ストライク・ザ・ブラッド 〜同族殺しの不死の王〜 作:國靜 繋
冥駕がもたらした情報は確かに有用だったが、未だ確証性に欠けている。
事実かどうかを一度確認してみないと何ともいえないが、それ以上に憎しみを思い起こす名前があった。
俺がダアトへとなった原因、いや切っ掛けと言うべきだろう。
今思い出すだけでも、憎しみが心の底から湧きあがってくる。
過去のことと、割り切るには些か以上に心の内に秘める憎悪が強すぎる。
「…………ふぅ」
これ以上思い耽るのは無駄だと分かっていながらも、内に秘める憎悪の原因を突かれるとどうしようもなくなるをどうにかしないとな、とダアトは思い、那月たちがまだ風呂に入っていると信じ、浴室へと戻った。
そして、戻って早々ダアトがとった姿が、両手両膝を着いた姿だった。
既に風呂から上がり、着替え途中の那月とアスタルテの姿を見たら仕方ないとしか言いようがない。
元の那月に戻ったら間違いなく、一緒に入浴出来ないからだ。
その貴重な、一緒に入浴する機会を絃神冥駕の所為とはいえ、失ったのだ。
ここでダアトが、落ち込まない方が可笑しい。
「もう、上がったんだね」
「うん、だってダアト直ぐ上がっちゃったんだもん」
下着姿で、両手を腰に当て頬を膨らませている幼い那月は、如何にも怒っていますといったポーズをとっていた。
それはそれで、可愛いなと内心思っている辺り、ダアトはいろいろと取り返しのつかない領域に居る様だ。
「まあ、上がったものは仕方ないから、さっさと着替えないと風邪ひくよ」
「うん、分かった」
頷いた那月は、かごの中からパジャマを取り出した。
ダアトが密かに持っていた、那月の知らない那月のサイズにピッタリの着ぐるみパジャマを。
「これ可愛いね!!」
那月はご満悦の様子だが、あのアスタルテからごみを見る様な目で見られていた。
「何だい?アスタルテ」
「何でもありません」
そう言うと、アスタルテも着ぐるみパジャマを着始めた。
着替え終わった那月は、ダアトの前でクルリと周って見せたり、黒猫の着ぐるみパジャマということで、鳴きまねをして見せたり、猫の仕草を真似たりして見せた。
その時のダアトの心境は、文字通り萌え死にさせる気か!!
これに尽きた。
「さて、そろそろ時間も遅いから寝ないと駄目だよ」
眠そうに目元を擦っている那月の様子からして、那月の方も既に体力の限界の様だ。
アスタルテも戦闘での消耗が少しばかり多すぎたようで、疲れ気味なのが見て取れた。
これ以上無理はさせられないと感じたダアトは、さっさと二人を床に就かせた。
「さて、そろそろ行くか」
ダアトが身支度をし終えたのと同時に島が軋んだ。
鋼鉄同士がすれ合う不快な甲高い音が夜の絃神島に絶え間なく鳴り響く。
それと同調するように、不規則な振動で鋼鉄の大地が波打つように震える。
ダアトは己の中に在る力を否定され、消し去られていくのを感じ取ったが、その直後ダアトの力を消滅させようとした力は消滅した。
ダアトの中に在った力は、何もダアトの暴力的な力だけではない。
知っている者だけが知っている、ダアトの眷獣を押させつける力もまた存在し、その力が否定され弱まったのなら、力を抑制していた存在が解放されるのもまた、必然とも言えた。
しかしそんなことは一切気にせず、ダアトは一歩踏み出した。
鋼鉄の大地を踏みしめた音が、不快な甲高い音の中で尚異質なほど響き渡る。
それと同調するようにダアトの姿も変わる。
