英雄伝説〜王国の軌跡〜   作:空母 赤城

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第五話 将来

観客の熱狂がさめない中表彰式が行われていた。優勝したのはモルガン=バーナード。くしくも敗れ去ったシャルルも同じく表彰を受けていた。

 

「シャルル=ブライト君。子供ながら実に見事な戦いぶりだった。惜しくも二位であったがその悔しさをバネにして今後もがんばりたまえ」

 

デュナン公爵よりお褒めの言葉を預かり、メダルを授与されて表彰式は終了した。観客に祝福されるなかで総合武道大会は終わりを迎えた。観客の退場していくころには日はだいぶ傾いていた。

 

・競技場控え室・

 

シャルルは今日の試合を思い出していた。最後の瞬間確かにモルガンに攻撃は届いてるはずだった。手ごたえもありやったと思ったが実際は届ききっていなかった。何が足りていないかわからず悶々としていた。

 

「お疲れのようだな。中々の戦いぶりだったぞ」

 

入り口には師匠が立っていた。顔は笑っており純粋にほめているようであった。横に来ていすに腰掛けると少し息を吐いた。

 

「今日の試合を見た結果だが、今後おまえは免許に進む腕があると判断した。今後は皆伝を目指して進むことになる…。どうした?あまり嬉しそうじゃないな」

 

本来免許に進めるというのは大変に名誉なことであったが、シャルルはうつむいたまま顔を上げなかった。

 

「今日の最後の試合、俺は勝つつもりで望んで最後も自分の出せる全力でいきました。確実に当たってにいったのに押し切られてしまった。何が足りなかったんですか?」

 

深刻そうな顔をするシャルルにカーファイはやさしく声をかける。

 

「おまえはまだ剣を握って十年もたってない。センスとやる気、アリオスの存在がここまで強くしている源泉だ。それこそスポンジが水を吸うように知識と力を吸収していった。だがスポンジではだめだ。おまえがこれからするのは吸い上げた水を腐らないように経験というセメントで固めていく必要がある。剣が届かなかったのは何十年も最前線で戦ってきた男との経験の差だ。じきに埋まっていくから気にしなくていい。悔しいのはわかるがそれがおまえを強くする。だから堂々と誇っていいぞ。このワシが言うのだから間違いない」

 

ハラリ、とシャルルの目から涙が零れ落ちる。カーファイはその頭を静かになでていた。

 

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ひとしきり泣いたあとシャルルは荷物をまとめてカーファイトともに出口に向かった。門の前ではアリオスと見たことのない身なりの良い初老のおじいさんがいた。

 

「あなたはシャルル=ブライト殿ですね?」

 

初老の方はアリオスも何か声をかけていたようだった。

 

「私の名はフィリップ=ルナールと申します。デュナン公爵のお供をさせていただいている者です。公爵がアリオス殿とシャルル殿の戦いぶりに感動されて、お話がしたいとおっしゃっているの少し時間をいただきたいのですが?」

 

子供に対しても非常に物腰の柔らかい方だった。アリオスはシャルルに任せるといったらしく、任せるという雰囲気であった。

 

「師匠、行ってもいいですか?」

 

「うむ。カシウスたちにはワシから話しておこう。だがあまり遅くにならないように気をつけなさい」

 

「わかりました。じゃあフィリップさん、案内をお願いします」

 

フィリップはカーファンに頭を下げると二人を連れて競技場のVIP席控え室に連れて行った。

 

・VIP席控え室・

 

「おおっ!フィリップ彼らをつれてきたかね?」

 

控え室に入ると最終試合で審判をした身なりのいい若い男がいた。デュナンはドーナツを食べていたようだった。

 

「はい、公爵。アリオス=マクレイン殿とシャルル=ブライト殿を連れてまいりました。」

 

「ご紹介に預かりました、シャルルです」

 

「アリオス=マクレインです。お招きありがとうございます」

 

相手は王族なので緊張しつつも自己紹介をする。

 

「私はデュナンだ。さてここに君たちを呼んだのは今日のパーティーに参加してもらおうと思ってね。パーティーは今日王城の空中庭園で開催される。ぜひ参加してほしい」

 

いきなりすごい頼みごとをされて戸惑う二人。しかしなぜ自分たちが呼ばれるのかがわからなかった。パーティーは先の武道大会優勝者に対して参加を許される社交会であり、おいそれ子供の参加できるようなものではなかった。

 

「理解しかねます。パーティーは優勝者に対して送られるものであり、特例でその他の参加者に示しがつかないのでは?それにそのパーティー参加者は王族に関わりのある人が多く参加するのではないのですか?」

