私が殺した彼女の話   作:猫毛布

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水着を考えるために作者は水着の売っている場所に向かいました(冬です
近所のデパートには(当たり前のことながら)なんと水着が売っていなかったのです!!

作者は考えました。
「市内に行けば……ある!(ない)」
そんなこんなで電車を乗り継ぎながら市内へと向かう作者!
電車内では「すまぁとふぉん」をイジり、水着の下調べ。

そして電車を降りていざ!目的地へと足を進める作者は気づいたのです!!

「ネットがあるじゃないか!」


2014/03/15
パオレ→パレオ
訂正
いったい、パオレとは何だったのか……


33.不思議の国を圧縮した兎

「海っ! 海が見えたよ!!」

 

 そんな女生徒の声でルアナは瞼を面倒そうに上げた。女生徒達は窓際へと立っており、逆側の窓際に座っていたルアナからは海は見えていない。

 そんなこともどうでもいいように、ルアナは溜め息を吐き出してまた瞼を下ろした。

 

「ルアナさんは見なくていいの?」

「見ても意味ない。どうせ今日は自由だから見飽きる程度に見れる」

「そういう考えなんだ」

 

 隣に座っていたシャルロットは苦笑して、海側の窓を眺めた。当然、そこには海ではなくて女生徒達の背中が見えている訳である。

 

 ルアナはふと瞼を上げて、奥に座っている一夏を横目で確認した。周りではセシリアと箒が騒がしく座っており、そのさらに隣で珍しく静かにラウラが座っている。

 今一度、ルアナは溜め息を吐き出して窓から外を眺めた。

 憎々しい程青い空は白い綿菓子を浮かべていた。

 

 

「ここが今日から三日間お世話になる花月荘だ。各人、従業員の方々の迷惑を増やさないように注意しろ」

 

 千冬の一言に生徒が声を揃えて挨拶を交わす。当然のことながら、花月荘従業員としては慣れてしまった光景であり、人あたりの良さそうな女将がアラアラと頬に手を置いて反応を示している。

 そんな中、バスに酔ってしまったのか、フラフラとしているルアナ。隣ではシャルロットが心配そうに肩を支えている。

 

「ルアナさん、大丈夫?」

「…………微妙」

「え?」

「どうした?」

「あ、織斑先生。バーネットさんが」

「……少し、外を歩いていれば治る」

「…………そうか。デュノア。コイツの荷物を持って行ってやってくれ。バーネット、十分程時間をやる。今日は一日自由時間だが、戻ってきたら私に報告しろ」

「……わかりました」

 

 シャルロットの体から離れたルアナはフラフラと花月荘とは逆側の方向へと歩いていく。

 シャルロットはそれを見ながら大丈夫か?と心配したが、千冬の声によって行動を制限される。

 

「あれ? ルアナは?」

「バスに酔ったみたいで、少し外を歩くんだってさ」

「ふーん……そうか」

 

 シャルロットに声を掛けた一夏は顎に手を置いて何かを考えるようにルアナが消えたであろう方向を向く。

 そして溜め息を吐き出して、花月荘へと踵を返した。

 

「ねえ、一夏」

「ん? どうした、シャルル?」

「…………あー、なんでもないよ。あと、一応、僕はシャルル、じゃなくてシャルロットなんだけど?」

「悪い。シャルル……あ」

「はぁ……まあ呼びやすい方でいいよ」

「そうか? 悪いな、シャル」

「それでいいよ。所で、その手は?」

「いや、ルアナの荷物を持ってやろうと思ってな」

「……大丈夫だよ。ルアナさんの荷物ってそれほど多くないし」

 

 なんせ、この荷物を選んだのはシャルロットと簪である。内容の知っている荷物である。

 ルアナ自身が最低限しか入れないものだから、簪とシャルロットが協力してそこから追加で入れたのだ。お陰でナップサックで終了していた荷物が通常の女生徒と同じ程度になったのだ。

 

「それに、女の子の着替えが入ってる荷物だし、僕が責任を持って運ぶよ」

「でもルアナの荷物なんだろ?」

「……それ、ルアナさんの前では言わないでね。親しき仲にもって日本の(コトワザ)じゃなかったっけ?」

「……そうだな。じゃあ、任せるよ」

「一夏。何をしているんだ?」

「悪い悪い。今いくよ、箒」

 

