さて、意気込みは置いておいてゲームは楽しんでやらないとな。
今更だけど俺が完全な運ゲームで勝てるなんてはずがないんだよ。
どんなに足掻いても運が上がるなんてないんだし。いや、幸運値を上げるコードキャストがある……けど元が低いから意味ないな。
俺はルーレットを回し、出た数字の分だけマスを進む。
着いたマスはプラスマスでもマイナスマスでもないマス。これは『スキルマス』だったっけ?
俺は説明書を手に取りそのマスについて読み上げる。
「『スキルマス』所持金を半分払ってスキルを手に入れる(所持できる数は三つまで)」
スキルはサーヴァントたちが持っているモノの名前を使っているようで、そのスキルを持っていることでマイナスを回避したり、貰う金額上げたりもできるみたい。
「『スキルマス』に来た場合は『スキルカード』というカードを一枚引いてから、そこに書いてあるスキルを得るか、手放すかを決める」
なるほど、スキル内容を見た後に手に入れるかを決められるのか。
それじゃあ引こう。
俺は詰まれている『スキルカード』の一番上のカードを一枚引く。
「俺のスキルは……『『戦闘続行』・スキル内容、自分のターンの終了時、所持金がプレイヤーの中で一番少なかった場合40000PPT貰う』――――か。俺の運にしては結構いい引きじゃないかな?よし、手持ちのPPTも少ないからこのスキルを手に入れよう」
ということで俺の所持金は500PPTになるのだが、『戦闘続行』の効果で所持金が+40000PPTになる。
「なるほどね。このゲームはこの『スキル』と言うカードが今後を左右しそうね」
「みたいだな。だが、後半になればなるほど所持金の半額を払うなんて大きなリスクは避けるのが普通だ。ってなると必然的にスキルを三つなんて所持するのは難しい」
『だから前半のうちにできるだけ多くスキルを手に入れる。または強力なスキルを一つ手に入れる必要がある』
と、雪ノ下さん、比企谷、白乃がこのゲームとスキルのことを考察している。
「なんか、ゆきのんとヒッキーはそういうこと言うのわかるんだけど、白乃ちゃんもそういうこと考えるんだね。って本当にこの子四歳児!?」
『頭の中は17歳以上ですから』と白乃は胸を張る。
「岸波くん……」
雪ノ下さんが白乃が書いた文字を見て、俺をゴミでも見るような目で見てきた。
この目で見られるの久しぶりだなぁ……まったく嬉しくはないけど。
「まぁいいわ」と雪ノ下さんがルーレットを回し、出た数字の分前に進むと俺のマスの前だ。
「惜しい……『小学生、クラスに馴染めず友達がいない。一マス下がる』――――何かしらこの物凄く不愉快なマスわ。ま、でもスキルは手に入るってことよね」
と、雪ノ下さんは俺のいるマスに下がる。
この時、雪ノ下さんは俺に追突したことになるので、俺に5000PPTを払うことになる。
これで俺の所持金は45500PPTになり、雪ノ下さんは75000PPTになる。
そして雪ノ下さんはスキルカードを引く。
雪ノ下さんが引いたスキルカードは『黄金律』たぶんこのゲームでも上位に入る強力なスキルカードだろう。
スキル内容は、自分のターンの終了時に15000PPTを貰える。
強いな。俺の『戦闘続行』は発動条件があるけど、雪ノ下さんの『黄金律』は発動条件がなく確実にPPTを手に入れることができる。
雪ノ下さんは躊躇なく所持金の半分を払い『黄金律』を取得。
雪ノ下さんの所持金は『黄金律』の効果で+15000PPTなので52500PPTになる。
俺とは違ってPPTがかなり減っているけどまだ序盤だから別に苦でもなさそうだな。それにスキルも手に入ってるわけだし。
次は比企谷の番だが、比企谷も雪ノ下さんと同じマス『小学生、クラスに馴染めず友達がいない。一マス下がる』に止まった。
ということは、俺と雪ノ下さんに追突したということになるので5000PPTづつ払うことになる。
