IS 普通じゃない男子高校生   作:中二ばっか

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第28話

「あの、本当にあれでよかったんですか?」

 ボーデヴィッヒとアキラの寮の部屋から出て、不安を拭いきれず生徒会室まで来て更識先輩と面談する。

「アキラちゃんとラウラちゃんの部屋の話?」

「別にアキラを一緒にしなくてもいいんじゃないですか? 急に見知らない人物と同居することになるんですし」

「でも、倉庫よりは守りやすくてそばには頼りになる軍人キャラもいるのよ?」

 頼りになる? こっちには不安しかない。

「ルームメイトに頼る前に教員方でどうにかしてほしいんですけど。……というか二人とも、その、……色々と問題があると思うんですけど?」

「あなたが不安がる気持ちは分からなくないけど、これは彼女たちの事情も考えてのことよ」

「え? 生徒会長がここしか部屋が空いていないって言ったんじゃないですか?」

「ええ。でも彼女は自分の生み出したものが誰かに悪用されて、誰かを傷つけてしまうことを恐れている。なら、偏見や先入観がなく接してくれる人ならと思ったの」

 確かにアキラは作りたかったものとは違ったものを作ってしまい、それが原因で他の生徒から遠ざけられることになった。

 ならば、事情を知らないボーデヴィッヒなら適任と考えても不思議ではない。

「それにラウラちゃんも力以外のことを学びたいと言っても、いきなり普通に接することなんてできないでしょ? でもラウラちゃんは彼女を利用しようとは考えていない。だって力を必要としてないのだもの」

 それはもう、今日散々と教えられた。誰の言葉でも信じてしまう良くも悪くも純粋な心に、戦い以外は教えられてこなかった人生と普通に暮らしていた俺たちとのズレ。

 だが、彼女はもう力を手に入れようと渇望していない。前のような他者と関わりを持たず、突き放した態度でもない。むしろ、誰かと積極的に関わり学ぼうとしている。

「でも、アキラちゃんは常識外れっていうほどでもない。むしろ、恐怖がその常識を悪い方に向かさせているの。ここまで接してくるのは自分の力目当てなんじゃないのか、って勘ぐっているわけ。だけどラウラちゃんにその意思はない」

 たしかにそういった意味ならボーデヴィッヒとアキラの相性はいいのだろう。

「でも、ボーデヴィッヒが力が必要じゃないことを分からせるにはどうするんですか?」

「そこで護衛が出てくるの。アキラちゃんには決して危害を加えないっていう意思表示にもなるし、身にかかる危険をラウラちゃんが対処することで力が必要ないことを示すの」

「アキラの力を利用せず、自分の力になってくれる味方を印象付けるってことですか?」

 確かに信頼関係を築けるのならば、安心できるだろう。だが護衛とは言わないのではないのだろうか?

「でも、それって護衛っていうのですか?」

「別に相手を倒さなくても、護衛対象の心の恐怖させないことも護衛の内になるんじゃないかしら?」

「本当に?」

「無論よ」

 自信満々に言う更識先輩に安心していた俺がいた。

 

 

 そんな前のことを思いだして現実逃避をしている俺が寮の食堂に居た。

 そして、更識先輩の言葉を信用し後悔していた。

「はい、あーん」

「……」

 回想から呼び戻される声はボーデヴィッヒのものである。

 差し出されるフォークに突き刺さっているホットケーキの片割れ。ボーデヴィッヒはそれを口に入れるようにうながしてくるが、俺は固く口を閉ざし拒む。

「無視をするな」

「いや、一人で食えるから」

 そう言って拗ねるボーデヴィッヒなのだが、このような人が集まるような所でで平然と他者を餌付けするようなことをしているのはなぜか?

