ミクとテトのスペックが明らかになります。
やっぱり、転生物でチートはデフォルトですよね?
イオリアは現在、ミクとテトを連れて森に来ていた。
アイリスと修行に使っているいつもの森だ。ミクとテトは通常のデバイスではなく、イオリアの魂の一部を受け継いでおり、しかも、アランによる干渉を受けていた存在なので何があるかわからない。なので、なるべく人の目に付きにくい場所でスペックの確認をすることにしたのだ。
「さて、ミク、テト。二人が、俺とのユニゾンに問題ないことも、大抵の魔法が単独で行使できることも、俺からの魔力供給なく自力で魔素を取り込み魔力を生成できることも、研究所の人達と確認済みだ。まぁ、この時代、最高峰のユニデバであるどころか数世代は先取りしてるスペックだから、それぐらいは当然なんだろうけど……今日は、それ以外の能力を確認しようと思う。」
「はい、マスター!」
「OK、マスター」
イオリアの言葉に、元気に返事をするミク。テトはどこかクールな返事だ。
二人は、イオリアの知識と認識を核に人格が形成されているので、イオリアの両者に対する認識が異なる以上、当然、性格も別である。
ミクは、誰に対しても丁寧語で、性格は元気っ娘といったところだ。対して、テトとはボクっ娘で、言葉遣いもどことなく男口調、性格は落ち着きがあってクールな感じだ。
イオリアが述べたように、二人のユニゾンデバイスとしての能力は研究所で確認済みである。
融合事故を起こすこともなく、二人共ほぼ100%の適合率を叩き出した。ユニゾン時のイオリアの姿はそれほど変化しない。髪や瞳の色が多少、青みがかるか赤みがかるというくらいだ。どっちがどっちかは言わずもがなである。
また、直接確認したわけではないが、アイリス達の話では現存の魔法で使えないものはないらしい。演算能力も、通常のデバイスの数十倍はあるらしく説明しながらアイリス達はドヤ顔であった。
「今までの研究成果の粋を集めた最高傑作よ。処理能力の高さといったら……上に報告したら、即戦争突入! って号令がでそうなくらいね。魔法行使は確実にイオリアより上だわ。完全自立型だから愛想尽かされないようにね?」
とは、アイリスの言葉である。イオリアは、愛想を尽かされるという言葉に冷や汗かきつつ、既に自分より魔法が上という事実に若干落ち込んだ。
しかし、それよりもである。
(まぁ、二人が強いのは……嬉しいけど、嬉しいけどさ! 完全に戦争再開の火種じゃねぇか! せっかく、膠着状態で一応平和なのに……二人のスペックは絶対ばらせない)
イオリアは固く決意した。戦争になっても大切な人達を守りたくて力を求めたのに、それが戦争の原因になっては本末転倒である。
ちなみに、ベルカ諸国は数十年前から戦争が続いているが、戦力が拮抗しており、どの国も兵器開発に忙しく膠着状態に陥っている。
そのため、現在は辺境での小競り合いは多々あるものの一応平和である。
Sランクのアイリスが、軍から研究職に鞍替えできたのも、ここの事情が大いに影響している。戦わない戦闘者よりも、現場の知識を取り入れた研究に精を出して欲しいということだ。
まさか上も、既に戦況をひっくり返せそうなスペックのユニゾンデバイスが開発済みとは思うまい。アランの干渉がなければ、恐ろしいことになっていたに違いない。
「でだ、俺としては音楽関係が一番気になるんだが……そこんとこはどうなんだ?ちゃんと、演奏も歌唱もできるよな?」
「当然じゃないですか、私たちはボカロですよ? 楽器でも歌でも、なんでもござれです!」
「ちなみに、ボク達はマスターの知識と認識が元になっているから、マスターが生前、ボク達にやらせたことや、強く印象に残ってるものは再現できるよ?」