これで俺の所持金は50500PPT、雪ノ下さんが57500PPT、比企谷が17000PPTになるが、ここは『スキルマス』場合によっては増える確率だってある。
さぁ、比企谷が引いたカードは……
「『気配遮断・スキル内容、追突したときはPPTを払わなくてもよい(貰うことはできる)。またすれ違ったプレイヤーから3000PPTを盗み取る』――――まあまあなスキルだな。誰かとすれ違う度に3000PPT貰える。そうなると岸波や雪ノ下かに払ったPPTも六割返ってくるしな」
「なんかお兄ちゃんのスキル……スリみたいだね」
「おい、やめろ。俺も自分でそう思ってたんだからよ。『貰う』じゃなくて『盗み取る』って完全にスッてるだろこれ」
「そうね、とてもスリ谷くんらしいスキルだと思うわよ」
「スリ谷ってなんだよ。生まれて一度もそんな犯罪を犯したことはねぇぞ」
そんなやり取りをしているが、このスキルも強いな。文面上アサシンクラスを馬鹿にしてそうだけど、かなりの高確率で発動するスキルだし。
比企谷も迷わずに所持しているPPTの半分を払った。
比企谷の所持金は8500とかなり少ないがどんどん増えていくだろう。
しかも比企谷の金額からして俺の『戦闘続行』のスキルは発動しない。
『戦闘続行』は受け取る金額はかなり大きいけど発動条件が難しい。勝つにはもう一つはスキルが欲しい。
あれ?俺、勝つつもりはなかったのにどうして勝とうとしてるんだろ?
もしかしたら俺って思ってたよりも負けるのが嫌いなのかな?雪ノ下さんを『負けず嫌い』なんて言えないな。
人生ゲームも進み、みんな大学生以上になっており、一つはスキルを持っている。
現在の順位は1位 雪ノ下さん。2位 白乃。3位 桜。4位 由比ヶ浜さん。5位 小町ちゃんと戸塚くん。7位 比企谷。そして最後は俺。
やはり俺には運がない。
そしてみんなが持っているスキルは――――
雪ノ下さんが『黄金律』が二つ。(自分のターンの終わりに15000PPT×2を貰える)
白乃が『皇帝特権』スキル内容・自分のターンに他のプレイヤーのスキルを使える。ただし使えるのは一ターンに一度。(基本は『黄金律』を選択)
桜が『魔眼』スキル内容・自分より前にいるプレイヤーを休みにできる。(ゲームの中では誰よりも早い人生を送っている)
由比ヶ浜さんが『精霊の加護』スキル内容・貰えるPPTは五割増し、減るPPTは半分になる。(由比ヶ浜さんは計算が苦手なのでいつも雪ノ下さんか俺が計算している)
小町ちゃんが『二重召喚』スキル内容・二つの職業に就くことができる。(簡単に説明すると、職業が二つになると給料日に貰えるPPTが二倍になる。ただ、まだ大学生なので就職はできていないからスキルは発動していない)
戸塚くんのスキルが『仕切り直し』スキル内容・嫌なマスならルーレットを回し直すことができる。(しかし戸塚くんは運がいいのか未だにこのスキルを使っていない)
比企谷のスキルが『気配遮断』。(このスキルを取ってからどんどんと所持金を増やしているが、マイナスマスが多いせいか現在の順位になった)
最後に俺は『戦闘続行』と『聖者の数字』スキル内容・PPTを貰うとき500PPTを払いルーレットを回す。そして三の倍数の数字が出た場合貰うPPTが三倍になる。(三分の一の確率で成功するはずなのだが、俺の運の無さは折り紙つきのようで未だに成功してない)
――――と、いうことで現在スキルを二つ持っているのは俺と雪ノ下さんだけなんだけどかなりの差がある。スキルは大切だけどそれ以上に運は必要だね。
今、白乃のターンが終わり、俺の番だ。
俺がゲームの中で大学生になっている。まぁ桜は既に大学を卒業して就職している。
そして俺はルーレットを回し、出た数字分だけ前に進む。
「『彼女ができた……のだが他の女性が邪魔をするので彼女との距離は進展しない。だが彼女ができたから一応5000PPTをやろう』ってなんで上から目線?」
……しかし、もし俺が普通に生きていければ大学生ぐらいで彼女ができるのかなぁ。