 

シャルルが質問すると公爵は少し驚いた顔になったがすぐに笑い出した。

 

「ははは。随分はっきりとしゃべるな。おまえの心配は別に特に問題ない。このパーティーは確かに普通一般人が参加するには優勝するしかないが、私が個人的に招けば問題あるまい。それにモルガンも呼んでほしいといっておったからな」

 

「服装に関してもいかんせん急なことなので特注ですぐに作りますので問題ありません。参加数石が歩かないかだけを確認させていただければよいですよ」

 

フィリップさんの言い方に今更いかないとは言い出せなくなり、仕方なくいくことになった。礼儀作法とかも何もわからない二人はそのまま応急の二回の来賓用の部屋に入れられて体の採寸が終わったあと最低限のマナーを教えてもらい、そのままパーティー参加となってしまった。

 

「どうしよう…。みんなに知らせてないんだけど」

 

「そのまま直で連れて行かれたから言い出す暇もなかったよね」

 

パーティー開始の一時間前に二人はどうやってパーティー参加を伝えるかで悩んでいた。外に出るにも入り口は巨大な城門二層で完全に切り離されており、見回りの親衛隊もいるので外に出られないんだ。反対側は湖で廊下には誰もいない。帰ったらいろいろヤバそうだと思っているとメイドの人がやってきた。

 

「アリオス様とシャルル様、まもなくパーティーが始まりますので付いてきてください」

 

丁寧な口調で所作の整った姿を見て感心するシャルル。あきれた面持ちで彼を見ながらアリオスはメイドに伝言を頼むともうそのことは大丈夫といわれた。いろいろと手際がいいようだった。どうやって家族の位置を特定したかは謎だったが。

 

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リベール王国の歴史は長い。最初にこの国のことが文献に見えるのはこの文明の始まりといっても過言でない大崩壊の直後に完成したとされている。大崩壊後の無秩序状態の世界で最も早くできた秩序の世界は瞬く間に勢力を伸ばし、七曜教会を国民の拠り所に据えた支配体制は一時期ゼムリアの覇権を握るほどの勢いをもたらした。しかし、盛者必衰の定めは例外なくこの国に襲い掛かった。最盛期の王による贅沢な生活や教会への寄付は政治を腐敗させ離反させる辺境地区を相次いで生み出した。

 

度重なる戦乱に頭を悩ませているうちに国民の人心も離れていった。気がつけばかつての輝かしい王国の威光ももはや過去の遺物となり、代わってできたのがかつての辺境の領主であった。幾多の生存競争を勝ち残り勢力を拡大したその領主はリベールの王を越える者として皇帝を名乗った。皇帝率いる帝国と王国の戦いの激しさは増し、戦いは新たな国を生んだ。戦争の英雄は市民の支持の元に国を建てて、帝国と王国に平和を求めた。三竦みとなり一時は平和をもたらしたかのようだった。

 

しかし、人間とは欲深いものである。弱っている目の前のえさには喰らいつきたくなるのが自然。英雄が死んだあと帝国に乗せられた共和国は二国で王国を潰そうとした。だが、腐っても元大国。意地で踏ん張り完全併合は防いだものの、王国の内部は荒れ果ててしまい小さな領邦に分かれることで首の皮一枚で国家の体裁を守り通した。

 

国家間において真の友好はありえない。同盟もまた然り。かつて同盟を結んで戦った領邦たちの多くは痛い記憶を忘れると強いものは逆らわず、体面上の独立を残すか、力で併合されていった。リベールは1000年王国の伝統とそこ間に培ってきた外交技術を頼りに形骸化した同盟関係を守るのが精一杯という、日の沈みかけた老王国の今日の姿であった。

 

現在の国家元首、アリシア=フォン=アウスレーゼ(アリシアⅡ)は政治・外交面に優れた女王であった。そのため先代よりは治世が安定しており数少ない王国の誇りである技術力を駆使した加工貿易によって大きな利益を上げており、こうして毎年のようにパーティーを開けるのであった。

 

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会場となるのはかつての最盛期の王・カール=エリック=アウスレーゼ(カールⅠ)がヴァレリア湖の湖畔に造営した夏の離宮であり、現在の王城として使われているグランセル城、白の宮殿とも呼ばれるそこの空中庭園で開かれていた。参加者は女王を含む王族や貴族制が廃止されているとはいえ王族と関係の深い元貴族、地方有力者、政治家に高級軍人などいわゆる社会の上流階級が集まっていた。

「どうしよう。やっぱり来ない方がよかったかもしれないな。場違い感がすごい」

 

