赤龍帝の幼なじみ達   作:THIS

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 連続投稿はここで終わります。

 ここではまさかのイッセー不在。

 ですが、ある方が大暴れします。


後悔のないように

 SIDE キリエ

 

 

「なんで俺・・・正座させられている?一応怪我人なんだが・・・。」

 

 私の目の前には巧君がいる。そして、彼を思いっきり叱りつけて強制的に正座させている。

 

「怪我ならアーシアちゃんが治したから問題ありません!!それよりも事情を聞かせてもらいましたが・・・。」

 

 巧君がアーシアちゃんに助けを求めるように視線を向けるが、アーシアちゃんは苦笑しながら首を横に振る。

 

「・・・はあ。おっかねえな。」

 

「あなたはネロに似ているわ。まあ、ネロは皮肉屋で、あなたは真っ直ぐすぎるという違いはあるけど。」

 

 アーシアちゃんから彼の事情をすべて白状してもらった。

 

 彼女のアギトとしての力なら、すべて知っているはずだからだ。

 

 きちんとお話してもらったけど・・・どうしてアーシアちゃんが震えているのかしら?

 

 その上で説教中。この子・・・相当な無茶をしているからだ。

 

「だが・・・今更名乗り出る事はできない。俺はもうすぐ・・・。」

 

 彼の命がもう何時尽きてもおかしくないのにも関わらずだ。

 

 今でも巧君の手から灰が舞い散っている。

 

「それでもあなたが生きていたことをイッセ―君が知ったら泣いて喜ぶわよ。」

 

「それは分かっている。だが・・・。」

 

 躊躇いを見せる巧君。その理由、アーシアちゃんの様な力が無くても何となく分かる。

 

「はあ・・・。あなた、自分の死がイッセ―君の心に深い傷をつけた事に追い目を感じているのね。」

 

「・・・はっきり言いやがる。」

 

 図星だったみたい。

 

「だったらなおさら、あなたには名乗り出て欲しい。だって・・・もうすぐ死ぬからこそ、後悔は残してほしくない。最期の瞬間まで生きていたいのなら、なおさら。」

 

「・・・・・・。」

 

 その言葉に何も応えない。いえ、できないのだろう。

 

 ・・・しかたないわ。

 

 だったら、こっちの後悔も話そうかしら。

 

「私にも兄がいました。」

 

 私の唯一の血の繋がった肉親。

 

「その兄は裏で色々なことをしていましたけど、私を守る良い兄でした。でも、何も言わず、死んでしまった。何を伝えたかったのかも分からないまま。」

 

 死体すら残さずに消えたらしい。

 

「悲しむことすら、今でもできません。まだ兄の死が実感できていないの。」

 

 だから、泣く事すらできない。

 

「ただあるのは・・・後悔だけ。もっと早くに知っていればという後悔しか残っていないの。もう、言葉を交わす事が出来ないから。」

 

『・・・・・・。』

 

 この話はネロにしかしていない。ネロは・・・その後悔ごと抱きしめてくれたけど。

 

 その時もまだ・・・泣けていない。

 

「だから、どんなに悲しんでも、どんなに苦しんでも、そして・・・すぐに終わることになってもあなたに後悔だけは残してほしくない。」

 

「あんた・・・。」

 

 話すたびに・・・心が痛いわね。いまでも痛む。涙は出ないというのに。

 

「キリエ姉様・・・。」

 

 代わりにアーシアちゃんが泣いてくれているわ。

 

「ごめんなさいね。あなたに、この痛みは辛いというのに。」

 

「いいんです、でも・・・。」

 

 この子の優しさに癒される。

 

「負けたよ。あんたは・・・優しすぎる。」

 

「ネロにも言われているわ。」

 

「あいつか。確かにいいそうだわ。」

 

「あら?ネロと知り合いなの?」

 

 意外なつながりが・・・。

 

「アーシアと同じくあいつも事情を知っている。っていうか、ばれた。まったくあいつの幼馴染共はどうなっていやがる。めちゃくちゃ鋭い上に・・・お人好しばかりだ。」

 

「だからこそ、みんなこの家にいるのよ。」

 

「ははは・・・違いねえ。」

 

 巧君の言葉が柔らかくなる。うん・・・私の言葉は伝わったわね。

 

「ゆっくり休みなさい。今は考えるときよ。」

 

「だが・・・じっとしていたらこの街が消える。俺達の身内のせいで、俺の故郷が。」

 

 巧君はなおも立ち上がろうとする。この街を守りたいと思ってくれるのね。

 

 だからこそ私はいう。

 

「安心して、この街には神様すら恐れるアギトを初め、あなたがさっきいっていたとんでもないイッセ―君の幼馴染達がいるのよ?それに・・・。」

 

