エルニーニョ   作:まっぴ~

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第7話 総体初戦

『えー葉蔭学院放送部の栃木です』

『同じく放送部の福井です』

『いよいよ葉蔭学院が全国にその名を轟かすサッカー部の高校総体神奈川県予選初戦が始まろうとしています』

 

 両名共に都道府県の名字を有している二枚看板のこの放送部の実況は、先ほどの神奈川県大会の優勝候補校の一戦で温まっていたスタンド席に、更に火を入れる。神奈川の高校なのに、神奈川という名字のいない放送部では、もう既に来年の新入生、つまりは中学三年生の中に神奈川という名前を持つ者がいないのか探しまわっているらしいが、その成果は今のところ見られないというのが噂に聞く話だ。

 葉蔭学院と言えば全国にすらその名前を轟かせている強豪校という事で、応援に来る者は所属していてレギュラーになれない部員だけではなく、吹奏楽を始めとして、チア部や、或いはごく普通の一般生徒にも応援が多い。それも男女問わず、という所が素晴らしいところだが、そこら辺は中高一貫校という進学校として、サッカー部が唯一運動系の部活の中では全国大会にまで進めるかもしれない力を持っているので、仲間意識から応援に来ているのだろう。

 

『まずはGK、2年生の一条真守』

『身長185センチ、深めに被った帽子がトレードマークのこの男。葉蔭学院が誇る鉄壁とも呼ばれる守護の双璧、その片方を担うこの人が守護するゴールを割るボールはあるのか!? 昨年度の公式戦においては、5度しかボールの侵入を許さなかった壁は、今年も健在です!!』

 

 帽子のつばを掴んでから、その位置取りを直す様な仕草は、彼が試合に臨む直前のルーティンであると言われていて、それをした事で観客席に居た女の子から歓声が上がる。GKとして身長は日本人にしては高いのだろうが、しかしそれよりも高い身長を持つGKもいるはずで、だけども彼がこれほど騒がれるのは、昨年度の公式戦において5度しかゴールを割られなかったという奇跡を果たしているからだ。

 世代別代表にも何度も呼ばれていて、天才GKと名高い彼には既に複数のプロチームからオファーが飛びこんでいるが、そのどこのチームとも契約の話しはまったく進んでいないのは、所属しているこの葉蔭学院で全国制覇を成し遂げたいからだと言われている。

 

『続いて双璧のもう片方を担う守備陣の要、世代別日本代表に常に名前を連ねる神奈川ナンバーワンディフェンダー、飛鳥享!』

『1年生からレギュラーを張るこの人のポジションはリベロ。DFの要としてピンチを救い、チャンスとみれば攻撃の司令塔となって時にはゴールまで狙う。圧倒的運動量とサッカーセンスを併せ持つ、ピッチでただ一人自由を許された男――』

 

 実況の長々とした選手説明が続くも、先ほどよりも多い女性の歓声がそれを消し去ってしまうほどの人気。なるほど、確かにイケメンと称するべきだが、実況の選手説明には果たしてそうなのだろうかと疑問を感じざるを得ない。

 守備の双璧、GKと並んでその片方を担っているのは確かだろうし、攻撃の司令塔ともなっている事や、時にはゴールを狙ってシュートを放つことも確かだろう。自陣の一番奥から敵陣の前の方にまで走り抜けるその運動量も高校生にしては圧倒的と言わざるを得ないだろうが、ただ一点だけ、サッカーセンスという言葉には引っかからざるを得ない。

 だが、実況者や観客には彼のサッカーセンスも圧倒的に映っているのだろうと自己完結させてから、続いて行く選手紹介を聞きこんで行く。

 

『そして去年1年時からレギュラーポジションを勝ち取った攻撃のキーマン、攻撃的MF鬼丸春樹!』

『俊足にして技巧派。そのドリブル突破から放たれるクロスとゴールは、今日も皆さんを楽しませてくれるでしょう!』

 

 またしても、女の子の歓声。

 そこから先、MFとFWと続いて行った選手紹介に対して先ほどの三度ほどに歓声が上がらなかったことから考えても、このチームはGKとリベロ、そして攻撃的MFの三人がタレントとなっているチームだ。しかも、その三人ともその歓声に応えられるだけの実力を有しているばかりか、イケメンである。

 葉蔭学院というチームで人気を得るには、まるでイケメンでなければならないかのような錯覚も覚えてしまいそうになる。

 

 そんな錯覚が消え去ったのは、試合開始から数秒と経たない内。

 三人が観客の歓声を一斉に浴びていたおかげで他の選手に目が向かなかったが、しかし試合が始まれば観客が追っかけるのはボールの位置だ。ピッチの中央のサークルからボールが動かされて、早くも葉蔭の監督はラインを上げて積極的に仕掛けるように指示を飛ばしている。