男に女、老人に子供に、黒人に白人に黄色人に、黄金に輝く金髪に墨のように美しい黒髪に、一切の汚れのない白髪に。
あらゆる姿形をとるダアトは、まさに本来の在るべき自分の姿を探しているようだった。
阿夜の指先が、虚空に文字を書きだした。
その輝きが、虚空から次々に人の形を呼び出していく。
その中には幾人か、古城たちが知る顔ももじっていた。
龍殺しのブルード・ダンブルグラフ。
シュトラ・D。
ジリオラ・ガラルティ。
キリガ・ギリカ。
赤と黒の二人組の魔女はメイヤー姉妹。
「記憶をもとに、魔導犯罪者たちを新たに作り出した……!?」
雪菜が愕然と呟いたと同時に。
「
と耳に立どいた次の瞬間、青色の炎が魔導犯罪者たちの幻影を呑み込んだ。
「来たか……」
阿夜は忌々しいものを見たといった表情で呟いた。
「やあ、阿夜」
幻影たちが現れた場所に一人の青年が立っていた。
古城たちは、誰だ?といった表情をしていたが、阿夜は違った。
ダアトにとって、姿形性別など意味をなさないことを。
「古城たちもさっきぶりだね」
「あんた誰だ?」
「分からないか?」
全くやれやれと、ダアトは首を横に振った
まるで出来の悪い子に呆れたような様子のダアトに古城は、イラッと来たが状況が状況だから一先ず落ち着くように心がけた。
「さっきの炎で分かると思ったんだけどね。やっぱり古城、お前バカなの?」
「先輩落ち着いてください。あんな芸当が出来るのは、」
「ダアト」
阿夜が忌々しそうに応えた。
「正解」
ダアトは、如何にも楽しそうな表情で阿夜を拍手した。
「何故ここに、と聞くのは無粋だな。目的は那月か」
「ああ、またまた正解」
「相も変わらずその姿の時は、人を小馬鹿にしたような物言いだな」
「仕方ないだろ。見た目と中身は惹かれあうのだからさ」
ダアトが一歩踏み出した。
それにつられ、阿夜は一歩下がる。
分かっているのだ、ダアトとの圧倒的戦力差を。
裏に関わる者ならばなおさら。
「何故だ。何故、
阿夜が何かを言おうとした瞬間、舌足らずな可愛らしい中に、覇気を感じさせる声が割り込んだ。
見た目こそ豪華なドレスを纏った
「那月!?汝、記憶が――」
「本来なら、お前が書を出した時にするつもりだったのだが、お前が余計なことを口走ろうとするからな」
「それにしても、那月ちゃんよく魔力が戻ってたね。その年齢の頃の魔力量だと」
「ああ、それは、どこぞの真祖が、風呂場で鼻血をだだ洩らしてくれたおかげだ。藍羽には感謝しないとな」
「――幼児化した間の記憶も残っているのかよ!?」
古城は思わず頭を抱えた。
状況が呑み込めていないダアトは、若干フリーズしかけたが、すぐさま持ち直した。
「つまり、あれか。お前は俺しか見たことのない那月ちゃんの生まれたままの姿を見たと…………よし、殺そう。跡形もなく、灰も残らない様に綺麗に燃え散らしてやるから」
背後に、青い炎が立ち上っているダアトは、静かに古城に近づいて行こうとしたら、背が小さくなっただけ状態の那月に脛を蹴られてしまい、声にならない悲鳴を上げた。
「――――ッ!!な、那月ちゃん、いくらなんでも酷くない?」
「ふん、お前にはこれ位で丁度いい!!」
二人のやり取りに、先ほどまで逼迫した空気だったのにも関わらず、古城たちや阿夜は、呆然と立ち尽くしていた。
「姫柊雪菜、一瞬でいい、仙都木阿夜の意識を刈り取れ。あとそこのポニテ!阿夜の娘には、まだ意識があるな?」
「あ、は、はい!!」
「ポ、ポニテって……」