何故かこのゲームは自分たちのことではないのかと思うようなマスに来ることがあるため、もしかしたら自分の未来もこんな感じなのではないかと考えてします。
「そうですか。兄さんに彼女が……」
「岸波くんは大学生になったらどんな人と付き合うのかしらね……」
「い、いや、ゲームだから。それにまだ誰かと付き合おうとか思ってないから」
俺の言葉に雪ノ下さんと桜が残念なのか、嬉しいのか複雑な表情をしている。
空気が少し重いから早くゲームを再開しよう。
俺は『聖者の数字』を使い500PPTを払いルーレットを回すと『5』が出た。三倍にならず。
さらに最下位の俺は『戦闘続行』が発動して+40000PPT。そこに『聖者の数字』。500PPTを払いルーレットを回す。出た数字は『7』。三倍にならず。
と、こんな感じで『聖者の数字』が宝の持ち腐れ状態なんだよな。
現在トップの雪ノ下さんは『黄金律』のおかげでマイナスにはならない。
俺が雪ノ下さんに追い付くには大金を貰うときに『聖者の数字』を成功させないといけない。
そしてこのゲームで大金を貰うのは給料日、結婚での祝い金、ゴールした時のボーナスくらいだろう。
ただゴール時のボーナスは早い者勝ちでどんどん値段が下がっていく。桜がいるため一番目で到着は無理だから二番目にならないといけない。
そうなるとルーレットを好きな数字で止める必要があるよ。
だけどそれは難しいこと。ルーレットは運。自分が出したい数字がそう簡単に出るはずがない。
しかし自分で回すとなると話は別だ。感覚さえ掴めば好きな数字で止めることも不可能ではないはず。
これまでどれぐらいの力で回せば何処に止まるのかをしっかりと観察させてもらった。
さぁ反撃だ。
行くぞ銀行――――金の貯蔵は充分か。
結果は……最下位でした。
まさかルーレットだけではなくルーレットに書かれている数字もランダムで動いているとは……。
完全に俺の『観察眼』『洞察力』のことを見越して作ってあったなこのゲーム。
そして俺が着いた結婚マスが物凄くおかしかった。
その内容が『結婚!!さぁルーレットを回して結婚相手を決めよう。1と7は幼馴染。2と8は義妹。3と9は後輩。4と10は幼馴染の姉。5と11は親友の妹。6と12はいっそのこと全員と。ルーレットを回さない場合は祝い金はなし』
なんで結婚相手をルーレットで決めないといけないだろう。しかもこのマスに止まった時の周りの空気が酷かった。
なのでルーレットは回せずに祝い金も貰えなかった。
いろいろと酷かったりもしたが、楽しかったからいいか。
「じゃあ、負けたキッシーは罰ゲームだね」
「え?そんなの聞いてないけど」
「でも、ルールに書いてあったよ」
と、由比ヶ浜さんがルールが書いてある説明書を持って教えてくれた。
俺は由比ヶ浜さんから説明書を受け取りルールに目を通す。それより由比ヶ浜さんが説明書を読んでたことに驚いたけど。
「あ、あった。『最後に最下位の者は秘密にしていることを一つ暴露する』または『一位の人の言うことを聞く。薄い本(ソリッドブック)みたいに!!薄い本(ソリッドブック)みた―――』」
俺は説明書を丸めてゴミ箱に投げ入れる。
この場にいた何人かは「薄い本(ソリッドブック)って何?」みたいな反応をした。
俺が周りを見渡した感じ『薄い本(ソリッドブック)』がどういうものかを知っている人は比企谷と白乃は確実。小町ちゃんはもしかしたらって感じだな。
「ねぇヒッキー?」
も、もしかして由比ヶ浜さん。それを比企谷に聞くのか……。
「キッシーがさっき言ってた何とかブックって何かの本?」
比企谷がすごく困った表情をして、俺の方を睨んでくる。
仕方がないじゃないか。書いてあることをそのまま読んだんだから。
「それに関しては専門外だ。……気になるなら材木座か海老名さん辺りに聞け」
なるほど、他の人に投げたな。
この後、絶対に由比ヶ浜さんは海老名さんに聞くだろうな。