 中央の10番を背負っているMFがゆっくりとドリブルで仕掛けてから、相手に距離を詰められたところで左サイドにパスを出して、その彼が仕掛ける暇など与えないかのように相手のプレスが入る。

 それも1人ではなく2人、という事で実況は囲まれた、という言葉を使うが、左ボランチがフォローに走っていた事で安堵するかのような実況をする。

 

「さすがだなぁ葉蔭は。よく練習してる。流れるようにフォローがいく感じだ」

「ピンチになるかもね葉蔭」

「え?」

「よく見て、中盤の人数が合わない」

 

 それとは反対に、目の前に居る高校生と思わしき彼らは実況とは反対に葉蔭のピンチを予測する。

 いや、彼らと言うよりもその内の一人だけ、彼女がと言うべきだろう。

 要因が全体的に前がかりでリベロが攻撃参加を狙っている事と、そして相手チームの相模ヶ浦のほとんどの選手が中盤に居るピッチの様子を見て、一気に人数をかけてボールを取りに来たら、と隣の男に説明をすると同時に、ピッチがまるで彼女の言葉に従ったかのように動いて行く。

 ボールを持った選手に三人がかりで襲いかかった事で、溜まらず葉蔭のその選手がバックパスを選択し。

 

『飛鳥へのパスを狙っていたのか!? 相模ヶ浦10番がこれをインターセプト! ちょっと安易だったか?』

 

 そのボールは易々と10番に奪われる。

 そして当然そのカバーに飛鳥が入ると予測していた実況はその通りに実況しようとして、しかしピッチ上ではボランチに指示を出して10番に当たりに行かせて、自らは味方ゴールに向かった事で一瞬戸惑いを覚えながらもその通りに実況する。

 

『相模ヶ浦の10番が左よりの深い所にロングフィード!』

 

 そして、その10番が詰められるよりも早くにロングパスを出した事で、いきなり敵陣に味方4人という状況を作り出してからボールを数の暴力で確保に動く。

 そんな事をされてはたまらないと、葉蔭のDFは二人ともにその4人がトラップした瞬間を狙って潰しにかかるが、身体が接触するよりも早くにボールを受けた一人が大きくサイドチェンジして、飛鳥がそれに追いすがろうと走るも、パスを受けた14番はサイドチェンジをダイレクトでボレーシュートとしてゴールに叩きこまんと蹴る。

 意表を突かれたかのように目の前の彼女たちも、そして実況席も言葉を飲んでしまった直後、まるで効果音でも伴っているかのようなシュートはペナルティエリア外から放たれて一直線にゴールに向かい、

 

『キ、キャッチしたぁああああ! そうです! 葉蔭には守護神一条がいました! 葉蔭のディフェンス陣も意表を突かれた相模ヶ浦のこの展開に対して、ゴールは割らないとばかりにしっかりと飛び付いてシュートをキャッチ!!』

 

 守護神たるGKがしっかりと飛び付いてキャッチ。

 この好セーブは、しかし彼にとっては当たり前だと言わんばかりに、冷や汗一つもかいていないように見える。

 サッカーの事など、所詮は相手のゴールにボールを入れれば勝ちだと思っている様な、興味本位でこの会場に来ている葉蔭の女生徒は、今のキャッチングがカッコいいとばかりに声を上げるが、今のプレーの本質はそんなところには無い。驚くべきは、葉蔭のGKではなく、相模ヶ浦の戦術だ。トータルフットボールと呼ばれる戦術理論を体現したかのようなその動きに、あのサイドチェンジのパスをダイレクトで合わせてくる判断の速さとキックの正確性。そこが驚くべき点である。

 確かに並のGKだったならば今のシュートは決まっていてもおかしくは無いだろう。だが、仮にも世代別代表に名前を連ねているGKが守っているゴールを割るために、ペナルティエリアの外から放たれたシュートでは少し心許ない。

 

 だが、試合はそんな驚くべき点を解説に取り入れるほどにはまってくれず、ボールはGKの手から大きく蹴られて中央辺りに落ちて、再び葉蔭がキープしながら試合が展開するも、すぐにまたピンチは訪れる。

 そしてその事が分かっていたかのように、目の前の集団の一人、半袖のシャツを着た若い男が立ちあがってトータルフットボールの解説をその集団に説明し始める。

 驚いたのは分かるが見えないから座れと注意を飛ばせば、その男は苦笑いしながらこちらに謝って再び席についてから、彼女たちに説明を始める。

 一団が同じシャツを着ていることから、この神奈川県予選に出ている出場校の一つなのだろうことは容易に想像がつくが、聞いた事の無い学校だ。彼らの後姿では誰かと判断が付かない上に、恐らくは一人も知っているものはいないだろうと思った刹那、先ほどの葉蔭がピンチになる事を予見していた少女一人だけが、記憶にある事を思い出す。

