今回はガハマさんが出ます。
他にも出ます。
まだ、上手くキャラの持ち味が出せませんが頑張って書きました。
前回は誤字脱字の量が多かったので今回もあるかもしれないのであったらごめんなさい。
それでは楽しんで見てください。
『師匠ー!!』
『ド〇ン。だからお前はアホなのだ!』
「はぁー」
「どうしたの白野?ため息なんかついて。このGガン〇ムってアニメつまらない?」
「いやそうじゃないよアストルフォ。今日いろいろありすぎて気疲れしたけだよ」
今日平塚先生に言われたのでGガン〇ムをムーンセルの自室でアストルフォと一緒に見ている。
アストルフォを誘った理由は、ガン〇ムはロボット。ロボットは乗り物。乗り物はライダー。みたいな感じで誘った。
他のサーヴァントも誘ってみようと思ったのだが、皆こういうアニメ好きそうじゃなさそうだし、ギルは好きそうだがGガン〇ムの主人公と声が似過ぎていて変な空気になりそうだから誘うのはやめた。
この部屋には俺とアストルフォ以外にもう二人いる。それが…
「白野。われに新たなアップルパイを持ってきてくれ」
「この分数の掛け算は難しいですね…」
大食いとおバカだ。
大食いのほうは新入りのアーチャーことアタランテ。見た目は僕とアストルフォと同じぐらいの年だが少し古風な喋り方をする。セイバーはお気に入りみたいだ。
おバカのほうはルーラーことジャンヌ・ダルク。皆が一度は聞いたことがあるかなり有名な英雄だ。見た目は俺より年上で頼れるお姉さんみたいな感じなのだが…、この前小学生をマスターして今から中学生を…分数の掛け算っ中学生だったけ?
「ボクが白野の悩みを聞いてあげるよ!」
「白野。早くわれにアップルパイを」
「岸波さん。申し訳ないのですがこの問題を教えて欲しいのですが…」
アストルフォは可愛い笑顔で、アタランテは少し怒り顔で、ジャンヌは悩みながら俺に話しかけてくる。
これはGガン〇ムは見れそうにないな。
「わかったよ順番にね」
ということでまずは席を立ち作り置きのアタランテ用のアップルパイを用意する。今日はすでに八枚完食している。新しいの作らないとな…。
「はい。アップルパイ」
アタランテにアップルパイを渡すと目を輝かせて美味しそうに食べ始める。うん。こうやって笑顔で食べてくれる子って可愛いな。
「で、ジャンヌここの問題はこうすればいいんだよ」
「なるほど。ありがとうございます白野さん。流石ですね」
「でもジャンヌ」
「なんでしょう?」
「ここ。この前も教えたんだけど…」
あっジャンヌ目を逸らした。
「最後にアストルフォ。悩みって程ではないけど聞いてくれるかな?」
「うん。任せてよ!」
こうして俺は今日あったことアストルフォに話し始めた。
「古来からお互いの正義がぶつかったときは勝負で雌雄を決するのが少年マンガの習わしだ」
「いや、何言ってんすか…」
ホントにそうだ。俺も比企谷と同じ意見だ。
「それではこうしよう。これから君たちの下に悩める子羊を導く。彼らを君たちなりに救ってみたまえ。どちらが人に奉仕できるか!?ガン〇ムファイト・「レディー・ゴー!!」」
やば。ついやっちゃた。
「嫌です。で、岸波君もなぜ平塚先生と一緒に馬鹿をやってるのかしら?」
「岸波。やはり君はGガン〇ムを見ていたろ?あと雪ノ下。教師に対して馬鹿はないだろ」
「だから見てませんよ。そこそこ有名ですから知ってただけです。今週あたり見ようとは思ってますけど」
「そうかそれは楽しみだ。今度一緒に話そうではないか。なんなら私の家で見るか?」
「遠慮させていただきます」
なぜだろ。先生の家に入ったらエンディングが見えそうだ。人生の。
「そうか。まあ、とにかく自らの正義を証明するのは己の行動のみ!勝負しろと言ったら勝負をしろ。君たちに拒否権はない」
「「横暴すぎる…」」
比企谷と台詞が被った。まあ先生に対しては同じ不満を持ったからか。
まあ勝負するのはこの二人だし俺はそれを見ているだけだな。
「死力を尽くして戦うために、君たちにはメリットを用意しよう」
メリット?なんだろ。まあこういうときはあれか…なんでも
「勝ったほうが負けたほうになんでも命令できる、というのはどうだ?」
予想通りだな。この勝負の結果がどうなるか気になるな。
「なんでもっ!」
比企谷が喰いついたな。
雪ノ下さんは二メートルぐらい後ずさり、自分の身体を抱え防御態勢に入った。
「この男が相手だと貞操の危機を感じるのでお断りします」
「偏見だっ!高二男子が卑猥なことばかり考えてるわけじゃないぞ!」
そうだな。俺もそうだ。俺は友達になってもらうかな?
