校内一の変人のせいで憂鬱   作:魚乃眼

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第三十六話

 

 

ありのまま、さっきまで俺が体験していた出来事を話そう。

『雪山でスキーをしていたかと思えばホワイトアウトが発生して遭難した。そこで放浪の末に見かけた洋館へ入り込むと今度は出られなくなってしまいなんとか脱出したら遭難そのものがなかったことにされていた』

何を言ってるかわからないと思うが俺も何をされたのかわからなかった。

うむ、きっと夢だったに違いない。いやそうなのだ。白昼夢だ。集団催眠だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十二月三十日。

列車で雪原までやってきた俺たちを駅から出て早々に出迎えてくれたのは執事とメイドだった。

 

 

「お久しぶりでございますな」

 

「ようこそ、お待ちしておりました」

 

外は既に銀世界でコートを羽織った俺は地元とは比較にならない外気の寒さに身を震わせている。

だのにこの執事とメイド――執事の名は新川氏、メイドは森さんである。この人だけは"さん"付けしないと怖い目に遭いそうだ――は職業意識の高さか執事服とメイド服。

マフラーも何もしちゃいない。平気で一礼する二人に俺は内心引き気味ではあったが他の連中は気にしていないらしい。

この二人は古泉のちょっとした知り合いという表向きではあるが、実は『機関』とかいう怪しい組織の一員らしい。

夏の合宿の際にも何かと身の回りのお世話をしてもらったのだがこの事実を知ってからはおいそれと信用もできなくなっている。

とはいえ森さんは美人だ。割かしタイプである。年齢不詳なのが残念だが大人朝比奈よりは好きだ。

なんてチラチラメイド服のお方を見ているとそれなりな力で俺の横腹に拳が飛んできた。

 

 

「いっ……!」

 

「ふん。何鼻の下を伸ばしてんのよ。あんたは森さんの方がいいわけ?」

 

こんな暴力的解決に出るのはこの場で一人しかおらず、もちろん涼宮ハルヒだった。

ヤらしい視線というものは女性からしてすぐにそれとわかるとは聞いていたが他人へ向けられたものも例外ではないらしい。

 

 

「勘違いするな。こういうのもありだなとか思ってただけだぜ」

 

「あっそ」

 

俺の弁明も虚しくヘソを曲げてしまったハルヒ。嫉妬してくれているのかよくわからない。

ま、ハルヒは猫みたいに気分屋なきらいがあるので合宿をしているうちに落ち着いてくれるさ。

いざとなれば後で謝るつもりだしな。

 

 

「へーっ、ほーっ。これまたいかにもな使用人さんたちだねっ。よろしくお願いするよ!」

 

ハルヒが団長などということはこの合宿においてどこまで意味のあることなのだろうか。

少なくともこの中で地位として偉いのは鶴屋であり、合宿地の提供という実績から見ても鶴屋は偉かった。

代表格は間違いなく彼女だろう。新川氏と森さんの二人にかしこまらせるほどである。

愚妹はといえば森さんへの懐柔を早速開始しており、これまたいいように愛でられている。

 

 

「えへへ、お姉ちゃんメイドさんなの?」

 

「うふふ、さようですよ」

 

楽しそうなのは構わないが迷惑をかけないことだけを願うばかりである。

その後、鶴屋の持つ別荘である山荘へと向かうことになった。

レンタカーなのかわからないが『機関』で用意したらしい四輪駆動に乗車。

 

 

「……」

 

「外が白いな」

 

「……」

 

「お前、スキー出来るのか?」

 

「……さあね」

 

連中の粋な計らいのつもりかどうか知らんがハルヒと俺を同じ車に乗せるのはどうかと思ったね。

鶴屋も同乗してくれなかったら間が持たなかったに違いない。長門を相手にしているのと差がないぞ。

駅から目的の山荘までは十数分程度と歩いてもものの一時間もせずに到着するような距離だった。

車から降りてようやっと見られた鶴屋の別荘は木造建築のペンションさながらな二階建ての山荘。

 

 

「マーベラス、こいつは想像以上だ」

 

てっきり山荘とか言うもんだからドラマに出るようなこじんまりとしたロッジみたいなものを想像していた。

しかもここからスキー場へは歩いて数分程度の距離だとか。立地条件が良すぎる。

部屋数ばかりは限界があるようで愚妹の部屋は本人たっての希望で朝比奈と同室に。

 

 

「素晴らしい快晴ですね。スキー日和にはもってこいですよ」

 

「オレはお前さんと同室とか言われたら本気でお前を雪だるまの中に埋めることを考えていたところだぜ」

 