 

 なるほど、と思いながらその少女の隣に居る男が恐らくはメールに書いてあった少年なのだろうと当たりを付けてその後ろ姿をサングラス越しに見ようとしても、しかし後姿からでは何とも判断が付かない。日本に戻ってくる一因ともなった彼の事が気にかかりはするが、しかしそれよりも目の前の試合を見ておかなければならないと自分を戒めるかのように彼らから視線を外し、再びピッチを見た時には観客の声が大きくなり始める。

 トータルフットを体現しているかのようなこの相模ヶ浦のサッカーに対して、葉蔭は為す術もなくゴール狩りを始められて、得点機に間に合う全ての選手がチャンスボールに群がってゴールを狙い始めている。

 実況もそれをピンチだと感じ、危ないと声を上げてDFに対して凌いでくれと懇願するような声を上げる。それにこたえるかのようにCBが二人とも数に勝る敵攻撃陣に対して距離を詰めた事で、ボールをキープしていた5番は、相模ヶ浦の戦術を可能にしているキーマンの一人である14番にボールを回し、それをワンタッチで逆サイドの10番へ。

 

『クリア、クリア――――! リベロの飛鳥が凌いでくれた!! 助かった葉蔭学院ッ! やはり頼りになる神奈川ナンバーワンDF、ベッケンバウアーと同じ5番を背負う男、“湘南の皇帝”飛鳥享――っ!』

 

 しかし絶好のそのチャンスも活かし切る事は出来ず、リベロとしてこれまでボールに関わらずに何処に居たのかと思われた飛鳥がボールをカットしてクリアする事で、葉蔭はまたしても訪れた絶対的な危機を抜ける。

 湘南の皇帝という呼称に思わず笑い声をあげそうになったのをなんとか我慢していたが、しかし葉蔭の応援をしている者たちは、流石皇帝だなどと言って持て囃すかのようにしている。どうせ皇帝ならば、その前の湘南という限定的な名詞を外せばいいのにと思わないではないのだが、他には誰も思っていないのだろうか。幾ら皇帝だとしても、それが湘南だけならば何というか、鶏口に過ぎる。牛後となるよりは鶏口の方が良いのかもしれないが、それでも湘南の皇帝というのはカッコいいのか、それともダサいのか分からないではないか。

 

 そんな感想を覚えていながら試合観戦をしていると、王者と呼ばれる葉蔭学院は前半を終えて0対0のままだ。表情が芳しくない葉蔭レギュラーの面々に比べると、圧倒的に攻めきれていた相模ヶ浦の方が表情が明るい。リベロとGKの堅い守り故にゴールを割る事が無かったにしても、しかし決定的なシュートまで持って行く事が出来なかった葉蔭に比べると、明るくなるのも仕方がないかもしれない。

 試合が始まる前は葉蔭のコールが鳴りやまないかと思われた応援も、明らかにボールの支配を奪われて攻められ続けている葉蔭メンバーを前に、既に意気消沈済みの者や、或いはそれを反発的にして更に一層応援に活を入れる者もいるというのは、見ていてまだまだ葉蔭は勝てると信じている観客がいるという事を表しているのかもしれない。明らかに圧倒的な試合内容だったとは言っても、リードされたわけではないのだからそれもそうだろう。

 

『バカヤロ―――!! なんてザマだっ! それでも天下の葉蔭のレギュラーか! 自分の仕事が出来てたのは飛鳥と一条くらいのもんだ! こんなとこで負けたらただじゃおかんぞ!』

『は、はいっ! 申し訳ありませんっ!』

 

 そんな彼らに叱咤を飛ばすのは、勿論監督だ。

 強豪校が無名校相手に何とも情けない試合内容だとばかりに檄を飛ばすその姿に、緊張した面持ちとなった葉蔭レギュラーはその直後にキャプテンの飛鳥のフォローが入った事で表情を呆気にとられたかのように変える。

 そして後半にかけての指示を飛ばすその姿で葉蔭イレブンの表情が全く違ったものになり、前半を終えたばかりの憂欝だった表情から、再び前半が始まる前のやる気に満ちた表情――いや、むしろそれに加えて意気が先ほどよりも増しているようにすら思える。

 チームメイトとしては何とも頼もしい限りだろう。キャプテンの飛鳥が相手チームの付けいる隙を見つけ出した事で指示を飛ばして、そしてGKは1点でも取れば後は全部ボールを止めるから勝てる、とチームメイトに安心感を与えている。

 

 なるほど、それが功を奏しているかのように始まった後半戦は、相模ヶ浦のボールから始まったのに、葉蔭は積極的に動こうとしない。何をやっているのかと実況は積極的に動いて欲しいと言っているが、実質葉蔭の作戦はその逆だろう。