呆然としていた、雪菜は、はっ!!と我に返り返事をし、何のひねりもないあだ名で那月に呼ばれた、紗矢華は直ぐにうなずいた。
傷ついた優麻を救えるのは、彼女と同じ魔女である那月だけ――そのことを思い出したのだ。
「あくまでも
あの時と同じように、怨嗟に満ちた声で、阿夜は吼えた。
撒き散らされる殺気と共に虚空に無数の文字が書かれる。
出現したのは犯罪魔道士たちの幻影。
そして煮えたぎる熔岩。
巨大な氷塊。
地面より突き出す無数の針。
それらすべたが那月とダアトめがけて襲ってくる。
それらを那月は空間転移によって、あっさりと攻撃をかわしたが、ダアトはかわすことなく全てを受けた。
空間制御の魔術に関して、那月に匹敵する魔女はいないのだ。
文字を操る能力に特化した阿夜では、那月の座標をとらえきれないし、ダアトを殺し尽くすことなど不可能だ。
全身を吹き飛ばされ、焼かれ、押し潰され、穴をあけられた程度では、精々一つ分の命しか奪うことが出来ない。
「この程度か、この程度で那月を本当に助けることが出来ると思っているのか」
飛び散った血が、ダアトの元へと集まり全身どす黒く赤い血の色に全身が染め上がり、砕けた骨は根元から元に戻り肉が付き、先ほどまでの青年の姿からいつもの姿へと変わった。
いつも通りの顔に戻ったダアトの表情は、いつものヘラヘラとしたダアトでも、那月が瀕死の重傷を負わされた時の怒りでもない、まさに”無”感情そのものだ。
「まただ、またそのような目で
忌々しそうな口調で言うが、阿夜の瞳には己の無力さをありありと見せつけられた、悲しみが映し出されていた。
「まだだ、
阿夜の背後に、傅くように現れた黒騎士が剣をダアトへと向け襲い掛かって来た。
「ダアト、分かっているな」
「はいはい、仰せのままに」
襲い掛かる”
ダアトは、貫かれた左手でその刃を掴んだ。
「
ダアトの背後に、煌びやかな装飾品を身に纏い、豪勢な王冠を被った闇色のの炎を纏った巨大な骸骨がいた。
「やれ」
その一言に従い、《怠惰なる辺獄烈火》の闇色の炎が黒騎士に襲い掛かった。
怠惰なる辺獄烈火の持つ闇色の炎は、異能の力を燃え散らかす。
それはすなわち、阿夜と”守護者”との接続を強制的に途切れさせる事も出来るのだ。
「お前にしては上出来だ。ダアト」
「それはどうも」
悠長に会話しながらもその瞬間を見逃さず、那月は虚空より鎖を放った。
「悲嘆の氷獄より出で、奈落の螺旋を守護せし無貌の騎士よ――」
黒騎士の全身を、銀色の鎖が締め上げる。
邪魔な鎖から解き放たれようと、黒騎士は手負いの獣のように激しく暴れた。
しかし魔力を帯びた鎖はちぎれることなく、黒騎士の鎧へと食いこみ闇色の炎が焼き尽くしていく。
「我が名は空隙。永劫の炎をもって背約の呪いを焼き払う者なり。汝、黒き血の軛を裂き、在るべき場所へと還れ。御魂を恵みたる蒼き処女に剣を捧げよ!」
那月の呪文の詠唱が続く。
鎖を介して彼女の魔力が流れ込み、黒騎士の全身を電撃の様に襲った。
”守護者”の全身を覆う漆黒の鎧がひび割れ、その下に新たな鎧が現れる。
真夏の海に似た、蒼き鎧が――
「ユウマ!」
古城たちにも直感的に分かっていた。
仙都木阿夜が”守護者”にかけた呪いは解かれた。
那月に出来るのはここまでだ。
優麻を救うために必要な物は、あとひとつ。母親の支配を断ち切る意思だ。
自分の存在が無意味だと語った優麻自身の、生きる意志が――
「――”
朦朧とした意識の中で、優麻が叫んだ。
