私が殺した彼女の話   作:猫毛布

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人に成る事は簡単。
人に至るコトは簡単。
人で在るコトは困難。
人を続ける事は困難。



80.挑む者、望む物

 カチン、カチン。

 頭の中で音が響く。鼓膜を揺らす悲鳴も、骨に伝わる振動も、全て無いと感じれる程に明確に、しっかりと、頭を音が支配する。

 

 カチン、カチン。

 

 カラカラ。カチャリ。

 

 カチン、カチン。

 違う音が雑ざり(まざり)、そしてまた音が頭を支配していく。

 鉄の撃ちあう音を幻聴し、火薬の匂いを幻嗅し、黒い髪の女を幻視する。

 彼女の身体を透けて通る生徒や一般人達が証拠だ。彼女はココには居ない。居るわけがない。

 彼女はニタリと嗤う。

 和服を着た彼女を知っている。けれど、その手には獲物が無い。自身の因縁とも謂えるソレを彼女自身が手放す訳も無い。

 彼女は相変わらず鼻から上を真っ黒に塗り潰して嗤う。

 

『バーネット。バーネット!』

 

 頭に別の声が響いた。

 この状況が気に食わないのか、苛立たしげな女の声が頭に響く。織斑千冬の声だ。

 声が響いたと同時に鼓膜を気に食わない悲鳴を捉え、人の走る震動が骨に伝わる。

 アリーナが崩れたのか、巻き上がった僅かな粉塵が鼻腔に入り込む。

 彼女は、居ない。何処にも居ない。

 

『バーネット! 応答しろ! 無事か!?』

「無事」

『そうか。依頼内容を伝える』

 

 忙しなく伝えられる依頼内容。

 内容を聞きながら彼女を探す。彼女は居ない。私の目の前には居ない。

 笑顔で死んだ彼女がこの場にいる筈が無いのに。

 死んだ? 彼女が?

 いいや、彼女は生きているのだ。そうでなければイケナイ。

 

『以上だ。 何か質問はあるか?』

「……」

『? バーネット、聞いているのか?』

「……了解」

 

 二言だけを告げて一方的に通信を切断する。

 転送されてきた状況一覧と敵の位置を確認する。対処をしている箇所を削除。それでも数は居る。

 呼吸を止めて、思考を一つに集中する。

 私自身の在り方。私自身の価値。生きている限り私が続ける事。

 私を淡い緑の粒子が巻き込んだ。

 

 

 

 

 

 

◆◇

 

「ッ! 何よ、こいつ!」

 

 凰鈴音は悪態をつき舌打ちをした。

 目の前には真っ黒な機体。全身装甲のIS。過去に鈴音が戦ったソレよりもスリムに削ぎ落とされた漆黒のIS。

 左手にはコチラを焼き尽くさんばかりのレーザーを放ち、熱を煙に変えて吐き出しているバケモノ。右手には《双天牙月》を容易く受け止めている円形の盾。

 速度は遅い事はわかったが、ソレに反して恐ろしい反応速度を保有している。完全に不意を付いた攻撃が受け止められたのだからそうに決まっている。

 

 火花を散らす刃と盾。連撃を繰り出してもソレを防がれる。少しでも距離をとればレーザー兵器が自分を狙う。

 一人では為す術も無い。否、無い事も無い。

 息を吸い込み、吐き出さずに肺に留める。《双天牙月》で盾を弾き、その盾を力を込めて蹴る事で距離を開ける。

 瞬間に漆黒のISは左手をコチラに向け、銃口を煌々と光らせる、が。

 

「遅いのよッ!」

 

 空間が拉げる。無色透明の空間が砲弾へと変化し黒いISの頭上から落とされる。

 地面へと落下させられ狭い空間に土煙が充満する。【甲龍】の背中に浮いた《龍咆》がその口を閉じた。

 煙に包まれながら鈴音は目を細める。その瞳に僅かに光が反射して同時に鈴音が動き出す。

 先ほどまで自分の居た場所、そして今自分の居る場所を的確に狙い放たれる光。その始点は同じ場所にある。

 落とせていなかった。鈴音は少しだけ眉間に皺を寄せて思考する。アレ以上の瞬間火力を出す事は現在出来ない。継続火力を出せるこの機体ならば……と思考するが集中力が持つのか?

