テイトクガ、チャクニンイタシマシタ   作:まーながるむ

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大鳳ちゃん5隻目ができたよ!


第11話

 南方棲鬼による強襲、正規提督イリスによる追撃、どちらも辛うじて切り抜けることができた一日が終わって三日後、アイリは頭を抱えていた。

 ちなみに棲艦島は内部に入り込んだと思われる南方棲鬼の破壊行為によって海域の移動ができず、現在はなんとか復旧した潜水機能によって海底に沈んでいる。

 南方棲鬼自身はアイリが寝泊まりしているのとは、また別の施設で寝かされており、あの日から未だに目覚めていない。

 アイリの指示によって沈みはしなかったものの轟沈すべきダメージを受けていたのは事実なので短時間では目覚めない可能性もハクによって示唆されていた。

 

 閑話休題――アイリの悩みというのは正規提督たちが聞けば思わず脱力してしまうほど単純なものであり、しかし想像してみると背筋が凍るようなものだった。

 

「どうやって、ログアウトするんでしょう……!」

 

 先日、イリスがログアウトする瞬間を見るまでは思ってもみなかったことだったのだが、いざ自分もログアウトしようと思った時、アイリは自分がログアウト方法を知らないことに気が付いた。

 もしかしたら最初の秘書艦によって建造や補給などと同じように新任提督に伝えられるのかもしれないが、残念ながらアイリの最初の秘書艦――それすら疑わしいが――のハクも知らなかった。

 とりあえず口に出してみても頭の中で念じてみてもログアウト出来そうな気配はない。

 とはいえプレイヤーの健康のため現実時間で数時間に一度は強制的にログアウトさせられるというシステム自体は知っていたためアイリはそれほど慌てておらず、それどころか現実時間とゲーム時間の感覚の差の分、思考だけが年老いてしまうのではないかと、やや外れたところにある心配をしていた。

 

「十歳とかの子供が長時間プレイしていたら天才児になってしまうとか……そのうち教育機関はこういうバーチャル世界に移るかもしれませんね」

 

 体感時間は数時間でも現実時間では数十分、しかも眠くならないし空腹にもならないというのはかなり画期的な教育方法なのではないか。

 しかも学校が終わっても現実時間で遊ぶ時間は大量にある。

 

「あ、ダメだ。授業が終わった後にゲーム内で遊んでしまったらその分忘れやすくもなっちゃいますね」

 

 それに徹夜してしまった生徒などは本人の意識に関わらず、睡眠不足が認められた時点で強制的にログアウトされてしまう。

 良い思いつきだと思ったんだけどなーとアイリは残念そうに呟いてから、アイリはそれた思考を元に戻した。

 

「でも思考のみで遊ぶ仮想空間だからと言って現実的に数十倍も時間間隔に開きがあるなんてあり得るんですかね……もしかして、私だけ強制ログアウト機能からすら無視されてるとか」

 

 自分の立場を鑑みればありえない話ではない、とアイリは思う。

 正規提督たちに深海棲艦の提督としてのアイリが伝わっているかは分からないものの、何度か海戦用限定戦闘域(バトルフィールド)が展開されたコトで深海棲艦(ハク)とプレイヤーが共同で戦っているという事実はゲームの運営にも伝わっているはず。

 イレギュラーな状況に一般プレイヤーが巻き込まれていると分かれば何かしらの接触や措置があるはずではないだろうか。

 しかしそれにもかかわらず、アイリの周りには何の変化もない。あるとすればハクの口調が段々と流暢になっている位である。

 もしかしたら、ハクに正規の秘書艦としての知識などが足されているかと期待したこともあったがログアウトという言葉自体知らなかった時点で諦めていた。

 

「脳波で遊んでいるのでしょうから、私が動いている以上失神しているということはないのでしょうが……」

 

 例えゲーム内で死んだとしても意識だけが電脳世界に残る、というのはナンセンスだ。

 プレイ中に現実世界で失神してしまったら正常に覚醒できるかはともかく、ゲームを続けることは出来ないはずだと考えて、アイリは現状をまだそれほど危機的なものではないと断じた。

 

「誰かに聞けるといいんですけどねぇ」

 

 ふと、脳裏に金剛たちを引き連れた黒いお姫様の姿がよぎる。

 そもそもアイリにとって正規提督の知り合いなどいるわけもなく、顔を知っているのでさえ一人だけなのだからイリスの顔が浮かぶのは当然だった。

 

「うーん、いい人だとは思うけど……なーんか、馬が合わなさそうというか、いや、連れている艦娘を見た感じでは趣味は合うような気もするんですけどね?」

 

 誰に聞かせるまでもなく呟くアイリはイリスが連れていた艦娘たちがおおむね自分の好みと合致していることを思い出して、ちらりと、離れたところでぼーっとしているハクを真面目な顔で伺い見る。

