ハイスクールD×D 戦場を駆ける戦女神   作:komika

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構想50分の適当は伊達じゃない!
行き当たりばったり過ぎて自分でも把握できなくなってきた。


第二話

まるで劇場のような空間…そこに私はいた。そして目の前に移る映像に私は吸い込まれるように見つめていた。

 

 

血の匂いが一面に充満する戦場…そこに我はいた。

同胞の屍の散らばる戦場…そこに俺はいた。

目の前には闇のように黒い髪を携える黒目の剣士がいた。

目の前には眩い銀髪をもつ血のような紅目の槍使いがいた。

二人は見つめ合ったまま一歩も動かない。

長い長い沈黙が流れる。

そして長い長い沈黙のあと槍使いは口を開いた。

 

「…なぜだ?なぜ今になって裏切る?我らと一緒の道を歩むと決めてくれたのだろう?ならなぜいまになって…」

 

それを聞いた剣士はわずかに顔を歪ませた。

 

「わかってはいたんだ…俺たちは厄災の民。所詮お前らヴァルキリア人とは住む世界が違うってな」

「ッ…覚悟はいいかダルクスの王」

「なにを覚悟するんだ?覚悟するのはお前だヴァルキリア人」

 

黒き剣が唸りをあげ蒼き槍が鋭い突きを喰らわせる。それが何十、何百、何千と続きついにそれが終りを迎える。蒼き槍が黒き剣を突き破り彼の胸を貫いた。

 

 

 

 

「グッ…」

 

剣士は倒れこむ。ゆっくりとそれを我は抱き込んだ。自然と手が伸びていた。

 

「やっぱり…かなわないぁ。」

 

そう彼が少し悔しそうに笑った。優しそうな顔…懐かしい笑顔

 

「なぜ…裏切ったのだ?」

 

それを聞いた彼は子供のような顔で我をみた。

 

「なぁ…俺さ…お前のこと好きだったんだぜ?」

 

胸が熱い…目が純血したかのように熱を持っている。

 

「……あ…ぁ…もう眠いや…さいごにさぁ…お願い聞いてくれるか?」

 

今にも流れそうな涙を我は堪える。

 

「…なんだ?」

「…純血の…ダル…クスは……俺た…ち…で最後だ…だから…あとのみんなは…ゆるし…てやってくれ…」

私はその答えに首を縦に振った。

 

「もし…もし私たちがヴァルキリアじやなくて…ダルクスじゃなくて…普通の人に生まれていたら…一緒になれたのかな?」

 

きっとそんな未来はないとわかっていては自然と口からでていた言葉に彼は子供のように笑ったまま静かに息をひきとった。

 

 

 

「ん…」

 

私はそこで目を覚ました。本当に奇怪な夢だ。

今日の今日とて学校だ…めんどくさい。高校生なのだから義務教育のではないのだから行かなくても自由なのだか中卒は正直周囲の目が怖いので嫌だ。だから今の日本では高卒はほぼ当たり前と化しているのが正直なところだ。第一大学に至っては入りにくく卒業しやすいようにできているのだから一年缶詰して自分より少し上の大学を目指せばあとは卒業を待つだけだ。まさに自由と言えよう。まぁそれでも勉強しないわけにはいかないが…。はて?何か忘れているような。まぁ忘れるのだから大したことではないのだろう。そして今日も私は母親に挨拶してから学校に行く。うむ母上殿は今日もなにやらヘンテコな黒い剣を振るっている。本人曰く「これ?伝説の勇者の武器よ?」だという。なぜか疑問文になっているがきにしないでおこう。そのあとなにやら母上はダラーズだかダルクスだか意味の分からないことを言っていた。…どこかで聞き覚えがあるのは気のせいだろうか?いやそうに違いない。気にしたら負けなような気がするのでさっさと学校に行くこととしよう。

 

 

今日校門の前で何か大声で一誠が騒いでいたがなんだったのだろうか?…まぁあとで聞けばわかるだろう。さてともうすぐ一時限目の授業だ準備をしなければ。とそんなとき勢いよく教室の扉が開き一誠が私を見つけた瞬間、焦った様子でこちらに走ってきた。

 

「なぁ!お前は覚えてるよな!?覚えているんだろ!!」

 

そういいながら私に近づいてくる一誠、あと少しで鼻と鼻があたりそうな距離なので正直一瞬胸が鳴った。…決して私がコイツとラブコメを繰り広げるわけではない。

 