 そう思考すれば、自身の背筋をゾクリと何かが走った。

 黒いISが煙を破り鈴音へと向かう。近接戦闘ならば自身の方に分がある筈であるのに。

 盾を構えたISはソレを否定する様に加速して鈴音へと接近した。振り下ろされた《双天牙月》を盾で弾き、左手を顕わにする。

 ソレは槍だ。光の槍である。

 レーザー兵器の熱量をそのままに、形を留めた青白い槍。

 

「ヤバっ」

 

 既に鈴音を狙い動いている槍。一気にバリアを持っていかれ装甲を抜き、そして、

 鈴音の脳裏に明確に残った映像が鈴音の身体を支配する。まるで嘲笑う様に黒いISのバイザーが光る。

 

 鈴音の目の前に光が通り過ぎた。

 黒いISの槍を焼き、弾き、黒いISが距離を開ける。

 冷や汗を吹き出し、小さく息を吸い込んでこびり付いた映像を払拭するように通信を繋ぐ。

 

「アンタね! アタシまで撃ち抜くつもり!?」

『あら、残念ですわ。 撃ち抜くつもりでしたのに』

 

 吐き出た憎まれ口に憎まれ口が返ってきた。憎まれ口を叩きつつも上空からは光が幾本も落ちて黒いISを狙う。回避と盾を使いながらISは距離を開けていく。

 

「時間は稼いであげたわよ。まったく……」

『ええ。お陰で色々と仕込めましたわ』

 

 上空へと盾を向けていた黒いISの周りにフィン状のビットが取り囲む。その先端には光が蓄えられている。放たれた三つの光を全て防ぐ事など出来る訳もない。

 盾で左腕を庇い、残りのレーザーを受け止める。

 

『――チェック』

 

 通信越しにセシリア・オルコットは呟いた。

 同時に鈴音は加速して《双天牙月》を振りかぶる。狙うのは左腕……ではなく、盾を削ぐ為に右肩を狙う。

 無人機であるISは回避を試みるも、ビットがソレを追い詰め行動を制限される。

 

「テリャァァァァアアアア!!」

 

 鈴音の声と共に振り下ろされた《双天牙月》が右肩へと吸い込まれていく。大型の青龍刀の重量、そしてISの力を尽くしてその刃は黒いISの肩を歪ませる。

 左腕を振るい、無理に距離を取った黒いIS。その右腕はダラリと力なくぶら下がり、けれども戦闘を継続するように左腕を鈴音へと向ける。

 そしてその鈴音が《双天牙月》を下げている事に気付いた。まだ戦闘は続いているのに、である。

 

「チェックメイト、ですわ」

 

 声が聞こえた。

 散々自分を追い回していた三つのビットがソチラへと舞っていく。上空から更に一つ。

 ソコには金色の髪を風に揺らした人間がいた。銃口をコチラへと向け、口元に笑みすら携えている。

 黒いISは自身の思考ルーチンに従い、動かない筈の右腕を動かす。可動部の壊れた右腕は動かない。プログラムは誤作動を起こす。

 そのまま自身のプログラムに従った黒いISは光の奔流に巻き込まれて、そのエネルギーを全て失った。

 完全に動かなくなったソレを視認した二人は大きく息を吐き出す。

 

「……アタシの仕事量が多すぎるのよ!」

「それでイイと言ったのは貴女ですわ!」

「そうだけど。それは対戦相手が人だった時よ! どうして無人機相手にソレをしなきゃぁならんのよ! 死ぬと思ったわ!」

「それでも鈴音さんなら出来ると信じて任せたのですわ!」

「まぁ……うん、ありがと」

 

 言い合いをしているのか褒め合っているのか。ともあれ鈴音はどこかしおらしくその語勢を緩めていく。

 

「それでエネルギーはどう?」

「もう一戦程度……と見栄を張れない程度ですわ」

「アタシは今すぐにでも逃げたいぐらいね」

「あら、弱気ですわね」

 

 喧嘩でも売ってんのか? と言いたげな表情をした鈴音に両手を挙げるセシリア。

 鈴音の援護を考えてもソレが空元気だと理解できるし、セシリア自身も精神的に磨り減っている事を自覚している。

 エネルギーを考えれば戦闘を続行する事は可能だ。可能であるけれど、進んではいけない領域に入り込まなくてはいけないだろう。

 何処かの狂人との戦闘の様に。相手の手を判断して事前に潰すような、頭の痛くなる戦いだ。

 ソレを好んでする様な趣味はセシリアは持ち合わせていない。

 

「なら救助が来るまで待機ですわね」

「そうね……ホント、疲れたわ」

「……申し訳ありませんわ」

「何言ってんのよ。キャラじゃないわよ」

「ウルサイですわ」

「アンタと組んでなきゃ、もっと疲れてたわよ」

 

 ソレを言った鈴音は自分の肩を揉みながら別の方向を向いた。力の抜けるようなあぁ~、と声を出してそんな発言を消し去っていく。

 けれど、しっかりと発言を聞いていたセシリアは心の中がゾワゾワと産毛立ち、少しだけ顔を赤くする。背中を向けられた鈴音の耳も少しばかり赤い。

 褒めら慣れていない、とは言わないが最大の賛辞であることを理解したセシリアはやはり何処か恥ずかしそうに、少しだけ吃りながら「そうですか」と一言だけ零した。

 

