―ミッド技術開発ホール―
「話には聞いてたけど、ほんまにひどいな…」
六課部隊長のはやてはフェイトとグリフィスを連れて即席レイドと邪神が戦っていた場所を訪れていた。
昨日の大きな戦いの爪痕はまだ残されており、巨大なクレーターがそこに存在していた。
「…これをやったのがライマなんですよね」
「らしいわ」
グリフィスがげんなりとなるのも無理もない。クレーターは半径20メートル以上あり、付近の建物の土台を崩している部分もある。修繕するなら結構な額になる上、それを受け持つのが六課なのだ。
「にゃはは、やっぱりライちゃんはすごいナ」
「ん?」
ゲンナリとしてる3人の近く、どこか面白そうにそれを見ているのはなぜか猫をモチーフの三本ヒゲのフェイスペイントをしてる少女だった。
「ライちゃん…??」
「おっと、口が滑ったナ。オレっちのことはキー坊たちには内緒でナ」
そう言ってその少女は同じぐらいの身長の青年とともにホールをあとにした。
「…キー坊?」
フェイトの疑問の声は現場検証の喧騒の中へと消えていった。
―食堂―
「お兄ちゃん、元気ないよね…」
そう言ったのは彼の妹でもあるリーファ。最近キリトは日課である訓練や惰眠を取らず、屋上で何かを考えているようだった。
「まあ、仕方ないからね…エリュシデータがあんな状態になっちゃったし…」
「そうですね」
それに目の前のポテトをつまんでいるアスナとジュースを啜って同意するシリカ。
だがシノンとライマ、リーファはなぜそこまで落ち込んでいるのかわからないようだった。
確かに自分の武器が壊れたのなら落ち込んでも無理はないが、それにしても落ち込み過ぎだった。
「あの剣はキリト君が50層のラストアタックで手に入れてそれからずっと使ってる思い出の剣なのよ」
「そうなんですか…」
「…いや、それだけじゃない」
そう言って唯一この場で邪神の戦いの全てを見ていたクラインはアスナを見てそれを否定した。
「邪神との戦いの時…ちょうど、エリュシデータが折れたときに…あいつ……攻撃をレイってやつに庇われたんだよ…75層の時みたいに」
「……あ…」
その時、キリトの身代わりになったアスナはハッとした。しかし、2人以外、75層の最終決戦を目撃していないのでなんのことかわからないようだった。
「何の話だ、それに50層ってなんのことだ?」
「…あー、そう、だったな…」
そして至って普通に会話していたが、ライマが生還者という可能性が必ずあったというわけではなかった。リーファも厳密には違うが、キリトやほかの仲間から色々と聞いたりしてる上に『SAO事件の続き』と言われた『ALO拉致事件』にも関わっている。シノンも生還者が起こした『死銃事件』の被害者でもある。
「…話していいか?」
「私は構わないわ、この際だからね」
六課のメンバーには話すのは渋っていたが、それは彼らがVRMMOを「ただのゲーム」と認識しているからだ。たとえ命の危機に遭遇したことのないプレイヤーでもVRMMOをやってるのなら「それは自分の住むもうひとつの世界」という認識があるからだ。それこそ、シノンやリーファのように。
「シノンとリーファを除いた、俺たちはSAO生還者なんだ」
「…えっ、ちょ…まさかあの…?」
元々の自分たちの世界でいたのなら、あの事件のことはVRMMOをやらずとも知られている。だが、事件を知っているのと事件に関わったのなら大きな違いがある。ましてや後者ならば動揺しないのなら無理もない。
「悪いが今から言うことはほかのやつには内緒な?」
「…わかった」
―屋上―
「…………」
キリトはここ最近、起きてからずっとこの場所へ訪れていた。
『ありがとう、さようなら』
『ごめんね、キリト君』
『大丈夫だ』
「っ……――!!」
今でも手に残っている、サチを失った虚しさ、アスナを受け止めた感覚、レイを抱えた重さ。
月夜の黒猫団の時も、ヒースクリフの時も、邪神の時も自分の無理が引き起こした結末だった。
割り切ったわけじゃない、黒猫団の一件でひとりでいると決めて、アスナを失いかけたときにもう失いたくないと、誰も傷つけないと決意したはずだった。ALOの時、ルグルー回廊でリーファにそれを打ち明けてサクヤとルーを助けることができた。
だが――
「キリト…」
「!」
