俺の嫁?黒ずくめの二刀流剣士の子ですけどなにか?   作:シャラシャラン

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すいません!
投稿が遅れました!

理由としてはリアルが主です。

すんまそん。




第九話 突撃!友達の鍛冶屋!

 

 

 

 

 

 

私の名前はリズベット!

 

只今絶賛青春を満喫しているはずの年代なのだけど……

VRゲームの中に閉じ込められて、あら大変!

でもそんな中でも鍛冶屋として頑張っています。

 

そしてこのつらい中でも、いい男をみつけたのです!

でも……でも……

 

 

 

「カゼキニ、チカヅイタラ、ネ?ワカッテルヨネ?」

 

 

 

片手剣を持って脅されました。

もうこのゲームやめていいですか?

 

 

「わかっていますよ。やめられないぐらい」

「どうかしたか?リズ」

「え!?いやなにもないよ」

 

そんな事は全く知らない彼。

 

非常に短かった旅だったけど、異常なぐらい頭の中に居座り続ける日のことを今から教えよう。

 

 

 

 

 

 

 

どうもいつも通りカゼキです。

 

今日は鍛冶屋のリズと一緒にいます。

あ、キリナもいます。何故か一緒に行きたいとものすごく言われたのでいます。別に素材の確保やゲットぐらい俺一人でもできるのに。そしてリズも行きたいと言い出した。

 

その結果これである。

何故かちらちらとこちらを見るリズ。その度キリナと目があう度ビクビクする。キリナに対してひどく怯えているようだった。

 

『キリナ、何かしたか?』

『私は何もしてないよ?』

『リズの奴ちょっと挙動不審じゃないか?』

『きっと周りを警戒してくれるんだよ』

 

なるほど、絶対に必要無いと思うのだがそれを言うのも気が引ける。

このままリズにはきょろきょろしてもらおう。

 

俺達が目指すのは最前線で発見された鉱山である。まだ最深部には到達しておらず、この鉱山のどこかにボス部屋あると考えられている。マッピングついでに希少な鉱石でも探そうという事だ。

 

「それでそれはどこにあるの?」

「NPCによると奥のほうらしい」

「今日中に発見できるといいね」

 

その方が早く最前線に戻れるしな。

 

「それじゃあ行こうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれぐらい歩いたか。

マッピングをしながら歩くことす十分。

かなり深く潜っていると思うのだが、ボスにも合わない、鉱石も見つけられない。困った状況になっていた。すんなり見つけて帰れると思ったがそうそう上手くはいかないようだ。

 

「結構深い所にいると思うんだが」

「無いね」

「だね」

 

上から俺、キリナ、リズの順番で愚痴をこぼす。

ないのか?まさか。

情報は嘘なのか?それともまだ先がるのか?

 

「これより深く入ったら戻るのに時間がかかりすぎちゃうよ」

「そうだな。外に出たら夜になっているな」

 

どうしようか。

これ以上時間をかけると戻るときが大変になるな。転移結晶を使ってもいいのだがまだもったいない、というかレア度が高いので使いたくない。俺はまだ四つしか持っていない。使うことを躊躇ってしまう貴重品である。

 

「あ!あれ!」

 

リズが壁に埋まっている鉱石を見つけたのだ。

茶色土の壁の中から青白い鉱石が飛び出ているのがわかる。

 

「確かに鉱石だが」

「ピッケルが必要ね」

 

リズはそう言った後すぐにピッケルを取りだした。

鉱石には拾ってイベントリーに入れれる物とこの様に専用アイテムが必要になる物もある。

リズはピッケルを振り上げ武器の様に振り下ろすが鉱石は取れなかった。

 

「あれ?」

「もう一度」

 

リズはもう一度ピッケルを振り下ろした。

だが鉱石はびくともしなかった。

これはおかしい。ジルも同じことを考えたのか何度もピッケルを振り下ろしたが果てにはピケルが壊れたのだ。

 

「嘘……」

「これは……」

 

ここまで鉱石一つ手に入れられないとは悲しい。

何かあるのか、これを取る為には。

 

これがNPCが言っていた鉱石なのはほぼ確定だ。だがそれを取れないのは、おかしい。バグという可能性もあるがこのゲームに限ってそれはないだろう。

 

「専用アイテムが必要?」

「それかワンランク上のピッケルが必要か」

 

どちらも可能性としてはありえるか。

どちらにしろ

 

「今日は帰ろう」

「またの機会かぁ」

 

そう言って俺ら三人の少数パーティーはその綺麗な鉱石に背を向けて歩いて行った。

 

 

 





この話、もうちょっと続くんです。


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