「ちょッ…まて近い、あと主語が抜けているぞ。何を私が忘れているのかまずはそれを言え」

「何言ってんだよ!?夕麻ちゃんだよ!天野夕麻ちゃん覚えているだろ!?」

「天野夕麻?…すまんが聞き覚えがない。それでその天野夕麻さんがどうした?」

 

それを聞いた一誠は教室を急に飛び出した。…もうすぐ授業だぞ。飛び出す寸前の一誠の様子気になった私は一誠を追いかけた。外に出ると一誠が女達につかまってボコられていた。…また変態なことをしたのかお前は…。フォローの仕様がないので大人しく席の着き授業に臨んだ。

 

 

 

―――少女授業中―――

 

 

 

放課後だ。…ん?かなり飛んだって?すりかえておいたのさ。

とそんなことを考えていたら教室の扉を開け一誠に金髪碧眼の美少年が近づいてきた。みるからに優男だ。

 

「リアス・グレモリー使いで来たんだけど今いいかな?」

「あぁ…俺もお前に話があったんだ」

 

それを聞いたクラスの女子たちは一斉に反応する

 

「キャーダメよー木場くん!そんな変態とつるんじゃ」

「木場×兵藤だと…!?」

「いや兵藤×木場可能性も」

「いやいや兵藤×戦場×木場よ!」

「「「それだ!!!!」」」

 

私も一瞬思ったね…こいつ女性の胸を揉めなさ過ぎてついにホモに走ったかと。というか最後の兵藤×私×木場はどうなんだ?それはただのレ○プではないのか?いやそんなことはどうでもいい。いやどうでもよくはないが今は置いておこう。というか優男の…確か木場さんだったか?その人がリアス先輩の名前をだしていたのだからリアス先輩がよんでいたのだろう。オノレ一誠。黒髪美人だけでは物足りぬか…そうかそうかこれはお仕置きが必要のようだな。…なんだろうかなにか忘れている気がする。朝の時もそうだが何かが思い出せない。……まぁなるようになるだろう。大人しく帰るとしよう。

 

 

そうして帰る途中公園寄りジュースか何かを買おうと自動販売機の前までついたとき周りの空間の空気が変わった。そして私の後ろに黒い翼をもった天使が舞い降りた。

 

「神器もちか…覚醒はしていないようだな。悪いがここで死んでもらうぞ。」

 

そういって彼は光の槍を私に向かって投げた。身の危険を感じた私はとっさに回避行動をとる。そうしてヒュッっと頬をかすり光の槍は後ろに飛んでいく。正直音速何キロだ?というレベルで飛んできた槍を避けれるとは思わなかった。

 

「ほぉ…今のを避けるか。人間にしては中々やるようだな。だがこれは避けられるかな?」

 

そういうと今度は槍を大きくしてそれを投げてきた。しかも先ほどとは大きさも速度もくらべものにはならない。そしてそれが私に当たる前に目の前に現れた朱い髪の女性によって防がれた。

 

「ここをこのリアス・グレモリーの縄張りと知っての行動かしら?」

「…チっ余計なところで邪魔しおって。まぁいい今は引いておこう。だが悪魔よ次あった時は容赦はせん。」

 

そういって彼は足元に魔法陣のようなものを浮かばせ消えていった。なにが起こったかわからず私がだまっていると赤髪の女が私に話しかけてきた。

 

「こんにちは。大丈夫かしら?」

「……あぁ…ありがとう。助かったよ」

 

正直言うと今の状況がわからない。赤髪の女に先ほどの天使?のことについて聞こうとしたとき。

 

「なにがなんだかって顔をしているわね。明日の放課後使いを向かわせるからそれまで待機してもらえるかしら?」

「…分かった。でせめてあなたの名前を聞かせてほしいのだが」

「あら?知らなかったのね…では…初めまして。オカルト部、部長のリアス・グレモリーよ」

 

驚いた…私の高校で三大お姉さまとたたえられるリアス先輩だったとは。まぁこれだけ美人ならば三大お姉さまとたたえられるだろう。さらには胸に二つの凶器が追加されているのだから。

私はそのあとリアス先輩に付き添ってもらい家へと帰った。そして母さんが黒い剣を使って料理を作っているところを見た………はて今日の母上はどこかおかしい気がするのは気のせいだろうか?。うむ…寝よう。そう思い私はベットに倒れ静かに目を閉じた。

 




ハイスクールD×Dの第二期まだ見てないから物語がわからない。…どうしようか。

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