「まあ、二人とも頑張れ。応援してるぞ」
「岸波何を言っているんだ。お前もこの勝負に入っているんだぞ」
「へ?」
俺が入ってる?どうして?最初の流れだとこの二人の勝負だろ。
「君もさっきあの二人の会話に意見を述べたのだ。この勝負に入るのは必然だろう」
「ちょ平塚先s」
「いいでしょう。そこの下卑な目の男の安い挑発に乗るのは少しばかり癪ですが、受けて立ちましょう」
俺が平塚先生と話している間に比企谷が雪ノ下さんを挑発?したらしく雪ノ下さんが勝負を受けることにしたらしい。
「いや、俺なにも言っt…ごめんなさい」
ギロっと雪ノ下さんが比企谷を睨む。どんな挑発したんだ。
「どうする岸波。お前以外は勝負をするらしいがお前はどうする?その場合、君は不戦敗になってしまうが」
仕方がないな。あのとき俺が意見をしたのも事の発端だ。なら答えは一つ。
「その勝負受けましょう」
「君ならそう言ってくれると信じてたよ。それで君は何を命令するんだ?」
「そんなの決まってるじゃないですか。この二人を俺の友達にさせます。まあ命令というのが気に食いませんが他にいい命令も無いので」
「私は始めて君を可愛そうと思ったよ。君には友人がいないのか?」
「はい。小学生からずっと…」
「…。すまなかった。変なことを聞いてしまったな」
「いえ、気にしないでください。雪ノ下さんに五回ほど友達になって欲しいと言ったのですが全て『イヤよ』の一点張りで…」
「比企谷ならわかるが君に友人ができないというのが私には信じられないのだが」
平塚先生が比企谷を貶しながら俺にもわからない事を聞いてきた。小学生のときはなんとなくわかっていたけど、中学の途中からは違うところで避けられていたような気がするんだよな。
「おい、なんで俺に友達ができないって決めつけてんですか」
比企谷が平塚先生に反論しようとしたら雪ノ下さんが、
「あら比企谷くん。そんなの決まってるでしょ」
「なんだよ」
「あなたの目と性格が腐りきってるからよ」
「……」
雪ノ下さん。比企谷が黙っちゃたよ。
「まあ、俺や比企谷に友人が出来ないこと置いといて」
「置いとかないでくれよ」
「いや、そうじゃないと話が進まないだろ」
「そ、そうだな…」
ここは少し大きめに出てみるか。
「ここに宣言しよう。俺はこの勝負に勝って君たちを俺の友達にしてみせる」
「なんだよその『凄いこと言ってやったぜ』みたいな顔。内容が子どもすぎんだろ」
「ええ、望むところよ。そのあなたの願いを踏みにじってあげる」
「そしてお前はどんだけ岸波と友達になりたくねぇんだよ」
「おお。面白い展開になって来たな。私も楽しみだ」
「こうなったのは平塚先生のせいですよ。ってか俺まだ参加するとは言ってないんですが」
比企谷が的確にツッコミをいれる。
「次回から勝負スタートだ。私はこれで職員室に戻るから君たちももう帰りたまえ」
「あのー、俺の意思は…」
比企谷の質問に答える前に平塚先生は教室を出て行った。
「それじゃあ、そろそろ時間だから帰りましょう」
「そうだな」
「だから、俺の意思は…」
そうして今日の部活は終了した。
「あれ?白野。いつもとあんまり変わらないと思うんだけどどこが疲れたの?」
「ここはほんの少しだよ」
「ほんの少し?」
「そう。疲れたのはここから。家に帰ってからだ」
「家に帰ってから?何があったの?」
「それがね…」
「ただいま」
「お帰りなさい兄さん。それが大変なんですよ」
ん?何が大変なんだ?