 箒に呼び出された一夏は荷物を改めて持ち直して花月荘へと歩き出した。

 シャルロットはそんな一夏を見てゆっくりと息を吐き出した。過保護にも程があるんじゃないだろうか……。

 と考えた所で、自分も人のことは言えないかもしれない、と思い返し、苦笑する。

 先日の買い物で楽しみながらルアナの下着や着替えを購入していた自分である。

 そう思い返して、シャルロットはようやく足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 誰も見えなくなった所でルアナはフラフラとしていた足取りを正常に戻す。

 息を吐き出して、林に入る。

 ガサガサと草を鳴らして林を進み、改めて誰もいないことを確認する。

 

「やあやあ! 久しぶりだねー。ルーちゃん」

「私は会いたくなかったわ、篠ノ之束」

「それは随分な挨拶じゃないかなー?」

 

 いつの間にかルアナの後ろに立っていた機械のウサ耳を装着し、林だというのにヒラヒラとしたエプロンドレスを着用した、まるで不思議の国要素を一人に集約した存在。

 名を篠ノ之束(サイヤク)。いいや、最悪、とでも言ったほうがいいのだろうか。

 ともあれ、そんな混沌の原因が現れて、ルアナは思わず息を吐き出してしまう。

 

「何用? 私を呼び出すなんて、イタズラにしては面倒すぎるわよ」

「んー? 別に用はないよ? 当然じゃない。私が君に用事だなんて、ありえる訳がないじゃないか」

「……そう。なら私は戻るわ」

「あー、待って待って。嘘だから、嘘」

 

 やーん、冗談だよー。なんて言いながら、束はルアナの手を掴む。その掴んだ手を見ながらルアナは息を吐く。

 

「で?」

「いやー、どうしてるのかなーと思ってさ」

「…………別に。異常はない」

「君のことじゃないよー。それこそ束さんに掛かれば箒ちゃんもいっくんもそれこそ知ってるんだけどねー。やっぱり現場の言葉ってのも重要でしょ!」

「……異常はない。以上もないし、以下もないわ」

「うんうん。予想通りの答えだよ。さすがルーちゃんだね」

「それだけ?」

「いやいや、待ってよルーちゃん。私は個人的に君に用事があるのだよ」

「……さっきありえる訳がないって言ってなかったかしら?」

「ん? 君の耳がオカシくなっちゃったんじゃないかな?」

「あっそう。それで?」

「うん、死んでよ。ルーちゃん」

 

 ニッコリと笑顔付きで言ってのけた篠ノ之束。それに対してルアナは表情を変えることもなく、息を吐き出す。

 

「それだけ?」

「うーん、正確にはもっとあるんだけどねー。察しのいい君にはこれで十分でしょー?」

「…………化け物を作ってどうするつもり?」

「化け物だなんて、とんでもない。私はね、君で可能性を見たんだよ? だからさ、君は死ぬべきなんだよ」

「……」

「それこそがいっくんの為だね」

「……私は化け物は作る気はない」

「だから化け物なんかじゃないって。感情なんてモノをエネルギーにした強制変換だよ。それこそどこかの博士が言ってたでしょ? 科学のハッテンには犠牲がつきものデース」

「その犠牲に一夏を使う気にはなれない」

「君が使うんじゃないよ。いっくんが望むんだ」

 

 口角を歪めた束をルアナは睨んで踵を返す。

 小首を傾げた束はルアナへと手を伸ばす。

 

「あれ? どこに行くのかな?」

「そろそろ戻らないと千冬に迷惑がかかる」

「そっかー。じゃあ、仕方ないねー」

「篠ノ之束。アナタの思い通りにはさせない」

「大丈夫だよ。君は私の目的通りに動くしかないんだから」

 

 ふわりと風が吹き、ルアナが後ろを振り向けば、そこには誰もいない。

 七月の照りつける太陽がルアナを照らす。舌打ちをして、ルアナは林から出た。これから起こるだろう面倒事を頭に予想して、溜め息を吐き出して、空を見上げる。

 憎々しい青い空と煌く太陽、そして綿菓子。ルアナは疲れた様に息を吐き出して、ゆっくりと足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、おかえり。ルアナさん」

「…………なんでいるの?」

 

 割り当てられた部屋に到着すれば水着を着て、上からフード付きの上着を着ているシャルロットがいた。

 ルアナは眉間を思いっきり寄せて問う。シャルロットはニッコリ笑いながら自分のカバンから一着の水着を取り出す。

 