 戦闘でのダメージが大きかった影響かハクはここ数日、自分からはあまり動かずじっとしていることが多かった。

 アイリは暫くハクのそんな姿を見つめた後、甲乙つけがたいとばかりに頭を傾げた。

 

「まぁ悪い人だとは思わないのでこの際、いろいろ尋ねることに是非はないとして……問題はどうやって会うか……」

 

 前回は殆ど戦うこともなく、それどころか数分間の会話の方が主となっていたので敵味方を余所に置いて会話をすること自体は問題ない。

 しかし、まず会えるかどうか分からないという会話以前の問題がアイリの前に大きく立ちはだかっている。

 以前、キス島付近で遭遇した際に金剛たちから略奪した燃料の消費量からイリスの所属鎮守府自体は絞り込めたが、それでもいくつか残っている上にそれぞれは遠く離れている上、アイリの考える地理的関係が間違っている可能性もある。

 

「それに鎮守府に忍び込む方法も必要ですし……」

 

 アイリがプレイヤーである以上、中に入ってさえしまえば深海棲艦側の存在だと疑われることはまずあり得ないことは確かなのだが、鎮守府に向かう過程でどうしてもハクに送ってもらうかイノイチと一つになるしかない。

 もし、深海棲艦の侵入を弾くバリアのようなものが鎮守府付近の海域に存在した場合、そこからアイリは自力で泳ぐなりして、鎮守府を目指すことになる。カナヅチというほどではないものの人より泳げないことを自認しているアイリにはまず不可能なことだった。

 それに行きはよくても帰りの問題もある。

 

「かといって、また攻撃しにくることに期待するにしても次にいつ来てくれるかも分かりませんし……って、あぁ、それなら彼女じゃなくても……」

 

 正規提督ならば誰でもいいことを今更のように思い出して、アイリが一つ手を打つ。

 幸い、南方棲鬼を倒したためか、付近の深海棲艦が集まり、日々その戦力は増している。

 アイリの指示によって動いている資材回収班も数を増やし、今後に置いて深海棲艦を養うことや有事の備えというものを心配する必要はないという状況にはある。

 それならば棲艦島を目立つ海域に漂わせておけば正規提督との接触も十分に可能性がある。

 

「この場合、問題になるのは場所……」

 

 鎮守府に近いところに配置した場合、新任の弱小提督も棲艦島を狙ってくるだろうが、その代わり歴戦の提督たちの艦隊が殆ど疲労無しという状況で、それも次々と襲い来ることは明らか。

 かといって鎮守府から遠い海域に配置してしまっては気付かれずに誰もやってこないという可能性もある。

 時間があるのならば後者の方法で戦備を拡充しつつのんびりと待つだけでいいのだが、アイリには自分に時間的余裕があるのかないのかさえ分からない。

 よほど楽観的な性格でない限り、後者の方法は選択できない。かといって前者の方法も選択するにはリスクが高い。

 

「近すぎず遠すぎず、なんてところは最悪ですし……」

 

 首尾よく見つかるかは微妙な上、見つかってしまったら新任提督から熟練提督までが、そこそこの疲労を伴って襲い来ることになる。

 時間も半端にかかる上、リスクも高い。

 鎮守府にほど近い海の底に潜んで、近くを通った提督を捕える、という方法も思いついたが、そもそも艦隊と提督が一緒に行動する“随伴出撃”など、それこそユニークボスや棲艦島などの深海棲艦の巣を攻撃する時以外で必要になることはなかなかない。

 

「随伴出撃すると艦隊全体のステータスにボーナスが付くとか、そんなどうでもいいことはいつの間にか知っているんですけどね」

 

 そんな情報よりもログアウトの方法を寄こせ。

 そんな文句を言うべき相手すら分からない、とアイリはその整った眉をゆがめた。

 

「でも待ち伏せって案は悪くないかもしれないですね」

 

 随伴出撃をさせることさえできれば、あとは隙を窺って攻撃し、捕えればいい。

 そして、どうやら正規提督たちは手柄を独り占めしようという傾向があるらしい。その証拠にイリスには棲艦島の位置を知られていた割に、棲艦島が潜む海底の上を通る艦隊の数はそれほど多くないようだった。

 そしてカ級などの潜水艦をひっそりと偵察に向かわせた所、繰り返し訪れている艦隊もないようだった。

 

「もしかしたら、ここまでがあの子の言う借りに対する返済なのかもしれませんけど……」

 