振り返ったらそこには、スバルが立っていた。今朝意識を取り戻した彼女は少し驚いたような表情でこちらを見ているが、キリトは切り替えるように笑った。
「どうしたんだ、そんな顔して」
「あ…ううん…」
首を横に振りながらスバルはキリトの横に並んで手すりにもたれた。
「体はもう大丈夫なのか?」
「うん…」
どうもスバルの元気がない、キリトはそう感じていた。「天真爛漫」という言葉を姿にしたようなスバルにしては落ち込んでいるようだった。
「何かあったのか?」
「……私が、ここに居るのって…何の意味があるのかな…」
「…え?」
質問の意味がまるでわからなかった。直球勝負、一直線というようにまっすぐ進むスバルが迷う姿なんて今まで見たこともない。
「ホールで…私が戦った相手…まるで私のことを見てないように…そこにいないように戦ってたの…」
あの赤髪の男性は攻撃という攻撃をしてない。まるで、戦う価値すらないようにそこにただいた。
自身の最強の技であるディバンバスターを片手で弾き、そして満足できないような表情で立ち去った。
「六課で強くなるって…みんなを守るって…そう思ってたのに…!!」
「………」
「ねえ、キリト…どうやらった強くなれるの…キリトみたいに…!!」
まるで鏡のように似ていた。あの時、洞窟の中で自らの弱さを吐露するシノンと、それに自分の強さは強くないと自覚するキリト、そして、今のスバル。
全部共結果的には生きている、だが――
「…俺も…」
「え…っ…!?」
何か、懺悔するような声で呟いたキリト。スバルが彼の方を向くと、そこにあったのは今の自分と同じような顔をしているキリトだった。
「アスナを…いや、あの時…サチ達を守れなくて…失いたくないって思ったはずなのに…また失いかけた…」
「…サチ……?」
聞き覚えのない名前だった。以前にキリトがエリオやキャロに自分の仲間の話をしていたのは聞こえていた。だが、その中にそのような名前はなかった。
「今度はレイが俺の身代わりになった…俺は強くなんかない。誰かに守られて、誰かを身代わりにして生きているんだ…」
―ミッド中央病院―
「ご迷惑をかけました…」
「いや、俺も補助に迎えなかったからな…」
「それにしてもお前たちでも勝てない相手とはな」
昨日、ギルティとの戦闘でこの病院に搬送されたカイルの見舞いに当日共に行動していたウェスと彼の上司でもあるグスタフが訪れていた。
「あら、お邪魔だったかしら?」
「お、シノンか」
ノックして一言声をかけて入ってきたのはシノン――と肩にピナを乗せたシリカだった。シリカはどこか緊張したようにしており、またその姿を見たカイルは俯いてしまった。
「そっちの方のあの嬢ちゃんは大丈夫なのか?」
「ええ、今朝目が覚めたわ。ところでウェス、あなたに聞きたいことがあるんだけど…」
「ん?」
シノンはチョイチョイと誘うように手を動かした。ついでに彼女の目の先には未だに俯いているシリカがいた。それを察したウェスは頷いた。
「ああ、問題ねえよ。ちょっと座れるところに行くか?」
「ええ」
「じゃあ、俺はあいつに顔を出して帰ることにするか。カイル、お前はしばらく休んどけ」
あれよあれよという間に病室にはシリカとカイルしかいなくなった。
「…久しぶり、ですね」
「…そうだね」
たがいに目を合わせようとしない、気まずい空気が流れていた。するとピナはシリカの肩からカイルの膝へと乗った。
「ピュア…」
「…ごめんなさい、ピナ。心配をかけたみたいで」
そう言ってカイルはピナの頭を優しくなでた。すると、意を決したようにシリカがカイルを見た。
「カイル、あの――」
「何も言わないでください」
だが、カイルはそれを遮った。いつものように丁寧な言葉だが、その表情には悔しさの色が浮かんでいた。そしてピナはカイルの手が震えているのに気付いて心配そうに顔を覗いた。
「47層のあの日から強くなりたいと思っていました。もう失わないようにって頑張っていました。その結果が…これですよ」
「カイル…」
SAO47層。当時、キリトがピナを蘇生するのに手を貸してしばらくしてからだ。カイルとシリカが出会ったのは。
出会った当初はお互いに毛嫌いし、ともに行動する必要があったとはいえ顔を合わせれば喧嘩という状況だった。
だが、ある事件がきっかけでカイルは彼女に救われ、そして守っていく決意をした――