イオリアは、ミクの言葉に安堵するとともに、テトの発言に無視できない点があることに気づいた。
「ちょっと待て、再現? それは、あれか? 楽器を最初から上手く弾けるとかそういうことだけでなくて、MMDドラマや再現MMDなんかでやらせたアクションも再現できるってこと……じゃないよな?」
イオリアは恐る恐る聞いた。笑顔動画でミクやテトにやらせたアクションは多岐に渡る。また、強く印象に残っている他のうp主達のアクションも結構ある。それらが、すべてできるとしたら……
「できますよ~」
「できるよ?」
「……と、とりあえず見せてくれないか?そうだな、二人で模擬戦してくれないか?」
イオリアは、心の中で冷や汗を流しながら、まさか本当に?と呟いた。
「分かりました~。武器がないので、徒手格闘オンリ~でいきますね? テトちゃん!」
「あいよ~、それじゃ行くよ?」
その瞬間、二人は風になった。まるで姿が見えない。しかし、断続的に一瞬、姿が霞んで見えることと、その度にヴォッヴォッという空気が破裂するような音が聞こえることで、二人が高速で戦闘していることがわかる。
「・・・ハッ!? ちょ、ちょっとストップ! ストーップ!」
ありえない光景にしばらく呆然としていたイオリアは、正気を取り戻したあと二人の戦闘を止めにかかった。
「はい、なんですか~マスター?」
戦闘を中止し、再びヴォッという音と共に一瞬で目の前に現れたミクとテトに、イオリアは頭を抱えた。
「……今の何? なんで、そんな高速で動けるの? そんな機能があるとか聞いてないんだけど……」
「いや、ボク達にもわからないよ? ただ、できると認識している上で、それに耐えられるだけのボディを持っているからできちゃうだけで」
「そうですね。私にもよくわかりません。ただ、マスターの再現MMDの中にあったでしょう? 何かの映画のシーンを再現したヤツ。あれ苦労したんですよね? 作るの。印象も人一倍だから、私達の中でも〝できる〟っていう認識が強くて」
その説明ともいえぬ説明を聞いて、イオリアは、
(あ~、詳しいことはわからないけど、もしかしてアランさんか?なんか、もう、〝大体アランのせい〟って感じだな。いや、罰を受けるの覚悟でしてくれたんだから文句いうつもりはないんだけど……)
と遠い目をして、アランを思った。イオリアは、何とか気を持ち直して再度、二人に尋ねた。
「それじゃ、二人共、近接戦闘もできるってことか。再現できそうなのは他にあるか?」
「え~とですね。私は、刀を使った戦闘が得意です。ほら、マスターが一時期、『刀ってロマンだよな。特に抜刀術とか。カッコよすぎる!』とか言って、いろいろやったじゃないですか。ちょうどマスターが厨二病を患っている時です」
「ボクは、二丁拳銃でのガン=カタが得意かな。某反逆者の映画を見て、ガン=カタはロマンだ! って、ボクにやらせたでしょ? ちょうど、マスターが厨二病を患ってた時だよ」
イオリアは、四つん這いに崩れ落ちた。
ミクとテトの言葉が本当なら、さっきの高速機動をしながら漫画や映画の技を繰り出せるということだ。魔法どころか近接戦闘でも既に二人のスペックは上だった。
自分が血反吐吐き続けた5年間は一体なんだったのかと、イオリアは既に涙目だった。……厨二病なんて聞こえない。
「マ、マスター? 大丈夫ですよ! たとえ、マスターが厨二病でも、マスターはマスターです!」
「そうだよ、元気出して? マスターが厨二病でも、ボクは気にしないよ?」
「もうやめて! 俺の心のライフはとっくにゼロだよ! それと、もう患ってないから! ちゃんと卒業したから!」
