一龍妖魔學園紀   作:影鴉

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この物語には以下の成分が含まれております。

・この物語は「九龍妖魔學園紀」×「IS(インフィニット・ストラトス)」のクロスオーバーです。
・キャラの男女率を可能な限り均等にする為にクロス以外の他版権キャラを登場させています。
・本作でメインとなる他版権キャラは転生者という扱いとなっております。
・転生者は前世で持っていた能力を引き継いで転生しております。
・原作主人公「織斑 一夏」がチートに近く強化されます。
・パワーバランスの崩壊が生じます。
・原作に他版権作品(能力や機体、設定、用語)が多重クロスオーバーします。
・クロスオーバー作品及びその作品から生じた2次設定等の知識が無い場合、理解が難しい描写や表現が生じる可能性があります。
・能力、道具、話の都合上によるご都合展開が起きる可能性があります。
・話の展開上、残酷な描写や流血表現が生じる可能性があります。
・他版権キャラと原作キャラでのカップリング要素が含まれます。
・原作キャラ、組織等へのアンチ、ヘイト要素が含まれております。
・この物語では原作キャラ「篠ノ之 束」が悪役として書かれます。
・原作キャラ、機体の魔改造、性格、将来の改変、救済が発生します。
・独自解釈、オリジナル設定が発生します。
・原作の流れから乖離、木っ端微塵な原作ブレイクが生じる可能性があります。
・オリジナルのストーリー展開が発生します。
・様々なネタが話の中に含まれます。
・括弧は以下のように使用します。
  「」:発声による発言、会話
  【】:IS等の機械音声、通信機での会話(主人公のみ、会話内で感情を表す)
  『』:技名、施設・物等の名称
  ():思考、心の声

・目指すはハッピーエンド!!
・以上の成分をご理解上、スコップが爆☆砕しても当方は責任を取れません



この第1話は予告的内容となります。
阿呆な妄想大爆発のネタです。

宜しかったらお目通しお願い致します。

推奨BGM
『Kowloon theme』 作曲:新田高史 九龍妖魔學園紀 サウンドトラックより




予告編
 一龍妖魔學園紀


 それは何も変哲のない出来事。

 とある家族連れが海へピクニックへと行っただけの出来事。

 その家族の長女が綺麗な貝殻でもないかと浜辺を探していただけの出来事。

 何処にでもいる様な少女、篠ノ之 束はあるモノを見つけてしまう。

 

 

「何だろう、これ?」

 

 

 少女は薄っすらと輝く丸い石の様なモノを拾う。

 それが全ての始まりであった。

 世界が大きく狂ってしまう変化の――――

 

 

 

 

――――数年後、篠ノ之 束によって造られた、女性にしか使えないパワードスーツ、『IS(インフィニット・ストラトス)』が引き起こした『白騎士事件』によって世界は大きく変わってしまう。女尊男卑の風潮となった世界は徐々に醜く歪んでいった………

 

 

第2回モンドグロッソが行われているドイツ。

 14歳の少年、織斑 一夏は誘拐され、絶体絶命のピンチに陥っていた。

 

 

「お前の姉さんは決勝戦を辞退しなかった、恨むなら姉さんを恨みな」

 

(なんだよ!? 千冬姉は俺よりも名誉が大事なのかよ!!)

 

 

 己の無力さ、唯一の家族であった姉への絶望、すぐそこまで来ている死に一夏はただ泣くことしか出来なかった。

 

 

 しかし…

 

 

「大丈夫かい、少年…?」

 

 

 彼はある人物に救われる。

 

 

「俺の名前は葉佩 九龍(はばき くろう)、トレジャーハンターだ」

「トレジャーハンター…」

 

 

 伝説のトレジャーハンターとの出会い、

 

 

「お願いが…あります」

「何だい?」

「俺を……強くしてください!!」

 

 

 その出会いが少年、織斑 一夏が変わる始まり――――

 

 

 

 

――――約1年後、国際トレジャーハンターギルド『ロゼッタ協会』に所属し、九龍に鍛えられ期待の新人トレジャーハンターへと成長した少年、一夏は男性でありながらISを起動させてしまい、IS学園へ潜入する任務を下される。

 

 

「俺がIS学園へ?」

「IS学園が超法的地区になっているのは知っているな? あの学園では毎年、生徒の行方不明事件が発生しているがそれを揉み消している。その裏を調べていたら『天香 (かみよし)学園事件』の内容と類似していた」

 

 

 『天香 (かみよし)学園事件』、一夏の師匠である葉佩 九龍が任務で潜入した学園で起きた事件で彼が伝説のトレジャーハンターになった事件でもある。地下に隠されていた古代文明の遺跡、現代の科学力を超えた技術によって神に等しき力を得てしまった蝦夷のリーダー「ナガスネヒコ」を封じた遺跡。その封印が解かれ、復活しようとしたナガスネヒコを彼は見事打ち破ったのであった。

 

 