「………………」

「いやー、ルアナさんってば、私と簪さんが知らない間に水着を置いていくんだからびっくりだよー」

「どうして」

「ん? なんとなく置いていくと思ってね。簪さんに確かめてもらった」

 

 なんという連携だ。ルアナは一歩下がって逃げ出す準備をした。背中に何かが当たる。

 振り向けば申し訳なさそうに苦笑している簪。ルアナは腹を括った。

 

「ごめんね、ルアナ」

「もう逃げられないよ、ルアナさん」

「…………」

 

 ルアナは両手を上げて降参のポーズをとった。もはや逃げる道はないのだ。加えて逃げ出す理由もなければ、逃げ出す利点もないのだ。

 どうしてか前髪で目元が見えなくなったシャルロットが手をワキワキとさせながら接近してくる。ルアナの記憶はそこから先少しだけ吹き飛ぶのだが……この文章も当然飛ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇

 

 織斑一夏は溺れかけだった鈴音を背中から砂浜に下ろして、キョロキョロと周りを見渡す。

 その様子に鈴音は少しだけむくれた様に口を開いた。

 

「ルアナはまだ来てないわよ」

「そうなのか……」

「はぁ……アンタってルアナに構いすぎよ。その内愛想尽かされるわよ?」

「愛想って」

「何にしろ、あの子もそれ程構って欲しくはないと思うけど?」

「いや、でも俺はアイツのことを見なくちゃいけないし」

 

 過去にも聞いたことのある理由。この理由をルアナ本人に聞いても何食わぬ顔で「あっそう」と言うだけだ。

 どこか、ルアナという存在に関して一夏は義務的な面がある。そのことを感じていても、それでもやはりルアナを羨ましいと思ってしまうのは、やはり好きな人だからなのだろう。

 鈴音は一夏にわかる様に溜め息を吐いた。吐いたけれど一夏は口をへの字に変えるだけで何も聞くことはなかった。

 

 少し遠くから騒ぎ声が聞こえる。二人はそちらを向いた。

 人集りが出来ていて、何があるかは見えないけれど、何やら騒ぎになっているらしい。

 

「行けば? 気になるんでしょ?」

「ああ、悪い」

 

 鈴音の言葉に一夏は騒ぎの中心へと向かった。その後ろでは三角座りをした鈴音が膝に顔を寄せて、小さく一夏を罵ったのであった。

 

「どうしたんだ?」

「あ、織斑くん! ちょうどいいところに」

「は?」

「あれ、あれ!」

「…………」

 

 女生徒達の指差す方向。そこには三つの影があった。

 一人は黄色の水着にパレオを腰に巻いたシャルロット・デュノア。もう一人は恥ずかしげに体を隠して淡い水色のワンピース水着を隠している更識簪。そしてその真ん中に不機嫌そうに眉間を寄せているルアナがいる。

 短かった紫銀の髪を後ろで簡単に纏められ、首元からレース付きの紐で構成された水着で胸を覆い、下半身はヒラヒラとしたスカート状の水着を着用しているルアナ。

 ほっそりとした腹部から腰にかけてのクビレも、膨らみを持つ胸も惜しむ事なく陽光に晒されている。

 見た目だけは完璧であるルアナがある程度のお洒落をすればこれだけの騒ぎになるのも当然である。

 まあ、騒ぎになっている理由は普段の態度とは裏腹に可愛らしい水着を着てきたギャップによるものなのだけれど。

 

 そんな三人が一夏に気づいた様で、シャルロットはルアナの水着姿を見せたくて、簪は以前の一件によって余計な溝があり、ルアナは固まっている一夏に溜め息を吐き出した。

 

「え、っと」

「どう一夏。ルアナさん可愛いでしょ?」

「あ、ああ。驚いた」

「私は元々可愛い。変に見るな」

「いや、ほら普段と違いすぎるから、」

「なら、適当に褒めるべき」

「……その、可愛いよ、ルアナ」

「あっそ」

 

 照れたように、ようやく出た言葉にもルアナは素っ気なく返して一夏の隣を素通りした。

 その態度にざわざわと女生徒が騒ぎ、シャルロットと簪は呆れたように溜め息を吐き出した。

 一夏は頬を指で掻いて苦笑している。

 

「更識さん、この前はごめん」

「え?」

「ルアナの事で熱くなりすぎた……悪かった」

「べ、別に、いい」

「よかった。これからもルアナの事をよろしくな」

 