「薄い本(ソリッドブック)は置いてくとして、『一位の人の言うことを聞く』はありきたりだから、暴露の方でいいよね」
俺は勝手に話を進める。
さて、自分で選んだけど暴露するって何を言えばいいだろうか?俺が秘密にしていることって俺が消える可能性があること、俺の本当の誕生日、俺に前世のようなものの記憶ぐらいだけど。
消えることは聞かれたら答えるけど自分から言うのはなんか嫌だし、誕生日を言った場合、なんか『その日に俺を祝ってくれ!』って言ってるみたいだから言いたくないし。
そうなると、アレだけだな。
「ここだけの話、実は俺には前世の記憶があるんだ」
「「「「はい?」」」」
ほぼ同じ人間の白乃と前に教えた雪ノ下さん以外は『何を言ってるんだこいつ』みたいな顔をする。
「はい、暴露はこれでOKだね。それじゃあご飯にしようか。夏だけどお鍋でもする?」
一度でいいから普通の鍋パーティーというものをやってみたかったんだよね。
本当はムーンセルでもうやったけど、普通じゃなかったから。
あのときは闇鍋をして、多くの英雄が食卓(戦場)で散っていった。
歴史にも名高い英雄たちが「生前の死に方の方がよかった」と思ったぐらいの暗黒鍋だった。
あのときギルが「この程度の鍋、飲み干せなくて何が英雄か」とか言ったせいで英雄としての誇りを持っている人たちが無残なことに……。
しかも、言った本人は食べなかったし。
なので、俺は普通の鍋パーティーをしたい。
俺は、台所に向かうために立とうとしたら「おい、ちょっと待った」と、比企谷に止められた。
「比企谷、もしかして鍋嫌い?材木座はいないけどしっかり男女分けて作るよ」
「別に鍋が嫌いとかじゃねぇよ。まぁ材木座がいなくても男女を分けるって心掛けはいいことだが」
「八幡、岸波くん。その言い方だと材木座君が可愛いそうだよ」
と戸塚くんが材木座を庇うのだが、しっかりと理由があるんだ。
由比ヶ浜さんの誕生日を祝った日、雪ノ下さんが作ったケーキを誰が切るかを決めるときに由比ヶ浜さんが材木座に『手を洗ってきてほしい』と間接的に汚そうとか言ってたからな。
「じゃあ何が不満なのさ?」
「不満とかじゃなくて、岸波が前世の記憶があるってことにだよ。むしろ驚いてねぇ雪ノ下と岸波の娘はどうかと思うが」
比企谷は雪ノ下さんと白乃を見る。
「そのことなら私は岸波くんの過去を聞いたたもの」
『わたしは知ってたよ。知った経緯は話せないけど』
この展開だとムーンセルでのことを話す展開になるかな。
話すのは別にいいんだけど、時間が掛かるから話さないでおこう。
「前世のようなものの記憶があるっていうのは教えたけど、内容は教えないよ」
俺の言葉に違和感を持った人が二人いるな。
でも、その気づいた人たちも今はやめておこうと思ったのか口は開かない。
「さて、気を取り直して鍋を作ろう」
『
直死の魔眼 「……生きているのなら、神様だって殺してみせる」
その一撃は確実に俺を死を与えた。
――――ああ、俺、は死ぬ、んだ………
』
そしてパソコンな画面は暗くなり『BAD END』の文字が浮かび上がる。
「やっぱりダメだな。何処かで選択肢を間違えただろ」
『そんなはずない。これがおかしいの。今まで選んできた選択肢が最良のはず』
「でも、実際に三人全員と戦っても全部『BAD END』じゃねぇか」
「八幡も白乃ちゃんも喧嘩しちゃダメだよ」
現在、俺、比企谷、戸塚くん、白乃は俺の部屋で恋愛ゲームをしている。
何故そんなことをしているかというと、夕食のお鍋は女性陣が作るそうでみんなスーパーに出かけた。
結果、残された男性陣+白乃は夕食が作り終わるまで午前中同様に恋愛ゲームに勤しんでいるというわけだ。
「しかし本格的に詰んでるよな。どうすれば死なずに済むんだろう」
「一番は聖杯戦争だけの参加しなければよかったと思うがな」
『八幡、何を言っているの。聖杯戦争に参加しなかったら妹が……妹が他の男に寝取られるかもしれないんだよ!』
……どうしたらそこから聖杯戦争が始まるんだ?