青い騎士が、それに応えるように咆哮する。
引きちぎられた霊力経路が復活し、彼女と”守護者”の接続が回復した。
優麻が魔女としての力を取り戻す。
それはすなわち、仙都木阿夜が、”守護者”を失うということを意味する。
「我が生み出した人形が、我の支配に逆らうか……!」
血の混じる息を吐きながら、阿夜が自嘲めいた呟きを洩らす。
彼女が優麻に与えた仕打ちと同じ、まさに自業自得というやつだ。
「潮時だ、阿夜……監獄結界に戻れ。おまえが見た夢はもう終わった」
片膝を突く火眼の魔女を見下ろして、幼女状態の那月が静かに警告した。
見た目が目ためな為、いまいち迫力に欠けるが、その見た目とは裏腹の覇気は健在だった。
「孤立無援か……。LCOの魔導士どもを見限ったツケが、この様な形で回って来るとはな……」
那月の気持ちを理解したうえで、阿夜はゆっくりと首を振る。
「だが。第四真祖よ。島を支える程の眷獣を暴走させずに後どれ程制御できる?那月も、何時まで記憶を保っていられる?書は未だ我の手の内だ。それまで耐えれば我の勝ち。結果は同じだ」
完全に追い詰められていながら、阿夜は心底愉しげに言った。
「そうなる前に、あなたを倒します」
雪菜が静かに槍を構えた。
「できるか、剣巫?」
火眼を細めて、阿夜が笑う。
これまでの彼女にはない、どこか陰惨な表情だ。
阿夜の身に起きた異変に気づいて、那月が怯えたように小さくなった体を震わせた。
「よせ!やめろ、阿夜!」
悲鳴のような声で、那月が叫ぶ。
その直後、仙都木阿夜の全身が炎に包まれた。
物質的な意味での炎ではない。
まるで地獄の底から噴き出しているような、不吉な闇色の業火だ。
「な、なんだ……これ!?」
「
ただ一人、冷静に戦いを傍観していた紗矢華が、真っ先に異変の正体を看破して叫んだ。
「魔女の最終形態。自らの魂を悪魔に喰わせて、肉体を本物の悪魔と化す――」
「……こうなったら止められるのは、カハッ――」
那月が、何かを言おうとして血を吐き、膝を突いた。
元々幼児化した肉体での魔術行使に加え、魂を二つに分かたれているのだ。
肉体的にも精神的にも魂的にも限界を迎えているのだ。
それで尚、記憶を留めていられるのは一種の意地と、記憶を戻したことによりダアトとの繋がりが戻り、本来那月が魔力を消費して繋ぎ止めるのを応用して、無限に近い魔力供給があってこそだろう。
「全く無理するから、お子様はお子様らしく、大人しくしておこうね」
「ぐっ……、子ども扱いするなとあれ程言っているだろ」
辛そうに元々ない胸を押さえながら、那月は呻いた。
「まあ、俺がやってもいいが、ここから先は教え子の成長を見るのも良いだろ」
状況が逼迫する中、ダアトはその場で胡坐をかくと、その上に那月を無理矢理座らせ、後ろから抱きつく形を取った。
「こら、辞めんか!!撫でるな!!抱きつくな!!」
「まあまあ、ほらほら」
お手頃サイズの那月を撫でまわしたり、抱きつきながらも、視線は決してダアトは阿夜から離さなかった。
「”雪霞狼”は魔力を無効化するのではなく、世界を本来あるべき姿に戻しているのだと、あの人自身が言ってました。だから――」
「わかった。こっちもそろそろ限界だ」
「はい。一気に行きます!」
雪菜が槍を構えて走り出す。
かつて仙都木阿夜だった存在が、炎に包まれた指先で文字を描いた。
それが創り出したのは得体のしれない不定形の怪物たちだ。
おそらくは魔界の生物たちなのだろう。
