる、それを擁護する生徒達の声が聞こえる。妹紅の過去、確かに彼女の発言には妙な説得力があった。まるで自分が過去経験したような――本当に何者なのだろうか、彼女は。考えれば考えるほど答えは出ず、ただひたすらから回る。

 

「まるで長い事生きているみたいな――」

 

 あの外見で、長い事生きているなんて普通は考えられない。

 だがあながち間違いではないのかもしれない、不思議とそう思った。

 

 

 

 ◆

 

 

 

「見ろよ、中々可愛い顔してんじゃん」

 

 掴まれた手首が痛い、振り解こうにもますますぎりっと音がするほどに握りしめられてますます解けなくなる。女の子にこんなことするなんて酷くない? なんてこと言っても聞く耳なんて無いだろうし……はぁ。

 佐天涙子、今現在屈強な男たちに路地裏に連れ込まれて絶賛貞操の危機を迎えている私の名前だ。いや冗談じゃなくピンチなんだけど笑って誤魔化すぐらいしか出来ないのが恨めしい。ここで御坂さんとかが居たらこんな奴らぶっとばしちゃうんだろうけど生憎現在隣には誰も居ないし、多分助けにも来ないだろう。

 

「へえ、佐天涙子ちゃんって言うんだ」

「可愛い名前じゃん? おっぱいも大きそうだしさぁ」

「ちょっ、生徒手帳は返して下さい!」

「なんでもするから返してって言えば考えてやるよ」

 

 げらげらと大音響で鳴り響く笑い声が不快だ、ただただ不快、こちらを見下すその眼もそれをますます高める。だけどそれだけだ、“レベル0”――何も持っていない私はただ睨み返すぐらいしか出来ない、無力だ。

 

「おやまぁ! 睨み返しちゃって可愛いねぇ」

「面白れぇ、どれぐらい持つか賭けてみようぜ」

「一発ハメればひぃひぃ言うだろ」

「バカ、おめーの粗チンで喘ぐ女なんて居ねえだろ」

「ひっでぇなあ」

「むしろ一発殴りゃ言う事聞くんじゃね?」

「うわー、鬼畜だわぁ」

 

 そこでまたどっと笑い声があがる、隙を見てどうにか振り解こうとしても全く緩まる様子が見えない。こうやって危ない目に合う事は正直過去に何度かあった、でもその度に私は誰かに助けられていたんだ。ある時は初春が駆けつけて通報してくれた、ある時は白井さんが飛んできて補導してくれた、ある時は御坂さんがやっつけてくれた。

 小さい頃はヒーローが居ると思っていた、誰かがピンチの時に駆けつけてくれる正義の味方。だけど私はただそれを呆然と眺めているだけで、何も出来なくて。

 私には白井さんみたいに立ち回れる力が無い、御坂さんみたいに強い力も無い。“レベル0”がまるで烙印の様に私の心に焼き付いている、「お前は何も出来ない」と嘲け嗤われている気がする。

 

「じゃ、取り敢えず剥こうぜ」

「俺は剥ぎ取りたいんだけどな」 

「おめー趣味悪いな、俺はナイフでザクザクやりてぇ」

「そっちの方がイイ趣味じゃねえか」

 

 下衆な話し合いが聞こえる気がする、私は動けない。まるで縛り付けられたかのように何も出来ない、頭が痛くて目の前がぼやけてくる。このままなすがままにされた方が楽かもしれない、命までは取られないだろうし――ああ駄目だ、泣けてくる。なんて弱虫なんだ、なんて貧弱なんだ私は、どうして私には力が無いんだ。

 

「動かなければ怪我しないからねぇ~」

 

 男のうち一人がこちらに近づいてくる、手にはギラリと光沢を放つナイフ。動いたら刺されてしまうだろう、きっと血が沢山出て、痛くて――

 

 

 

 

 

 誰か 

 

 

 誰か助けて

 

 

 

 

 

「さーて、お楽しみの時間だ」

「そうかいそうかい、私も楽しみだ」

 

 その瞬間、視界から男が消えた。

 「へっ?」と驚嘆する間もなく、視界が“白”で埋め尽くされる。白くて長い髪に白い服、ズボンは赤いけど白いお札? のようなものがビシビシと張られている。一見すると異様だけれども、とんでもなく大きく見える背中がそこにあった。

 まるで護られているかのように――いや実際にその背中が前に立った時、私の中で安堵のような感情が湧きあるのを感じた。「この人ならば自分を護ってくれる」なんて現実離れしたことすら思えてしまった。背丈は私と同じぐらいだけど、なんて大きな背中なんだろうと。

 

「……誰だお前」

「んー、人間?」

「そんな事聞いてんじゃねえよ!」

「別に私が何者かなんてどうでもいいんじゃないかね?」

 

 男数人がかりで睨まれても飄々と挑発するような返答を返していく、普通に考えれば危ないし勝ち目も無い、逃げてって言いたくなるだろう。でもなぜだろうか、この人ならばなんとか出来てしまう気がするのだ。

 

「喧嘩売ってるのかぁ!?」

「いんやぁ? ただ困っている嬢ちゃんが居たから助けただけだよ」

「けっ、格好つけかよ!」

 

 痺れを切らした男が突進してくる、その顔には苛立ちと、あまりにも対峙する存在が弱そうだったからだろうか? 余裕がありありと見て取れた。そしてそれが火蓋だったんだろう、男たちが次々と襲いかかってきた。

 

 

 

 そこから先はあっという間だった、一分もかからなかったんじゃないだろうか? それぐらい速攻で決着がついていた。そこにあったのは勝負とは最早呼べないただの蹂躙、ただし最後に立っていたのは無傷で快活に笑う白い背中。

 

 私は見ていた、物怖じすることの無くただ襲い掛かる者を蹴散らす背中を。

 私は感じた、まるで鉄壁の壁の様に私を護り寄せ付けないその力を。

 私は覚えている、全てが終わった後で「怖かったろう」と私を撫でてくれたその手を。

 

 彼女は何者なのだろうか? 見ず知らずの私を助けてくれて、逃げもせず多数に立ち向かって蹴散らして。そして名前を告げることなく「お嬢ちゃん、一人は危ないよ」と、それだけ言って消えてしまった白い人。

 

 ああ、そうか

 ピンチの時に駆けつけて、何も求めずに去っていく。

 

「ヒーローなんだ、あの人」

 

 私は、初めてヒーローを見たんだ。

 

 

 




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