私が殺した彼女の話   作:猫毛布

20 / 103
いやー、シャルロットは強敵でしたね(遠い目


誤字訂正
ラファールのカスタム数が一つ上がってました。
一体、いつ改造したんですかねぇ……(戒め

修正二度目
申し訳ないです。


20.スフレの霊圧

 はて、時は少しだけ遡る。

 場所は一夏のいる男子部屋ではなくて、ルアナと簪のいる部屋。

 

 机に並べられたスフレを食べているルアナ。そしてソレを見ながら自作したスフレを食べている簪。

 テレビには日曜日午前に放映されている仮面を被った正義の味方が敵をバッタバッタとなぎ倒す特撮アニメが映されている。

 子供向けでありながらその卓越したストーリー展開。しっかりとした勧善懲悪の世界。

 味方だった人が敵になり、敵だった者が改心し味方に。あの伏線は実はこんな所に!

 マスク・ド・ライダーが明日を蹴り開く!

 

 ……閑話休題(コホンッ)

 

 そんな俗に言うライダーモノ。もっと言ってしまえばヒーローモノを見ながら瞳を輝かせる簪。自分をコンプレックスから救ってくれるヒーローを待っている。

 その隣には次のスフレをどう切り崩すか考えて瞳を輝かせるルアナ。自分を空腹から救ってくれる救世主を待っている。

 そんなスフレを凝視していたルアナがピクンと顔を上げる。眉間に皺を寄せ、ベッドに捨てられている携帯端末を凝視した。

 すぐにベッドの上で体を揺らす携帯端末。残念なことにベッドをギシギシと揺らすことはない。

 立ち上がってソレを手に取り、画面をパッと見てすぐに閉じたルアナ。溜め息。

 

「どうか、したの?」

「ちょっと出る。今日は帰らない」

「え、あ、」

 

 簪が何かを言う前にルアナはベッドシーツを引っペがし、マントのように翻して扉から出た。

 慌ててソレを追うように簪は立ち上がり、扉を開いた。

 左右を見れば長い廊下が見え、誰もいない。

 

「もういない……。スフレ、あまってたのに」

 

 なんとも珍しいこともあるものだ。

 そんな簪の小さな呟きは誰もいない廊下に響き、扉は閉められた。そして簪は気づく。

 

「スフレの霊圧が……消えた……?!」

 

 この少女、意外にも漫画も読む人間である。ちなみにスフレに霊圧などない。

 

 

 

◆◇

 

 時と場所を戻し一夏の部屋。

 シーツを肩から被せられ、頭だけをひょっこりと出したシャルル、いや、シャルロット・デュノア。シーツが完全に体を隠していることで服は見えずに体のラインが微妙にわかってしまう。

 女性、とわかってしまう程度にはボディラインのわかる状態。下に服は着ていると言っても、なんというか、エロいのだ。

 

「…………」

「お、織斑くん、そんなに、みないで」

「あ、……悪い」

 

 手でシーツを上にあげて顔を隠したシャルロット。視線を下に下げた一夏。シーツを上げた事でシャルロットの素足が見え、一夏は余計に気まずくなり、視線を横へと逸した。

 そこにはジト目で一夏を見ているルアナ・バーネット。彼に逃げ場などない。

 横目でシャルロットを確認しながら、ようやく一夏は口を開いた。

 

「あー、えっと、それで、シャルル……さん?」

「シャルルで、いいよ」

「じゃあ、シャルル。一応、確認なんだが、男じゃないんだ……よな?」

「……うん」

「…………」

 

 思わず沈黙してしまう。

 俯く二人。そしてその横でアクビをしているルアナ。ルアナはシャルロットが女であることを知っていたし、バレた所で痛手はない。

 ここにいるのは、隣にいる一夏に選択をさせる為であり、もしもの時に対処する為でもある。

 

「どこから話せばいいんだろう……」

「どこも話さなくていい」

「おい、ルアナ」

「一々他所の家庭事情を聞いてたら身が持たない」

「それでも、理由があるなら聞くべきだろ」

「……死人に口無し」

「おい」

「冗談。ちょっとだけ」

 

 果たしてちょっとだけ本気だったのか、それとも逆なのか。

 ともあれ、いつの間にか命拾いをしたシャルロットに改めて向いた一夏。ルアナの言っていることも一夏はわかっている。

 けれども、これだけは聞いておかなくてはいけない。

 

「どうして男として転入したんだ?」

「……ウチがデュノア社って言うのは話たよね」

「ああ」

「お父さん……社長の命令でね。織斑君のデータを盗ってこいって。男同士なら近づくのも簡単だから」

「……なるほど」

 

 実際、シャルルから色々データをくれと言われていれば、おそらく一夏は渡していただろう。

 