 金剛たちに手を出さず返したことのお返しに、他の提督たちにも棲艦島の場所を教えなかったのかもしれない。

 彼女が随伴出撃したことを知っている提督はいるはずなのだが、それでもこの海域に随伴出撃でやってくる提督はいなかった。

 これには棲艦島は攻略に失敗したら他の海域に移動してしまうと思われていることがあるのだが、残念ながらアイリはそれを知らない。

 

「まずは随伴出撃を誘うような囮が必要ですね……」

 

 棲艦島の姿を見せればすぐだろうが、いくつかの艦隊が徒党を組んで現れた場合、島が海底に逃れる前に攻撃を受けてしまう。

 そうなるとユニークボスとしての鬼級棲艦を見せつけて、勝てないような相手が来た時は海戦用限定戦闘域(バトルフィールド)が展開されるより先に海中に潜って深海にある棲艦島に逃げ帰るという方法が確実なように思えるが――

 

「問題はハクが本調子じゃなくてミナミさんも眠ったままということ……私は、やりたくないし知名度もないですし」

 

 本人の許可も得ず南方棲鬼をミナミさんなどハク同様に安直な名前で呼んでいるが、アイリはいざ文句を言われても敗者に口答えする権利はないという暴論で押し切るつもりだった。

 そして、後日このミナミさんという呼称は定着することになる。

 

 それはともかく、アイリ自身が囮になるのに難しいというのはそもそも駆逐棲鬼などと呼び、その存在を認識しているのが恐らくイリスとその艦娘達だけであり、そもそも他の提督は名前どころか存在すら知らないはずという観点からだった。

 少なくともイリスに近しい人間以外は知らないだろうという確信がアイリにはあった。

 もし、アイリが囮になるのなら、まずはその存在を提督たちに認識させるところから始めなければならない。

 

「かといって、闘ってもハクがいないのでは普通に負けてしまう可能性がありますし……」

 

 しかし、現状で一番早い方法というのもアイリにはこれ以外思い浮かばなかった。

 あとは、どのようにして名前を売るのかが問題だったが、これにも意外な形で決着で付く。

 

「ん、なんです?」

 

 くいくい、と服を引っ張られたアイリが背後を見ると補給艦と駆逐艦、軽巡洋艦で編成された資材調達のために編成された艦隊だった。

 ちょうど遠征を終えた所なのか、それぞれがボーキサイト――先の戦いの後、軽空母、正規空母が指揮下に加わったため急遽調達した――を抱えていた。

 どうやら今回は艦娘に出会ったり、野生の深海棲艦と資材の取り合いになるということはなかったようだ、とそこでアイリは閃いた。

 

「そっか、存在をアピールするためなら遠征用の艦隊を襲えば……」

 

 ちらりとそれは人としてどうなのかという疑問が沸いたが、自分もそれなりに切羽詰まっているからと無視を決め込んだ。

 一度決めてしまえばアイリの行動は早かった。

 自分の――正確にはイノイチの――性能が格段に上がる日没後に遠征を行っている艦隊に狙いを付けた。

 出撃中なのか遠征中なのかという違いはその速度から分かることをアイリはこの三日間、海底に篭り切りで洋上の様子をうかがっていた経験から学んでいた。

 

 ■□■海面■□■

 

「月月火水木金金~♪」

「電っち~、その歌やめようよ~。土日土日土日日がいいよ~。毎日がホリデイがいいんだよ~」

「それをいうなら毎日がエヴリデイだと思うのです……それに私たちの日常に休みなど不必要なのです!」

「その割には鎮守府ではごろごろ」

「それは北上さんなのです!」

 

 アイリが比較的浅い海中から様子をうかがっていると、そんな遠征というより遠足のようなほのぼのとしたシーンが繰り広げられていた。

 ちなみに海中で思った通りに動けないアイリは、その問題を二隻のカ級潜水艦に牽引してもらうことで強引に解決した。ちなみに呼吸についてはイノイチと一つになることでクリアしている。

 アイリが目を付けた艦隊はどうやら遠征専用なのか改造された様子もなく、装備も基本的なものだけという、アイリにとっては格好のカモだった。

 しかし――

 

「……なんでしょう、すごく、必要以上に罪悪感を感じます……」

 

 洋上でのほのぼのとした会話がアイリの罪悪感を思った以上に煽っていた。

 ある程度の艦娘の性能を見ることができる提督として、彼女たちを襲って倒すことは容易だという結論にはたどり着いていたのだが、再び人としてこの行いはどうなのかとアイリは二の足を踏んでいた。

 敵味方以前にこの楽しそうにしている(しょうじょ)達に怪我をさせていいものかと。

 そして、アイリは結局自らの罪悪感に負け日和見的な選択をした。

 

「皆さんいいですか、いっせーのせ! で海面に飛び出して驚かします。髪の毛が顔に貼り付いたりすれば怖いと思うので、そんな感じで行きましょう」

 

