誰か作ってください。
とある空間においてナックル星人グレイは闇の者の前にいた。
「主よ、どうなさいましたか?」
「グレイ、貴様はウルトラマンギンガに何時追い討ちをかけるつもりだ?」
「そ、それは・・・・」
「大方貴様の事だ。人間を利用して倒そうとしているのだろう。だが何故貴様自身は戦おうとしない?まあどうせ強いスパークドールを見分けられないのだろう。」
「お、おっしゃる通りです。」
「そんなお前にこれをやろう。」
闇の者はナックル星人グレイにあるスパークドールを渡した。
「これは・・・・・・なんだか禍々しい感じがしますね。」
「ああ。だがそれは怨念の塊ともいえる怪獣だ。それに強い。思う存分戦え。」
「は、はい!そうさせていただきます!」
ナックル星人グレイが手にしていたのは何体もの怪獣が固まった怪獣であった。
休日のある日、明久は雄二たちと一緒に振る星山に来ていた。」
「そっち見つかりましたか?」
「全然。」
スパークドールを探している美波に姫路は声をかける。
「見つかりましたー!」
佐藤が手を上げながら声を出すと二人は佐藤の元に行くと佐藤の手には二体の対になった赤と青のウルトラマンがいた。
「ウルトラマンのようですね。」
「ねえダイナ、これってなんて名前なの?」
美波は近くにいたダイナに尋ねる。
「そいつはアナザースペースのウルトラマンだ。赤いのがガイア、青いのがアグルだ。」
『へ~。』
三人はダイナの話しに感心した。ガイアV2とアグルV2を見ながら。
一方明久は友也と一緒に散策しているが見つからないでいた。
「中々見つからないね。」
「大方明久君が見つけたのと闇の者が回収したのでしょう。」
「でもよくよく考えたら僕、ウルトラマン全部じゃないけど回収したよ。」
「ウルトラ兄弟以外にティガ、ダイナ、コスモスにジャスティス、ネクサスにウルティメイトフォースゼロ、ネオスにグレートにパワード・・・・・」
「もうウルトラマン全員揃っていますね。」
明久は頷いた。
「おーい、明久―。」
雄二が秀吉たちと共に明久たちに近づいてきた。
「そっちはどうだ?」
「全然。」
「こっちもじゃ。」
「・・・・あっちは見つかったのか?」
「分かりませんね。」
そんな時優子と愛子が姫路達と一緒に来た。
「明久くーん、佐藤さんが見つけたわよー。」
明久は姫路達の元に行くと佐藤の手にはガイアとアグルが握られていた。
「新しいスパークドールだね。」
「ウルトラマンガイアとアグルだそうです。」
「あ~ら、また新しいスパークドール見つけたのね。」
『っ!?』
一同聞こえてきた声の方向を向くとそこにはナックル星人グレイの姿があった。
「ナックル星人!」
「憶えてくれてありがとう。吉井明久、アナタに決闘を申し込むわ。」
「いいけど・・・・・・何か裏があるんじゃ無いだろうね?」
「そんなもんがあったら堂々と来ないわよ。それよりさっさとやるわよ。」
ナックル星人グレイはスパークドールのライブサインにダークダミースパークを読み込ませる。
〈ダークライブ!イズマエル!〉
ナックル星人グレイはイズマエルにダークライブする。
「行くよ友也!」
「はい、明久君!」
明久は左手の甲のライブサインを輝かせるとギンガスパークのクローが開きウルトラマンギンガのスパークドールが出てくる。明久はギンガを手に取りライブサインを読み込ませる。
〈ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!〉
明久が銀河に包まれウルトラマンギンガにウルトライブする。
「Jean Fight!」
友也はガンパッドを操作しジャンスターからジャンナインに変形させるとジャンナインに搭乗する。
『ふふふ!すごい、すごいわ!こんな怪獣初めて!』
イズマエルにダークライブしているナックル星人は高ぶる感情を抑えきれずにいた。禍々し言っても過言では無いほどいくつものビーストが集合した正に怨念の塊ともいえる存在であった。
『どんな敵だろうと倒すのみだ!』
ギンガはイズマエルに正面から飛び込むがイズマエルはゴルゴレムの口をギンガに向け伸ばすとギンガは避けきれず足を加えられ振り回される。
「援護します!」
友也はガンパッドをイズマエルに向けトリガーを引こうとするとイズマエルはジャンナインに火球を放つ。ジャンナインは回避運動が間に合わずに攻撃を受け倒れる。
ギンガはゴルゴレムの口によって放り投げられた。イズマエルはギンガに接近すると左手でギンガの首を掴むと右の鉤爪でギンガを引っかく。
「デュアア!」
ギンガは吹っ飛ばされ倒れる。ジャンナインは体勢を立て直しジャンスターダストを放とうとするがイズマエルはジャンナインの方を向き光線をいくつも放つ。ジャンナインは友也を降ろす。その刹那ジャンナインにいくつもの光線技が直撃、ジャンナインはダメージの限界を超えライブアウトする。