スキーウェアに着替えた俺たちは早速スキー場へと赴くことになった。

俺は自分の割り当てられた部屋に置いてきたシャミセンと一緒に寝てもよかったのに。

古泉に文句の一つでも言わないとやってられない。

ところでスキーウェアとスキー板はレンタル品である。古泉が用意したらしい。

 

 

「お前さんは何時の間にオレの寸法を測ったんだ?」

 

「企業秘密とでも言っておきましょうか」

 

この際女性連中の分も度外視するとして――大方学校の身体測定データを盗んだのだろう――参加が確定していない妹の分まで用意されているとはどういうことか。

彼の中ではこの程度前もって予測済みだったということなのだろうか。

流石にスキーウェアはコートとは防寒機能が段違いであった。それでも暑いってほどではない。

要するにいくら快晴といえど寒いもんは寒く、まして吹雪でも発生しようものなら俺は死ねる気分だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで日本国内でいえばどれほどの人がスキーを経験したことがあるだろうか。

かくいう俺は経験といっていいような回数を経験したことはない。消防の時に一度か二度あったかどうかだ。

ハルヒも同じで、妹と朝比奈に至っては未経験ときた。長門は多分何でも出来るだろ。

鶴屋はスキー場近くに別荘を持つぐらいなので熟練者らしく、古泉もよくわからんがそつなくこなしていた。

 

 

「あんたは強制的に最上級コースだから」

 

とハルヒに引導を渡された俺は荷馬車に乗せられた子牛さながらな気分でリフトに揺られていた。

上級コースだかハイパーメディアクリエイタ―コースだか知らんが運動神経の良し悪しとスキーセンスは別物。

ハの字滑走が関の山な俺だったがハルヒは難なくパラレルターンでズバズバ雪を切り裂いて滑っている。

あいつに急斜面とかいうものに対する恐怖はないらしい。俺はどうにかこうにか途中転倒も交えながら滑り降りていく。

妹はスキーセンスが俺以下らしく、というかあいつには何をやらせても駄目なんじゃないのかって気がしてならない。

妹と同じく朝比奈もめためたな運動神経であり、それでもハルヒによって朝比奈はスキーを続行させられていた。

ちなみに妹は斜面を滑るよりも雪遊びをした方が楽しいらしくつきあってあげた鶴屋と二人で雪だるまを作っていた。

 

 

「……で」

 

本当に気がつけばいつの間にか遭難していたSOS団は、前述の通りの不思議体験を終えて気がつけばリフトに揺られていた。

その間に長門が高熱で行動不能に陥るなどの現象もあってこの日のスキーはここで中断。

すぐに車が迎えに来て長門は山荘まで搬送されることとなった。現在彼女は寝かしつけられている。

俺と古泉と鶴屋は徒歩で山荘へ戻っている最中だ。他のメンバは長門と一緒に車に乗っていった。

 

 

「いやー有希っこが倒れたって聞いてぶったまげちゃったよ!」

 

「立ちくらみのようなものだとは思いますが、涼宮さんの団員を労わる気持ちには感涙を禁じえません」

 

とか言う古泉だが俺を労わった覚えがないのはどうしてだろうか。

雪道を歩きながら俺は回想する――遭難した時に逃げ込んだ洋館で古泉と話した内容だ。

あれが実在した建造物かは怪しいのだが洋館の中は高級ホテルさながらだった。

暖房として薪ストーブがあったり、エントランスは赤いカーペットが敷かれてロビーは広々としていた。

一人ずつ割り当てる余裕があるほどの個室――中には大きなベッド――アンティークな内装に飾られた大食堂とも呼べるような空間。

浴場があったり、ランドリーがあったり、娯楽室があったり。まさに夢のようなホテルだったさ。

 

 

「……そのようなことがあったとは。何と申し上げればよいのでしょうか」

 

で、とりあえず個室を無断使用して古泉と俺は野郎二人で会議をしていた。

遭難だとか洋館から出られないだとかよりも、俺は先にこいつに話しておこうと思ったことがあったのだ。

もちろん話の内容とは先日に俺が違う世界へ飛ばされたという話である。

 

 

「べつにお前さんに何か期待して話したわけじゃあねえ。単なる報告だ」

 

「しかしながらあなたの方は思うところがあるようですが?」

 

「まあな……」

 

ハルヒの力について古泉も古泉なりに知っているらしいからな。

長門が言うところの"彼女"とやらも気になるし。

 

 

「何かあるとしたらお前さんの意見を伺いたい。それだけだ」

 

「僕の方から言えることとしましては……そうですね……"彼女"なる第三者の介入についてはわかりかねますが、涼宮さんについては一つ興味深い傾向があるのですよ」

 

「言ってみろ」

 

こんな不気味なホテルもどきに幽閉されつつあるんだ。

それがハルヒ絡みで、かつ俺の知らない重要な何かだとしたら知っておきたいさ。

古泉は営業スマイルを止めて珍しく神妙な面持ちで。

 