というか未だかつてそんな理由で聖杯戦争に参加した人間がいただろうか。
「そういえばサーヴァントはどうしたの?」
聖杯戦争なんだからサーバントがいて当然だろ。サーヴァントがいればどうにかなると思うけど。
俺がサーヴァントの話を切り出したら比企谷と白乃が申し訳そうな表情をする。
「いや、サーヴァントは」
『うん、サーヴァントは』
「ねぇみんなサーヴァントって何?」
戸塚くんは途中参加のためサーヴァントがどういうものかを知らないので頭に疑問符を浮かべている。
「サーヴァントって言うのはこのゲームで自分を守護する奴のことだ」
あらがち間違ってはいないかな?
「それでサーヴァントはどうしたの?」
「………死んだ」
「え?どうして?」
どうしてサーヴァントが死んでしまったのか理由を尋ねると、白乃が説明してくれた。
その理由は簡単、最初に紹介したヒロインの中に数名主人公のサーヴァントがいたらしく、誰が主人公のサーヴァントを務めるかで争いが始まり。その争いは他のマスターや相手のサーヴァントも巻き込んで最終的に主人公と数名のマスターを残し全滅したそうだ。
「………」
迷惑にも程がある。呆れてものも言えないとはこのことだ。
「あれ?サーヴァントは全滅したなら聖杯戦争は終わりじゃないの?」
『お父さん、それは勝手な思い込み。聖杯戦争は聖杯を手に入れるまでが聖杯戦争』
「ということは聖杯を取りに行こうとしたときにさっきの三人に出会ったってことか」
コクリと白乃は頷く。
それにしてもこのゲームは本当にカオスだな。
いろいろとやり直した結果、聖杯戦争にはどう動いても『BAD END』しかないらしい。
流石は聖杯戦争。どの世界でも死亡率がズバ抜けている。
今回出してスキルの本当の内容の紹介。
『戦闘続行』:戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
『聖者の数字』:午前9時から正午までの3時間、午後3時から日没までの3時間だけ力が3倍になる。
『黄金律』:人生においてお金が付いて回るという宿命。
『気配遮断』:アサシンのクラス特性。自身の気配を消す能力。
『精霊の加護』:武勲を立てうる戦場に限り、精霊の加護によって危機的局面において幸運を呼び寄せることのできる能力。
『仕切り直し』:戦闘からの離脱。または不利になった戦闘を初期状態に戻す。
『魔眼』:魔眼を持っている者スキル。
『二重召喚』:二つのクラス別スキルを保有することができる。
『皇帝特権』:本来持ち得ないスキルを、本人の主張で短時間だけ取得できる。
EXTRA以外のサーヴァントのスキルを使っちゃいました。
使った理由はこの人はこのスキルが似合いそうだなぁみたいな感じのイメージです。
ただ、白野くんの『聖者の数字』、戸塚くんの『仕切り直し』、桜の『魔眼』は違います。
白野くんは勢いで、あとの二人には似合いそうなスキルが思いつかなかったので……。
次回でお泊り編終了。やっと本編、六巻の文化祭に入れますね。