バカとギンガと召喚獣   作:ザルバ

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どうもザルバです。
最近昔買った漫画を読み返していてある作品に二次創作が無いことに気づきました。
その作品の名は「アクエリオンEVOL」です。こんなのがあったらいいなーと思っているのはアマタ性格改変のクロス小説です。
私としては仮面ライダーディケイドかオーズかキバ、もしくは海賊戦隊ゴーカイジャーがあったらいいなーと思っています。誰か作ってくれませんかね?


球技大会 その二

 いきなりだが球技大会当日には平行して体育祭が行われる。

 ここFクラス本陣では二人三脚のペアを決めるためにくじ引きが行われていた。

「こいっ!くっそ~~~~~~~~!」

「どうだ!がぁ~~~~~~~~~!」

 一人、また一人と膝から崩れ落ちてゆく。理由は簡単である。クラスで唯一の女子とアイドルとペアになれなかったからである。

「次から次へと絶望に落ちていきますね。」

「そうだね。でもさ、こういうのは友也が引き当てる気がするのは気のせいかな?」

「むしろ明久君の方が引き当てる気がします。」

「お~い、そこの二人早くこっちで引け~。」

 雄二に呼ばれ友也と明久はペアを決めるために動物の名前が書かれたくじを引く。紙にはウサギと書かれていた。

「あ、明久君!」

「ん?」

 姫路に名前を呼ばれ明久は姫路の方を振り向くと姫路の手に持っている紙にはウサギと書かれていた。

 しばらくの沈黙。そして―――――

『フザケンナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~!』

 Fクラスの生徒が一気に暴徒へと化した。

「なんだか知らないけどタロウ、皆!」

『ウルトラ念力!』

『ギャァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!』

 案の定ウルトラ兄弟のウルトラ念力で懲らしめられました。

 ちなみに・・・・

「僕は土屋君とペアですね。」

「・・・・頼む。」

「わしは島田となのじゃ。」

「まあ他の男子じゃなくてよかったわ。木下なら安心ね。」

「ぬ?ムッツリーニはダメなのかの?」

「あいつは鼻血出すじゃない。そしたら美春が脱がそうと来るから。」

「確かにのう・・・・」

 秀吉は頬を引きつらせた。

 

 第二試合は三年Aクラス。あの忌まわしき常夏コンビがいる相手である。

「ここであったが百年目だ!」

「ギャフンと言わせてやる!」

「友也、人はギャフンって言う?」

「言いませんね。なんで言うんでしょう?」

「「無視すんな!」」

「無視などしていません。ちゃんと彼方達のギャフンと言う言葉に反応したじゃないですか。」

「デモなんでギャフンなんだろ?参りましたとか他に発想はなかったのかな?」

「頭が寂しいのでしょう(二重の意味で)。」

「うぉい!今なんか変な事考えなかったか!」

「何をですか?」

「頭が寂しいってとこだよ!」

「僕は何も思っていないのに何を・・・・・。まさか自分で自覚しているのでは?」

「チゲェ!」

 夏川は友也に遊ばれた。その光景に三年Aクラスと二年Fクラスは笑いを抑え切れなかった。

「笑ってんじゃねぇ!」

 夏川は顔を赤くする。

「こーなったらデッドボール喰らわしまくってやる!」

「おい夏川、俺の秀吉にデッドボールを喰らわせるなよ。」

「みんなー、秀吉を俺の嫁と勝手に言う異端者がいるよー。」

『異端者には死を!』

「ギャァア―――――――――――――――!」

 常村は袋叩きされた。ま、あんなこと言ったらそうなるけど。

「貴様ら!茶番はその辺にしてさっさと試合を始めないか!」

『はーい。』

 袋叩き任された常村以外が返事をした。

 

 試合は三年Aクラスが先行。一番は夏川、ピッチャーは雄二。

「いくぜ!」

 雄二の召喚獣はボールを投げる。それを夏川の召喚獣が大きく振りかぶって打つ。明らかに場外ホームランであった。

「よしゃっ!先制点はいただいたぜ!」

「甘いですね。」

「何ッ!」

 そう言ったのは友也である。グラウンドのセンターには友也の召喚獣ではなくジャンナインがいた。グローブを付けている姿がなんともシュールである。友也はガンポッドを操作する。

「Jean Knukle!」

 ジャンナインのグローブを付けている手を飛ばしボールをキャッチ、ジャンナックルはそのままジャンナインの下へ。

「アウト!」

「異議あり!」

 審判の判定に夏川は異議を申し立てる。

「今のは無しでショ!第一ロボットって!」

「何を言っているのですか先輩。これは僕の召喚獣の能力です。何も問題はありません。何より、ロボットが野球の試合に出てはいけないと言うルールはありません。そして審判のジャッチ派絶対です。」

 友也の言葉に夏川は何も言い返せない。

「・・・・・・・・くそっ!」

 夏川はしぶしぶ帰ってゆく。

「やるね、友也。」

「それ程でも。」

 明久は友也を褒めると雄二に話し掛ける。

「雄二、ちょっといい?」

「なんだ?」

「相手は三年生。召喚獣の扱いは長けている。ピッチャー交代する?」

「構わないが・・・・・どうするんだ?」

「ピッチャーを僕、友也をキャッチ、雄二をセンターに。」

「なんで一条寺をキャッチにするんだ?」

「ダイナの変化球を使うから。」

「成程な。よしチェンジするか。」

 ダイナをピッチ、ジャンナインをキャッチ、雄二をセンターにして試合が再開される。

「プレイ!」

 ダイナが振りかぶってボールを投げる。二社連続三振を取りチェンジ、その後も両チーム一歩も退かぬまま続き、そして九回にはムッツリーニの召喚獣の加速により一点を獲得。しか十回表の三年Aクラスの選手が三塁、バッターは夏川、2O2S0B、泣いても笑っても引き下がれない場面。

(明久、俺の必殺技を使う。)

(光線技じゃないよね・・・・)

(ちっがう!野球での必殺技だ!)

 明久とダイナは念話で話す。

(いくぜ!)

 ダイナは人指し指と中指の間にボールを挟むとそのまま大きく振りかぶりボールを投げる。

「もらった!」

 夏川は勝利を確信した瞬間であった。ボールは急に落ち、バットから逃げ、ジャンナインのミットに入る。

「ストライク!バッターアウト!ゲームセット!」

 その瞬間歓声が湧いた。

 


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