確認はしたつもりですがまだ誤字ある気が…。すみません
では後書きで…
ゴールデンウィークも過ぎ、じわじわと暑くなる時期。
ゴールデンウィークといえば雪ノ下さんが泊まりに来たことなのだが、なぜか雪ノ下さんが泊まった日の朝のことは何も思い出せない。
夜のことは覚えている。
少し自棄になった部分もあったが雪ノ下さんと前よりも仲良くなれた気がする。
俺が目指している友達の関係よりも少しずれていると思うが、まぁいいだろう。
ただ起きてから朝食を食べるまでの間のことを思い出せない。キャスターの長い話を聞かされ、ムーンセルからこっちの世界に戻って来て、気が付いてたら朝食を食べていた。どうしてだ?
思い出そうとすると何か黒い泥のような、禍々しいモノに呑みこまれたみたいな……。
まぁ夢でしょう。はい、夢です。ムーンセルに行くようになってから昼寝以外で夢を見たことがないけれど、あれは夢です。
だって途中から家の道場に似た場所で袴姿の藤村先生ぽい人と銀髪のロリブルマって人たちとどうでもいい会話したような気がするし。
残りのゴールデンウィークの過ごし方は、いつものようにバイトに行ったり、トレーニングをしたり、勉強したり、プログラミングしたりといつもと変わらない休日みたいな感じになった。
そして現在、俺は部室でいつものように謎のプログラムを製作中。何ができるか楽しみではあるが、BB?からのプレゼント、不安でもある。
部室内は俺と雪ノ下さんの二人っきり。さっきまで由比ヶ浜さんもいたのだが比企谷を探しに行くと出ていった。
雪ノ下さんはこの前の夜のことが無かったかのように今までと変わらずに振る舞っているから、俺が気にしても仕方がない。俺もいつも通りに接するようにしよう。
でも少しは変わったか。前より少しだけ距離が縮まったかな。並んで歩いているときの距離が60センチくらいから45センチくらいになった。そんなに変わらないか。
カレンみたいにピッタリくっつかれるとこっちが困るから、アレぐらいがちょうどいいかもな。
それにしても静かだな。この部屋で聞こえるモノといえば運動系の部活の声とか野球のボールを打った音ぐらいだ。
俺が使っているパソコンはキータッチの音が出ないため周りにあまり迷惑は掛からないと思う。いや、思いたい。
しかしこういう静かなのもいいな。比企谷や由比ヶ浜さんが入部する前はほとんどこんな感じだったけど。
みんなで喋りながらやるのもいいけど、静かにやるのもいい。
もうじき、頑張れば明日にはこのプログラムも完成しそうだし、完成したら次はこの時間は何をしようかな。
コンコンとノックの音がしたあと、いつものように軽い挨拶をして比企谷が入って来た。
「あれ?比企谷、由比ヶ浜さんと会わなかった?」
「なんで俺が由比ヶ浜と会うんだよ」
「だって―――」
「あー!ヒッキーいた!!」
この反応は行き違えたみたいだな。
「わざわざ聞いて歩いたんだからね。そしたら、みんな『比企谷?誰?』って言うし。超大変だった」
由比ヶ浜さんは比企谷を探していたことを余分な情報と一緒に言う。
「その追加情報いらねぇ…」
「超大変だったんだからね」
由比ヶ浜さんは大切だから二度言いましたね。
「なんだ、その、悪かったな」
「別に、い、いいんだけどさ…。そ、その…、だから、け、携帯教えて?ほ、ほら!わざわざ捜して回るのもおかしいし、恥ずかしいし…。どんな関係か聞かれるとか、ありえ、ないし」
「まぁそれは別にいいけどよ…」
そんな二人の会話を聞きながらプログラムを進める。
途中で雪ノ下さんも参加していた。
会話の内容は、由比ヶ浜さんの携帯の目が痛くなる?ほどのキラキラなデコレーションを施してあるみたいなこと、比企谷の携帯がスマートフォンで赤外線が使えないとか、比企谷宛てのメールは妹とアマ〇ンとマクド〇ルドからだとか、中学時代は女子とメールをしたとか…。
俺は女子としかメールをしたことがない…。
俺は無意識にプログラミングをする手を止めて勢いよく立ちあがり
「比企谷!」
俺は大きな声を出したせいでみんなが驚いてしまった。
「ご、ごめん。それで比企谷」
「ど、どうした」
「俺にも電話番号とメールアドレスを交換してくれ」
「べ、別にいいが、どうしてそんなことで大きな声を出す」
「ああ、少し取り乱しちゃったんだよ。俺って同年代の男性の電話番号とメールアドレスを知らないんだよ…」
「は?」
「自分で言っていて恥ずかしいんだけど、俺って自分からそういうことを言うのって少し苦手なんだ。だからどうしても相手待ちになっちゃうんだよ…」
「本当に岸波くんっておかしいのよね。困ってる人や泣いてる子とかには誰であろうと話しかけるのに、そういったことはできないのよ」
「なんか、キッシーらしいね」
そんなことはどうでもいい。まずは俺の携帯に同年代の男子のメールアドレスを!