「ジャンナイン!」
友也の手元にジャンナインが戻ってくるがジャンナインは先ほどの攻撃によってもう一度戦える状態ではなかった。
ギンガは立ち上がりイズマエルに飛び下痢を喰らわそうとするがイズマエルの尻尾がギンガを叩き落しギンガに近づき何度も踏みつける。
「ギュア!ディア!」
ギンガは抵抗も出来ぬままからタイマーだけがなった。その時ギンガが明久のためを思ったのか明久をライブアウトする。
「ぐっ・・・・!」
明久は先ほどのダメージでもう一度銀河にはライブ出来ない。
「ぐっ・・・・・こうなったら!」
明久はウルトラマンネクサスのスパークドールを手にする。そんな明久をタロウが止める。
「やめるんだ明久!ライブ時間が三分ということは身体の限界を意味している。先ほdの君のダメージも加えるともうやってはいかん!」
「それでもやらないといけないんだ!皆を守りたいから僕は!」
明久はギンガスパークにウルトラマンネクサスのライブサインを読み込ませる。
〈ウルトライブ!ウルトラマンネクサス!〉
明久はタロウの反対を押し切りウルトラマンネクサスにウルトライブする。
『ほほほほほ、なんで来ようと結果は同じよ。』
『だったら何度でも戦うまでだ!』
ネクサスはイズマエルにパーティクルファザーを放つもイズマエルに大したダメージは与えられていない。
「クソ・・・・!」
雄二は何も出来ない自分の無力さが憎かった。それは秀吉たちも同じである。ラッシュハンターズにライブして戦ったとしても蜘蛛の子を散らすように倒されてしまう。それが分かっていても悔しく、無力さが憎いのである。
「俺達はアイツ一人に戦わせたいわけじゃねぇ!」
「わしも明久の力になりたいのじゃ!」
雄二と秀吉の思いに反応したのかガイアとアグルのスパークドールが輝き、雄二と秀吉の手にはギンガライトスパークが握られていた。
「これって・・・・・」
「・・・・・ギンガライトスパーク?」
ガイアは秀吉に、アグルは雄二の目の前を浮遊する。二人はそれを手に取りギンガライトスパークにライブサインを読み込ませる。
〈ウルトライブ!ウルトラマンガイア!〉
〈ウルトライブ!ウルトラマンアグル!〉
二人はライブし、ネクサスの隣に降り立った。
『おい明久、一人で勝手に突っ走ってんじゃねえぞ!』
『その通りじゃ!』
『雄二!秀吉!』
『たくお前はよ、島田の時もうだったが無茶しすぎだ。』
『そうじゃぞ。一人で背負わず、わしら友達を頼るのじゃ。』
『う・・・うん!』
すっかり蚊帳の外になっていたナックル星人グレイは三人に話し掛ける。
『ちょっと!すっかり私蚊帳の外じゃない!ヒドイ!ヒドイワ!』
『『『黙ってろ!』』』
『口も悪いのねアナタたち!』
イズマエルは三人に光線技を放つが三人はバリアーを展開し防ぐ。
『いくよ皆!』
『『応!』』
ネクサスはエナジーコアに左手をかざしフリオをスト波紋が起こり、ネクサスをアンファンスからジュネッスへと姿を変える。ガイアは両腕を横に伸ばすと胸の前に手を持って来て頭上に手を伸ばし、ゆっくりと下に下ろすとガイアはスプリームヴァージョンへと姿を変えた。
アグルはジャンプし空中で一時停止するとそのままイズマエルにドロップキックを喰らわせる。イズマエルが倒れるとアグルはイズマエルの尻尾を掴み、振り回してガイアとネクサスの方へとバス。ガイアとネクサスは左右対照的にラリアットを構え、イズマエルに喰らわせる。
ガイアは倒れたイズマエルに接近する。イズマエルは体勢を立て直そうと立ち上がったところをガイアに掴まる。ガイアは背負い投げを連続してイズマエルに喰らわせるとフェイスクローからのフェイスクラッシャー、そこから中腰に走りイズマエルを引きずり、手を離して地面を滑らせる。
ネクサスは地面を滑っているイズマエルをキックで蹴り上げると一気にイズマエルの真上に位置し拳を叩き込み地面に叩きつけた。三人がイズマエルを囲むと各々必殺技を放つ準備に入る。
ネクサスはクロスレイシュトローム、ガイアはフォトンストリーム、アグルはアグルストリームを放った。
『ギャァアアアアアアア!認めない!認めないわこんなことぉおおおおおおおおおお!』
ナックル星人グレイは断末魔の声を上げながら爆発した。そして姫路たちの元にイズマエルとナックル星人グレイのスパークドールが落ちた。
明久はみんなの元に戻ると皆から注意された。
そんな中佐藤は一人でともやを介抱していた。
「すみません佐藤さん。」
「いえ。大丈夫です。それに友也君の子と好きですし・・・・」
「え・・・・・・」
「・・・・・・・・・あ//////」
佐藤は顔を赤らめてしまう。
「えっとそれは・・・・」
「さ、さあ!吉井君の元に行きましょう!」
佐藤はその場を誤魔化し明久の方に向かった。
「・・・・・・・僕は・・・・」
友也はその場で何か言いたげそうな顔であった。