 それは私なりの決意。

 

「私が絶対にこの街を・・・みんなを守って見せる。みんな死なせないから。」

 

 私の力は多分この想いに応えてくれる。

 

「・・・・・・。」

 

「それに安心してください。他のみんなも動き出しています。」

 

 アーシアちゃんもそれに続く。

 

「ははは・・・そうかい。コヒカエルの奴もとんでもない街を狙ったもんだ。まあ、それが俺の故郷なんだが・・・。」

 

 巧君は笑った。

 

 

 

 

SIDE 渡

 

 

 さて・・・今僕たちはとんでもないメンバーで動いていた。

 

「まさか、お前が巧と友達だったとは知らなかったぞ。」

 

 ダンテ様に呼び出される形で新たに加わったWの片割れ、翔太郎。

 

 彼も何と・・・巧の友達だったのだ。

 

「しかもイッセ―君の幼馴染かい。世間の狭さに呆れかえるほかないぜ。」

 

 ダンテ様も知らなかった事らしく驚いている。

 

「ははははは・・・イッセ―の縁は本当に面白い。予想もしなかった繋がりが次々と出てくるぞ!!」

 

「まったくだぜ。ネロの奴まで引き寄せやがったし。」

 

「あいつがいるから俺達はここにいる。」

 

「俺もあいつと今度じっくりと話をしてみたいぜ。サーゼクスがあそこまで気にいるだけの物があるということだし。」

 

 鋼兄とダンテ様・・・すっかり打ち解けていますね。

 

 でも・・・イッセ―君って本当にすごい。

 

 彼の周りに次々と人が集まってくる。

 

 もしかして、ダンテ様と翔太郎がやってきたのもイッセ―君の縁の所為かも?

 

「・・・ファイズの正体、そしてオルフェノク。あいつがそう言う形で生き返っていたなんて。」

 

―――すまなかった。こっちはすでにクレアさんから聞いていて検索をして状況は把握していたんだ。どうやったら助かるのかもね。そのために渡と接触した。

 

 翔太郎君の肩の上にはフィリップ君の化身体として蜘蛛型の機械が乗っている。

 

 彼は冥界からこの機械を通じての参戦。

 

 全知の龍神となったフィリップ君。彼のおかげで巧君の生存と彼が助かる方法、そのために魔王が眷族を探しているという情報が得て交渉できたのだ。

 

「後悔しても始まらね。まだ間に合うのならなおさらだ。だからこそ・・・この依頼、やらせてもらうぜ。俺だって巧が生きている事は嬉しいし、消えかけている命を助けられるのなら、参加する理由があっても、断る理由は全くねえからな!!」

 

「いい返事だ。頼むぜ。」

 

―――――それはこっちも同じこと。まあ・・・この事件の後僕たちの生存がイッセ―君にばれるのは確定だけど。

 

 正式にダンテ様の依頼という形で翔太郎君とフィリップ君も参戦。

 

 どんどんイッセ―の幼馴染連中が集まっていくよ。

 

 僕もその一人だけど。

 

―――――早速だけど、検索を開始する。キーワードをお願いするよ。

 

「巧、ファイズ。それに・・・。」

 

「コカビエル。そして戦争だ。」

 

 翔太郎君に続いてハル君がキーワードを言う。

 

「戦争狂のコカビエルが何かを企んでいる。それは俺も、そして巧も掴んでいた。そして、巧は何かに気付いたと思う。そしてこの街に向かったという事までは・・・。」

 

「それじゃ・・・それにこの街も入れよう。」

 

 僕はさらにこの街もキーワードとして入れることを提案する。

 

「少なくともこの街で何か仕出かそうとしているのは間違いない。」

 

――――うん・・・ありがとう。そして絞れたよ。とんでもないことが起ころうとしているみたいだね。

 

 フィリップ君がその結果を言う。

 

―――――結論から言うと、戦争狂のコカビエルは悲願の戦争を起こすためにこの街を消滅させようとしているみたいだ。

 

『!?』

 

 その口からとんでもない事が告げられる。

 

「おい。まじかよ。」

 

「だから巧の奴・・・何時死んでもおかしくないのに無茶を・・・。」

 

 ハルト君は巧君がどうして無茶をしたのか納得している様子だった。

 

 この街は多分巧君にとっても大切な場所なのだろう。

 

 命を賭ける価値があるほどに。

 

―――その方法としてエクスカリバーを使うようだね。その際の術式は・・・。

 

「ちょっと待った。その前にお客さんの様だぜ?」

 

――――――・・・なんでこんな過剰戦力が集結している!?

 

 姿は見えないけど、声だけが辺りに響いてくる。

 

 過剰戦力って・・・そうだよね。

 

「あたしからしても化け物揃いだと思うにゃ。」

 

 その化け物にどうして僕も入っているのかな?