「だから比企谷、俺にそ、その…」
「わかったよ」
「ありがとう。まぁ俺からメールするといっても部活にの事ぐらいになると思うけど」
「別にいい。何度もメールされても返事に困る。ほら俺の携帯、赤外線ないから」
俺は比企谷から携帯を借りて自分の携帯に比企谷のメアドと電話番号を入れる。
比企谷に『岸波白野です。これからもよろしく』という文章と電話番号を貼り付けて送信。
由比ヶ浜さんは不思議そうな顔で
「キッシーってなんで携帯二つ持ちなの?」
「いや、俺は携帯これ一個しかないよ」
「だってよくいじってるじゃん」
「もしかして電子手帳のこと」
俺はポケットに右手を入れてから、電子手帳を作りだしてから取りだす。
「そうそう、それ。で、その電子手帳ってなに?」
「俺もそれ気はなってたな。材木座のと、き……。いや、なんでもない」
アンデルセンの毒舌評価のことを思い出しそうになったのか?
「そうだなぁ。なにって言われたら。色んな機能が付いたメモリーみたいなものかな」
本当にこの電子手帳にはかなりの機能が備わっている。
「メモリーつっても、どれぐらいなんだ?」
「わからない。俺はこいつの限界を見たことがない。確実にテラバイトはあると思う」
ムーンセル産の代物だから相当の容量があるはずだ。
ムーンセルで集めた情報もあのままだし、礼装とかも入ってるし、アイテムも入ってる。使うことはまずないだろうけど。それにこっちに来て新機能も追加されてるしな。
「マジか。そんな薄いのに」
俺と比企谷はそんな話をしているが雪ノ下さんと由比ヶ浜さんはピンとこないらしいな。
「ゆきのん。テラなんとかってなに?」
「容量みたいなものじゃないかしら。どれぐらいの大きさかはわからないけれど」
「よくわからないけど、男の子ってああいうの好きだよねぇ」
それから他愛もない会話をしていたとき、携帯を見ていた由比ヶ浜さんが聞こえないぐらいのため息をついた。
ここにいた全員が気付いたであろう。そこで雪ノ下さんが「どうかしたの?」と本を読みながら由比ヶ浜さんのため息の理由を尋ねる。
せめて本からは目を外そうよ。というかいつの間に本を読んでいたの?