「これは友人でもやる行為なのだろう? 親しいものなら気にしないらしいのだからいいではないか」

「いいか? 日本は礼儀や作法を重んじる国だ。そこで育った俺は他者が口を付けたものを衛生的に駄目で、誰かの手を煩わせることはしたくないと思ってしまう。手が負傷しているわけでも、自力で食事が出来ないほどの衰弱をしているわけでもない時にはしない。今やっていることは一般的には嫌悪感を感じるから今後はやめろ」

「なるほど。だが、私のだ液には医療用ナノマシンも含まれている。衛生的には問題ないのだが……」

 最近、ラウラの常識が形成されてきたと思ったら、開幕直後でこれである。

 そして、今の一連の流れを見て不機嫌な人がいる。

「……最近、眼帯銀髪美少女と仲がよろしいことで」

 面と向き合う形で癒子がこちらをジト目で見てくる。その視線はウザったいと暗に示しているようで眉が吊り上がっている。

「……この状況で本気でそう思ってるのか?」

 これが別に恋心から来ていくものでないことは癒子も知っているだろう。単純に生まれたばかりの雛鳥が初めに見る者を親だと思うように、ボーデヴィッヒも初めて接してきてくれる人物が俺だけなので甘えている感じなのだと思う。

「癒子はなぜ怒っておるのだ?」

 そのようなことを考えているのとは露と知らないようで、ボーデヴィッヒは癒子が不機嫌な理由が腑に落ちないらしい。

 癒子の不機嫌は朝から俺とボーデヴィッヒのいちゃつきを見ての不快感から来ているのだろう。

 朝っぱらからそんな惚気た行為を見せつけられれば、げんなりするのも分かる。

「あのね、人前でそういう行動は慎むようにって言わなかったの? ボーデヴィッヒさん。」

 注意を促す癒子はボーデヴィッヒが。

「キスは駄目だと言われたが、これは友人同士でもすることなのではないのか?」

「合ってるけど違う。異性と同性だとかなり意味が変わってきてしまうから、章登にすると甘えん坊に見えてしまうからやめた方がいいよ」

「ああ、私のことを思っているのか」

 理解してくれたようで何より。

「だったら、章登が私に食べさせてくれればいい」

「何も理解してくれてねぇな、おい!?」

 安心した直後のこの回答。恐らく俺が甘えん坊に見えてしまうことへの気遣いなら、自分が甘えん坊になれば俺への恥辱も減ると思ったのだろう。

 だが、そんなことをすれば俺は公衆の面前でイチャイチャしているうざい奴という認識が面前のクラスメイトに誤解されるだろう。

「何を言う。こういう行為が日常的だということは理解しているぞ。交互にすることだとクラリッサも言っていた」

「そのクラリッサって奴はドイツに居るんだな!? 今すぐ呼び寄せるか、俺をドイツに行かせろ! ぶん殴ってやる!」

 ストレスと不満、不安、嫌がれせ行為のように日本の文化を間違えまくった知識を吹き込む、顔も知らないドイツ軍人に堪忍袋がブチ切れた瞬間であった。

 

 

 

「少しよろしいでしょうか?」

「はい?」

 教室の席で次の授業までの休み時間にクラスメイトから声を掛けられたわけなのだが、いきなりだったため戸惑う。

 声を掛けて来たのは四十院神楽という大和撫子型令嬢であった。同じ令嬢系列でもオルコットとはかなり違った雰囲気を持っている。

 西洋風の令嬢であるオルコットはリーダシップを取り自ら行動していくタイプだ。対して四十院は一歩身を引いて慎ましやかに付いてきそうな雰囲気がある。

 髪はかなり長く、後頭部で御団子で纏めていても腰まで届いている。たれ目が柔らかな印象と、長い髪が古来美徳とされてきた清楚で慎ましい人物像を与える四十院神楽。

 だが、今まで精々あいさつ程度しか言葉を交わさなかった彼女が俺に何用なのだろうか?

「あの、なにか?」

「実は今度の臨海学校のときに私の幾つかの試作装備の稼働をするのですが、その前に稼働試験としていただきたいのです」

「なんで俺なんです?」

「無論、貴方に適正があると見込んでのことです。他の方々も検討し選び出した結果です」

 真意的に話してくる四十院に嘘偽りはないと思った。

 研究部に入り浸りしているので新装備のテストを請け負っている。しかし、企業や国家などの重要な新装備、テストタイプの運用には携わっていない。

 企業のみつるぎ製のマルチランチャーも無償提供されているので、契約を組んで仕事をしているというわけではない。しかし、IS学園に来て稼働データを取り、研究し、アップグレードされているのは未熟な学生への手助けと育成みたいなものだろうか?