 一夏は笑顔を浮かべて踵を返した。そして後の彼は引っ張りだこになるのだが、それは語るべきではない。

 唖然としている簪の隣でシャルロットが首を傾げている。

 

「前に何かあったの?」

「ちょっと、だけ」

「そっか……よし、今日は泳ごう!」

「え、わっ」

 

 シャルロットは深く聞くことはせずに簪の腕を掴んで、走り出す。先に歩いているルアナの腕も掴んで海へと走るのであった。

 

 

 

 

「ふぅ…………」

 

 疲れた、とばかりに息を吐き出したルアナは海から上がり、近くの岩場で腰掛けた。

 簪はシャルロットに任せているし、彼女なら他の一夏に関わる人間達と交えてくれるだろう。だからこそ彼女を選んだ訳であるし。

 それに自分が関わる意味はない。ルアナはそうでなくてはいけない。誰とも関わる意味はない。関わったところで、価値など得れないのだ。

 

「何を黄昏ているんだ、バーネット」

「……あら、弟に水着を選ばれてご満悦な織斑先生じゃありませんか」

「なぜ知っている」

「カマをかけただけよ」

 

 呆れた様に息を吐き出したルアナと少しだけ顔を赤くしてコホン、と息を吐き出した千冬。

 滑りやすい岩場だというのに、その足取りはしっかりした物である。

 

「それで、()()の結果を聞こうか?」

「周りに危険はなし。狙撃できそうな場所も探索したけど、人の入った形跡は無し」

「まあ、教師陣もある程度は警戒しているし、比較的安全だろう」

「そういえば、兎が一人迷い込んでたわ」

「比較的危険だな」

 

 先ほど自分の言った言葉を裏返して溜め息を吐き出した千冬。対してルアナは相変わらずあまり感情を込めずに報告をしていく。

 

「ああ、それと」

「なんだ?」

「私、死ぬらしいわ」

「…………そうか」

「ええ。簡単に死ぬつもりはないけれど。まあ、相応に危篤にはなると思うわ」

「お前はそれでいいのか?」

「あの天才が言ってるのよ。どの道そうなるわ」

 

 背中を向けたまま肩を竦めたルアナ。千冬からは表情は確認することはできないけれど、なんの感情も出てはいないのだろうとあたりを付ける千冬。

 それこそ自分の死には感情すら湧いていない。運命を受け入れている、といえば聞こえはいいかも知れないが、それは単なる諦めである。

 

「更識はいいのか?」

「どうして更識の事が出てくるのよ」

「同室で仲良くしていただろう」

「あれは一夏の為よ。私に特別な感情はないわ。それこそ友愛も、友情も、あってたまるモノですか」

「…………」

 

 そうは言っているクセに、随分と入れ込んでいるじゃないか、とは決して言わない。それこそ言ってしまえばルアナはそのことを否定するだろう。

 それこそ一夏と簪の仲を取り持つ為ならば、ルアナが間に入ればいい話であるし、シャルロットという第三者を加える意味はない。

 

「まあいいさ。それで、死ぬらしいお前はどうするつもりなんだ?」

「……そうね。精々足掻いて死んでやるわ」

「結局死ぬのか」

「そうね。死ぬわ、生きていても[いい状態]とは言い難いでしょうし」

「…………アレの目的を知っているのか?」

「予想できる範囲よ。私と一緒の……」

「お前と?」

「いいえ、忘れて。一夏は絶対にそうさせない」

 

 ルアナは立ち上がり、空を見上げる。何かを思い出したのか、大きく息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出している。

 引っかかりを覚えつつも千冬はその先を問い詰める事はなかった。

 

「少なからず、私は賛同出来ないわ。賛同出来ずとも、なんだけど」

「そうか……」

 

 千冬は考える様に呟いた。対してルアナは背筋を伸ばして息を吐き出す。

 自身の中に溜め込まれていた何かは既に消化したように無かったことにした。

 

「こればっかりは千冬が関与しても意味がないわ」

「そんなモノか?」

「そんな物よ。恨まれたり憎まれたりはアナタの役目ではないわ。憧れは常に輝いていないと」

「ふん、まるで自分は憧れられていないという言い草だな」

「ルアナを憧れるような存在はいないわよ」

「……そうだな」

「あら、自分で言ったくせにつれないわね」

 

