白の艦隊   作:AION

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作者です、遅筆ですいません

続きですが閑話が先です掲示板の続きはお待ちください



深海生艦って特性の一部がアレに似てますね


艦これ編閑話

2話で伊501が艦娘を乗せて呉に向かっている頃

 

「さて、送り出したし、clientに質問するかな、コネクト・client」

 

〖随分早い連絡じゃな〗

 

「そりゃー、質問し損ねた事も有りますから」

 

〖成程、内容によるが答えよう〗

 

「ああ、大丈夫、業務内容の質問だから、“問題”はどうやって発見すればいい?」

 

〖それなら、簡単じゃ問題を対処する者にはソレが直ぐに判るように人であるなら非常に強い違和感、人でない生き物では匂いじゃ〗

 

「なるほど、対処存在には感覚的に判ると」

 

〖そのとおりじゃ、そして“人でも生き物でも無い”お主には問題が存在していれば雑音に聞こえる筈じゃ〗

 

「ああ、この雑音はそういう事、判らないからシステムエラーか不具合が船体に発生したのかと思ってサーチ走らせたけど、私が原因じゃなくて、clientが追加した機能が原因なんだ」

 

〖不味かったかのう?〗

 

「うんにゃ、問題はないよ、所でさ、この雑音ってさ、近くなると音大きくなるの?」

 

〖そのとおりじゃが、オカシイのう送った其処は100㎞四方に問題は居なかった筈なのじゃが?〗

 

「ああ、そっちの失敗じゃないよ、こっちの行動結果が原因だし」

 

〖どういう事じゃ?こちらでは今もお主を中心に100㎞四方に問題が確認出来ないのじゃが〗

 

「あ、やっぱりソッチからでも少しは確認出来るんだ、確かに私の100㎞四方に問題は存在しない」

 

〖ならば、先ほどの雑音が大きくなるという事は無いと思うのじゃが、儂らも付与は失敗しておらぬようだしの〗

 

「答えは簡単、私の艦隊に所属して居る子の索敵範囲に問題が入ったからだと思う、最低索敵範囲200㎞、最大索敵範囲38万㎞の多次元センサーにね、まあ、あの子はその性能の約2%400㎞しか使えてないけどあの子も“私たちも経験”が全く足らない上に様々な事に対する全ての“経験”横須賀に行かせた摩耶と柊、そしてあの子伊501は呉に所属して居る艦隊に接触している上に問題に遭遇した上に撃破した」

 

〖仕事が早いようで助かるの、ではこの世界に発生した問題はあと2つじゃな〗

 

「・・・・・・ねえ、質問いい?」

 

〖む?質問はさっきの1つだけではなかったかのう?〗

 

「申し訳ないけど今出来ちゃったんだよね、問題って排除したらこの雑音って減る?」

 

〖その質問か、答えはYESじゃ、問題を排除したら雑音は減り、問題が発生したら増える〗

 

「ありがと、じゃあ、次の連絡は排除し終わった時か・問題が起きた時に」

 

〖うむ、ではこちらも問題の発生している世界の特定を進める、頼んだぞ〗

 

「了解」

 

「話は終わったのかしら、総旗艦」

 

「ええ、終わりましたよ」

 

「じゃあ、お姉さんとお茶しましょー」

 

「いいでしょう、此方も貴方に用事が出来てしまいましたし

 

「ふふ、またこんな事が総旗艦と出来るなんてしあわせだわー」

 

「この様に茶会を行う事が幸せなのですか?理解不能です」

 

「あらー富士ちゃんにはまだこういう事はまだ早かったのかしら」

 

「?我々は総旗艦に同時期に建造されたので早い遅いは無いと思いますが?」

 

「ああ、富士、建造の早い遅いじゃないって、たぶん赤城が言いたいのは理解するには早かったって事だろ」

 

「茶会については理解していますが?加賀と伊吹は赤城の言っている事が判るのですか?」

 

「私はただ赤城と一緒に居るだけ」

 

「加賀は赤城大好きだもんねーニヒヒ」

 

「そうねー私も加賀の事は大好きよー」

 

「うっわ、藪蛇突いちゃった口の中が甘く感じるー総旗艦―お代わり」

 

「少し苦めの紅茶ですどうぞ」

 