イオリアは頭を抱えた。まさか、相棒たる二人にここまで追い詰められるとは……
それと同時に蘇りそうになった黒い記憶に厳重な封印をした。今、この状況で封印がとければイオリアは確実に発狂する。必死で精神を立て直しながらフラフラとイオリアは立ち上がった。
「ごほん、え~、ミクとテトの得意分野はわかった。魔法の構成もそれに合わせて考えよう。本当は、ユニゾンして俺の魔法行使を底上げするのが目的だったんだが……二人の戦闘力の高さを考えれば俺は補助魔法に力入れた方がいいかもな。あと、二人用に武器も用意しよう。そのへんは後で、父さん達に相談するとして。……じゃあ、俺のことも知ってもらうために軽く模擬戦するか。……あくまで軽くな?」
「は~い、じゃ、私がお相手させてもらっていいですか?」
「うん、ボクは見学させてもらうよ。」
イオリアは、ユニゾンデバイスとしての意義がなくなるような構想でありながら、ベストっぽい自分の考えに再び落ち込みそうになったが、気を取り直して構えをとった。
「セレス、セットアップだ。」
「set up。」
静かにそう呟いたイオリアに応え、セレスがバリアジャケットを展開する。中国拳法の道着のような黒い半袖服に、肘近くまである篭手が装着される。足元はショートブーツだが、足首あたりから足の甲にかけて何かの機械がついている。
この5年鍛え抜いた覇王流の構え。先程は、二人のチートっぷりに自分を卑下したイオリアだが、構えたイオリアからは10歳とは思えないほどの威圧が放たれていた。
軽くと言いながら気持ちは臨戦態勢である。まがりなりにも一流派の免許皆伝を得ている身なのだ。そう簡単に負けるような無様はさらせない。
イオリアの強い意志が宿る瞳に見据えられ、相対するミクは思わず息を飲んだ。知らず下がりそうになる足を意識して踏ん張る。
ミクは胸の内がドクンと鼓動するのを感じた。心臓などない身だが心はある。その心が震えているのだ。
それは恐怖によるものではない。歓喜だ。自分がマスターと呼ぶこの少年は、こんなにも強い輝きを持っている。そのことにミクの心が歓喜しているのだ。
「――来い!」
イオリアの短い掛け声にミクは一気に飛び出した。先ほどと同じようにヴォッという空気の破裂するような音と共にミクの姿が消える。
最初はミクも高速機動をするつもりはなかった。しかし、高揚した心がついミクを動かしてしまったのだ。
一瞬でイオリアの右側面に現れたミクは、肩を狙い鋭い蹴りを放つ。ミクも、観戦していたテトも思わずマズイと思った。イオリアが、まるでミクの動きを認識できていなかったからである。
しかし、その心配は無用だった。
「ッ!」
短い呼気と共に、イオリアの右腕が跳ね上がり肘で迎撃したのだ。「ガッ!」という音と共に、ミクの蹴りが止められる。
これが人間だったなら、蹴った足の方が深刻なダメージを受けていただろう。
思わず目を丸くするミク、イオリアは苦笑いし、
「軽くは撤回だ。来い!」
と鋭く言葉を放つ。気を取り直したミクは、再び高速機動に入り森の木々も利用しながら全方位からイオリアを襲撃する。
ミクが頭上からかかと落としをすれば、イオリアは、それを見もせず一歩下がるだけで回避し、着地の瞬間を狙って鋭い突きを放つ。
絶妙なタイミングだ。ミクは避けずに受けることにした。
しかし、予想以上に重い拳撃に踏ん張りきれない。咄嗟に衝撃に任せて後方に跳び威力を殺す。イオリアは追撃しない。速度で勝てないことはわかりきっている。故に、カウンターを狙う。
ミクの足が地面についた瞬間、その姿が消えイオリアの背後からお返しとばかりに正拳が繰り出される。
だが、ミクが攻撃の予備動作に入った瞬間には、イオリアは片足をスッと下げ半身なり、左の肘で拳を受ける。
