ハリー・ポッター ~ほんとはただ寝たいだけ~ 作:真暇 日間
これはこれは、ようこそおいでくださいました。我が主、ハリー様に代わりこのクリーチャーがお出迎えさせていただきます。
此度はクリーチャーめの選択によって魔法界はバルバモートに支配され、世界中の誰もが強力無比な『服従の呪文』をかけられ、様々な差別が失われました。
とくに、マグル生まれと純血主義と言うものの間にあった巨大な溝が強制的に埋められたことは非常に大きな波乱を生む事になるでしょう。
バルバモートの支配を受け入れ、マグルも魔法族も汚職を無くし、美しい世界が出来上がったわけでございますが、同時に様々な謎が残されました。
ホグワーツにて、ご主人様がいったい何をなされたか。全ての人類を洗脳した方法。バルバモートが何故あれほどまでに変わったか。ご主人様と妹君のこれから。様々な疑問が沸き上がる事でありましょうが、クリーチャーめにはそれを皆様に説明して差し上げるための権限がございません。
唯一申し上げることができるものは、妹君がご主人様に命を捧げ、抱かれなければ死ぬように自らの身体を改造してしまったことくらいでしょうか。ご主人様はお困りでしたが、クリーチャーめになんとかするようお命じになるわけでもなければ拒否する気配もありませんでしたのでこのまま放置させていただきました。
それ以来、ご主人様は日々を気楽に過ごしていらっしゃいます。平和になった魔法界を漫遊し、闇の魔法使いもマグル生まれも関係無く手を取り合って暮らす世界。ご主人様はそんな世界を作り上げたのですから、これからはもっと休んでも問題ないのです。
世界は既にご主人様を中心として回っております。誰もが気づかぬうちに、ご主人様は全てを行いました。
そして、その事を知っているのはご主人様を除けば妹君とクリーチャーのみ。ご主人様はかつてクリーチャーめが仕えたどのご主人様よりも能力的には優秀であらせられます。性格は賛否ありましょうが、クリーチャーめには最高のご主人様でございます。
しかし、皆様のなかには何が起きたのかわからない方もいらっしゃることでしょう。様々な疑問を抱く方がいらっしゃることでしょう。
故に、此度のクリーチャーめが選ばなかった黒の世界。ご主人様による『黒き真実』の世界をお見せ致しましょう。
闇の終焉にて闇に葬られた様々なものが、黒き光に照らされ浮かび上がることでしょう。
それでは皆々様、闇の終焉の黒き真実、開幕まで今暫くお待ちいただければ幸いにございます。
そんなわけで、待っててください。
次回作は……?
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鬼滅の刃
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鋼の錬金術師
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金色のガッシュ
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BLEACHの続き
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