「あ、うん…何でもない、んだけど。ちょっと変なメールが来たから、うわって思っただけ」
「比企谷くん、裁判沙汰になりたくなかったら今後そういう卑猥なメールを送るのはやめなさい」
「俺じゃねぇよ…。証拠はどこにあんだよ。証拠を出せ証拠」
「比企谷、それは犯人の台詞だ。これじゃ完全に犯人扱いされてもおかしくないぞ」
「そうね。犯人の台詞なんて決まっているのよ。『証拠はどこにあるんだ』『大した推理だ、君は小説家にでもなったほうがいいじゃないか』『殺人鬼と同じ部屋になんていられるか』」
「最後、むしろ被害者の台詞だろ…」
完全に死亡フラグだな。DDの食卓のときかなりそれに近いことを言った気が…。
まぁいいか、思い出したくないし。
「いやー。ヒッキーは犯人じゃないと思うよ?」
「証拠は?」
「んー、なんていうかさ、内容がうちのクラスのことなんだよね。だからヒッキー無関係っていうか」
いや、比企谷同じクラスでしょ。
「俺も同じクラスなんですけど…」
「なるほど。では、比企谷くんは犯人じゃないわね」
「証拠能力認めちゃったよ…」
比企谷、不憫だな…。
こうして比企谷の無罪となった。それからはいつものように、俺はプログラム、雪ノ下さんと比企谷は読書、由比ヶ浜さんは携帯をいじったり、誰かと会話をしたりしている。主に由比ヶ浜さんがだが。
「…暇」
由比ヶ浜さんは携帯を閉じて、机にうつ伏した。
まぁ携帯は相手がいればいいけどいなくなればすることなんかないもんな。
そしたら雪ノ下さんが
「することがないのなら勉強でもしたら?中間試験まであまり時間もないことだし」
「そういえばそうだったね。もう中間試験か」
勉強はいつもしてるから心配はないけど点数を下げないようにしないとな、雪ノ下さんに鼻で笑われる。または怒られる。
その後由比ヶ浜さんは、勉強とか社会に出たら意味がなくないか?みたいなことを言って、比企谷にバカにされていた。
「由比ヶ浜さん。あなた、さっき勉強に意味がないって言ったけどそんなことはないわ。むしろ、自分で意味を見出すのが勉強というものよ」
かっこいいな。俺そんなこと考えずに勉強してた。
「ゆきのんは頭がいいからいいけどさ…。あたし、勉強に向いてないし…周り、誰もやってないし…」
その言葉に雪ノ下さんが目を細めて、由比ヶ浜さんを睨む。
「や、ちゃ、ちゃんとやるけど!…そ、そういえば!ヒッキーは勉強してるの!?」
「俺は勉強してる」
「裏切られたっ!ヒッキーはバカ仲間だと思ったのに!」
「失礼な…。俺は国語なら学年三位だぞ…、ほかの文系教科も別に悪くねぇ」
「うっそ…、全然知らなかった…」
まぁそうだろうな。この学校は結果は張り出したりはしないからな。雪ノ下さんみたいにみんなから注目を浴びていれば別だろうけど。
「ヒッキーが頭がいいだなんて…。そ、そうだ。キッシーはどうなの?」
「ん?俺?」
「そうそう。なんだかいつも平均点取ってそう」
由比ヶ浜さんの言葉に雪ノ下さんは呆れ、比企谷は苦笑い。
「由比ヶ浜さんって俺のクラスとか知ってたっけ?」
「キッシーのクラス?そういえば知らないかも。ちょっと待って、当ててみるから」
由比ヶ浜さんは俺のクラスを当てようと悩み始めた。
「あたしのクラスじゃないし、ゆきのんのクラスでもないでしょ…。そうなると、あと七つのどれかだよね」
もう答えには辿り着けないよ!俺、雪ノ下さんと同じクラスだし!