「『天香 (かみよし)学園事件』と? まさか地下に遺跡でも?」

「そのまさかだ。場所が場所なだけにメンバーを送りこめなくてな、君がISを起動できたのは天啓と言える…」

「俺の人生を狂わせたISに関わらせる気ですか…」

「そう言うな、姉の件については説明した通りだろう?」

「それはそうですが…」

「調べでは君にとって懐かしい顔も学園に入学するようだ、任務ついでに学園生活を楽しんで来い。」

「俺はまだ任務らしい任務を受けたことが無いのですが…」

「九龍の弟子なら心配も無い、お前の実力は協会が認めている」

 

 

 一夏はIS学園がある故郷、日本へ飛び立つ。

 

 

 そして始まる、かつて『天香 (かみよし)学園』で伝説のトレジャーハンターになった葉佩 九龍の弟子にして、龍の意思を引き継いだ若きトレジャーハンター、織斑 一夏の物語が……

 

 

「家族をバラバラにした、私を孤独にしたISなんか大嫌いだ! それを造った姉さんも!」

 

 姉によって家族や友人から引き離され孤独となった嘗ての幼馴染。

 

「信じられるのは自分だけ、誰の手助けも要りませんわ!!」

 

 大人の汚れた世界を見せ付けられ、誰も信じられなくなった少女。

 

「アタシはどうすれば良かったの? 皆で笑いあえればそれで良かったのに…」

 

 親の都合によって人生が歪んでしまったもう一人の幼馴染。

 

「ボクは自由に羽ばたくことすら許されないの?」

 

 家族や己の意思、自由を奪われた少女。

 

「貴様さえいなければ、私はあの人と家族になれたのだ!」

 

 歪んだ思想で産み出され、温もりを知る事が無い少女。

 

「私は…お姉ちゃんを羨む事しかできないの…?」

 

 優秀な姉に隠れ、卑屈になってしまった少女。

 

「私は更識家当主、弱みなど見せれないのよ…」

 

 重責によって己の感情を殺してしまった少女。

 

「私の手は血で汚れている…姉である資格など…」

 

 感情と甘言によって取返しのつかぬ業を背負ってしまった姉。

 

 

 心に闇を抱える乙女達との出会い。

 

 

「俺は2度も亡くしてしまった、大事なアイツを…」

 

「人智を超えた力を持つって怖いよね…」

 

「こんなに恵まれた世界なのに、心は歪んでいるんやなぁ」

 

「俺は昔みたいに誰かを救いたいだけだ…」

 

「クマはクマクマ! 此処にヒトとしているクマ!!」

 

「唯一ぬにの盾は最強でないといかんべ」

 

「困ったレディは助ける、それが私のポリシーさ」

 

 

 運命の悪戯か、一夏に続いてISを操縦できると判明した、前世の記憶と力を持つ男性操縦者達。

 

 

「お主は胸の大きさはどのくらいが好きかの?」

 

「私は保険医の劉 瑞麗(リュウ ルイリー)、九龍から名前ぐらいは聞いているだろう?」

 

「織斑君を見ていると昔の教え子を思い出すわ」

 

「九ちゃんの頼みだからって、またお前の面倒を見る事になるとはな…」

 

 

 嘗て師匠である九龍と共に戦った仲間達。

 

 

 IS学園で知り合った仲間達を同行者( バディ)にして、一夏は任務である学園の地下奥深くに隠された謎の古代遺跡に挑む。

 

 

 古代の超文明によって建てられた遺跡

 

 数々の罠

 

 ヒトと機械が融合したような化け物、『機人(きじん)

 

 ヒトの負の心を糧に現れた魔神、『裏神』

 

 明らかになる遺跡の真実

 

 

「こんなモノ、一体何のために?」

 

「こんなトラップが!?」

 

「何だよ…、このバケモノ?」

 

「ワタシハオマエダヨ?」

 

「あんたなんて私じゃない!!」

 

「オマエヲ殺シテ成リ代ワッテヤル!!」

 

「何が目的でこんな事を!?」

 

「人間は……生贄として…?」

 

「あのバケモノが元人間だったというの!?」

 

「消えた学生はここに…」

 

「貴様の目的は何だ?」

 

「全てはデウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)の書いたシナリオ通りなのさ!!」

 

 

 そして学園に迫る魔の手、

 

 

亡国企業(ファントム・タスク)が君達を狙っている」

 

「テメェのISを戴くぜガキィ!!」

 

「IS学園の『秘宝』は我々『新生レリック・ドーン(秘宝の夜明け)』が戴く!!」

 

「我々の邪魔をするなっ! ロゼッタ協会ぃ!!」

 

 

 世界を覆っていく狂気

 

 

「ISが勝手に…!?」

 

「篠ノ之 束博士が世界に宣戦布告をしました……」

 

「人間の時代は終わった! これからはISが新人類として世界を支配する!!」

 

「何故姉さんはあんな事を?」

 

「あれは篠ノ之 束、本人では無い」

 

「ISを、束博士の暴走を止めるには…遺跡の奥にある『秘宝』に頼るしか無い」

 

「どうする、一夏?」

 

「行くしかないだろ! 『秘宝』を目指して遺跡の奥へ!!」

 

 

 古代遺跡の奥で一夏達を待ち受けるは、果たして秘宝か絶望か…

 

 

 

 

TO BE CONTINUE…?




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