「で、ルアナは知ってたんだろ?」

「転入初日にバレちゃったんだよね」

「自己紹介してる時には気付ける」

「いや、普通気づかないだろ」

「歩くときに気付く。千冬も気付いてた」

 

 うわぁ……。と一夏とシャルロットは頭を抱えてしまった。そう、千冬にバレているのだ。あの鬼にバレてしまっているのだ。

 状態を悲観している二人に対してルアナはわかりやすい様に溜め息を吐きだした。

 

「気付いてても、行動を起こさなかった」

「……それは、千冬姉がシャルルのことを許してたってことか?」

「許してるかは知らない。少なくともアクションを起こさなければ見逃していたと思う」

「そうなの?」

「事実を述べているだけ。問題はアナタが一夏にバレてしまったこと」

 

 そうである。現在の問題はソコなのだ。

 第三者であるルアナはいたって冷静に淡々と選択肢の言う。

 

「一つ、一夏がIS学園に通報する。これが最善」

「嫌だ。それはしない」

「織斑くん……」

「理由は?」

「……ルアナを納得させれる様な理由は持ち合わせてない」

「あっそ。どうせコレを救いたいとか言うだろうと思った」

 

 一夏は思わず視線を逸らしてしまう。ルアナはソレを見て溜め息。

 シャルロットは以前脱衣所でルアナが言っていた言葉を思い出す。彼女にとって一番の問題が今目前に迫っている。

 

「お家事情とかはよくわからないけど、俺はシャルルを助けたい。どうすればいい?」

「一番手っ取り早いのは、コレに一夏の生体データ及びISのデータを渡す事」

「じゃあそれにしよう」

「それをした瞬間に私はコレを殺さないといけない」

「じゃあそれはやめよう」

「殺されるんだ」

「別に殺さなくても方法はある。でも、殺すのが一番た……楽」

 

 何かを言いかけて訂正したルアナ。一夏はわずかに眉間にシワを寄せてルアナを睨んでいる。

 シャルロットは随分簡単に自分の命がやり取りされていることに思わず苦笑してしまった。

 

「二つ、コレをデュノア社……この場合デュノア家と引き剥がす」

「そんな事……できないよ」

「IS学園だからできる。ここに他国の法的措置は介入しづらい」

「最低でも三年は引き伸ばせるって事か……」

「でも、それは問題を先延ばしにしてるだけでしょ?」

「三つ、コレが自分から国へ戻る」

「それは一つ目と変わらないだろ。却下」

 

 三本の指を立てせてルアナは一度その手を収める。

 瞼を閉じて、少し息を吐き出す。

 

「四つ。ISのデータを渡す」

「それはシャルルを」

「殺さなくてもいい。一夏とは違う別のデータを渡す」

「でも、それって、大丈夫なの?」

「デュノアが有益なら、問題ない。有益ならば一夏のデータもそこらのネズミのデータもそれほど変わらない」

「いや、もっと俺を労われよ」

「麻紙より、マシ」

「紙には勝てるのか……」

「そんなデータあるの?」

「ある。先月に一夏と鈴音の戦いに乱入してきた……謎のISのデータ」

 

 一夏が無人機だと判断し、そして破壊したソレ。そのデータをデュノアへと渡す。

 少なからず、一夏のデータではないし、デュノアにとっても無人機というのは有益になるだろう。

 

「仮にソレがデュノアにとって有益だとして……ソレを手に入れれるの?」

「問題はない。アレよりも優秀なデータは取得してる」

「でも、無人機のデータだろ? そんなの他国の企業に渡しても大丈夫なのか?」

「それに関しても大丈夫。データをデュノア如きが無人機を開発するまでには時間がいる。それに無人機の開発だけをする訳にもいかないからどうしても速度は落ちる。更に言えば、渡す予定のデータは問題のある欠陥データだから」

 

 そのデュノアを目の前にしてルアナは相変わらず口から毒を吐き出している。

 そのデュノアは如き呼ばわりされたことよりも後半に食いついてしまう。

 

「ちょっと待って、そんなデータを渡してバレないなんて」

「バレない。欠陥なのはデータ自体じゃなくて、データを取ったモノが問題だから」

 

 だから、大丈夫。

 そう追加で言ってのけたルアナ。データは正確に得ている。けれど、それは欠陥品のデータだ。

 

「……それで、シャルルは救えるのか?」

「それはわからない。そもそも、一夏のデータを渡した所でデュノアがコレを離すとは思えない」

「じゃあどうすればいいんだよ」

「いっそデュノア家の首を並べる?」

「一気に猟奇的な思考になったな、おい」

「楽だから。 第一、一夏はコレを家族(デュノア)から離そうとは思ってない」

「…………そうだけど」

「だから、バレるのは嫌だった」

 