「ありがとー総旗艦」

 

「さて、本題に入りましょう、赤城・富士、貴女達に任務を頼みます」

 

「総旗艦、赤城が出撃するのなら私も」

 

「加賀ーそんなに心配しなくても大丈夫だよ、それに姉貴の富士が付いて行くんだよ」

 

「確かにそうですが私と赤城は白の艦隊の1航戦なんです、出来れば2人で居たいんです」

 

「けどさ、それすると私と姉貴が行かなきゃいけなくなるよ、そうすると1航戦の主力が抜ける事になるよ?」

 

「ふふ」

 

「何故わらっているのですか?赤城」

 

「だって嬉しいじゃない」

 

「嬉しいですか?」

 

「だって私の事を加賀が心配してくれるんだもの」

 

「・・・そろそろいいですか?」

 

「「「「あ、す、すみません」」」」

 

「では任務の内容を説明します、4人には伊501が撃破した”問題の存在そのものを完全抹消”を命じます」

 

「へえ、501が接触した問題まだ存在してるんだ」

 

「ええ、現在機能停止状態ですが生きていますね、契約主の言では問題を倒すか解決すればこの雑音は減るそうです、が、現状私に聞こえる雑音は減っていません」

 

「うっヘ-、めんどくさーい501って問題には侵食魚雷使ったんでしょ、それで倒せて無いってめんどくさ-って4人?」

 

「総旗艦ったら大盤振る舞いねー、重海域制圧艦2隻・多胴航空大戦艦2隻これだけ在れば小国なんて焦土になっちゃうわよ?」

 

「念には念を学習し対処出来なくなっては困りますから本腰を入れておかねば対象は確実に排除する為に富士・伊吹の切り札”合体”を対象に使って排除して下さい」

 

「うっわ、総旗艦が本気すぎる、アレを単体に使うとか」

 

「少しは考えたらどうですか?伊吹」

 

「はえ?なんだろう、9割方無表情で過ごしてる加賀に言われると何かムカつく」

 

「501が撃破したアレは深海生艦に取り付いています深海生艦は”自己進化能力”を持っているのですよ、総旗艦は学習される前に排除したいのでは?」

 

「うっわ、嫌な相象しちゃった」

 

「想像?予測ではないのか?」

 

「では、これで任務の説明を終了します、次の通達等があればは対象の排除終了時に通達します」

 

「「「「了解」よ~」」」

 

「では、失礼します総旗艦」

 

「失礼しま-す」 「赤城さん準備をしましょう」

 

「悪いんだけど、用事があるから少し後から行くわね」

 

「判りました、先に準備しています」

 

 

 

 

「これで2人きりになれたわね、お姉さんには気になる事が在るんだけどいいかしら?」

 

「ココには私達しか居ません答えられる内容ならば答えましょう」

 

「質問は二つ、 1つ目はどうして私達を4人も動かすのか? 2つ目は何故”単艦”の超重砲ではないのか?」

 

「慎重に事を進める為と答えましょう」

 

「そう、ならいいわ、って言うとおもった?」

 

「え、あふぁきあにおするんでふか」

 

「ふふ、お姉さんはその程度では誤魔化せませんよ~」

 

「・・・判りました答えましょう、私は怖いのですよ」

 

「えっ?」

 

「私は貴方達を失うのが怖いんですよ」

 

「でも、私たちは沈める(殺す)には通常空間で機能停止状態でないと」

 

「消せますよ、簡単に、そして問題が私達を消せる存在ならば学習される前に潰さなければなりません」

 

「・・・ねえ、総旗艦、その私達を消せる存在って何か教えて、知っておいて損は無いんだから」

 

「・・・教えないという道は無さそうですね、いいでしょう、“必読”事項として戦術ネットワークに記載します、いいえ、記載するよりも量子通信で総員に伝えた方がよさそうですね」

 

『総員に通達、問題が私達を消せる可能性が有る為“必ず記録”しておくように、その存在は通常の生命体と同じ2重螺旋の塩基配列を持ち、自己増殖機能を持った粒子で構成され、“有機物・無機物・空間・生命の意識・精神”すらも浸食し、波動としての性質を持ち合わせている存在BYDOそれがこの世界で私達を消せる可能性を持った唯一の存在です』

 

 




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