黒子のバスケifストーリー「もし、黄瀬に幼馴染みがいたら」   作:和泉春

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十四話です!!!!!

もっとドキドキしたいですね…笑

リア充笑

頑張ります笑


思わぬ再開

「リョータ、手…離して、よ…。」

 

 

黄瀬は手を握ったままカレンを覗き込み、

悪戯な笑みを浮かべた。

 

 

「やーだよ、離してあげない。

このまま行こっか。」

 

「⁉」

 

 

黄瀬はそのまま強引に手を引き歩き始めた。

 

 

「リョータ‼ねぇちょっと‼

恥ずかしいから離してって‼」

 

「このくらい普通だよ?

照れない照れない♪」

 

 

恥ずかしがりながら怒るカレンは

なんたか新鮮で、とても可愛かった。

 

 

買い物を済ませ、

決まったようにバスケコートへと向かった。

 

 

「やっぱり一日一回はボールに触れないと

落ち着かないんだよなぁ…。」

 

「リョータはホント、バスケ好きだね。」

 

「カレンも好きでしょ?バスケ。」

 

「………うん。」

 

「?」

 

 

なんだ?今の間は…?

 

 

「よし‼やろうリョータ‼」

 

「あ…う、うん…?」

 

 

気のせいか…?

 

今、なんだか困ったような、悲しそうな、

複雑な顔をしていた気がした。

 

でも、ドリブルして駆けて行くカレンは

何もなかったかのように楽し気で、

気のせいだと、思わざるを得なかった。

 

 

しばらく二人でバスケをしていると、

木の茂みからガサガサッと荒い音がした。

 

 

「!?」

 

 

次の瞬間、色黒の巨体が姿を表した。

 

 

「うわぁあ!?あ、青峰っち…!?」

 

「あん?…なんだ黄瀬か、

でけぇ声出すんじゃねぇよ。」

 

「誰の所為で大声出してると思ってんスか‼

ってか、何でそんなところから出てくるんスか‼︎」

 

「別に、近道だったからよ。

バッシュ買って、この公園突っ切れば

ショートカット出来んだろ。」

 

「桃っちのこと考えてあげて‼︎

青峰っちだけならまだしも、

女の子をこんな危ない道通しちゃダメッスよ。」

 

「大丈夫だよきーちゃん。

大ちゃん踏みつけた草の上を通ってきたから

全然平気だったし。」

 

 

くだらないことで言い合いをしている二人を

見つめるカレンの隣に、桃井が突然現れた。

 

 

「ごめんね〜、驚かせちゃって。

こっちの子はきーちゃんのお友達?」

 

「え?あ、あぁまぁそんな感じ。」

 

「そっかぁ。私、桃井さつき。

きーちゃんとは

中学の時部活が同じだったんだ。」

 

「そうなんだ。私は天川カレン。

リョータとは幼馴染み。」

 

「へぇ〜‼じゃあ私と大ちゃんと同じだねぇ‼」

 

「大ちゃん…?」

 

 

カレンは黄瀬と言い合いをしている青峰に

目を向けた。

 

そしてじっと青峰を見つめ、

何か考えるように腕を組んだ。

 

 

「大ちゃん…ダイアナ……ダイド……ダイゴロウ……

ダイスケ……ダイキ……大輝?」

 

 

少しして、カレンは突然声を上げた。

 

 

「あ‼ダイキ‼ダイキじゃないか⁈」

 

「あ?……おぉお!?

カレンじゃねぇか‼お前日本に来てたのか?」

 

 

青峰はカレンの方へと駆け寄り、

カレンとハイタッチをした。

 

その様子を見ていた黄瀬は

荒々しく二人の中に割って入った。

 

 

「ちょっとちょっと‼どういうことッスか‼」

 




第十四話 思わぬ再開を読んで頂きありがとうございます‼︎


嵐の予感ですねぇ笑


感想、評価をして頂けると嬉しいです!!!!!

これからもお付き合い願いますm(_ _)m

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