幸運なノービス物語   作:うぼのき

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間話 とあるアサシンの物語3

 グラストヘイム最下層は地下1階と2階に分かれている。

 地下1階には「スタラクティックゴーレム」という固まった泥で出来たゴーレムのモンスターがいる。この危険なグラストヘイムという場所において、なぜかこのモンスターは非アクティブ、つまり自分から襲ってくることのないモンスターなのだ。

 そのため、地下1階は安全地帯となっている。他にモンスターはいないのだ。

 

「ありがたい……」

 

 最下層地下1階に到達した彼は、久しぶりに緊張感から解放される。

 とはいえ、周りには泥のゴーレムが闊歩してるわけで、非アクティブと分かっていてもどこか落ち着かない気もする。

 非アクティブだから弱いわけではない。グラストヘイムに生息するモンスターであるスタラクティックゴーレムは間違いなくモンスターの中でも上位に位置する強さを持っている。

 

「リンクするのかな?」

 

 リンクとは非アクティブモンスターであっても、近くで同種族が攻撃されれば、仲間を助けるために襲ってくることである。

 ペコペコなどがリンクモンスターであり、1対1で戦うつもりがいつの間にかペコペコ数匹に囲まれていた、なんてことも珍しくない。

 ゴーレムが2体いるのを見て、彼は検証することにした。

 決して無意味な戦闘をしたいためではない。もしゴーレムがリンクしなければ、ここでは常に1対1の戦闘経験を積めることになるのだ。そのための検証である。

 

「ふぅ……おし!」

 

 右足にぐっと力を入れると駆け出す。

 硬いゴーレムの体をカタールで切り刻んでいく。

 

「リンク無しか!」

 

 隣りで同種族のゴーレムが攻撃を受けているのに、まったく反応を示してこなかった。

 これならここで鍛錬を積むことが出来る。

 この先の最下層2階にいる「ごっついミノタウロス」に自分が敵わない時は、ここ最下層1階で鍛錬を積んで再挑戦することが可能だと分かったのだ。

 

 ゴーレムは固まった泥の拳を彼に向かって放つ。決して遅くないが、今の彼を捉えるには不足している。1対1なら問題なく倒すことが出来るだろう。

 いま、彼のベースレベルは91。

 神力範囲内での狩りで限界といわれる80台を超えて90台に入っている。

 師に神力範囲外の場所に連れ回され、さらにはここグラストヘイムでの狩りを経て彼のレベルは90台の領域に入っていたのだ。

 それは神の加護による強さの限界が近いことを意味する。

 その先の強さを手に入れるために必要なことは……。

 

 彼はまず最下層2階へのワープポイントを探した。

途中何度か仮眠を取りながら奥へと進むと、光り輝くワープポイントが見えてきた。

 

「ここか」

 

 誰に言うでもなく呟くと、自然と足はワープポイントの中に入っていた。

 とりあえず見てみるか、と思ったのだ。

 

 

「ぇ?」

 

 

 刹那の光りのカーテンが開けた時、彼の目に映ったのは、

 

 

 牛、牛、牛、牛、牛、牛。

 牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛。

 牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛、牛。

 

 

 彼は一瞬でくるりと反転すると、救いの光りに見えたワープポイントに飛びついた。

 

「いやいやいやいやいや、あれなんだよ……」

 

 鼻息荒い真っ赤な牛のぎゅうぎゅう詰め。

 牛の牛牛詰め……いえ、何でもありません。

 

 グラストヘイム最下層2階はごっついミノタウロスの生息地である。その真っ赤なミノタウロスがいることに驚きはしない。それがどんなに大量にいても。モンスターハウスを見たことだってあるのだから。

 問題はそこではない。

 

「なんで殺し合ってるんだ?」

 

 真っ赤なミノタウロスはお互い殺し合っていたのだ。あれだけの数が殺し合いをしているのを見れば逃げたくもなる。

 この地下最下層2階では縄張り争いがあるのか? それともごっついミノタウロスの中で敵味方の区別があるのか? まさか全員が全員敵で、出会ったらお互い殺し合うのか?