 

「ほんの一ヶ月近く前までは閉鎖空間の発生頻度も減少して、我々としても彼女の精神状態が落ち着きつつあると判断していました」

 

「今は違うって言うのか?」

 

「正直言いますと僕にも何が起きているのかさっぱりなのですよ。あなたが彼女と交際を始めたほんの数日前から僕はひっきりなしに閉鎖空間のようなものの発生を検知しています」

 

「……なんだって?」

 

まるで意味がわからんぞ。

閉鎖空間のようなものってなんだよ。

 

 

「実際に何かあったような感じはするのですが、そこには何もないんですよ。ただ……涼宮さんが何かしたとしか言えませんね」

 

「そういうこともあるかもな。だがそれがオレにどう関係するってんだ」

 

「簡単な理屈ですよ。我々はあなたとの交際をきっかけに涼宮さんが変わろうとしている、と考えています。それも劇的に」

 

んなこと言われても勝手に妄想してろとしか俺は言えない。

だいたいからして話の内容が漠然としすぎてるだろ。

 

 

「問題はこの先になります。彼女が神かどうかはこの際置いておきましょう。しかし、彼女は天使にも悪魔にも匹敵するような力を持ち合わせています」

 

「らしいな」

 

「もうおわかりでしょう? 全てはあなた次第なのですよ。彼女を変えるのは僕でも長門有希でも朝比奈みくるでもありません。あなたなのです」

 

どうやら俺は時限爆弾と恋人をいっぺんに手に入れちまったらしい。

それも、世界が吹き飛んじまう地球破壊レベルの大型爆弾だ。

 

 

「ですから、今後は涼宮さんだけでなくあなたも狙われる可能性があります。ひょっとすると朝倉涼子はこれを見越して行動を起こしたのかもしれませんね」

 

「余計なお世話だ」

 

なんと。ハルヒに限らず何の力もない俺まで狙われなきゃいかんのか。

随分と身勝手な話じゃないか。ああ、今のこれもそうなのかもしれないな。

自然現象の操作なんざ俺を異世界に飛ばすよりはよっぽどたやすいんじゃないか?

それからあつらえ向きに用意した幽霊屋敷に俺たちを閉じ込めて脅迫ってシナリオだろう。

頭に来すぎて腹も立たない。微笑んでやってもいいくらいだぜ。

どうせこれは異端者による犯行なんだろ。誰も彼も馬鹿ばかりだ。

馬鹿みたいな力を持っているおかげで頭の中身まで溶けてバターみたいになっているのさ。

再々々利用された木ネジのネジ山のように捻じれて、捻くれてゆるゆるになっている。

ド畜生が。全員一から記憶を無くして最初の人生からやりなおせ。

 

 

「我々も最善を尽くします」

 

「それは誰の発言だ。超能力者としてか、それとも」

 

「古泉一樹個人としての発言ですよ。僕にも責任の一端がありますから」

 

「……そうかい」

 

彼に意見を伺いたかったのは俺自身のことでもあった。

異世界人。俺はあの世界では死人という扱いらしい。

それも改変された内容なのか。あるいは俺は最初から存在していない幽霊のような存在なのか。

 

 

「時に、あなたは未来人についてどのようにお考えでしょうか」

 

「今より未来からやってきた人間だろ」

 

「ご存知かと思われますがSFにおいて"タイムパラドックス"という言葉が存在します」

 

だいたい時間逆行そのものが俺に言わせれば矛盾みたいなもんなんだがな。

ともあれタイムパラドックスとは時間逆行に伴う矛盾。親殺し、なんてのは有名だな。

自分が生まれる前の過去へと遡った子供が両親を殺したらどうなるのか。

 

 

「僕が思うにその瞬間から世界は分岐します。つまり、両親が死んだ世界と死ななかった世界が平行的に存在するわけですね」

 

朝比奈が言うには今と未来とでは地続きではないらしい。

無数に分岐するその先に彼女の未来があるとかどうとか。

 

 

「もしこの理屈でいきますと朝比奈さんは未来人でもあり異世界人でもある、ということになるのでは?」

 

「オレに言うなよ。んなことお前さんたちで勝手に考えてろ」

 

「そうでしょうか、今やあなたも立派な関係者だ。まあ、朝比奈さんのことはまた今度にでも。確かな事実としてあなたはこちらの世界を選んだのですから」

 

ああ、そうだ。誰かに言われるまでもない。

古泉は作り笑いに顔を戻してから。

 

 

「こちらで生きることを選んだ以上、異世界人などと呼ばれるのは相応しくないのでは?」

 

知るか。俺が言い出したことでもないさ――

 

