東方虚真伝 作:空海鼠
名前
加城冥利(櫛枝湊、荘部鞍人等の偽名有り)
年齢
物語開始時で高校三年の18。今は推定数億歳。
性別
男
容姿
いつも灰色のパーカーとジーンズを着用している。
勿論髪の毛の色は黒で、ピンクとか、緑とかそういったことは一切ない。
顔立ちは悪くない。だが死人顔。
髪の毛や爪などの変化する要素は、永淋の薬を飲んだ時点から変化することはなく、切っても、またすぐに同じ長さまで伸びてくる。その様子だけ見ると軽くホラー。
性格
結構不安定。『壊れないくらいに狂う』が信条であり、基本的に超気まぐれ。
また、他人から好意を向けられることに恐怖を感じており、つかず離れずの距離感を最適と考えている。一部例外有り。
あと、嘘つき。
能力
『嘘をつく程度の能力』
チート。それしか言う言葉が見つからない。
自分という存在に嘘をつき、本来なら扱えないような能力を、十分ほどだが扱うことが出来る。一種の自己暗示のようなもの。
強力な能力ほど体力の消耗が激しく、例えば『生死を操る能力』などを使った場合死亡して、『境界を操る能力』を使った場合は、三日は寝込む。
相手の脳に嘘をつき、有りもしないようなことを、感覚も付随して見せることが出来る。
もし相手が嘘の中で何らかの能力を使ったとしても、それはあくまで『使ったつもりになっている』だけであり、実際には何も起こらない。だが、こちらの攻撃は相手の脳が攻撃を受けたと判断するために、痛みを伴う。首を斬るときなど、悪ければショック死することも。
また、本編ではまだ一度も使われていないが、相手のトラウマを呼び起こすこともできる。
種族
妖怪・神
嘘鬼。嘘の鬼と書いてうそつき、と読む。今のところこの種族と評していいのは朝霧曖と夜文褥、加城冥利の三名だけである。
真実神。似合わない。
一応、幻想郷縁起にした場合のものも。
虚真の狂神 加城冥利
能力 不明
危険度 不明
人間友好度 不明
主な活動場所 如何なる場所でも
妖怪退治の専門家である博麗の巫女のいる、博麗神社の祭神は誰なのかと聞かれたら、答えに窮する人は多いのではないだろうか。だが、自称ではあるものの、祭神がいないという訳ではない。
それが彼、加城冥利(※1)である。
姿形は至って普通の人間と変わらない。
ただ、身につけている服は、外の世界の『ぱーかー』や『じーんず』なるものらしく、外の世界との関連性が疑われる(※2)。
右腕は大きな口に変形可能だそうだが、これについては目撃情報もあるので、嘘ではないだろう。
その姿は古くから確認されていて、非常にたくさんの妖怪の知り合いがいたりする。少なくとも、千五百年ほど前には存在していたらしく、一説にはあの八雲紫よりも長生きなのではないかと言われている。
種族
一応、神様ということになっていて、神力も確認できているのだが、何故かその他に霊力や妖力も所持している。
そんな彼だが、神としての役割は真実を司る神のようで、常に嘘をついているような彼には大変似合っていない。
また、妖力を出しているときに接触すると、『嘘鬼』という妖怪だと名乗ることが多い(※3)。
ちなみに、霊力を出しているときの場合は、『いんげん』と名乗るそうだ(※4)。
能力
彼の能力には不明な点が多く、『真っ二つにしたら二人に分裂した』『右腕で無数の神々を喰らった』『スキマのような収納庫を所持している』などの情報(※5)がよせられているが、彼の能力はよく大顎と化す右腕から『全てを喰らう程度の能力』ではないかという説が現在有力だ。
この場合の『全て』とは、おそらく概念などにも当てはまるのだろう。
性格
気まぐれで異常。一見普通に見えるが、彼と付き合っていると嫌でも彼の異常さが理解できてしまうだろう。何を考えているのかわからなくて、不気味と言ってもいいほどだ。
彼には神様らしさや妖怪らしさ、人間らしさが微塵も無く、姿形は私たちと似たり寄ったりだというのに、全く別の生物のよう(※6)である。
だが、その性格が吉に転んだのか、案外上手くとけ込んでいるようでもある(※7)。
目撃報告例
・神様だと言うから、もっと厳格な人を想像してたけど、予想外に友好的で驚いた
(匿名)
彼は気にくわない人間は一度殺してから生き返らせるような芸当もしてみせるが、そうでない人間に対しては基本、危害を加えないらしい(※8)。普通に接する分には問題無いだろう。
・妖怪退治から帰ってきたらお菓子を作っていた。案外美味しくて、何だか負けた気分になったわ
(博麗霊夢)
意外に思うかもしれないが、彼は結構器用である。彼の作る食事は非常に美味しいらしい(※9)。
・彼がよく口走る言葉に、外の世界での聞き覚えがあるものがあります。やはり彼と外の世界とは関係があるんでしょうか
(東風谷早苗)
彼には謎が多く、外の世界との関係も大きな謎の一つだ。調べる方法はないが、どうにかして彼に関連性を問いただしてみたいところだ(※10)。
・神社に遊びに行ったら、この世のものとは思えない顔をしているのを見かけた。本能に訴えかけるような恐怖が背筋を走ったぜ
(霧雨魔理沙)
それはきっと、笑顔の練習をしていたのでは……。
対策
何を考えているかはわからないが、よほどのことをしていなければ、彼に襲われるといったことはまずないと言っていいだろう。もし襲われたとしても彼は案外理性的で、話し合いによっての解決を望んでいる場合がほとんどだ。ただ、その話し合いによって再起不能にされた者は少なくないという。
いくら腕っ節に自信があっても、彼に喧嘩を売るのだけはやめておこう。彼は必ずと言っていいほど戦いの後には生き返らせるが、一尺の間隔で輪切りにされたとか、体の内側から木っ端微塵にされたとか、そういった報告例が複数存在する。能力が不明なことも含めて、今の人間が彼に勝つことは非常に難しいだろう。
極めて絶対的な理由が無い場合は、戦うこと自体をお勧めできない。
※1彼は嘘つきなので、これも偽名なのかもしれない。
※2それらの衣類が発明される前から着ていたという話もあるため、そこもまた、彼が外の世界との関連性が疑われる要素の一つでもある。
※3彼は嘘つきなので、その種族も嘘かもしれない。
※4あくまで噂にすぎない。
※5眉唾。
※6もしかしたら、彼は宇宙人なのかもしれない。
※7幻想郷は全てを受け入れる。
※8基本ということは、例外もあるということだ。何にせよ、気をつけるにこしたことはあるまい。
※9私も食べてみたい。
※10もっとも、問いただしたとしても真実が返ってくるとは思わないが……。
前回、次回予告をしておいてのキャラ設定です。
すまん、ありゃ嘘だった。