桜のほうを見て尋ねてみる。
「なにが大変なん…。ねぇ桜」
「何でしょう兄さん?」
「大変って言うわりには結構いい笑顔してるよ」
「そ、そんな顔してません」
「そうか?」
「そうですよ」
正直かなり嬉しそうだけど。
「で、なにが大変なんだ?」
「え、えーとですね…」
桜は頬を赤らめて自分のお腹の下らへんで両手を置く。
あれ?大変。笑顔。お腹の下に手を置く…。
ちょ、ちょ、ちょっと待て。今俺の頭に浮かんでいる言葉はあれだ。二文字のあれだ。その後結婚しちゃうあれだ。
いや、そんなはずはない。俺は桜を大事にしている。何があっても大切な妹に手を出すなんてありえない。桜はまだ中学三年生だぞ。た、確かに月の裏で好きになった女の子に似ていても妹だからありえない。とかじゃなくてあっちゃいけない。まずそういうことはしてない。
「さ、桜ウソだろ…」
「いえ、本当です」
俺の人生は終わったな…。
「今日から父さんが二、三年間アメリカに行くそうです」
「ごめんな桜。俺のせいで…。アメリカ?」
「はい。アメリカだそうです」
「父さんが?」
「はい。父さんが」
「じゃあ、その思わせぶりな態度は?」
「?何のことですか?」
「いやだって頬が少し赤かったし」
「そ、それは今日から二、三年間この家で、兄さんと二人暮らしで少し興ふ、緊張してしまって」
「手をお腹の前に置いたのは?」
「私はいつも兄さんと話すときはこんな感じだったと思いますけど?」
そ、そうかーよかった…。
「ってよくない!」
「ど、どうしたんですか急に」
「急なのは父さんのほうだ。どうして言ってくれなかったんだ!」
「私も帰ってきたらいつものように机にこの手紙が」
桜から父さんの手紙を受け取り内容を読む。
『白野・桜へ
今日から私は二、三年ぐらいアメリカの病院へ行く。
前々からそういう頼みがあったのだが、君たちがまだ幼かったから断っていた。
だが白野が高校生になり大人のような扱いを受ける年になった。
そしてこの一年間君たちの様子を見させてもらい、
今回の頼みを承諾した。今の君たちなら何とかなる。
これからは二人でこの家に住むことになるが、まあ、大丈夫だろう。
私も一年に一回は帰ってこれると思う。
話せなかったことは悪いと思っているが、こういうほうが面白いだろ。
父より。』
「面白くないよ!心の準備が出来てないし」
「私は大丈夫です。に、兄さんさえいてくれれば…///」
「ありがとう桜。ちょっと父さんに電話するよ」
俺は携帯を取り出して父さんに電話をする。
『おかけになった電話番号は現在使われておりません。…』
どうしてだ?この前というか昨日は使えたぞ。
「兄さん。父さんはなんと?」
「今までの電話番号は使ってないって…」
「……」
「……」
「えーっと兄さん…」
「桜ー」
「きゃっ!に、兄さん」
俺は桜を抱きしめて、
「桜。俺がお前を守ってあげるからな、心配するな」
「は、はい。ありがとうございます…。兄さんの香り…」
今日から俺たち兄妹の二人暮らしが始まった。
「た、大変だね」
「だろ…」
「白野。新たなアップルパイを!」
はや!