 はぁ、とわざとらしく溜め息を吐きだしたルアナは頭を抱えてしまう。

 そんなルアナを見て、顔を伏せていたシャルロットが顔を上げて口を開く。

 

「もし、僕がデュノアを離れるって言えば?」

「それはダメだ。家族だろ」

 

 即答で否定した一夏。彼は家族というモノを極端に大切にしている。

 それは今の家族が姉である千冬と自分、そしてルアナだけしかいないからだ。特別な思い入れ、という訳ではないが、執着しているものがあり、人に言える程度に大切だと言える。

 

「……僕は妾の子だから」

「…………なんか、悪い」

「いや、いいよ。バーネットさんに言わない様にって言われてたし」

「言ってない」

「そうだっけ?」

「一夏がいらない事に巻き込まれるから、聞きたくもなかっただけ」 

「ねえ、バーネットさん。僕がデュノアと離れたいって言ったらどうするの?」

「どうもしない。私はアナタの願いを叶える程安くもなければ適正料金は膨大だから言いたくもない」

「ルアナ」

「……方法は二つ。さっきも言ったけど、デュノア家の血筋を潰す」

「それは……嫌、かな」

「二つ目」

 

 指をシャルロットへ向けて、ルアナは青い瞳を静かにシャルロットへと向けた。

 

「シャルロット・デュノアをデュノア家から買い取る」

 

 そう言い切ったルアナは真っ直ぐにシャルロットを見て、シャルロットは深い瞳に飲み込まれそうな感覚を覚える。

 そんな感覚に取り込まれそうになっているシャルロットは一夏の声により戻される。

 

「いやいや、人身売買だろ」

「別に、単なる人身売買。それに買い取るのは戸籍だけ」

「それでも犯罪だろ」

「金さえ積めばどうってことない」

「いや、ダメだろ」

「データを盗むのもダメ。通報すべき」

「そう持ち込むのか……」

「一夏が私に勝つなんてまだ早い」

「もしも、僕がデュノアから買い取られたとして……」

「デュノア家からアナタを切り取るだけ。データを渡す私が一時的な持ち主になるけど、それもすぐに破棄する」

「IS学園には」

「在校できる。そもそも代表候補生は国から選出された人間なのだから、国の財産。お家事情には関係ない」

「でも僕のISは」

「《ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ》。デュノア社製のリヴァイヴを改修したモノ。正確にはアナタ仕様に合わせたモノになる。 それも大丈夫。業績の著しくないデュノア社がようやく得た代表候補生なのだから泣いて頼んでくる。アナタには選択肢がある」

 

 徹底してルアナは起こりうる事を話していく。

 そもそも、デュノア社にとってシャルロットという存在は損でしかないのだ。シャルルとして転入させたことも、一夏を狙ったことも。

 博打にしても勝ちの少ない勝負だ。負けることが分かっていても、シャルロットはシャルルへとなってしまった。

 故に、その負け分の精算である。

 ルアナの言葉を聞いて、限りある未来の中でまだマトモな未来を聞いているはずなのに、シャルロットの顔は暗い。

 ソレを見てルアナは言葉を繋ぐ。

 

「まあ、それもコレも、まだ選択しなくていい。一夏が通報をしないというなら、時間はまだある」

「…………」

「選択するのはアナタ。よく悩んで、答えが出たら聞かせて」

「……わかったよ」

「じゃあ、おやすみ」

 

 近くのベッドへと倒れ込んだルアナは布団に潜り込んで枕に顔を埋める。

 くぁ、と大きくアクビをしてそのままむにゃむにゃと夢の彼方へ……

 

「ちょっと待てルアナ」

 

 行けなかった。

 すでにショボショボとした瞳をぼんやり一夏へと向けてルアナは首をかしげる。

 

「何?」

「いや、なんでお前がそこで寝てるんだよ」

「私がどこで寝ようが、一夏に関係ない。おやすみ」

「いいや、待て、待つんだルアナさん。ごめんなさい、ちょっと待て、マジで」

「何?」

「俺とシャルルが一緒に寝るわけにもいかないし、シャルルを俺のベッドで眠らせるのも……その、マズイだろ」

「うん。で?」

「シャルルはどこで眠らせるつもりだよ」

 

 間。

 

 ルアナは少しだけ考えた様に仕草をして、枕に顔を埋めて逃げた。逃走した。睡眠へと逃げおおせた。

 

「えっと、織斑くん。僕は別に大丈夫だよ。前も一緒に寝たし。今更だけど、同性だからね」

「いや、そうなんだけど……」

 

 一夏は腕を組んで考える。

 人形の様に整った顔のルアナとそれこそ人間的に綺麗なシャルロットが一緒に眠るのだ。それは、大丈夫なのだろうか。

 彼女たちは大丈夫として、自分はこの状態で眠れるのだろうか。

 間違っても一夏は男なのだ。それこそエッチな妄想もするし、興味もある。持ち前の鋼どころかオリハルコン顔負けの精神力で表に出すことはないが……。

 