 リアルな労働環境に置くことで企業が求める実践力が上がるらしい。

 体よく低賃金の労働力と見られているのかもしれないが。

 そんなわけで現在俺の立場と言えば、職場体験している学生と言ったところなのだろう。

 通常の職場体験みたいに、自分、部員の使いたい装備《仕事場》を選び、それの性能を向上するために試行錯誤し、戦術を考え、披露する。

 今は俺のマルチランチャー、栗木先輩はレールガン。

 ただ、代表候補生は国家、企業の装備を必ずテストしなければならないが。

 そして、装備を提供させるように勧誘されることもある。

 それで今、勧誘されているのだろう。ただし、俺のデータを取りたいという下心を隠しているのかもしれない。

「でもやっぱり適性が高い方がいいんじゃ? ボーデヴィッヒとか」

 どのような装備なのか知らないが、適正値C程度より適正が高くフリーのボーデヴィッヒの方が向いている気がするのだ。マルチランチャーを請け負ったときには様々な状況に対応出来るというキャッチコピーを信じてしまったのが仇である。確かに色々な状況で使うことが出来るが使い辛かった。

 今は改良、アップデートしてそれなりの仕上がりにはなっている。

「自身の能力に不安を感じているのでした杞憂だと思います。私は適正よりもあなたの操縦技術やスラスター制御を見込んで話を持ち掛けたのですから」

 そう言って俺の机に装備の資料と試験内容を書いてある用紙を置く。

「その資料を見ていただくと分かると思いますが、装備は推進器と独立飛行機構です。崎森さんは確かにIS適性は低いのでしょうけど手動操作、その状態での推進翼制御には目を驚かせました」

 自分のことを褒められてことなど余りないため、照れくさくなる。それを隠したくて机に置かれた資料に目を走らせ、意識を装備の詳細にいかせる。

「これってどっちかっていうとISの装備っていうよりは……何か他の利用法がある気がするんですけど」

 特に腰部と肩部に取り付ける電気推進《アークジェット》なんて宇宙探査機や人工衛星に使われているような低出力な推進器を使うなら、今装備している基本の多方向推進翼の方が馬力はある。

 独立飛行機構《フライトユニット》も機首のない戦闘機のように思える。ISに取り付けるような装備というより無人偵察機のような利用法が思い浮かぶ。

「元々ISが宇宙開発用に作られたのはご存知でしょう? しかしながら競技として、もしくは防衛力として扱われているのが現状です。IS核も配給は決まっており宇宙開発に使われるはないでしょう」

 ISに対抗できるのはISだけ。

 そういう認識で少なくとも防衛力には欠かせない。また、ISコアの解明、量産に今研究が盛んだ。またそこでISコアの数が減る。

 これでは企業が自由に使えるなんてことは当分はまだ先で、IS電池で稼働や試験、訓練を誤魔化している。

「そこで開発が滞っている拡張操作探究機《エクステンテッド・オペレーション・シーカー》を先日公開された独国のISに搭載されていた蓄電器と発電機で出力、稼働時間の目途が立っちました」

「で、今度は操作や起動、駆動装置、宇宙に出た時の推進器の稼働データが欲しいってことでいいのですか?」

「はい。ご了承いただけますか?」

「……研究部の学校事業って形ならいいと思いますけど、少し部員や先輩と相談させてください」

 個人的には今すぐにでも参加したいが、四十院の裏を取って置きたい。また、アキラのときのように本来の姿を失っているのは作成者に申し訳ない。クラスメイトを疑うようで悪いが栗木先輩の了承も取っておきたいのも事実だ。

「分かりました。では水無月の中旬までに返答をお願いします」

 そう言って立ち去っていく四十院。

 聞いた感じでは別段疑うべきところもない。

 本当に宇宙開発にEOSを使うのならば問題ない。だが、アキラのように誰かを傷つけてしまわないように警戒しておくのは別にいいだろう。

 

 

 