 

「その声・・・コカビエルか。」

 

 ハルト君が反応する。

 

 その声は心底冷たい。

 

――――――げっ!?ハッ・・・ハルトまでいるのか?まさか・・・正体ばれているというのか?

 

 コカビエルもハルト君に気付いた様子だけど、声に怯えが混じっている。

 

 それに比例するようにハルト君の全身から・・・怒気が発せられている。

 

 右手を鳴らしながらコカビエルを探す。

 

「ちょっとそこで待っていろ。挨拶代わりにお前に総督殺しをかましてやる。」

 

―――――かっ・・・勘弁してくれ。あれだけは・・・あれだけは・・・。ヴァ―リがお前だけは絶対に怒らせない理由となったあれだけは止めてくれ!!アザゼルの奴が泡吹き、危険な痙攣をおこして気を失ったあれだけは・・・・!!

 

 コカビエルが本気で怯えている?

 

 たしか、神話に出てくるような伝説的な堕天使だよね?

 

 そのコカビエルがハル君に怯えるって・・・何をしたの?

 

 それに呼応するようにハル君の眼が赤く輝いていますし。

 

「せっかく・・・巧を助けようと色々と苦心し、悩み、絶望すらしかけた。でも、渡のおかげで何とかなりそうになった。それを見事にぶち壊してくれたお礼だ。遠慮なく受け取ってくれ。」

 

 ・・・・うわ。ハルト君が本気で怒っている。右腕から黒い蛇の様な物が出現して激しく暴れている。

 

「思いだしたけど、部下をつかって前に監禁して痛めつけてくれた分で一体分。それにレイちゃんをたっぷり泣かせ、いじめた分を二体分と考えてやる。今回は出血大サービスだ。ドラゴンスタイルに加えてドラゴタイマーを使って四人同時でやってやる。最高だろ?」

 

――――――まて!!・・・あれを強化フォーム、それも四人同時にやるというのか!?それだけは・・・それだけはやめてくれぇぇぇぇぇぇ!!謝るから!!

 

「安心して、生かさず殺さず。現世で出来うる限りの最高の地獄を見せてあげる。お前の心身の耐久実験も兼ねて。」

 

―――――ひいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

 

「それだけこっちは本気で怒っていることを理解しろ。巧とレイちゃんを狙った罪は重いぞ。」

 

 なんだろう。今回の事件の黒幕なのに、すでに負けている気がする。

 

「・・・ハルトも相当な愉快な奴だ。俺の眷族連中といい勝負か、それすら超えるな。」

 

「コカビエルってやつを捕まえたらハルにお仕置きをお願いして間違いないな。下手な処刑よりも遥かにいい懲らしめになりそうだ。」

 

『うんうん。』

 

 ダンテ様も肩をすくめ、鋼兄もため息ついてハル君にお仕置きをお願いすることを決めているよ。

 

 他のみんなも・・・僕もそう思うけどさ!!

 

 まあ・・・巧君を助けようとこっちも動いて、本当ならハル君と同じくらいに怒ってもよかったけど・・・ハル君の激怒っぷりに押されて怒れなくなったよ。

 

――――――なんてことを言いやがる!!貴様ら鬼か!?悪魔か!?

 

「俺は鬼だがなにか?」

 

「私もにゃ!!ついでも悪魔でもあるけど?」

 

「まあ・・・俺も今じゃ悪魔だ。」

 

「そして俺は魔王だ。悪魔の王様だぜ?ついでに鋼鬼、お前はもう鬼神と名乗って良いぜ?荒神二代目になってんならそのレベルは当然だろうが。」

 

「そのレベルなのかねえ。前の事件では活躍できなかったのに。」

 

「純情も罪ってことさ。だが人間臭くて俺は嫌いじゃねえぜ。」

 

―――――そうだった。同じ鬼、悪魔でも・・・最悪すぎる連中が揃っていやがる。

 

 うん。鋼兄と黒歌は文字通り鬼だし、黒歌は悪魔でもあったね。

 

 翔太郎さんも悪魔だし。

 

 そして鋼兄は鬼神と言っていい存在。

 

 さらに悪魔の親玉――魔王であるダンテ様。

 

 この二人に鬼、悪魔って・・・釈迦に説法と同じだよ。

 

 まさに相手からしたら最悪の相手で。

 

「さて・・・みんなで追い詰めようじゃないか。コカビエル・・・お仕置きの時間だ。」

 

 そして、そんな鬼や悪魔達よりもはるかにおっかないハル君がいるわけで。

 

 コカビエル・・・終わったね。

 

―――――ひっ!?ぐっ・・・ええい・・・もう後には引けん!!悲願成就のためにお前達を閉じ込めてくれる!!