ミクは、その場で即座に屈み、回転しながら足払いをかけた。飛び上がって回避するか片足でも上げれば、さらに回転して逆足で蹴り上げるつもりだ。
しかし、イオリアは飛び上がるどころかそのまま膝を落とし、その膝でミクの蹴りを受けた。
動きの止まるミクが高速移動する前に足をつかみそのまま遠心力を利用して放り投げる。放り投げられたミクは、空中で猫のようにクルリと回り危なげなく着地した。
「……すごいですね、マスター。見えてないはずなのに、なんで……それに防御の仕方も……」
「俺の生前の記憶を持ってるならわかるだろ? 母さんは、危機対応能力って呼んでる。見えなくても、それが危険なら察知できるし対応できる。この防御は、覇王流の技の一つで【牙山】という。攻性型の防御で肘や膝で相手の攻撃を受け逆にダメージを与える技だ」
「なるほど、マスターが生き抜いた証ですね。それに武術を合わせて昇華させたと……さすが、マスターです!」
ミクの目がキラキラしている。その素直な賞賛にイオリアは照れたように笑った。
この5年で、イオリアの危機対応能力と覇王流の動きは見事に一つとなっていた。ミク達の、神速とも言うべき速度にすら対応できるほどに。
まだまだ、持久力や魔法行使に力をさく余裕はなく未熟の域はでないが、ミクの賞賛は自分が強くなっていることをイオリアに実感させた。
「ま、まぁ、知ってもらえたようで何よりだ。もう少しやろうか。次は、テト、どうだ?」
「あいよ~、ふふ、流石ボクらのマスターだね。遠慮はしないよ?」
実に楽しそうな笑顔で、テトが前にでる。代わりにミクが下がり、ワクワクした表情で観戦モードにはいった。
それを横目に、イオリアは再び構えをとり、意識を戦闘モードに切り替えるのだった。
イオリア達は現在、模擬戦を終え木にもたれながらリラックスした様子で休息をとっていた。模擬戦が意外に白熱し、ついついやりすぎてしまい、疲労からイオリアがブッ倒れたのだ。ミクとテトが余裕そうなのはこの際気にしてはいけない。
「あ~、疲れた。……にしても、お前ら、指銃とか手刀で牙突とか死ぬかと思ったぞ。もうちょい自重してくれてもよかったんじゃないか?」
「遠慮しないといったよ? それに、結局マスターは全部避けてたじゃないか。最後まで一撃も有効打が入らないとか、マスターも大概だよ?」
「そうですよ~、私、最後の方は結構本気だったんですよ? 回避能力だけならマスターもチートですよ。」
「いや、避けなきゃ死んでたからな?そりゃもう必死だったからな?」
イオリアは弁明した。武術も危機対応能力もイオリアの努力の結晶なのだ。チートキャラのミク達と同じにされてはたまらない。
そんなノリでやってみました! みたいに軽く致死級の技とかポンポン出されては命がいくつあっても足りないのだ。まぁ、確かにいい訓練にはなるのだが……
「「マスターなら、大・丈・夫!」」
綺麗にハモリ、満面の笑顔でサムズアップする二人。信頼が重かった。イオリアは、引きつりそうになる顔を抑えながら信頼に応えんと新たに強くなる決意を強くする。
「まぁ、二人に無様は見せねぇよ。」
そう言って、最後にはニヤリと不敵な笑顔を見せるのだった。
イオリアは、ミク達と雑談しつつ、ふと思い立ってセレスの形態をヴァイオリンモードにした。それを見たミクとテトは、表情を輝かせ今か今かと待ち構える。
イオリアは、静かに奏で始めた。
静かに、それでいて伸びやかに奏でられる音色が森の中に響き渡る。ミクとテトは、その聞き覚えのある曲に笑みを浮かべ、そっと目を閉じた。そして、静かに歌いだす。