「わかったけど俺もう起きる時間だから。自分の部屋に持って行って食べてくれ」
「そうか…。白野またわれのために作ってくれるか?」
「うん。任せてくれ。他の二人も今日はここまで。また明日続きを見よう」
見ようと言っても見てるのは俺とアストルフォだけだが。
「うん。それじゃあねぇ白野。また明日呼びに来て」
「わかりました。それでは岸波さん私もこの辺で帰らせていただきます」
「それではの。白野」
「また明日ねアストルフォ、ジャンヌ、アタランテ」
三人は俺の部屋を出て行く。
「よし。起きるかな」
そして目を瞑り元の世界へ帰る。
比企谷が入部して数日。カレンに捉まり少し遅れてしまったがいつものように部室にむかう。
あれ。部室の前に女生徒が立ってるな。
「依頼人かな?」
俺はその女生徒に近付いて尋ねる。
「えーっと君は?」
「ひゃ!ご、ごめんなさい」
「いや謝らなくていいよ。こちらこそ驚かせるようなことをしてごめんね。君はこの部屋に何のようかな?」
あっ!この子あの犬の飼い主だ。髪の毛の色が変わってたから近づいて顔を見るまで気付けなかった。この子が依頼人ならこの部屋はすごい奇跡が起きてるな。
あの場にいた四人が揃うわけか。偶然ってすごいは。
「え、えっと。平塚先生から聞いたんだけど、ここって生徒のお願いを叶えてくれるって聞いて…」
まあ、間違ってはないけど少し違うな。でも依頼人ってことだな。
「そういうことなら中に入ってよ」
「えっでも…」
そうか俺のことは知らないもんな。
「俺はここの副部長をやらせてもらってるんだ」
「そうなの?」
「そうだよ」
なんか子犬みたいな子だな。
子犬いえばセイバーもそんな感じだけどセイバーとは少し違うな。
「入るけどいいかな?」
「ま、待ってまだ心の準備が…」
「わかった。準備ができたら言ってくれ」
心の準備が始まって一、二分、「よし。お願いします。」と彼女が言った。
コンコンいつもと同じようにノックをする。
「どうぞ」
聞きなれた綺麗な声が入室を許可する。
「遅れました。あと入口に依頼人がいたよ」
「し、失礼しまーす」
心の準備をしてもまだ緊張してるようだな。
「な、なんでヒッキーがここにいんのよ!?」
ヒッキー?ああ、比企谷のことか。ってことは比企谷と同じクラスか。いいなあだ名って、俺はこの世界だとあだ名は未だにザビエルか、ゴミ捨て場のどっちかだったし。桜は兄さん、カレンは白野先輩だからな。他の人は名字の岸波だし。
ムーンセルではいろいろあったな。奏者、マスター、ご主人様、雑種、子ブタ、etc…。
そんな事を考えってたら、比企谷が彼女の席を用意して、「まぁ、とにかく座って」と言っている。やっぱり優しいな比企谷。
「あ、ありがと…」
俺も座るか。
俺もいつもの席に着き依頼人の彼女のほうへむく。
「由比ヶ浜結衣さん、ね」
「あ、あたしのこと知ってるんだ」
へぇ、彼女の名前は由比ヶ浜さんって言うんだ。いつも思うけどすごいなよく全生徒の名前覚えてるな。
「そんなことないわ。比企谷くんのことなんか知らなかったもの」
「あれ俺の声出てた?それとも思考が読まれた」
それは俺の得意分野だと思ったのに…。
「なんで俺が貶されてんだよ…」
「比企谷くん。別に落ち込むことではないわ。むしろ、これは私のミスだもの。あなたの矮小さに目もくれなかったことが原因だし、何よりあなたの存在からつい目を逸らしたくなってしまった私の心の弱さが悪いのよ」
「ねぇ、お前それで慰めてるつもりなの?最後、俺が悪いみたいな結論になってるからね?」
「慰めてなんかいないわ。ただの皮肉よ」
この二人の会話はいつ聞いても癖があって面白いよな。
「なんか…楽しそうな部活だね」
「そうだろ。いつもこんな感じだよこの二人」
「へぇ、そうなんだ」
「岸波くん。勝手に話を進めないでくれるかしら。…それとその勘違いがひどく不愉快だわ」
「いやなんというかすごく自然だなって思っただけだからっ!ほら、ヒッキーもクラスにいるときと全然違うし。ちゃんと喋るんだーとか思って」