雪菜の行く手を阻むように、それらが彼女に向けて殺到してくる。
「疾く在れ、”獅子の黄金”!!」
それらを蹴散らしたのは、雷光を纏う黄金の獅子だった。
「獅子の神子たる高神の剣巫が願い奉る」
銀色の槍を掲げて、雪菜が舞い、粛々とした祝詞とともに、槍も白い輝きが包んだ。
「破魔の曙光、雪霞の神狼、鋼の神威をもちて我に悪神百鬼を討たせ給え!」
白い輝きに包まれた銀色の槍が一閃し、阿夜を包んでいた黒い炎を断ち切った。
それを見ていた那月が、無理矢理ダアトの
「よくやった、教え子ども!」
唯でさえ、舌足らずなのがさらに拍車をかけて舌足らずになった威厳の欠片もない
虚空から放たれた銀色の鎖が、闇色の炎の中から阿夜の体を引きずり出す。
「あれは貰うよ」
ダアトはそう言うと、背中からどす黒い赤色の腕が現れ闇色の炎を掴みとり、炎は吸収されたかのように徐々に収まって行き、消滅した。
学校を包んでいた結界とともに、闇誓書の効果も消滅する。
その瞬間、絃神島に魔力が戻って来たのを感じ取った古城は、霧の眷獣を消した。
霧がゆっくりと晴れて行き、絃神島の全貌と島を取り囲む青い海が見えてくる。
水平線から差し込む眩い光が皆を照らし出した。
波朧院フェスタは、間もなく二日目の夜を迎えようとしていた。
その間ダアトは、右手に小さくなったが中身は大人の那月、左手にアスタルテ、さらに方には幼く中身も幼いな那月を肩車した状態だ。
それも、皆が皆に合うドレスで、ドレスアップされているのだ。
紳士の皆さまから見たらまさに夢のような状況だ。
まあ、何回かダアトの事を知らない雇われた警備の人から職質もどきを喰らったが……
そんなこんなで楽しんでいるダアト達はというと、現在那月とダアトの二人だけのとっておきの場所に来ていた、古城たちも連れてだが。
「私たちのとっておきの場所だが、お前たちには今回借りを作ったからな。特別だ」
「那月ちゃん……」
「担任教師をちゃん付けで呼ぶな」
「そうだそうだ!!那月ちゃんをちゃん付けで呼んでいいのは俺だけだ!!」
「そ~だそ~だ」
「お前も呼ぶな」
肩車されている見た目も中身も幼い那月が、ダアトの真似をしながら、見た目幼女中身、天上天下唯我独尊な性格の那月に突っ込まれるという、なんともシュールな画があった。
「また、監獄結界に戻るのか。でもまだ、魂は二つに分かたれたままの様だけど」
「こいつが拒否しているからな、時間はかかるが何れ一つに戻るさ」
阿夜から没収した二冊の魔導書。
それによって、記憶と魂二つとも本来だったら戻るはずだったのだが、魂の方だけはどうしても戻すことが出来なかった。
というのも、幼女那月は、ある意味那月が抑制していた気持ちそのものといえるからだ。
いつもは、周りの目や体裁に拘らなければならず、抑えていた気持ちが今回二つに分かたれた時に、過去の何も気にせずに、甘えることが出来た幼女の方に集約されてしまったからだ。
もしかしたら、記憶は既に回復しているが、それで尚甘えているという可能性があるが、それは誰も触れなかった。
触れるのが怖かったともいえるが。
華々しい夜空に咲く火の大輪を見ながら、一つの宴が終わりを迎えた。
凄く期間空いてしまいました。
内容も駆け足気味で書き上げ、待っていて下さった方本当に申し訳ありません。
そのおかげで、無事就活も終わり内定をもらってきました。
これからは、また更新していきます。
劣等生書こう悩んでいますが……
まあ、そんなこんなで次回も楽しみにしていて下さい。