 彼の疑問に答えてくれる者はいない。

 師はこのことを知っていたのだろうか、と床に座り込む。

 

 アイテムボックスから食料を取り出しまずは腹を満たした。

 それからごつごつとした床にマントを広げ、その上に寝転がる。

 幸い近くにゴーレムはいないため、ガタガタとうるさい足音も聞こえてこない。

 久しぶりに熟睡すると決めた彼が眠りに落ちるまでに必要な時間はたった5秒。

 泥のように眠った。

 

 

♦♦♦

 

 

 男が眠りに落ちると、1つの影が姿を現した。

 熟睡する彼を見守る優しい眼差しが、光り輝くワープポイントに向けば険しいものへと変わる。

 あの時以来か、と感慨深く思いながら当時のことを思い出す。

 師と弟子2人。3人で、ここグラストヘイム最下層で修行に明け暮れた日々を。

 

 

 

 

 カタールと二刀流どちらも天賦の才を持った最強の師。

 

 カタールなら師に自分以上だと言われたあいつ。

 

 そして、二刀流なら自分以上だと師に言われた自分。

 

 3人ならどんな敵を相手しても勝てた。

 さすがにボスと戦う時には師の知り合いのプリーストの助けを受けたが、たった3人のアサシンを前衛にボスを打ち破れたのは彼らだからだろう。

 

 師は寡黙な人で自分のことをほとんど何も話さなかった。

 名前すら教えてくれなかった。

 それを真似て彼に自分の名前を教えず、師と呼ばせているのだ。

 天国にいる師が知ったら怒るだろうか、と彼はちょっとだけ身震いした。

 

 師には娘が1人だけいた。

 娘は師のことを「父さん」としか呼ばなかったので、師の名前を知ることはできなかった。

 母親が誰なのか師は教えてくれなかったが、彼はボス戦の時に来てくれる知り合いのプリーストという女性がそうではないかと思っている。

 2人の間に何があったのか詮索するのは失礼だと思い何も聞かなかったが、彼は師の娘に好意を寄せていた。

 それはもう1人の兄弟弟子も同じだった。

 

 それは必然の衝突だった。

 お互い好意を寄せる相手が同じで、しかも師の娘だ。

 娘は彼に好意を寄せていた。しかしもう1人の兄弟弟子が嫌いなわけではなかった。

 ただ自分のために弟子2人の仲が悪くなるのは嫌だった。

 

 師は言った。

 とりあえず戦え、と。

 

 二刀流とカタール。

 2人の弟子は師と娘が見守る中、戦いを始める。

 アサシン同士の戦いにそれほど長い時間は必要ない。

 事実、2分ほどで戦いは終わった。

 

 勝ったのはカタール。つまり彼は負けた。

 差は僅かだったが負けた。

 空を仰ぐように倒れた彼は、仕方ない、と娘のことを諦めようと思った。

 

 しかし倒れた彼に駆け寄った娘を見た勝者の表情が崩れる。

 自分が嫌われているとは思わない。だからといって好かれているとも思わない。

 別に構わない、今からお互いのことを知っていけば……そんな風に思っていた彼の考えは敗者を介抱する娘の顔を見て崩れ去っていった。

 

 

 いらない。

 無理に好意を持ってもらうなど、ただ惨めなだけだ。

 自分はカタールでなら師すら超えるのだ。

 世に出ていくらでも稼ぐことができるのだ。

 

 

 その日、勝者は師の元を去った。

 

 その後、娘と彼は結婚する。

 数年後には愛娘も誕生した。

 師は既に隠居し、孫娘を見るのが生き甲斐の普通のおじいちゃんになっていた。

 ある日、ふらりとあのプリーストの女性がやってきて、彼の娘を愛おしそうに抱いてくれた。

 

 彼はアサシンとして仕事や冒険を続けながらも、去っていった兄弟弟子の情報を追った。

 同じく冒険者として名を売っていたので情報はすぐに入ってきた。

 かなり強引な稼ぎ方をして、稼いだお金で女を買い、酒と博打に明け暮れていたのだ。

 

 師から彼に会ったら渡して欲しいと託されている装備がある。

 それを彼に渡そうと何度も思うも、酒と女に荒れる彼を見てどうしても声をかけることが出来なかった。

 それに師から託された装備の中のカタールにはカードが1枚刺さっていない。

 師に聞けば、刺したいカードはあったのだがついに手に入れることが出来なかったと、残念そうに呟いた。

 それはどのモンスターのカードかと聞くと、返ってきた言葉に彼は首をかしげた。

 

 ごっついミノタウロス。

 

 グラストヘイム最下層で散々狩ったモンスターだ。

 そしてそのカードは何枚か手に入れているはずである。

 そのことを聞けば、師はただのごっついミノタウロスのカードではない、と答えた。

 そもそも、ごっついミノタウロスのカードは鎧に刺すカードだろうが、と言われた。

 

 師は言った。

 ごっついミノタウロス達は戦わないと死んでしまう。

 泳がないと死んでしまう魚がいるように、彼らは戦わないと死んでしまうのだ。

 光りの粒子となって消え、また光の粒子が集まり生まれるモンスターとて死は怖いのだろう。

 故に彼らは常に戦う。

 そして、その戦いの中で勝ち続けた者は、やがて異常な成長を遂げ、種の限界を超えることがある。

 私が欲しかったのは種の限界を超えたごっついミノタウロスのカードだ、と。

 