 

 少ししてから、鈴音が恥ずかしさを拭う様にセシリアを揶揄い始めるのは言うまでも無い事である。

 

 

 

 

◇◆

 

「……」

 

 銃声と同時に黒いISが落下していく。

 ガス熱が白く変換され外へと吐き出されていく。

 顔を隠すような淡い緑のバイザー。唯一見えている口元に表情は無い。

 無言のまま前を見つめている。

 ソコには真紅(アカ)が在った。青い空には生えすぎる真紅。長い白髪を纏め、ドレスと同じ真紅の瞳を人形へと向けている。紅でも塗った様に赤すぎる唇が妖艶に歪む。

 くふ、と声が漏れ、大きく開かれた口から笑いが溢れ出す。

 

「あはっ。お久しぶりです、お姉様!」

 

 お姉様と呼ばれた人形はそれでも無表情でバイザー越しに女を見る。持った銃を倒してシリンダーを取り出し、空になった薬莢を空へと零していく。

 落ちていく薬莢を見る事もなく、左手から新しい薬莢を取り出して一つずつシリンダーへと詰め込む。

 

「あぁ、本当にお姉様です! この肌に突き刺さる様なステキな感触! あぁ! あのお姉様がようやく戻ってきました!」

 

 喜びで身体を震わせ、ドレスごと自分を抱き締めた美女は瞳を蕩けさせる。熱っぽい息を零し、口元は自然と笑みを浮かべている。

 シリンダーに薬莢を詰め終わったのか、人形はもとの位置へとシリンダーを戻した。そのまま腰に備えられたホルスターへと銃を収める。

 

「フフッ。ァァ! ようやくお姉様と戦える! 殺し合える! あぁん! あの女に邪魔される事なく! やっと!」

「……"ブローバック"」

「はぁい?」

 

 口元を歪めた"ブローバック"が応えたのと同時に人形の腕が動く。無駄を一切省いた、あまりにも自然な動作で、右手の親指が撃鉄を起こし、グリップを握ったり銃を引き抜き、人差し指がトリガーを絞り、撃鉄が落とされる。

 銃声。

 構えられた銃口からは煙が吐き出されている。吐き出された銃弾は"ブローバック"へと直進し、そして弾かれた。

 "ブローバック"の手には自動式拳銃。銀色のソレが咆哮の余韻を楽しむように煙を吐き出している。

 

「焦らないでください、お姉様。お姉様が抱えている疑問をワタクシが応えてからでも遅くはありません」

「……疑問なんて無い」

「嘘ばかり。昔からお姉様はそうでした。勿論、ソレが実に愛おしいのですけれど」

 

 何かを思い出したのか頬に両手を添えて体を捩る"ブローバック"。対して人形は撃鉄を下ろした銃を変わらずに向けている。それすらも愛おしいのか"ブローバック"は人形をみて微笑む。

 

「ワタクシはずっとあの時のお姉様を殺したかったのです。あの時の泣いていたお姉様を……! 完璧とも言えたお姉様が更に上へと進んだあの瞬間のお姉様をッ!」

「……ァぁ」

「あの一瞬だけのお姉様に勝つ為にどれ程尽力したか! どれ程の因果達を飲み込んだか! けれどお姉様は全てを捨ててあの女に成り下がっている!」

「……やめろ」

「あの女の為に生きて、あの女の為に死のうとした!」

「やめろ……」

「因果を呪いに変えて囚われたお姉様! アァ、可哀想なお姉様! ワタクシがワタクシで在る様に! お姉様はお姉様でしかないのに! 滑稽にもあの女と同じ事を言いやがります!」

「その口を」

「殺した彼女に成りきったアナタ程ツマラナイ物はありませんでしたよ!」

「その口を閉じろォォォォォォオオオオ! ブロォォォバァァァァァアアアック!!」

 

 人形には有るまじき怒号が喉の奥から湧き出た。

 構えられた銃が咆哮をあげて鉛を吐き出す。一つ、二つ、三つ。

 その銃弾は幅広のブロードソードに行く手を阻まれ"ブローバック"へは届く事は無い。

 けれどそれでも銃声は鳴り止まない。加えて二発の銃声が響いて、人形はシリンダーを銃から取り出す。

 けれどソレは一本の剣により制限されてしまう。

 剣を銃で防いだ人形。その剣を持つのは狂人だ。

 

「お姉様! アァ、お姉様! きっとお姉様は受け入れなければいけません! お姉様がお姉様である為に!」

「黙れ"ブローバック"!」

「黙りません! お姉様! 今のアナタも素敵ですが、あの時のお姉様ほどではありません。恐怖も、絶望も、あのお姉様が一番素敵だったのです!」

 