「どうせ手を出す勇気もないヘタレだから大丈夫」

「ルアナ、それは傷つくぞ。流石に」

「ならさっさと手を出せばいい」

「それは……なんか違うだろ」

「……ヘタレ」

「うぐっ……」

 

 一夏を見ることもなくルアナはそう言ってモゾリと布団の中で蠢いた。

 履いていた制服のスカートと上着をベッドの端から落とし、改めて布団の中で体を伸ばす。

 ソレを見て顔を真っ赤にしてしまうシャルロット。

 今、目の前で服を脱いだぞ、この美少女は。

 思わず生唾を飲んでしまうシャルロット。色々と話の流れを切られているが、その服を脱いだルアナと一緒に眠るのだ。

 

 落ち着きなさい、落ち着くのよシャルロット。裸なんて脱衣所で見たじゃない。

 そう、自分の心に言い聞かせながら、シャルロットは呼吸を落ち着ける。

 

「えっと、じゃあ、僕は床で」

「遠慮しないでいい。寒いから早く入って」

「あ、はい」

 

 ベッドを奪ったはずの当事者にどうしてか命令されて思わず敬語になってしまうシャルロット。なんとも弱々しい。

 そんな隣で一夏は溜め息を吐き出して、頭を抱えた。

 

 なるべく一夏に布団の中を見られない様にシャルロットは布団に体を滑り込ませた。

 近くで見ればルアナが黒いシャツを着ている事がわかって思わず安心してしまう。

 

「…………」

「えっと、織斑くん?」

「あ、いや、悪い」

 

 顎に手を添えて二人を見ていた一夏。何を考えていたのかはあえて語らないでおこう。当然、当たり前の事を考えていたのだ。

 

「じゃあ、電気消すから」

「あ、ごめん。お願い」

「おう」

 

 電気が消され、一夏も自身のベッドの中へと入った。

 

 

 暗闇の中。正確にはベッドの中。シャルロットの足に何かが絡みつく感触。

 スベスベとしていて、太い二本の何か。それがルアナの足である事にシャルロットはスグに気づいた。

 横目でルアナを確認すれば、いつぞやの様にシャルロットに抱きつく様に、顔もかなり近い。

 どうしてか指まで絡められている手とジィっと顔を見つめられているシャルロット。

 

「どうか、したの?」

「アナタに必要だから、こうするだけ」

「……大丈夫だよ」

「今すぐとは言わないけれど、男装はやめた方がいい」

「……どうして?」

「面倒が減るから」

 

 優しいのか、そうではないのか。見つめられるだけのシャルロットはルアナがさっぱりわからなかった。

 手助けをしてくれている、ハズなのだけど。それでも一夏優先の彼女だ。きっと一夏がデュノアを潰すといえば、彼女は嬉々としてそれを実行してしまうのだろう。

 いいや、この少女にそれほどの力はないか。殺すだの、潰すだの、それは彼女の出来る事ではなく、単なる可能性の提示なのだ。

 頭の中でそう理由付けしたシャルロットは手を少しだけ強く握り返してみた。

 そして気づいてしまう。

 

「えっと……バーネットさん?」

「何?」

「その、太ももがですね」

「うん」

「…………あぅ……」

「何?」

「その、あの、」

「お前ら俺を寝かす気ないの? そうなんだな?!」

「いや、織斑くん! そんな事ないんだよ!」

「私はどっちでもいい」

「ルアナ! お前は自重しなさい!」

 

 どうしてか顔が真っ赤なシャルロットと同じく顔を真っ赤にして怒ってしまった一夏。一人だけ飄々としてるルアナ。

 暗闇の中、ベッドの奥、布団の下で何が行われているのか。それは当事者二人しか知らない事である。

 

 勿論、織斑一夏の睡眠時間は削られる。




>>スフレの霊圧
 [お茶犬]みたいな名前の人物の霊圧と一緒。

>>×ジャージシーツ
 ボデーラインで確認すれば全裸シーツも似たようなモノ。なお下は履いてない。下着は履いてる。

>>デュノア家事情
 知ったことかでスルー。先に進めば絡むかも……程度。

>>千冬とシャルル
 気づいてたと思います。それで一夏に絡めたのは一夏を狙う輩を炙り出す為……とか?

>>しゃるろっと・でゅのあ
 エロい

 エロい

>>家族
 引き離しても、家族は家族。どこかで必ず繋がってる。 ってことをデュノア家事情を書くときにでも書きたいと思っているけれど、書くかどうかは不明。

>>太ももの位置関係
 知らなくていい

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。