 アイリの言葉に都合五隻の潜水艦――ヨ級とカ級はそれぞれに重々しく頷きサムズアップを送る。

 ハクのように言葉こそ離せないもの流石は人型というべきかイノイチのような存在とは違い、アイリとの意志疎通も比較的容易に行えるようだった。

 電率いる艦隊が近づいてくるまでアイリは驚かすためのプランを詰めていった。

 どうやら海戦用限定戦闘域(バトルフィールド)については遠征中の艦隊相手に対しては展開されないようだということも、アイリにとっては絶好の驚かすチャンスであり、調子に乗らせる原因だった。

 

「えーと、北上さん、どっちにいけばいいのです?」

「えー、電っち分かってないのかよー。旗艦は電っちなのにー」

「旗艦は北上さんなのですっ! というかなんで私が先頭になってるんですか!」

「次は北北西ねー」

 

 あまりにもやる気を感じない北上に電はそれでも苦笑とともに溜息を吐き出すだけに終わり、前へと進もうとする。

 しかし、それは叶わなかった。

 

「北上さん、サボっちゃ駄目なのですよ?」

 

 後ろから引っ張られるような感覚。

 北上がとうとう自力で推進することすら面倒になったのかと困り顔で振り返ったが、当の北上はそもそも電を掴めるような位置にすら辿り着いておらず、少し蒼い顔で電の艦艇部、その船尾の部分を見ていた。

 

「電っち、それ、なに……?」

「……え?」

 

 北上が指さした先、つまり自らの船尾を見る。

 そこに在るのは白すぎるほどに白い濡れた右手。

 ああ、このせいで前に進めなかったのか、と電は異常事態に現実逃避をし、その小さな口が悲鳴を上げる準備とばかりに開かれていく。

 それを見てとったアイリはすかさずGOサインを出した。

 よく怖がりそうな電に対してはアイリとカ級二隻の三人、そして北上と、その後ろに続いていた数合わせのような二隻にはそれぞれヨ級が一隻ずつ。

 それがアイリの合図とともに水面から突如現れる。

 

「がおー――「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――!!!」――ひぃ!?」

「△◇%&○=?□α$*<&>)∀⊂≒§†〒θ――――!?」

 

 驚かすことに照れが混じったアイリの可愛らしい叫び声は潜水艦達による圧倒的な咆哮に掻き消され、それどころか予想以上に五隻の叫びが恐ろしかったとアイリ自身が涙目になった。

 アイリでさえその程度に驚いたのだから驚かされた側の反応は想像に容易い。

 

「――――…………きゅぅ」

 

 限界まで目を見開き、口も大きく開けて――結局、悲鳴が声になる前にそれぞれの艦娘は意識を手放した。

 カ級ヨ級の咆哮にアイリ自身も悲鳴を上げかけたことは棚に置いて一度は満足げに頷いたアイリだったが、すぐにやり過ぎたことに気が付いた。

 

「どうしましょう、これじゃ深海棲艦に驚かされたって事実だけが残って駆逐棲鬼(わたし)の名前が残らないじゃないですか……!」

 

 とりあえず起こそう、と自らの艦艇部にもたれかかってぷかぷかと浮かんでいる電の頬を数度叩き、耳に海水を入れ、しまいには艦ごとひっくり返しても電は起きなかった。

 

「……しょうがないですねぇ。次善の作でしかないですがこんなこともあろうかと……」

 

 どこから取り出したのかごつごつとした小石を取り出したアイリはそれを綺麗な塗装が施された電の艤装に押し付けた。

 そのままガリガリと嫌な音をさせながら塗装を剥がし、何度か小石を動かした所で満足したのかアイリは棲艦島へと帰って行った。

 

 ■□■イリス執務室■□■

 

「提督ぅ、外で他の提督たちが騒いでたけど知ってるー?」

「いえ、騒がしいなとは思っていましたが……なにかあったの?」

 

 イリスが首を傾げて彼女の秘書艦に尋ねると、金剛はピロリと一枚の紙をその胸元から取り出した。

 

「そうだろうと思って、掲示板に張られてた写真を一枚拝借してきたネー」

「なんてところに入れてるんですか貴女は……」

 

 得意げに胸をはる金剛を見て頭痛を抑えるように額に手を当てたイリスは溜息をつきながら写真を受け取る。

 もちろんあとで元の場所に戻しておくように命令するのも忘れない。

 

「はぁ~~~……」

 

 そして今度こそ本当の頭痛を感じながら小さく、あの子は何やってるのよ、と呟いた。

 

 写真には半べその電と、一昔前の暴走族のような字体で『駆逐棲鬼参上!』と塗装を剥がされた艤装が写っていた。

 




なかなか本題の書きたいことに入れない

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