広瀬"孝"一<エコーズ>   作:ヴァン

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久々更新です。
仕事が忙しくて、なかなか執筆まで漕ぎ着けられませんでした。



プロメテウスの炎
発端


それはいつもの朝だった。

 上空では青い空と白い雲、そしてゆっくりと漂うように飛行船が飛んでいる。

 下の方に目を下ろせば、学園都市が誇る巨大な風力発電用プロペラが、街行く人々を、まるで見守るようにゆっくりと回転し続けている。

 この学園都市に住む住人からしたら、それは当たり前の光景だった。

 

 ――――これからもきっと、同じ毎日が続くに違いない。

 

 街の住人は 学校や、研究所や、仕事場に向かいながら、そんなことを考えているのだろう。だから、通勤途中に突然爆音が鳴り響いたとしても、彼らは最初、それが何を意味しているのか分からなかった。

 

 ――――なんだ? ガス爆発?

 

 ――――でも、あのベンチのあった辺りに、人が倒れているわ・・・・・・これって・・・・・・

 

 次第に騒然とし出す周囲と、遠くから聞こえるサイレンの音。

 

 彼らは爆発のあったほうに目をやり、そこにさっきまでベンチに座っていた人間が、もくもくと黒煙を上げながら倒れているのを見てやっと理解する。

 

 

 ――――爆弾テロ――――

 

 これが、後に”プロメテウス”と呼ばれる犯人の、犯行開始を告げる狼煙だった。

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・一週間前、第3学区の路上にて発生した爆弾事件。周囲の建物を破壊し、被害者を出すという痛ましいものでした」

 

「また、これらの事件に共通するのが、被害者はいずれも白い箱のようなものを開け、事件の被害にあっているという事です」

 

 

 ジャッジメント第177支部。

 その一室では1週間前から発生したプロメテウス事件の対策会議が行われていた。大画面の液晶には、オフィスの一室や、学校の校門前、ファミレスなど、これまで起こった爆弾事件の痛ましい写真が映し出されている。

 

「今回の事件で使用されているのは、きわめて原始的な爆弾の模様。先の『グラビトン事件』のように能力者による犯行ではなく、またその威力もきわめて低いものと推察されます。現に、爆弾を開けた被害者は、全員重傷を負っていますが、命に別状はありません」

 

 画面の前ではジャッジメントの学生と固法が代わる代わるに、事件についての説明をしている。その報告を他の学生達と聴いていた白井と初春は、

 

「・・・・・・命に別状がないからといって、それで許せるものではないですわ」

 

「犯人には必ず、しかるべき報いを受けさせます。許せません、こんなこと絶対っ!」

 

 思い思いに犯人への怒りをたぎらせ、事件現場の映ったモニターを、まるで犯人であるかのように睨み付けていた。そのモニターの視線上にいた固法は、まるで自分が睨まれている様に感じ、視線を彼女達からそっと離し、説明を続けた。

 

「現在の所、時間も場所も関連性が認められず、犯人の意図は不明。唯一の証拠は事件現場に残されていた白い箱と、犯人からのメッセージのみです――――」

 

 

 ――――事件は一週間前から始まった。

 

 早朝、通勤途中の学生達が賑わう路上にて、ベンチに腰掛けていた学生が隣に置かれていた白い箱を開けた瞬間、爆発に巻き込まれたのだ。爆発の威力は弱く、命に別状はなかったのだが、それでも無事ではすまない。爆風により弾け飛んだ部品や、熱風が襲い、被害者は頭蓋骨と腕を骨折、そして上腕にかけて酷い裂傷、やけどを負ってしまった。

 だが、その際現場では奇妙な現象が起こっていた。通常、爆弾の破裂と共に消滅するはずの白い箱が『何故か』無傷で残っていたのだ。爆弾は確実に破壊され、周囲に散乱していたというのにである。

 事件はその後、一日おきに発生した。先の固法の説明の通り、時間も場所も問わず、白い箱を開けた瞬間に爆発し、白い箱は必ず無傷で発見される。また、その際、被害者達が口々にありえないことを口走っていたのも『奇妙』だった。

 彼ら曰く”箱を置けた瞬間、見えない何かに体をつかまれ、逃げられなくなった”そうなのだ。一人なら錯乱状態での幻覚と説明も出来るだろうが、その後3人の人間が同じような証言をしているのは、どういうことなのか。事情を聞いたアンチスキルの人間は首をかしげざるを得なかった――――

 

 

「――――今回もまた、箱の裏には、プロメテウスからのメッセージが記されていました。これが一体何を意味するのか。犯人からの挑戦状なのは間違いありませんが、これが暗号なのか、次の犯行予告なのか、現時点では不明です」

 