 それが証明されるかのように、ドリブルを始めた敵に対して詰め寄ってから、パスが出された事で相模ヶ浦はパスを出した方も受けた方もぎこちない動きをしている。

 パスを主体とするトータルフットのサッカー戦術を行っていた為に、ドリブルからのパスになれていないのだろう。そのパスは先ほどの目まぐるしく動いていた状況とは違って、葉蔭がゆっくりと圧力をかけていた事で小気味のいいリズムが無くなって、飛鳥がすんなりとボールをインターセプトしてから、タレントの一人である右の高速ウイングの鬼丸春樹がサイド突破で二人抜き去ると、また二人が詰めてきた事で囲まれる。

 

 それを待っていたかのように大きくサイドチェンジされたパスは右サイドから左サイドまで綺麗に繋がって、ボール狩りで右サイドに集まった分、左サイドががら空きとなった事でチャンスとなる。

 サイドチェンジされたと同時にFWがペナルティエリア内に侵入して、ツートップが両方とも中に入った事で無視できなくなったディフェンス陣が、攻守の切り替えの早さにものを言わせてゴール前のカバーに入る。

 それが囮である、という事はスタンド席からは一目瞭然で、猛然とオーバーラップをしかけていたリベロの飛鳥がミドルシュートを放つと、すいこまれるかのようにゴールのネットにボールが突き刺さり、観客の歓声は今日一のものへとボルテージを跳ね上げる。ゆっくりと葉蔭が仕掛けていただけあって、後半10分になってからようやく試合の点数が動いた形となったが、試合内容はそれに比したかのように、葉蔭側の有利が手に取るように見える状況となる。

 トータルフットの驚異的な運動量ゆえに、スタミナの尽きかけているディフェンス陣を再び置き去りにするかのように鬼丸が抜けて、敵GKの頭上をループシュートで芸術的に決める。

 

「悪くは無い……けど、よくもない」

『試合終了――――!! 4対0で葉蔭学院ベスト8進出――――っ!! 前半を防戦一方で終えた時はどうなる事かと思いましたが、後半に入って葉蔭の底力が爆発!!』

「……なるほど、実況の言うとおりに前半から後半にかけての驚愕をもたらしたという点ではプラスの評価を加えるべきか」

 

 自分で口に出して確かめるかのようにして呟いたその言葉は、恐らく誰にも聞こえていなかっただろう。

 葉蔭が勝った事を喜ぶかのようにして騒いでいる観客席と、勝利の立役者となったイケメンたちに声をかけている女性の悲鳴のような歓声の御蔭は確かにあるが、それ以上に誰に聞かせる訳でも無かった事が理由の一つだろう。

 一人で見に来ているのだから当たり前かもしれないが、しかしその当たり前を二列前に居た少女は覆すかのように急に後ろを振り返った事で、視線が合う。

 

「あっ……!」

 

 片手を上げてその洩れたであろう声に返すと、彼女の方もぺこりと小さな頭を下げてくる。

 

「セブン、今の人知り合い?」

「うん、ちょっとね」

 

 隣の少年にそんな返事をしたところを見ると、どうやら彼が振りむく直前に指を口に当てた動作は曲解せずに意図して伝わったらしい。

 恐らくその少年はこちらの事など知る由もないだろうが、それが確実だとは言い切れない。それが分かるまでは伏せておいた方がいい、と思った根拠は無く単純な直観ゆえだが、直感が外れたという事は滅多にないから自分自身で信用している。まるでナルシストの様な考えだが、超一流と呼ばれるプレイヤーは往々にしてそのような我の強い選手ばかりだ。彼らの様な選手を超える選手になりたいと望むのであれば、それも許される筈だと信じるばかりだ。

 

 そして、目の前に座っていた男が明日は葉蔭との対戦だと意気込んだ事で、彼らが明日葉蔭と当たるのだと初めて知る。

 だがまあ、今日帰って来たのだから知らなくても仕方のないことだ。帰国の便が遅れた事で、葉蔭の試合が始まる前の試合を一つも見れていないのだから、相手を知らないのは当然だ。それに、だからこそこの席が一つだけぽつんと埋まっていなかったのだろうと納得も行く。これだけ同じ学校のものが座っていれば、一つは空白があっても不思議ではない。

 そして席の事などは関係無しに、俄然明日の試合が楽しみになってきた。

 なるほど、明日は一番前の席を早くから座りに行ってもいいかもしれない。居場所がピッチの上ではなく観客席というのが何とも残念ではあるが。

 

 そんな事を思いながら帰路に付いた為に、途中で電話がかかってきたというのは恐らく必然だったのだろう。

 




いよーし、原作だ・・・と思ってもまだ主人公が本格的に動かず(´・ω・`)
もう1回、原作と少しだけ別の試合展開を経てからいよいよ主人公が高校生活開始!

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