 それを聞いた彼は、種の限界を超えたごっついミノタウロスを探すようになった。

 自分がそのカードを手に入れ、それと一緒に兄弟弟子に会いに行く。

 そして彼と和解しよう。

 彼が望んでくれるなら、コンビを組むのも悪くない。

 ごっついミノタウロスを倒す彼の顔には笑みがこぼれていた。

 

 

 今から10年ほど前だ。その事件が起きたのは。

 愛娘の5歳の誕生日を祝った翌日。彼はグラストヘイム最下層に向かった。

 師が探していたミノタウロスに未だ遭遇することはないが、兄弟弟子のことを思い今日も泥の手と泥のゴーレムを倒しながら進んでいった。

 そして、最下層2階へのワープポイントが見えてきた時だ。

 光りの輝きを放ちながら、誰かがワープポイントから出てきた。

 いや、誰かではない。彼だ。兄弟弟子の彼だったのだ。

 顔面蒼白の彼を見てすぐに駆け寄った。

 

「ガイル! お、おい! どうした? 大丈夫か!?」

 

「ぁぁ……ぁぁ……お、俺のせいじゃない、俺のせいじゃない! アイテムが使えなくなるなんて……俺のせいじゃない!!」

 

 狂ったように叫びながら兄弟弟子のガイルは彼を突き飛ばした。

 そして、蝶の羽を取り出すと光の粒子となって帰還してしまったのだ。

 

 彼はすぐにワープポイントの中に入った。

 そこで目にしたのは……まさに地獄絵図だった。

 

 肉体の大きさは1.5倍ほどか。

 唯でさえ巨大な真っ赤なミノタウロスの1.5倍はあるであろう、燃えるようなミノタウロスが人間を蹂躙していた。

 転がり命を失っていると思われる者がすでに3人。

 そして彼の目の前で、逃げ惑う2人の人間を燃えるミノタウロスのハンマーがその命を奪っていった。

 

 

「フシュゥゥゥゥゥ!」

 

 

 燃えるミノタウロスの視線はすぐに彼に向かっていた。

 湯気のような煙が肉体から立ち上がっており、その姿そのものがまるで蜃気楼のように揺らいでいる。

 それは全身から放たれる強大な生命力の奔流だろうか。

 

 

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

 

 

 燃えるミノタウロスの叫び声で最下層の岩壁がぱらぱらと崩れ落ちる。

 スキルでも何でもないただの叫び声。

 しかし、それだけで身体は金縛りにあったかのように動かなくなる。

 

 恐怖

 

 いま自分は恐怖しているのだ、と気付いた時には燃えるミノタウロスは眼前に迫っていた。

 

(速い!)

 

 巨体に似つかわしくない素早さで、燃えるミノタウロスのハンマーが彼を襲う。

 それを紙一重でかわした自分を少しは褒めたいと思いながら、バックステップで距離を取る。

 ステップを踏んだ先はワープポイント側ではなく逆であった。

 

(間違いない。こいつだ)

 

 師が探していた種の限界を超えたミノタウロス。

 長年追い求めてきた相手がいま目の前にいる。

 このような形で出会うことを望んではいなかったが、今はそれどころではない。

 ガイルは逃げてしまったが、ここで死体となってしまった者を回収し弔ってあげないといけない。

 

(そのためにも、こいつを倒す!)

 

 エンチャントポイズンを発動。

 師より授かった2本のアサシンダガーを握り彼は駆け出した。

 

「うおおおおおおおお!」

 

 燃えるミノタウロスの攻撃を避けながら、彼の二刀流がその鋼の肉体に斬りかかる。

 しかし、

 

(硬い!)

 

 彼は決して攻撃力が低いわけではない。

 それどころか、おそらく二刀流を使うアサシンの中で彼以上の攻撃力を持つアサシンなどいないのだ。

 その攻撃が通らない。

 

(これではダブルアタックも意味がないな)

 

 アサシンやシーフが持つスキル「ダブルアタック」

 一度の攻撃で2回分のダメージを相手に与えることができるスキルだ。

 しかし一撃のダメージが低すぎれば、それが2倍になったところでたかが知れている。

 

「くっ!」

 

 斬りかかる彼に苛立ったのか、燃えるミノタウロスが飛び跳ねながらハンマーを地面に叩きつける。

 ミノタウロスが使う範囲スタンスキル「ハンマーフォール」だ。

 その射程範囲から逃げようと、彼はすかさずバックステップする。

 しかし、

 

「がはっ!」

 

 身体の自由を奪われる。

 意識はあるのに、身体が動かない。

 スタン状態に陥っているのだ。

 

(範囲から出ていたはず……通常よりさらに広範囲なのか!?)