 そういって固法はモニター画面にプロメテウスからのメッセージを表示させる。

 

 -5x=-75

 

「・・・・・・犯人は、ゲームのつもりなんでしょうね。ほんと、忌々しいですわ」

 

 白井は、犯人に手のひらで転がされているような気分を味わいつつ、その暗号をサラサラとノートに書き写し、答えを導き出す。

 

 15

 

 これが番地なのか、地名なのかもわからない。そもそもこの答えそのものが意味を成さず、実は方程式に何か重要な意味が隠されているという可能性も考えられる。

 

(今のところ、手がかりはこれだけしかない。しかも本当に意味のあるものなのかも疑わしいですわ・・・・・・。せめて、もう少し手がかりがあれば・・・・・・)

 

 白井はメモ帳をめくり、今までのプロメテウスからの暗号をもう一度確認するしかなかった。

 

 

 

 ――――最初の犯行現場に残された縦、横約10センチ、高さ約10センチの正方形状の鉄製の白い箱。

 通常なら爆弾と共に破壊されたであろうその箱には、『何故か』なんの破壊の痕跡も認められなかった。アンチスキルは箱を回収し、詳しい分析をするために鑑識に回したところ、箱の裏にあるメッセージを発見した。そこには文面で

 

 

 ――――これが最初の犯行である。愚かな群集へ

x-8=5          Prometheus(プロメテウス)

 

 と記されていた。

 

 プロメテウス――――人間に火を与えたギリシャの神族で、行き過ぎた科学文明の暗喩としてしばしば用いられる事がある。犯人は文明批判を行っているつもりなのだろうか。そしてこの数式は何なのだろうか?

 しかしそれを考えるまもなく、犯人・プロメテウスからの犯行はこの1週間で4件も発生し、今に至るのだった。

 

 

 

「――――明後日、アンチスキルより爆弾物処理班の方がこられ、今回使用された爆弾についての詳しい説明と、レクチャーが行われます。実際に私達が爆発物を取り扱う可能性は万に一つもありませんが、その形状や特性をしっかりと頭に叩き込み、市民を守るため迅速な対応を心がけなければなりません」

 

 

 x-8=5

36÷6+3

2x+4=56

-5x=-75

 

 固法の説明を聞きながら、白井はシャーペンをくるくると回し、犯人からの暗号を何度も見る。

 

 何らかの座標・・・・・・記号・・・・・・論文で使われている数式・・・・・・

 

 ――――だめですわ。なんの共通点も見当たりませんわ――――

 

 何の答え、ヒントも閃きも降りてはこない。白井はシャーペンをコロンと机に転がし、思考を中断する。自分の頭が固すぎるのか、それともまったくの見当違いなのか・・・・・・。

 そうこうしている内に時間だけが過ぎていき、やがて、固法が明後日また同じ時間に対策会議を行うことを告げ、会議は終了となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――犯人の思惑がさっぱりわかりませんわ。こうしている間にも犯人は次の爆弾の準備をしているかもしれませんのに・・・・・・。ああ、もどかしいっ!」

 

「そうですよね。分かっている事と言えば、無能力者による犯行。それと爆弾に対する知識がある位しかないですもんね」

 

 会議室を出ていつものオフィスに戻った白井と初春は、今回の事件についての情報を整理するため、パソコンに今まで得た資料を入力していた。

 

「問題解決の鍵は、やはりこの数式ですわね。わざわざ現場に残しているんですもの。絶対に何らかの意味があるはずですわ」

 

 手早くパソコン操作をする初春の後ろに立ち、白井は表示されている数式を見て、そう唸る。

 

「・・・・・・でも、この事件、本当に無能力者の犯行なんでしょうか? 被害者の人達の証言が気にかかります。みんな『見えない何かに体を押さえつけられて逃げられなかった』と証言しています。これってもしかしたら『スタンド能力』による犯行なんじゃないでしょうか。だとしたら、私達だけでは荷が重いと思います。私達には『スタンド』は視る事が出来ませんから」

 

「ちょっと初春。さっきから言っている『スタンド』って何ですの?」

 

 初春はその問いに答える前にパソコンを操作し、とあるホームページを表示させる。

 

「えっと、スタンドって言うのは、以前の”R”事件や広瀬さんみたいな、私達とは違う能力を持った人達が持つ、特殊能力の総称らしいです。そしてそのスタンドを使いこなす人達を『スタンド使い』って言うらしいんです。まあ、みんなこのホームページの受け売りなんですけどね」

 

 初春が表示させた画面には『ようこそS.A.Dへ』と文字が記されていた。

 

「白井さん。どうです? この際、彼らを頼ってみたらどうでしょう? ひょっとしたら、事件解決の糸口が見つかるかもしれませんよ」

 