 

―――――――ラビリンス・・ナウ!!

 

―――――――プリズン・・・ナウ!!

 

 その音声と共に僕たちのいる風景が一変する。

 

―――――シ―ル・・・ナウ!!

 

 それは異次元。それも真っ黒な空間に無数の白い階段が配置されたような場だった。

 

「また大規模な空間魔法だな。二つの指輪を組み合わせて合体魔法とするあたりは初めての発想だ。」

 

―――――この魔法は一週間以上は効果が持続する。破壊することも、そして脱出も不能なのだ。はははは・・・そこで指咥えてみているがいい!!俺が戦争の狼煙を上げる瞬間をな!!

 

「・・・あとで覚えておけ。絶対にお仕置きしちゃる。」

 

 うわ・・・さらにハルト君が切れている。

 

――――ぐっ・・・。絶対に逃げ切ってやる。

 

「逃げ切れると思うな。・・・倍返しだ。」

 

『ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ。』

 

 怖い。本当にハル君が怖い。みんな震えあがっているよ。

 

「俺も彼を迂闊に怒らせない方がいいみたいだな。あれは怖い。」

 

 ダンテ様の言葉に皆は何度も頷きます。

 

――――――それでも・・・あれだけは嫌なんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

 そのハルト君から逃げるようにコカビエルの反応が消えた。本当にコカビエル(「総督」殺しだから、文脈的にはアザゼルでは?)に何をしでかしたの?

 

「さて・・・どうやってここから出るかだ。丁寧なことに・・・。」

 

―――コネクト・・・。

 

 ハル君が指輪の魔法を発動させるけど・・・発動しない。

 

「こっちの魔法は妨害されている。ワイズマンめ・・・厄介な指輪を。」

 

「・・・やれやれだぜ。」

 

「まあまあ・・・とにかくハル君は落ち着こうね。一曲弾くからさ。」

 

「怒りを鎮める曲ってどんなの?」

 

 あら?オ―フィスちゃんったらこんなところまで来て・・・。

 

「・・・・・・本当にすごいね。結界が張ってあるというのに?」

 

「渡のいるところ、何処でも現れる。」

 

『・・・・・・・・・。』

 

 そして、突然現れたオ―フィスちゃんにみんな目を丸くしている。

 

「ねえ。君はこの結界を突破してきたのかい?」

 

「この程度の結界、ないも当然。」

 

 この程度って・・・神話クラスの魔物をずっと封じられるほどの魔法だよね?これ?

 

 ハル君はそれを見て笑いだす。

 

「ふふふふ・・・ふはははははは・・・これはいい。さっそく突破の鍵を見つけた。」

 

 ああ・・・なるほど。

 

 確かにオ―フィスちゃんなら問題ないね。

 

「外にいるレイちゃんに連絡を取りたい。それで突破の方法は・・・。」

 

―――そうだね。計算をすると・・・。

 

――――なるほど、協力する。この街消えると・・・渡やみんな悲しむ。

 

 ハル君と僕・・そしてフィリップ君とオ―フィスちゃんで作戦会議が始まる

 

「ふはははは・・・よし。どうせ出てくるならあいつが最悪だと思うタイミング、そして場所にしてやる。楽しみだよね。ふははははは・・・・。」

 

 ハル君が極めて邪悪な笑みを浮かべている。コヒカエルにとって最悪なタイミングで出てきてやるって・・・うん。本当にえげつないよ。

 

『・・・・・・。』

 

「なあ・・・あいつ、下手な魔王よりも魔王らしくないか?」

 

「そう・・・だね。怒らせなければ本当にいい奴なんだけど・・・。」

 

 翔太郎君の言葉に僕も苦笑するほかない。

 

「あいつも悪魔を泣かせる様な類か。」

 

「あなたがそれを言わないでほしい。説得力がありすぎる。」

 

 ダンテ様の発言は流石に不味いです。

 

――――ああ・・・そうだ。巧君の現在地も確認したけど・・・面白い事になっているよ。生きているし、何故かイッセ―君の家にいる。ついでにキリエって人の説教を受けている。

 

『はい!?』

 

 その途中でフィリップ君が巧の現在地についての検索結果を話してくれた。

 

 一体どうなっているの?

 

―――――――暇つぶしがてら、その経緯も話そう。外の情報もこれで検索できそうだし。

 

 

 

 

 

 




 結論から言うとコカビエルにこの時点で死亡フラグがたちました。(笑)

 多分・・・原作よりもはるかに酷い目にある予定です。

 ハルトは本当にすごいです(遠目)

 さて今回の投稿はここまでです。

 
 また次の投稿で会いましょう!!

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