 

 その隙を逃すほど甘い相手ではなく、燃えるミノタウロスのハンマーが彼を捉えた。

 HPバリア越しであってもその衝撃は凄まじく、彼は岩壁までふっ飛ばされる。

 

(一撃で……)

 

 HP0である。

 

 さきほどガイルが逃げる時に叫んでいた言葉通りアイテムは使えない。

 一撃でHP0ならポーション系はもともと無意味ではあるが。

 ハエの羽を使ってみるもワープせず、当然蝶の羽も無意味だった。

 

 最下層2階がアイテム使用不可の領域なのではない。

 彼はここに何度も来ているし、そしてここから何度も蝶の羽で戻っている。

 この燃えるミノタウロスの一定範囲がアイテム使用不可になるのだろう。

 

(勝てないな)

 

 状況判断を誤るほど彼は混乱していない。

 死体を弔ってあげられないのは口惜しいが、冒険者として神力範囲外で狩りを行うのなら彼らもそれぐらいの覚悟はあったはずだ。

 

(俺1人では無理か……あいつがこのカタールを装備して一緒に戦えば或いは……)

 

 ワープポイントに向かって駆け出すと、燃えるミノタウロスのハンマーが襲ってきた。

 

「砂まき!」

 

 燃えるミノタウロスの眼に向かって砂をまき、すかさずバックステップで彼はワープポイントに中に消えていく。

 光りが彼を包み消えていく間、倒すべき宿敵の眼を彼はじっと見つめていた。

 

 

 

 

 逃げたガイルの消息はその後分からなかった。

 冒険者ギルドに報告することなく、ガイルは姿を消した。

 アルデバランで彼らしいアサシンを目撃したとの情報もあったが、ガイルをアルデバランで見つけることはなかった。

 結局、師より託されたカタールをガイルに渡すことは叶わなかったのだ。

 

 あれから10年。

 1年前に師が他界した。

 5年前に妻に浮気がばれてしまってからは、師と愛娘に会えずにいたが、師の死に目には会わせてくれた。

 師と妻と愛娘は「ウンバラ」という大自然の中にある村に住んでいた。

 ルーンミッドガッツ王国の影響を受けないその辺境の村で、愛娘は野生児のようにすくすくと育っていた。

 あの可愛らしい愛娘の変貌っぷりに驚愕したが、浮気で追い出された以上何も言えず、また時間が巻き戻るわけもないので、ま~いっか、と彼は自分を納得させた。

 そんなことより、愛娘の足の運びや気配から師並みの天賦の才を感じられたことの方が嬉しかったのだ。

 本音はもうちょっとだけお淑やかに育って欲しいとは思っているけど。

 

 モロクの川辺でぼ~っとしていると、突然声をかけてきた若いアサシン。

 最初はただの遊びのつもりが、いつの間にか本格的に彼を鍛えていた。

 そしてこの若く才能に溢れるアサシンは、自分の期待に応えてくれた。

 

 ガイルの代わり、などと思うつもりはない。

 今はまだ遠く及ばないものの、いつの日か、彼ならガイルすら超えることが出来ると信じているのだから。

 

 完全無防備で泥のように眠る彼を見つめていると、足音が聞こえてくる。

 それは泥のゴーレムのガタガタとした足音ではない。

 コツコツと音を刻む主の姿を見て、彼は笑みを浮かべる。

 

「御足労頂きありがとうございます」

 

「まったく本当だね。こんな年寄りのプリーストを今さら働かせようとするんだから」

 

 自らを年寄りといったそのプリーストは、確かに見れば誰もが年寄りだと思う。

 しかし、その身体から放たれるオーラを感じればこのプリーストがただ者ではないと分かるだろう。

 

「娘と会えたそうじゃないか。浮気するところまであいつに似なければ、幸せな余生を過ごせたろうに」

 

「いや~、弟子は師に似るものでしょ?」

 

「なら、そこでぐーすか寝ているそいつも、女癖が悪くなるかもしれないね」

 

「いや、こいつはたぶん大丈夫ですよ」

 

「手紙に書いてあった通りずいぶんと気に入っているんだね~。愛娘の結婚相手にどうだい?」

 

「それとこれは話が違います」

 

「親馬鹿だね~」

 

 軽く冗談を交えて笑い合う2人の間には、何ともいえない柔らかい雰囲気が流れる。

 

「弟子と一緒に行くのかい?」

 

「いえ、先にいきます。俺も準備運動しておきたいので」

 

「私は年寄りなんだから、必要最小限しか働かないからね」

 

「あのミノタウロスを相手する時以外、貴方の手を煩わせることはありませんよ」

 

 最後に彼は眠る弟子の顔を優しく見つめると、プリーストの女性と共にワープポイントの中に消えていった。

 


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