「いや、喋るよそりゃ…」
まあ、俺もクラスでは雪ノ下さんぐらいとしか話さないけど。
「そういえば、由比ヶ浜さんもF組だったわね」
「え、そうなん」
比企谷マジか。俺ですらクラスの人の名前ぐらいは知ってるよ。
「まさかと思うけど、知らなかったの?」
由比ヶ浜さんが雪ノ下さんの言葉にぴくりと反応した。
しかも比企谷焦ってるよ。
「し、知ってるよ」
目逸らしてるよ。
「…なんで目逸らしたし」
「そんなんだから、ヒッキー、クラスに友達がいないんじゃないの?キョドり方、キモいし」
ん?ならなぜ俺には友人がいないんだ?クラスの生徒の名前は知ってる。生活もごく普通のはずだ。わからない。
「…このビッチめ」
「何言ってんだ比企谷。女の子にそんなこと言ったらダメだろ。この子はどう見ても処―――」
「う、うわわ!なな、何言ってんの君。デリカシー無さ過ぎ!!」
ごめん。つい俺のオヤジの部分が…。
「別に恥ずかしいことではないでしょう。この年でヴァージ―――」
「わーわーわー!ちょっと何いってんの!?高二でまだとか恥ずかしいよ!雪ノ下さん、女子力足んないんじゃないの!?」
「…くだらない価値観ね」
そうだな。むしろ俺はムーンセルでは守ってたくらいだし。
「にしても、女子力って単語がもうビッチくさいよな」
この後も、ビッチだの、死ねだの、キモいだのと醜い言葉が行き交った。
仕方がない話を戻そう。
「ねえ、由比ヶ浜さんは今日何しに来たんだっけ?」
「え?あ、ああごめん。ヒッキーのせいで言えなかった」
「なんで俺のせいなんだよ。このビッチが」
「比企谷そろそろ話を進めたいからその辺にしといてくれ」
「ああ、わるかった」
「うん。静かになったから再開しよう」
「部屋に入る前も聞いたけど、ここって生徒のお願いを叶えてくれるんだよね」
「そうなのか?」
「岸波くんウソを教えないでくれるかしら。」
「いや、そう教えたのは平塚先生だ。俺は部室の前で心の準備をしていた由比ヶ浜さんを中に入れただけだよ」
「そう。由比ヶ浜さん。あくまで奉仕部は手助けをするだけ。願いが叶うかはあなた次第よ」
「どう違うの?」
「ここは俺が言おう」
「なぜかしら岸波くん?」
「雪ノ下さんが言うと難しくて理解しずらいかなってね」
今までの会話の中で考えると、あまり難しいことを言うと由比ヶ浜さんが混乱しかねないからね。
「なら任せるわ」
「うん。由比ヶ浜さん」
「なに?」
「例えば君が、感謝したい人や好きな人に美味しいモノを食べて貰いたいとしよう」
俺の言葉に由比ヶ浜さんがぴくりと反応した。
ビンゴ。やっぱり考えてはいたんだなあのことを。
「だけど上手く作れなかった。そこで俺たち奉仕部の出番だ。仕事の内容は君に美味しいモノの作り方を教えることだ。最初の内容だと俺たちが美味しいモノを作ることになるからね」
こんな感じかな?
「な、なるほど」
由比ヶ浜さんも納得してくれたようだ。
「それで、あなたの依頼とは何なのかしら?」
雪ノ下さんが由比ヶ浜さんに依頼内容を尋ねる。
「あのあの、あのね、クッキーを…」
やっぱりね。まあそうだろうと思ったけど。
「よし。比企谷いくぞ」
「は?どうした急に」
「お前は人数分の飲みモノでも買いに行っててくれ」
「どうして俺がパシらないといけないんだよ。お前が行けよ」
「俺はあれだ。今から職員室に行って来る」
鶴見先生に家庭科室の鍵を借りに行く。結構鶴見先生とは仲がいいんだよ俺。よく娘さんの留美ちゃんに料理を教えに行くぐらいだ。
そして俺と比企谷は教室を後にした。
今回はかなりのキャラがキャラ崩れした気がします。
Apocryphaのキャラの喋り方を勉強しないといけませんね。
特にアタランテ。古風な感じが上手く出せない。
ジャンヌはここまでおバカではないと思いますが、ネタなので。
ジャンヌ好きの皆さんごめんなさい
この世界の桜は月の桜とBBを足して二で割った感じでいこうかと思います。
カレンとの会話はまだ少し後で。
それではまた次回に。