「・・・・・・これ、なんですの? 画面からそこはかとなくファンシーさが醸し出されているのですが・・・・・・」

 

 顔を引きつらせた白井が指差す先にはオレンジやピンクなどの背景画と共に、可愛らしい猫がこちらに向かって『ピコピコ』手を振っている。

 

「自称『スタンド対策のエキスパート』の方々がいる組織です。この組織には広瀬さんも所属していますし、私も佐天さんも何度か足を運んでいます。きっと私達の力になってくれますよ」

 

「まあ、初春がそういうなら・・・・・・」

 

 モニター画面をまじまじと眺めながら、白井は初春の説明に半ば押し切られる形となり、同意するのだった。

 

(・・・・・・本当に、大丈夫なのかしら? )

 

 ――――一抹の不安を覚えながら――――

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・四つ葉さん。今になって思い知りましたよ。その場の勢いだけで、軽々しく『うん』なんていうものじゃないって・・・・・・。それがどのような結果を招くのか、良く吟味してから答えるべきだったと、いま、激しく後悔していますよ・・・・・・」

 

「孝一君。どうしたんです? 急に達観したような事を言って。その年齢で悟りの境地ですかな?」

 

「・・・・・・ええ。悟りましたよ。『後悔先に立たず』ってこういうことを言うんだなって、身をもって経験させてもらいましたからね!」

 

「ンモー」

 

 隣で干草を食べていたウシがこちらを振り返り、孝一の怒声に驚き声をあげる。それと同時に『コロンコロン』と音を出す鈴付き首輪のネームプレートには、可愛らしい文字で『かとりーぬ』とかかれている。

 

「はいはい。『かとりーぬ』ちゃん。なんでもないですよぉ。ちょっとこのお兄ちゃん、カルシウムが足りてなくてイライラしているだけだからね。気にしないで、ご飯をお食べ」

 

 四つ葉はかとりーぬの頭を撫でて宥め、食事に戻らせる。その様子を遠巻きに眺めていた孝は「はぁ・・・・・・」と四つ葉にワザと聴こえるように大げさにため息を吐く。もちろん四つ葉がそんなイヤミなどまったく意に返さない性格なのを知っての行動である。

 

「孝一さん。隊長! ほら、見てください。この子やっと私の肩に止まってくれたんですよぉ。私の事、お母さんって思ってくれているのかな? えへへ。かわいい」

 

 別の動物飼育を担当していたはずの纏(まとい)が肩にオウムを乗せ、孝一たちの元にやってきた。纏は人差し指でオウムの喉をなでて至極ご満悦のようだ。この階に現在いる動物の数は

 

 ウシ一頭。

 ニワトリ10羽

 オウム3羽

 メダカ500匹

 

 であり、一週間後には、そこに猿が10匹ほど加わる予定だ。ちなみにここはSADビルの一階であり、動物園では決してない。

 彼らが何故こんなことをしているのかと言うと、別に職変えを行ったわけではなく、依頼主から依頼を受けた為、貰い手が見つかるまで一時的に預かっているのである。

 

 ――――玉緒のPV作戦が功を奏し、S.A.Dの知名度は格段に上がったと言ってもいいだろう。最初の頃と比べ、ホームページの閲覧数『10000人突破』は大変喜ばしいことである。まずはS.A.Dの名前を思えてもらうという当初の目的はとりあえずは果たせている状態だ。

 

 だが喜んでばかりもいられない。認知度が上がると言う事は、それだけトラブルも多くなると言うことである。――――というより現段階では専ら、そちらに対処することのほうが多いのが現状である。

 まず、この10000人の内、S.A.Dの活動方針を正式に理解している人は二割にも満たないということが挙げられる。彼らの大半は、『スタンド!? なにそれ!? 』状態でありホームページの『ご依頼、お待ちしています』という文面から、彼らを『何でも屋』と勘違いして、様々な依頼を送ってくるのだ。

 

 その内容は『引越しの手伝い』に始まり、『イベント設営』や『ぬいぐるみショーの怪人役』、果ては玉緒を名指しして同人即売会で『超機動少女カナミン』のコスプレイヤーになってくれなど、意味不明なものまで含まれる始末であった。それに輪をかけているのが二ノ宮玉緒の存在である。彼女は「どんなものでも依頼は依頼っす」とほぼ全ての依頼にOKを出す始末で、四ツ葉も強気に出れないものだから、実質、来る者拒まず状態になっているのだ。

 今回の依頼も『実験動物の引き取り先が確保できるまで預かって欲しい』というもので、「そんな場所どこにあるんだよ」と孝一が抗議した所、一階が大改造され、晴れて動物園状態となってしまったという経緯があった。

 

 