「いいと思うわ。私は」

 四十院の持ってきた資料と試験内容が書かれた用紙、四十院が話した内容について栗木先輩にアドバイスを聞こうとしたところ、結構あっさりと了承を得た。

「マルチランチャーもほぼ稼働データとか、試験項目とかは取り終えて、今度は改良と拡張になるけどそれと並列して出来るならいいと思うわ」

「出来るのなら……か」

「後、マルチランチャーは開発部の所で取り付けが出来たから取りに来てって連絡があったわ」

「了解」

 今度マルチランチャーに他の機能を付けようとなっている。マルチランチャーの腕に接続している部分を外し、取り回しを良く、銃床にメテオールプレートとブレーデッドバイケンを接続するらしい。

 発射時は銃床を脇に抱えながら撃つようになるらしい。

「ま、試験項目は使い心地だけだからいっか。性能向上は取り外しと重心変化による調整ぐらいだろうし」

「あなたがそれでいいのなら私は何も言うことはないわ。みつるぎのように生徒会長に問題点がないか調べてもらいなさいな」

 言われずともしてもらうつもりだ。例えみつるぎの様に裏事情まで調べてもらったところで、危険がないわけではない。だが遭遇する確率は減る。

「だけど、純粋に技量を認められたってことは嬉しいんですよね」

「それでも織斑の方を各国は手に入れたいようだけど、技量は関係ないのでしょうね。きっと織斑千冬先生、あわよくば篠ノ之束博士との接点が欲しいのでしょうし」

 どの国も優秀な技術者、操縦者は欲しく色々な機関からの勧誘が織斑に来ている。だが、その目的は織斑自身の技能や能力ではなく他人のなのだ。しかし、本人はそれを知らない。

 もしかして彼は自分の実力があるから勧誘が来ると思っているのではないだろうか? さすがにそこまで考えなしとは思いたくないが。

「ネームバリュー目的で会ったけど、あそこで拒否されてよかったわ」

「ああ、そういえば最初俺はついでなんでしたっけ」

「ええ。だけど予想以上に貴方は成長したから、私が目立つはずが貴方が目立つことになってしまったわ。まさしく逃がした魚は小さいわ」

「……使い方間違ってませんか?」

「間違ってないわ。あそこで教えていても真剣に打ち込んでくれたか怪しいものだわ」

 かなり辛辣なことを言っているような気がするが、実際織斑の評価は以前より低くなってきた。というよりは落ち着いてきたみたいな感じだろう。

 人の噂も七十五日というように時間が経てば、熱狂も醒めていく。

 そして、もうそろそろ入学から3か月経とうとしていた。

 

 

 更識先輩に四十院の裏を取ってもらおうと生徒会室に訪れる。

 回答は意外なほどに早かった。

「いいんじゃないかしら? あの企業はISが専門でもはないし、入学前に個人の裏は取っているから」

「だったらなんでデュノアの時は易々と入学させたんですか?」

「急だったし、今だに自国の代表候補生を入学させろってうるさいのよ。無論、章登君や織斑君の接触や勧誘目的でしょうけど。それに上からの圧力だってある。学園で使っているのは打鉄とラファールなんだから」

 うちの商品使ってるんだから優遇措置しろとでも言われたのだろうか?

「フランス政府の認証の元だったから、IS学園の入学は協定参加国の国籍があれば誰でも入れる。そこを突いてきたの」

「IS学園の体面上断ってはいけないってことですよね?」

「ええ、でも問題を起こした生徒を居残りさせるほど学園側も穏やかじゃない。尻尾を出したら即退学にするってことだったんだけど、まさかあそこまで過激な手段に出るとは思わなかったの。そのことについて章登君には本当にごめんなさい」

 普段の人懐っこいような態度とは打って変わって、済まなそうな態度を取る更識先輩。

 こんなしおらしい更識先輩は初めてではないだろうか。

 今こうして頭を下げている女性は対暗部の組織の一員として、デュノア社の裏を探ったり、証拠を探したり、起こったことの事後処理をしたりしている。だが同年代の女性が対暗部の組織の一員なのだろうか。