 

 

 

「――お前はいいよな、気楽で」

 

「にゃ」

 

山荘の自分の部屋に戻った俺はスキーウェアを脱いでシャミセンと共にベッドでくつろいでいた。

猫の寝るだけ生活が羨ましい。きっとこいつには精神に由来する苦しみなどないのだろう。

 

 

「……」

 

もし。これはもしもの話だぜ。

俺がハルヒの力を利用しようだなんて思うような悪党だったらどうなってたのか。

流石に悪意がオープンな奴だったら『機関』とかに排除されてたかもしれんが。

サイコパスってのはそれとわからないように周囲に溶け込めるから恐ろしいのさ。

朝倉はまさにそうだな。

 

 

「よっ、と」

 

思考を切り上げて寝転がってたベッドから身体を起こす。

シャワーでも浴びて気分を変えようと思ったのだ。

各部屋にはユニットバスもあり、鶴屋の資金源がどういうもんなのか気になり始めた。

そんな時、こんこんと俺の部屋の扉がノックされた。

俺は渋々来客確認へ応じに行くと。

 

 

「あたしよ」

 

素面のハルヒがドアの向こうに立っていた。

晩飯前だというのに何用だ。

 

 

「……ちょっと話があるから入れてくんない?」

 

「猫ぐらいしかお前を歓迎してくれないが、それでもいいんならな」

 

その猫は目を離した隙にベッドで丸くなっていた。

時間があれば寝ようとするのかこいつは。

ハルヒは部屋に置かれている椅子に座り込むと。

 

 

「あたし時々思うの。本当は宇宙人も未来人も……世界には何もないんじゃないのかって」

 

「どうしたんだ? らしくないな」

 

「あんたにはわかんないでしょうね。あたしの苦しみが」

 

俺はお前じゃないからな。お前から見られる世界の色なんて想像もつかんよ。

俺たちと全く同じだっていう保証もないんだからな。

 

 

「古泉くんはあたしたちが遭難したのは夢だって言ってくれた。だって、ありえないもんね」

 

「……ああ」

 

「何でもあるような洋館なんて、雪山にあるわけないし、天気予報だって今日一日はずっと晴れって言ってた」

 

俺にはわからない。ハルヒが何を望んで生きているのかがわからない。

身の丈相応の目標じゃ駄目なのだろうか。何が彼女を駆り立てる。

 

 

「でもね、本当のことだったら面白いのに。不思議なことがあった方が面白いじゃない……」

 

「ハルヒ」

 

一つだけ確認したいことがある。

多分、俺たちには必要なことだ。

 

 

「オレはどこにでもいるような、お前とは比べ物にならない程度の低い野郎だ」

 

「何よ。あんた結構前にあたしにいいだけ暴言吐いてたでしょうが」

 

まだ根に持っていたのかこいつ。

夏休み最後の日、八月三十一日のことだというのに。

 

 

「お前が言うところの不思議とは縁もゆかりもないような野郎だ」

 

「でしょうね」

 

「だけどお前はオレでもいいってんだろ。だったら不思議なことなんてあろうがなかろうがオレには関係ないね。お前と仲良くする方がよっぽど重要だ」

 

ついでに異端者三人を加えてやっても構わんがな。

ハルヒは俺の言葉に苦笑して。

 

 

「やっぱりあんたは馬鹿ね。あたしは真剣に悩んでるのに」

 

「もう耳タコぐらいそんな台詞を聞いた気がするが義理で返してやる。馬鹿で悪いか?」

 

「あんた、盛大に勘違いしてるわ」

 

何のことだか。

するとハルヒは立ち上がってベッドに腰掛ける俺の方へと近づいてきた。

 

 

「あたしはあんた『でもいい』なんて言った覚えないから」

 

「つまり?」

 

「……それくらい察しなさいよ」

 

「オレはお前の口から直接聞きたいんだが」

 

結局のところ俺はハルヒの力をどうこうしようだなんて考えちゃいないさ。

願望を実現する能力ありきでこっちを選んだわけじゃないんだ。

 

 

「もう、一度しか言わないんだからね」

 

きっと俺が一方的に選んだってわけでもない。彼女の方だってわざわざ俺を呼んだらしい。

少しだけ遠慮してから、照れ隠しに視線を睨むように無理矢理変化させてからハルヒは。

 

 

「あたしはあんたがいいのよ。……バカ」

 

「好きだ、ハルヒ」

 

「もう聞いたわよ」

 

さて、俺は夕方のいい時間だということを失念していた。

自然な流れで抱き合っていた俺とハルヒはその光景を晩御飯の時間だと呼びに来てくれた朝比奈に目撃されてしまうのだが、まあ、見なかったことにしてもらったさ。

 

 


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