「結局、僕は何もできない無力な人なんですよ」
「それは違う!!」
突然の言葉にカイルはビクッと驚いてしまった。だがシリカは首を横に振りながら「違う、違う」と否定していた。
「あなたは、何もできないんじゃない。無力なんじゃない…だって、子供を守ったんでしょ?」
「…あ…」
この世界に来た日、グスタフの子供である3兄妹をクロサワから守った。最終的にはグスタフがとどめを刺したが、それでもカイルがいなければ、死んでいたのかもしれない。
「その子たちは、あなたを無力だと言うの? かっこいいヒーローじゃないの?」
「…けど、僕はギルティさんを止めることができませんでした…」
するとシリカは震えているカイルの両手をつかんだ。そしてにっこりとカイルのほうへとほほ笑んだ。
「一回目がダメなら二回目、一人でダメならみんなでやればいいんじゃない。一度で諦めるの?」
「…そう、ですね。また、次を頑張ればいいですね」
カイルの両手から、震えが消えた。
―休憩スペース―
「コーヒーでいいか?」
「お任せするわ」
中庭が見える休憩所。そこにはシノンとウェスがいた。ウェスの奢りの缶コーヒーを受け取ったシノンはそれを一口飲んで「さて」と前置きを置いた。
「2つほど聞きたいんだけど」
「え、口実じゃないのか?」
何処となくカイルとシリカが落ち込んでいることに気付いたウェスはその改善のために2人を残す口実として呼んだのかと思っていた。
「それもあるけど、実際に聞きたいことがあるわ。あと、何このコーヒー…」
「……ヒデェぐらいに不味いな…」
自分が奢ったとはいえ、同じものを飲んだウェスは同じように同意した。これなら彼が自分の世界で通っている大学の無料のコーヒーのほうがまだマシだった。
「…まあ、いいわ。まず一つ目だけど、パワーグリフォンについてよ」
「ん?あれか?知り合いのガンスミスがこの世界にいて、改造してもらったんだが」
ガンスミスとは一言で言うなら銃の整備人でGGOではそれでプレイする人もいる、ALOでいうところの鍛冶師のようなものだった。
しかし、ガンスミスでプレイする人は同時にPKプレイヤーにとってカモになりやすく、ある意味レアな存在だった。
「あんた、いつからポイントマンに変わったのよ。ずっとガンマンだったんでしょ?」
ポイントマンとはGGOに置いてショットガンで戦う人のことを指す言葉だ。ちなみにシノンはスナイパーでガンマンとはハンドガンをメインにするプレイたーのことだ。ガンマンの数はシノンの知る限り初心者かウェス、そしてその亜種というキリトほどの少なさだ。
「この世界に来た時に、GGOの歯車遺跡のシュー・カーンに襲われたんだよ」
「シュー・カーンって…この前12人探索スコードロンを壊滅させた?」
その話ならまだ新しい情報だった。歯車遺跡はGGOに存在するダンジョンでは高難易度の遺跡で、攻略を目的とした精鋭12人というスコードロン最大人数で挑んだ探索はボスであるシュー・カーンで壊滅という結末を迎えた。
その時、一人のプレイヤーがそのスクリーンショットを撮影させていたのが公開され、再びスコードロンを再編成して挑むかどうかの話がいくつか上がっていた。
「幸いなことにグスタフさん含めた脅威対策室が援護してくれて破壊することができたんだが…一人、大けがでこの病院に入院したんだ」
「で、バカ正直のアンタは強くなるためにポイントマンもどきのことをしてるってわけね」
確かに単純に二丁拳銃よりもショットガンのほうが威力がある。しかし、それは彼のスタイルとは全く違うものだった。ショットガンを使うとガンマンのような早撃ちができなくなるからだ。
「『
「そんなもん、生き残るためのプライドに比べたら捨てるもんだろ」
そもそも彼はそんな二つ名にこだわりなんて持っていない。それを捨てるかゲームオーバーを選ぶのなら捨てるほうを選ぶだろう。
「まあ、あんたらしいわね。あともう一つ…ギルティがいたの?」
「…えっ?」
質問の内容が理解できなかった。だって、その名前は――
「ちょっと待て、ギルティ…が…?」
「え、あんた、カイルと行動してたんでしょ? 彼はギルティと戦ったって言ってたけど…」