 振り向いてぷく~と頬を膨らませてみせたルアナ。その様子にクツクツと意地悪く笑いをこぼした千冬。

 その笑いを見て膨らませた頬から空気を出して笑顔に代わったルアナは決心したように口を開く。

 

「千冬、一夏を頼むわ」

「元々私のモノさ」

「そうだったわね。なら安心しておくわ」

 

 ルアナは少し前に歩き、クルリと海の方向を向く。

 そのまま足を早めて、岩の先から跳躍してその場から逃げ出した。

 

「あ、織斑先生! やっと見つけましたよぉ」

「なるほど、山田先生か」

「何がなるほどなんですかぁ……突然姿が見えなくなって驚きましたよ」

「悪かったな」

 

 安堵したように息を吐き出していた山田真耶。どうやら先ほどまで岩場にいた彼女の姿は見ていないようだ。

 

「まったく……羨ましく思うほど憧れてはいるんだがな」

「何か言いました?」

「いや、私もまだまだだなと思ってな」

「えぇ!? 織斑先生がそれ以上になればそれこそ化け物ですよぉ!?」

「…………」

 

 真耶の一言に対して無言で、それこそ無音で、無拍子で、千冬の右手は的確に真耶の頭を叩いた。

 音があとから着いてくるという中々に素晴らしい速度だったと、後の千冬は思ったそうな。

 

 なお、叩かれてしまう山田真耶せんせーは二秒ほど記憶と視界がプッツリと切れてしまうのだが、どうでもいい話である。




>>花月荘の従業員たち
 流石に慣れていそう。年々、場所を替えているなら微妙だが、それでも向こうからすれば学生の臨海学校であることは変わりないのだ。

>>腹黒さんとコミュ障さん
 腹黒さんが引っ張ってる感じ。でも腹黒さんの性格的にコミュ障さんもちゃんとコミュニケーションを取れるように計らっている。

>>腹黒さん、コミュ障さん、腹ペコさん
 腹ペコさんの手綱は無茶は言わない限りたやすく持てる。

>>一夏「シャルル→シャル」
 一緒にお風呂に入れてないし、買い物にも行かしてないので名前はそのままでした。これを機に改善。

>>鈴音と一夏の昔話
鈴「どうしてルアナを構うのさ」
一「ルアナは構わないといけないだろ」
鈴「その理屈はおかしい」

>>兎と腹ペコ
 過去の感想で「仲はいいの?」と聞かれていたけれど、これで「イイ」と言うかは微妙なところです。
 単なる利害関係だと思えば、それが一番簡単かもしれないです。まあ、ルアナから見た束さんと、束さんから見たルアナはまた違う印象なんですけど。
 それは、また後で

>>水着
 シャルロット→原作通り。パレオ、可愛い
 簪ちゃん→ワンピース水着。首元に小さなリボンのワンポイント、可愛い
 ルアナ→フリル付き。選んだ人間は上の二人

>>お散歩
 周囲の安全確認を含めた兎さんの呼び出し。バスの中でイライラしつつも瞼を下ろしていたのは何度も兎さんから呼び出されていたから。

>>兎「死んでよ」
 束さんからすると、可能性を持っているからこそ、彼女は死ななくてはいけない。

>>化け物作成
 触手とか、名状しがたき存在とか、粘液生物とか、そういうモノじゃなくて比喩的な意味で。

>>結果と音があとから付いてくる攻撃
 威力だけを手加減して速度を重視した攻撃。一般的な物理ではありえない攻撃

>>過去に没だったセリフ
 ラウラ解放後、保健室を出たあたりで

「お前は私にはなれない……か。まったく、私も随分と偉くなったものだな。自分に言い聞かせているつもりか?」

 という千冬さんを書いていたのですが、もの自体が短くなったので、まあ、カットでいいかと思った所存であります。ハイ。



>>作者のなんでもない呟き
 過去に腹ペコさんがチョロインに「サブマシンガンでも持ったら?」と助言してから数日後、いろいろ調べているとチョロインがデータ採取のために実弾武装が持てないという事が判明して、数日ほど夢の中でご褒、お叱りを受けた作者です。
 束さんが出てきて、そろそろ「ルアナ・バーネット」という存在に関して触れていこうかなぁ、とか思います。
 ある程度はアリキタリな設定になりますので、その辺りはご容赦ください。というか、おそらく察している方のほうが多いと思います。まあ、その辺は物語ですので、容赦してください。

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