森の中に、ヴァイオリンの深く多彩な音色が響き渡る。そこに、高く澄んだミクの声と、少し低めの深みのあるテトの声が重なる。
ヴァイオリンの音色は、よく響きながらも決して二人の歌唱を邪魔することなく、むしろ華を添えるように奏でられる。
もし音を見ることができるなら、イオリアの奏でるヴァイオリンの音とミク達の声がじゃれ合っているように見えただろう。
イオリアもミクもテトも、本当に楽しげな表情で、次々と森の中に音色を響かせる。気がつけば、模擬戦の影響かまったく気配を感じなかった森の動物たちが遠巻きにこちらの様子を伺っていた。
一曲目が終わり、二曲目、三曲目と続くころには、すぐ近くまで寄ってきていた。ミクとテトの頭には小鳥まで乗っている。
興が乗ってきて、気がつけば数十曲は演奏していた。最後の曲が終わった頃には既に日がだいぶ傾いており、それに気がついた三人は時間を忘れて楽しんでいたことに顔を見合わせて思わず吹き出した。
帰途につきながら、イオリアは二人に話しかけた。
「なんつーか、……ありがとな」
「「?」」
突然のお礼の言葉にキョトンとするミクとテト。その様子に苦笑いしながら、イオリアは言葉を続けた。
「いや、前世のときから笑顔動画が趣味で、ミクやテトのこと好きだったのは知ってるだろう?それで、アランに願いを聞かれて音楽の才能と二人を求めたんだけど、……修行やらなんやらで、結局、動画サイトなんて作れてないし、ミクやテトも10年間おあずけだったわけで、……今日は久しぶりに前世での楽しみを思い出してさ、ああ~やっぱり二人と何かするのは楽しいなって。
だから、何ていうか、一緒に楽しんでくれてありがとうというか、ここに居てくれてありがとうというか……まぁ、そんな感じ」
どこか照れたような雰囲気でそう語るイオリアにミクとテトは、
「……マスター、よくそんな恥ずかしいセリフを面と向かって堂々と……流石、人にはできないことを平然とやってのける、そこに痺れるし憧れるよ?」
「……マスター、やっぱりまだ、厨二病治ってないんじゃないですか?」
と応えた。
「んなっ、お前らそれはないだろう! 俺だって恥ずいのは我慢して言ったのに! あと、ミク! 俺は断じて厨二病じゃない!」
イオリアは、二人の想定外の反応に羞恥心が一気に吹きあがり早足で歩き始めた。その顔は真っ赤に染まっており、どこか拗ねたような表情になっている。
「もう、マスター! そんなに拗ねないでくださいよ~」
「冗談だよ、マスター」
からかいの色を含めた二人の声に、益々早足になるイオリア。だが、この時ばかりはミクもテトもイオリアが前にいてくれて良かったと思っていた。
なぜなら、ミクとテトの顔もイオリアに負けないくらい真っ赤に染まっていたからだ。咄嗟に茶化して気を逸らしでもしない限り、夕日の光くらいでは誤魔化せなかっただろう。
(まったく、マスターはっ! 本当に、まったくですよっ!)
(実にさりげなく好きと言ったね。まぁ、深い意味がないことはわかってるけど……嬉しいものは嬉しい。マスターが天然ジゴロとか……いろんな意味で心配だ……)
イオリアと二人の距離は少し離れていたが、夕日に照らされその後ろに延びる影は、三人の心を表すようにぴったりと寄り添っていた。
いかがでしたか?
笑顔動画のMMD作る人達って本当にスゴイと思います。
ちなみに、作者は作ったことありません。
SSも笑顔動画も初心者なんで・・・しかし、いつかは・・・
なお、この小説における笑顔動画と実際の笑顔動画はリンクしていません。
本当は、いろいろ紹介して共感を得たいところですけど・・・ほら、何か著作権とか怖いし・・・
次回は、転生物の定番、修行風景などを書きたいと思います。