 剣を切り返し左腕へと刃を走らせる。刃は容易く人形の腕を切断し、そこからは赤い液体が噴き出す。赤い液体は宙へと散って、淡い緑色の粒子へと変換されて消滅した。

 人形が歯を食いしばり、舌打ち。切断された腕を振るいソコから粒子が噴き出す。淡い粒子が形を形成して切断された筈のソレが再び姿を現す。

 

「肯定し尽くしたお姉様も気に食いませんが、こうして否定し続けるお姉様は無様ですね……。

 まあ、イイでしょう。思い出さないのなら、きっとお姉様は後悔するのです」

「何を」

「さぁワタクシを殺す為の理由をあげましょう。きっとそうすればお姉様はあの時の様に、いいえ、あの時よりももっとずっと素敵になるでしょう。

 

 アハッアハハハハハハハハハハハハハハハッ!」

 

 目の前で嗤う"ブローバック"に目を見開いて人形は地面へと急降下していく。

 自分をずっと導いてきた"何か"が告げる。ソレはいつかと一緒だ。いつの事かは分からなかった。

 けれど、明確に、明瞭に、けれど曖昧なソレが自分を動かす。

 

「やっぱり……お姉様はダメになりましたね」

 

 そんな人形と併走するように"ブローバック"が速度を合わせる。

 落下しながらも銃を構える。

 落下しながらも剣が構えられる。

 銃弾は"ブローバック"の腹部に命中し、

 刃はバイザーを割り、額に傷を作った。

 

「さようなら、お姉様」

 

 落下していく人形を見下した"ブローバック"は悲しみを込めてそう呟いた。

 人形は血を散らしながら落下していく。

 

 落下していく人形は脚に向けて、上に居る"ブローバック"へと手を伸ばす。

 赤い視界で彼女の顔が隠れてしまう。

 

 ゾクリと人形の脳が蠢く。

 自分を埋め尽くす様に。否定し続けていた何かを認めさせる様に。

 笑った彼女を幻視した。

 握った銃の硝煙を幻嗅した。

 出ていない声を幻聴した。

 

 

―きっと私は、この為に生きてきた

 

 あぁ、そうだ。彼女はそう言ったのだ。

 ようやく、ようやく()()()()()

 彼女を殺したワタシも。彼女で在り続けた私も。

 

 

 ボヤけた視界の中に黒い髪の少年と水色の髪の少女が映る。彼らの背後には黒いISが居る。その存在に二人は気付いていない。

 八本の足を供えたソレが、その凶刃となりえる脚が背後から二人を狙う。

 同時に彼らの目の前から別の黒いISが迫り、ソレの対処に追われてしまう。

 距離と速度を計算しても間に合う事は無い。ならば、答えは簡単だ。

 

 自分が分解されていく。

 彼女に成ろうとしていた時では自分を失いそうになり。

 人形であった時は自分すら無く幾度行使した所で関係もない行為。

 弾けるように淡い粒子を撒き散らしたソレは世界へと溶け込んだ。




>>"ブローバック"の目的
 戦闘狂でお姉様至上主義。そんなお姉様を殺したいのはお姉様が死を望んでいたから。以前は生きてるクセに死んでいたお姉様の為に一度元に戻す行為に出た。
 決して件の彼女の為に存在していたお姉様が気に食わなかった訳ではない。

>>件の彼女
 人形が殺した唯一の人間。実際殺した人間の数は結構の数だけれど人形が人間として殺したのは彼女が始めて。

>>鈴音とセシリアコンビ
 実際、鈴音のストレスがマッハ。ビットで上手くすればそれ程でもないけれどそれだとセシリアにヘイトが溜まり過ぎてソレを捌く鈴音がやっぱりストレス過多。セシリアはお嬢様だから(白目

>>次回予告
 必要すら感じない(確信


>>アトガキ
 二度目となるタイトルの回収。なお次回にする模様。
 次を合わせてルアナ編を終了。少しだけほのぼの、というよりは百合をぶち込んで一夏編の導入。
 100話で終われるかわっかんねーなコレ。

 一夏を放置する方向で行けば、コレを終わらせて、私が殺した彼女の話は終わり、末話として百合を書いてハッピーエンド……な流れになります。一夏がだいたい悪い。
 かといって一夏編を抜くと一夏君が暴走したままですし。やっぱり書かないとダメなんですよね。誰だ、こんなストーリーにしたのは!

 色々と細かい事は次……は無理なので、その次辺りでシャルロットか簪ちゃんにルアナから聞いてもらいます。ソコまではヒーローを楽しんでください。

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