「予想でC組!」
「はずれ。答えは、J組。雪ノ下さんと同じクラスだよ」
「えっ!そうだったの!キッシーって意外に頭がいいんだ」
「意外なんだ!!俺ってそんなにバカっぽく見える!?比企谷のときもそうだったし、雪ノ下さんと初めて会ったときもそんな感じだったけどさぁ!」
「いや、バカっぽいというか岸波って普通って感じなんだよ」
比企谷に賛同するかのように残りの二人も頷く。
そうか。普通なんだな俺って。
「それで、キッシーの順位ってどんぐらいなの?」
「俺はね、雪ノ下さんの次。学年二位だよ」
「ええ!!ウソ!キッシーってそんなに頭いいの!?」
由比ヶ浜さんは雪ノ下さんのほうを向いて俺の学力の有無を尋ねる。少し失礼だなぁ。
「ええ、彼は比企谷くんと違って頭はいいわよ。点数も私との差なんてほとんどないもの」
「俺をお前らの対象に使うな」
「うぅー。あたしだけがバカキャラだなんて…」
「そんなことはないわ、由比ヶ浜さん」
「ゆ、ゆきのん!」
「あなたはキャラじゃなくて真性のバカよ」
「うわーん!」
それから由比ヶ浜さんを面倒くさそうに慰める雪ノ下さん。
泣き止んでから比企谷が勉強をしているのが意外だったらしく由比ヶ浜さんがどうしてか尋ねた。
その答えは、当たり前の進学のためとスカラシップを狙っているらしい。
だが、スカラシップを狙っていても親からは予備校の学費を貰って、それを自分のお小遣いに変換するらしい。
詐欺に近いような手口なのだが、実際に誰一人として損をしていないナイスな考え。
「進路、かぁ…」
由比ヶ浜さんは進路のことを悩んでいるみたいだな。
俺もまだそういうことは考えていないんだよな…。
進学校のここの生徒は大学に行くことを考えているだろうけど、俺はどうするかなぁ。
それにまだ予想の段階だけど、もしその予想が当たってしまったらそれよりも先のことを考ていいのか…。
「キッシーはどうするの?」
「え?何が?」
「だからキッシーはどういう大学を考えているのかなって。ゆきのんは国公立理系で、ヒッキーは私立文系だって」
「んー…。どうだろうな、俺はあんまりそういうのは考えてないかな」
「「「え?」」」
「どうしたのみんな?」
「岸波くんは進学を考えていないの?」
「進学はまぁ考えてはいるよ。だけど俺って最終的に何処にむかっているのかなぁーって」
「そんなの誰だってわかってないだろ」
「それもそうなんだけどさ、この先にある不安がどうなるかわからないから、それよりも後のことを先に決めていいのかわからないんだよ」
「どういうこと?」
「俺って目の前にある壁を乗り越えてからじゃないと、次の壁をどう乗り越えるかを考えれないんだよ。実際この総武高に入学することを決めたのも中学三年のかなり後のほうだったし」
そうなんだよなぁ。先生に早く決めろって何度も言われたし…。
「よくそんなんで総武高の国際教養科に入れたな」
「それはいつも勉強してたからな。証拠に俺は雪ノ下さんが戻って来るまでは中学で学力はトップだったはずだ」
眠ればムーンセルにいい先生方もいらっしゃいますし。これこそ本当の睡眠学習だな!
「岸波って塾とか予備校に行ったりしてんの?」
「行ったことないな。お金も時間も勿体ないだろ」
「「「……」」」
「えっ?勿体ないよね?」
アレ?俺の考えっておかしいのか?
「ま、まぁこういうのは前向きにね。まだわからないことを考えているよりも、まずは目の前のことをどうにかしないと。中間試験のテスト勉強も始めないといけないし、そうだみんなで今度勉強会でもする?」
こうしてみんなでテスト勉強をすることになった。日程はまだ未定だけど…。
一日が過ぎ、部室で俺はついにあのよくわからないプログラムを後少しで完成するところまできた。
長かった。思えば去年の秋の終わり、冬に入る少し前の頃、ムーンセルの俺の部屋に怪しい手紙と怪しい小包を開けた日から今日までよく頑張ったと思うよ。
そして俺は最後の一行を入力してEnterキーを押す。
終わったぁー!!!他の人に迷惑が掛からないように心の中で叫ぶ。
で、なにが起きるんだ?
ん……。パソコンの画面に桜の花のマークが回転して、その中にパーセンテージが。
嫌な予感。
パーセンテージが100%になっ瞬間、前世、月の裏側で何度も聞いたあの無駄に明るい音楽が大音量で流れ始めた。
オイ!みんなが驚いてるぞ!