「――――ブラック企業だ、ここ・・・・・・」

 

「ん? 何か言った?」

 

 あからさまに聞いていたはずの孝一の呟きを華麗にスルーする四ツ葉。このずうずうしさ、強(したた)かさが企業を生きていくうえで必要なんだなと。ちょっぴり大人になる孝一なのであった。

 

 

「おーい! たいちょー! こーいち君! まゆまゆ! 大、大、大ニュースっすよぉ! ついにっ! ついに、スタンド絡みの依頼者が来たんすよぉ!」 

 

 その時、メダカの飼育に取り掛かっていたはずの玉緒が髪を振り乱しながら孝一たちの元までやってきた。目はランランと輝き、その顔は紅潮し、まるで一等5億の宝くじが当たったかのような興奮状態だ。だが、そんな彼女を尻目に孝一達は冷めていた。

 

「・・・・・・あー。はいはい。わかってるよ。どうせ電気スタンドの清掃かなんかでしょ? 隊長。前回は僕一人がゲコ太ショーの怪人役やったんで、今回は隊長が代わりにやってくださいよ」

 

「おいおい孝一君。こんなおじさんに肉体労働をさせる気かい? つれないなあ。一緒にやろうよぉ。あ、思い出した。おじさん、持病のぎっくり腰があったんだ。あいたたた。思い出したら腰が痛くなってきちゃったよ」

 

「汚っ! そんな話し初耳なんですけど」

 

 孝一と四ツ葉はさっさと視線を戻し『かとりーぬ』の作業に戻る。玉緒の言葉など微塵も信じていないようだ。

 

「ちょおーっと! 今回は違うっす! 正式な依頼なんですってば! 現にこうしてお二人とも来られてるんすよ!」

 

「・・・・・・ここは動物園か何かですの? 」

 

「こ、こんにちは。しばらく見ない間に、ずいぶんと様変わりしましたねぇ・・・・・・」

 

 聞き覚えのある声がしたので孝一がそちらの方に向き直ると、そこには見知った顔があった。

 

「白井さんと初春さん?」

 

 孝一の意外そうな声に、白井は腕組みをしたまま答えず、初春は「どーも」といって笑顔を向けてくれた。

 

「まったくもう! 初春がどうしてもと言うからワザワザ来て見れば。なんですのここは。これが本当に組織の有り様ですの!? 生まれて初めてですわ! ビルに入った瞬間にニワトリに出迎えられるなんて経験は!」

 

 白井はぷりぷりと怒って蔑みの視線を孝一達に送っている。どうやら出迎えの方法に問題があったようだ。

 

「あ」

 

 よくみると纏がサーッと血の気の引いた表情をしている。鳥類関係の管理は彼女の担当である。どうやら、檻の鍵を閉め忘れていたようだ。まあ、これもいつものことだ。纏は何か一つのことに没頭すると、他のものに目が行き届かなくなる傾向がある。今回のニワトリもそうだ。オウムと戯れているうちに、鍵のことなど頭の隅に追いやられてしまったのだろう。

 

「まあまあ、白井さん。めったに出来る経験ではないですし。そこは水に流しましょうよぉ。今回は、事件解決の協力要請のためにこちらにお邪魔したんですから。そっちの話をしましょう?」

 

 白井の機嫌が悪化する前に、初春が本題に入り気を紛らわせようとする。

 

 ――――事件解決?

 ――――協力要請?

 

 ということは、本当に?

 

 孝一も、四ツ葉も、纏も、それぞれの顔を見合わせ、先程の初春の言葉を反芻している。玉緒は「それみたことか」と言わんばかりの顔で、しきりに「うんうん」と頷いている。

 

「い・・・・・・」

 

「い・・・・・・」

 

「いやったああああああああ!!!!」

 

 孝一達は喜びの雄たけびを上げる。

 孝一と四ツ葉は互いに抱き合い、纏はその場に泣き崩れる。玉緒はそんな纏を「よしよし」といって慰めてやる。

 

 待ちに待った瞬間がついにやってきたのだ。イタズラやガセなどではない。ちゃんとした、正式な依頼がやってきたのだ。もう、イベント運営の設置も、ゲコ太の中の人もゴメンだ。やっと、捜査らしい捜査が出来る。

 この気持ちの高ぶりを抑えきれない孝一達は、天高く拳を掲げ、もう一度雄叫びにも似た喜びの声をあげた。

 

 そんな状況を冷めた視線で見つめていた白井たちは

 

「・・・・・・初春。本当の、本当に、大丈夫なんでしょうね?」

 

「は、はい。大丈夫ですよ。 きっと・・・・・・たぶん・・・・・・そこそこ・・・・・・」

 

 うさんくさそうな目で彼らを眺めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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