それを聞いてウェスはひとつ大事な失念をしていた。そもそもVRMMOだと姿はアバターとなってしまい、自分の思いのままにカスタマイズできる。ウェスは見た目をそれほど変わらないものにしてシノンも面影を残すものだった。
だが、全員がそうだとは限らない、現にキリトの妹のスグはALOのリーファだと全く違う姿になっていた。
「そうか、アイツ…ギルティだったのか…道理で俺の名前を知ってるわけだ」
「まさか、気づかなかったの?」
呆れたようにシノンは呟いた。だが、そうも笑って入れない状況だった。
ウェスとギルティ、互いに名前を知り合うほどの縁と言っても過言でない相手の姿がわからなかったのだ。この世界には未だにVRMMOプレイヤーが増えていく、それなのに自分の命を狙う相手の顔を知らないとなれば気が抜けないのだ。
「そいえば、ガンスミスを知ってるって言ったわよね?今どこにいるかわかる?」
「ん? 連絡先ならわかるが、どうしたんだ?」
「ちょっとね、ここに来る前に訓練所でALOフォームで狙撃してたらGGOのスキル補正がなくなるからすこし照準がずれるのよ。ちょっとALOフォームの時になったら補正出来るかどうか出来るか相談したいのよ」
それなら、とウェスはそのガンスミスの連絡先のコードをシノンのデバイスに転送した。しかし、プレイヤーの暗黙の了解でガンスミスの情報を他者に与えないというものが一つのマナーだ。
「まあ、アイツは根はいい奴だが気難しいからな、一応俺からも連絡入れておく」
「助かるわ」
素直にそう礼を述べていると2人が座る休憩所ベンチ近くに白い毛の美しい子狐がチラッとこちらを見た。
「狐…?」
「…美味そうだな」
ウェスの言葉にビクッと反応した狐は逃げるようにして近くにいた茶髪の小柄な少年?の肩に飛びついた
。どうやらその狐の主のようで少し困ったようにウェスを見ていた。
「悪いねー、こいつは食べ物じゃないんでー」
そう言ってその人物は狐を肩にのせたまま歩き去って行った。
―機動六課―
「キリトさん」
「シャーリー…どうだった?」
夕暮れどき、朝からエリュシデータの修復を行っていたシャーリーは訓練所近くの木に寄りかかっているキリトに青い宝石を渡した。
「一応音声プログラムの修復ができました、でも、おかしいんです」
「…?」
何がおかしいのか、とりあえず彼女に言われるがままエリュシデータを起動してみた。
「エリュシデータ、セットアップ」
《Set up》
黒いレザーコートに黒いズボンとブーツ、そして背にはエリュシデータが――
「あれ?」
手を伸ばしたそこにあったエリュシデータ。だが、異様に軽く感じて鞘から引き抜いてみてみると、どういう分けなのか刀身が折れたままだった。一応修理しようとしたのか、細かい傷はなくなっているが折れている箇所から先はなかった。
「音声認識、バリアジャケット展開、スキル制御はできるんですけど…どうしてもフレーム修理ができないんです。修理した途端折れて…けど、他に異常も見つからなかったの」
「エリュシデータ、どういうことだ?」
《原因不明です》
それならもうお手上げだった。不幸中の幸いというべきかスキル管理機能があるということはブレイブハートで片手剣のスキルなら発動できる。
「ごめんなさい…本当なら万全な状態にするのが私の仕事なのに…」
「いや、ありがとう」
しかし二刀流が使えなくなると邪神やスバルが言っていた未確認の敵との立ち回りも難しくなる。
スターバースト・ストリームをはじめとした二刀流スキルが使えない、一応片手剣スキルも補助として使用しているがそれじゃあ不十分なのだ。
それにキリトにはずっと二刀流で戦っていたため片手剣の大技は74層のグリーム・アイズ戦以来使用してない。まずはそのカンを取り戻すことから始めるしかない。
「すこし、大変になるだろうな」
今後の訓練の予定を組み立てながら少しため息をついた。
―時空管理局:本局談話室―
時空管理局の本局であるビルの中階。比較的質素な部屋に集まったのはその部屋の内装には似つかわない階級を持った3人。
「ふむふむ…そうですか」
調査員の報告書を読み終わったやさしそうな老婆――ミゼット・クローベルは落ち着いた様子でその書類を机の上においた。
「全てを鵜呑みにはできぬが、ワシには信じるしかないと思うがの」
髭を蓄えた物静かそうな老人――ラルゴ・キールはミゼットと窓の側に立ち外を眺めている老人にそう言った。
