俺の嫁?黒ずくめの二刀流剣士の子ですけどなにか?   作:シャラシャラン

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第三話 !ですのなムーゲスデ 

 

 

 

 

「せいや!」

 

キリナが剣を振りかざし、イノシシを見事切り伏せる。

いつ見てもキリナが出すこのソードスキルは綺麗だな。

 

「お見事」

「えへへ」

 

キリナは照れながら剣を納める。

次は俺の番なので槍を持ち上げる。

本来は盾を持ちながら使うのだが、筋力が上がるまでは両手槍を使うつもりだ。

その後、盾を持ちながらでもある程度速度が出るようになってきたら持つ。

 

俺はイノシシの突進を避け。

敵よりか先に振り向き槍を突き出す。

HPを一気に赤くなるまで減らす。

その後は適当にもう一回攻撃する。

 

「楽勝だね」

「だな」

 

正直もうちょっと欲張って奥の方に行ってもいいのだが。

距離的につらいしな。

 

「もう少しここら辺で狩る?」

「だな」

 

その後も俺らはゲーム内の時間で日が暮れるまで狩っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっしゃおつかれ~」

「うん、結構倒したね」

 

槍をかつぎ、キリナは剣をなおす。

俺は指を縦に振り、自分のウィンドウを出す。

まずアイテム確認だ、いらない物は全て売るといってもイノシシの皮や肉しかない。

お金も溜まってきたので、今度は軽い盾を買おう。

一応パーティーでは盾役は一人ぐらいいた方がいいからな。

これでパリィとかしたらカッコいいんだろうな。

 

アイテムを整理して、今空いているスキルスロットを見る。

 

「キリナ、お前二個目のスキルスロットに何入れた?」

「私は索敵を入れたよ」

 

そうか、そうだったな。

お前はソロで必須のスキを入れるんだったな。

 

「まぁいいや。何入れるか考えておこう」

 

端に映っている時計を見る。

もうそろそろか。

原作では時間的にもうすぐで、アナウンスコールがあると思うんだが。

 

そんな時、始まりの町の鐘が鳴った。

噂をすれば、か。

 

「わ、なになに!?」

 

キリナは光につつまれ消える。

俺も一緒だった。

 

 

 

 

 

 

テレポートさせられたのは始まりの町の広場。

次々と他のプレイヤーも登場する。

 

まぁここは長いのでカットで。

ほんと長いんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやいや、それじゃあ今から読む人わからないでしょ」

 

私はモニターを見て呟く

 

「勇也と神様のよくわかる解説コーナー!!」

「とりあえず読者様の為に私、神様が説明するわね」

 

ホワイトボードを出す。

 

「これがアインクラッド。ただいまを持ってこのゲームはログアウト不能になったわけです。そしてこのゲームで死ぬと、なんと現実でも死んじゃうのです!」

 

神様はバッと腕を上げる。

 

「いやーこわいねー。でもこのゲームから脱出できる方法がるのです。それは」

神様はホワイトボードに大きい紙を張る

「このゲームを攻略すればよいのです。目標はこのアインクラッドの第百層にいるこの事件の黒幕、茅場を倒せばよいのです」

「この子にとったら楽なことなんだけどね、絶対自分の能力に気付いていないわ」

 

私はこの子に(無理やり)与えた能力(と言う名の唯のチート)の一覧を見る

こんな人が本気を出したら、ゲームの破壊や脱出ぐらいお手の物なんだけどね

 

「まぁがんばりなよ」

「ひどい奴だなお前」

「なによ勇也」

 

私は椅子に深く座っている男を見る。

彼は転生者では最強、「転生者管理局」の局長を務めている平崎勇也である。

正直そこらへんの神様より強い。

 

「無理やりチートくっつけて行かせるって。お前いつからそんなドSに?」

「別に。何かあった方が面白いじゃない!」

「否定はしない」

 

まったく彼は……

それではお話にお戻りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茅場明彦のなが~い説明が終わり。

 

人々は勝手に動き出した。

目の橋で一部のプレイヤーを見る。

もう行くのか。

 

「おい、キリナ」

「な、なに?」

「ちょっと歩きながら話すぞ」

 

手を引き。

今まで人でにぎわっていた大通りを早歩きで急ぐ。

 

「言いたい事わかるか?」

「この世界と戦うの?」

「ああそうだ」

「なら、私も!」

 

さすが主人公。

キリナはわりとしっかりしている子だからな。

本当に変わった子だよ。

 

「よっしゃ、次の町に行こう」

「うん、前は私だよ」

「なら俺は後ろな」

「よろしく」

「ああ、末永くな」

 

俺とキリナは列を組み歩き。

これから歩む厳しく長い道を想像する。

 

だがこれだったら楽しいかもな。

いいかもな。

 

「よっしゃ!」

 

この世界を満喫しますか。

存分にな。

 

 




やった!
LOVでバハムートでた!

今日は赤飯だZE!

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