『ビィビィーチャンネ――――――』バタンッ!
フゥー、危なかったぜぇ。こんなところであんなのに出て来られたれら大火傷じゃ済まないからな。
俺が勢いよくパソコンを閉じて、額から流れてきた汗を拭い取っていると周りから視線を感じる。
「ミ、皆サン、ドウカナサイマシタカ?」
片言になってしまった。
「どうして片言なのかはいいとして、急にあんな大音量で音を流すから驚いたのよ」
「ごめん。俺の意思ではなかったんだよ。ちょっとした誤作動でね」
「そ、今度から気を付けてね」
「は、はい」
残りの二人も納得してくれたのか自分がさっきまでしていたことに戻る。
よし。じゃあまずすべきことはイヤホンをパソコンに刺して、イヤホンを両耳に付けてからまたパソコンを開く。
『センパイ、ひどくないですか?愛しのBBちゃんとの再会ですよ。いきなり閉じるとか考えられません。だからオトモダチが一人もできないんですよ』
余計なお世話だよ
『センパイったら強がちゃって、憐れですね』
ん?口に出してないのに会話ができた?
『はい、できますよ。サーヴァントとの念話に近いですね』
それじゃあ、BBのほうも音を出さずにこっちに会話することもできると?
『そうですね。センパイのパソコンが開いているならそう言ったこともできます』
ならさっきのは!?
『お茶目な後輩からイタズラでーす(ハート)』
………。よし!閉じよう!
俺がパソコンを閉じようとすると
『ちょ、ちょっと待って下さい!ただの冗談じゃないですか』
はぁ…。冗談ってこっちはかなりヒヤヒヤしたよ。こっちはムーンセルと違ってごく普通の世界なんだけど…
もう一度俺はパソコンを開き直す。
『ごく普通かは知りませんが、センパイは私との再会は嬉しくないですか?』
そんなことない、本当に嬉しいよ。久しぶりだねサクラ
あんな別れ方をされたら辛いし。サクラにありがとうとか、ごめんねとかいろいろと言いたいけどそんなことを言っていてら限がないから、今は再会できた嬉しさだけでいい。
『べ、別に私は嬉しくはありませんが、センパイがそう言うなら私がここに来たのも意味があるというものです。あと呼び方はサクラではなくBBでいいですよ』
わかった。それでだけどBBは何しに来たの?
『それでは私がこちらに来た理由を言いましょう。内容は二つ。センパイが作っていたプログラムについて。ムーンセルとセンパイについてです』
最初のプログラムについてはわかるけど、俺とムーンセルについてってなんのこと?
『センパイ。センパイはもうなんとなく気付いているんじゃないですか?』
やっぱりアレのことか…。俺の予想だけだったけど実現するんだね
『はい…。センパイがもうわかっているならこのことはもうでいいですね』
ああ、いいよ。だいたいの覚悟はできてたからね
『それでは気を取り直して!一つ目からいきま――――』
「岸波くん!」
「は、はい!なんでしょうか!?」
BBと念話もどきをしていたら雪ノ下さんが呼んできた。
『邪魔が入ってしまったのでまた今度ですね。私はセンパイに一通りのことを説明し終わらない限りはこのパソコンの中にいますから。いつでも呼んで下さいね』
そう言いながらBBは消えて行った。
変わらないな…。でもそれが嬉しいな。
俺はイヤホンを外してからパソコンを閉じる。
「ごめん。少し集中し過ぎてた。で、どうしたの?」
俺がそう言うと、雪ノ下さんが部室の戸のほうを向いて
「依頼人が来たのよ」
その言葉を聞いて俺も戸のほうを見る。
あ、葉山くんだ。
BBちゃんの登場
こうなると出番は少ないですね
次回はチェーンメールのことになりますね。
プログラムについて次回に書けるかな?もう少しあとかな?
と言ってどんなプログラムかは感想の返答に書いてしまいましたが…
それではまた次回に!!