「確かにそうだ、だが…それを下の者にどう伝えるのだ?」
ため息をつきながら窓からラルゴへと視線を向けたレオーネ・フィルスは聞いた。
ラルゴの机の上にはミゼットが読み終えた書類――『この一ヶ月の間に出現したモンスター』についての調査書が積まれていた。
非公開、公開済み、そしてつい先日の技術開発ホールの邪神について書かれていた。
「伝える方法は無いですが、対策をしなければなりませんね」
管理局の統括議長であるミゼットはそう言うと、人事部長へとある決定を伝えるように通信を入れた。
『はい、こちらスパン』
「スパン人事部長、これからいうことを管理局全ての部隊に通達してください。『戦闘ライセンスを習得した別次元の地球の次元漂流者を10日後の18時、地上大演習場へ集めるように。また部隊長及び補佐も同席する』と」
『ぜ、全員…ですか…?』
今現在分かっている民間委託の次元漂流者の数は一個部署と同じぐらいだった。しかし一気にそれほどの人数を動かすとなると何をするのか想像もつかない。
スパンはすぐに行動を開始するためにひとつ頭を下げると通信を終えた。
「やはり、あれをするのか」
「彼の言うとおり、遅かれ早かれそうなるのでしょう。なら早いに越したことはないです」
最近襲ってきたモンスターの資料の他に一つ、大きく『TOP SECRET』と書かれ認障魔法がかけられているそれに影響を受けない3人の目にはこう書かれていた。
『民間委託魔道隊 部隊名:ザ・シード』
長く開けてしまいました…
ユイ「何かあったんですか?」
ひとつは仕事で…まあ、部署転属でバタバタしてたので。もう一つはちょっとストック作りに…
ユイ「ストック?」
何話か先まで作らないと急な設定変更等することがあるから…今回も最後の部分は次々の回のために追加したものなので。
とりあえず、ひとつずつ説明をするとまず今回は前回の邪神の後始末ですね。
ユイ「ところで、現場にいたあの人って…」
ヒゲが素敵な彼女です。以前「出るんですか?」という質問があったので…まあ、ちょっと前にもじつはチラッと出てるんですよ。
ユイ「えっ? でも、そんなのは…」
まあ、それは彼女のスキルが高いということで
ユイ「次はパパですか…」
うん、まあトラウマでガリガリ削られてるからね。スバルもティアナほどではないけど強くなったのかわからなくて迷ってる感じに。
ユイ「ところで、ライマさんには話してよかったんですか?SAOのことを」
んー、まあ少なからずキリトたちが【SAOというゲームをしてた】ということは知られてるからそのうち知ることだけどね。
詳しいことはほとんど…今回は75層の顛末をクラインから聞いたぐらいで。
あとは病院だね。
ユイ「前回ギルティさんと戦ったカイルさん…」
一応、シリカのおかげで立ち直った感じですね。そのうち2人の馴れ初めを番外編でだそうと思ってます。
ユイ「番外編ですか?」
本編に組み込んだらまったく進まないのが前回でわかったから。SAOだったり過去の話だったりは別にすることにする。
ちなみに今のところ予定としては上記のカイルとシリカの馴れ初め
あとはレイのロストロギア、ギルティとウェスの関係です。
ユイ「そういえば、ウェスさんもギルティさんのことを知ってたんですね」
一応ギルティはある意味でGGOでは知られてる存在です。まあ今回はアバターの違いで見分けることができなかったけど。
そして本題となる最後…
ユイ「ザ・シード…」
以前言っていた民間魔道隊に関してはこういうことにします。詳しくは次の次の話で。次回は本元のすぴばるで出したものを改変して出します。
っと、最近忘れてましたがアンケートをとります。
今回も以前みたいにちょっと長めに取るアンケートですが【ヴィヴィオをどうするか】ですね。
ユイ「ヴィヴィオ…?」
知らない人に簡潔に言いますと、リリカルなのはの方でとある少女が保護されます。本来なら高町なのはが引き取るんですが、キリトとアスナが引き取るなんて展開もいいんじゃないかな?と思うんですけどね。ただ、そしたら向こうの作品の崩壊とも言えるのでどうしようかなという感じです。
1はキリトとアスナが引き取る
2は原作通り
ユイ「もしかして、私の姉妹が…?」
それもやりたいんだけどね
さて、次回ドラゴン・パニック お楽しみに!