「疑問なんですけど、更識先輩は表沙汰に出ない事件を解決する組織の構成員なんですよね?」

「ええ、でも正確には当主。リーダーよ。入学して間もなく私の訓練のしているときに言った通りにね」

「でも、更識先輩が生徒会長……ってか学生をしている理由にはなりませんよね? ロシア国家代表になる理由も」

「む。私は青春時代を過ごすなって言いたいの?」

「そうじゃなくて、そんな組織に属しているのに日本以外の国家代表になったり、ここを守るより日本を守る方が重要なんじゃないのかなと」

「生徒会長は最強たれって言葉は知ってるよね。あれは生徒会長が率先して学園の防衛に当たることも意味しているの。無論イベントの準備や部活の予算の割り当てもするけど、クラス代表が専用機持ちが多いようにそれを止められる人物でないといけないの。もし専用機持ちの人が反乱とか犯罪行為を起こした時に止められるように」

「でもそれは戦闘教員の仕事じゃないですか」

「だけど、いつもISを装備しているわけでもなければ、ISの格納庫に近いわけでもない。だから本当に緊急の際にはいつもISを持ち歩いている専用機持ちが止めるしかない。IS学園で強い人なら代表候補生以上の専用機持ち。だけど、日本政府はISコアを使った専用機を作りたがらない」

「IS学園のコアはその殆どが日本政府の物だからですか?」

「ええ、そこに殆どを当てている。だから、ISが最初に開発された国であるのに日本の企業、自衛隊が持っているISコアの数はIS学園より少ない。そして、IS学園を守ることは日本のISコアを守ることに繋がる」

IS学園に使われているコアはどこから来たのか、少なくとも日本にあったにISコアを割り当てれば日本が保有しているISコアは少なくなってしまう。それは防衛力になるISの数が少なくなることを意味する。

「だけど、ISコアはこれ以上日本が保有しているのを使う余裕はない。なら、他国から借りてくる。ISの稼働データや装備のテストをすることを条件にね」

 故にテストパイロットとしてロシア製のISに乗っているのだという。

「だから、気にせず頼ってね。章登君を守ることも重要な私の仕事なんだから」

「……ありがとうございます。頼っていいのならボーデヴィッヒに常識を教えてください」

「うふふ。私色に染めちゃうけどいいのかな?」

 なんとなく想像してみる。ボーデヴィッヒが更識先輩のように人懐っこくすり寄ってきて、色々下ネタやら変なことを言う様を。

「別の人に当たるのでさっきのことは忘れてください」

 さらに悪化するのが目に見えて、逃げるようにして生徒会室を出ていく。




 お久しぶりです。遅れましたか?
 取りあえず最初にアキラとボーデヴィッヒの関係についてこじつけてみました。
 前の回の補足というか、あまりにも感想での指摘が多く説明不足でした。すいません。ただ護衛とはちがったになりそうですが。

 そして学園の現状というかなんというか。
 ニュースの内容をいつまでも放送していると飽きてくるように、もういいよその話題、みたいな感じになってます。
 男性IS操縦者、織斑先生の弟。きゃぁーという歓声からそう言えばいたわねと言った感じに、人間新しいことの方が興味があるので3か月もすれば落ち着いてきたってことですかね。

 章登のクラスメイトに認められつつあるということを書きたかったので、メジャーな四十院さんを引っ張り出しました。

 更識先輩の事情というかロシア代表で日本の対暗部に属しているという設定は、学園のISコアは日本が保有しているものでそれを守るためと、30個も割り振ってしまったので日本にISコアの余裕はほとんどなくロシアのISを借りているといった具合です。

まぁ要は
ISコアの取引は駄目
だったら貸し借りは良いよね!

なんで暗部の更識さんが学校生活送ってんの?
学生に紛れてIS学園にある日本保有のISコア、機密情報を守るためさ!

別に学生じゃなくてもよくね?
うん……いやいや、生徒会長の方が一般学生より権限あるし! えっと……えっと……。
これ以上思い浮かびませんでした(´・ω・`)
で、学校の防衛を率先してやる立場になるため(無理やりすぎるか? ただ原作だと平然とIS展開することがあるからなぁ、ここでも許可されていないISを展開し最悪な事態を防ぐためということで)。

当主が前線に出るなんて危なくね?
……私が死んでも代わりはいるもの(クールボイスで)。

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