シャルルのうめくような言葉であった。アリオスも黙っているが内心は試合のときより緊張していた。知り合いが誰もおらずどうしていいかもわからずに隅っこのほうで二人でおとなしくしていた。

どれぐらい時間がたったのだろうか、気がつけば女王が出てこられてお話をされていた。よくわからない政治の話から今日の祭りのことまでいろいろ話し終えるといよいよお待ちかねのパーティーが始まった。かといって別に子供二人の緊張がほぐれる訳でもなく、ますます居場所がなくなっていた。

 

 

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アリオスとシャルルの二人はこざらに盛られたご飯を食べていた。するとそこにモルガンがやってきた。軍服正装姿でグラスを片手にしていたが、表情はひどく真剣だった。

 

「シャルル=ブライト、話がある。こっちに来なさい」

 

返事も聞かずに強引に連れて行かれる、シャルル。アリオスは絶望した顔だったが放っておいてどこに連れて行くのかモルガンに聞いた。

 

「着いたら話すが、連れて行くのは将軍連中のところだ。」

 

それだけ言うと黙ってしまったモルガン。質問しても何もこたえそうにないのでシャルルは黙ってついて行った。

将軍たちは王城内にあるバーの二階にいた。

 

「待たせたなみんな。連れて来たぞ」

 

モルガンはそういって席に着く。合計六人の将官、すなわちこの国の国防をつかさどる首脳陣がいた。

 

「さて、いきなり来てもらって驚いているかもしれないが別にとって食うつもりはないから安心したまえ。私は陸軍中将のエドワードだ。君の活躍は見ていたよ。その年でモルガンといい勝負をするとはさすがは剣聖の息子だ」

 

フレンドリーに話しかけてくるこの将軍は顔は笑っているが、何を考えているかわからなかった。

 

「ありがとうございます。それで子供の私をここに連れてきたということは言うことはそれだけでないのでしょう?」

 

「察しがいいね。その通りだよ。君の実力を買ってなのだが軍に入らないかね?本来の入隊は15歳からだが、軍属ということにすれば今からでもいける。それだけの力があれば問題ない。どうだろう?考えてもらえないだろうか?」

 

元々考えてはいたが、こうも突拍子な話だったのでシャルルも驚いていた。いきなり軍人になれといわれても普通は困る。

 

「いきなりすぎてなんとも…。今すぐ答えないといけませんか?」

 

「いや。いつでもかまわないよ。君は剣術を学んでいるらしいからそれからでもいい。選択肢の一つと考えていてほしい。話はそれだけだ。迷惑をかけたね」

 

すまないね、とエドワードに謝れたが、さっきまで黙っていたモルガンが再び立ち上がって送ってくるといってシャルルを連れ出した。バーを出て上に行く途中、モルガンは急に立ち止まった。

 

「あの将軍たちを見てどう思った?正直にいっていいぞ」

 

ぶっきら棒な感じででそう質問するモルガン。

 

「…。気持ち悪かったです。目は私を見ていたのにその目は私を捉えていなかった。」

 

「よく見ているな。もともとワシが個人的におまえを軍に引き込もうとしてたんだが、話が変わってな。あいつらが絡んできてややこしくなってしまったんだ。すまないな。」

 

「あの将軍たちに何かあるんですか?」

 

「…。詳しいことはおまえの父親に聞け。碌でもない奴とだけ言っておこう」

 

起こったようにはき捨てると再び歩きだし、シャルルを送り出すとパーティーから帰ってしまった。

 

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アリオスの元に戻ってから少し食事をしたらメイドの人が来て子供はもう帰ってもいいといわれた。シャルルは何か腑に落ちず、アリオスは特に得るもののなかったパーティーは終了した。そしてアイナの家に戻ると先生がいた。

 

「やっと帰ってきたか。おまえたちも大変じゃの。さて、いろいろあって疲れてるだろうが少しおまえたちに話がある。シャルルにはもう言ったが、今回の戦いの戦いぶりを見ておまえたちは免許へと進むことを決定した。」

 

その言葉がすごく嬉しいようで二人ともニコニコしている。免許に進むということはすなわち奥義を習得することである。

 

「ただ、免許の道を二人同時に教えることはできないので、シャルルはここに残ってカシウスの元でしばらく修行をするように。もしくは軍属の話が来ているだろう?それに乗っかるというのでもいいぞ」

 

「何で師匠が知っているんですか?さっと聞きいたところなんですけど…」

 

驚いているシャルル。アリオスもさっきはそんな話をしていたのかという顔をしている。

 

「うん。まえにカシウスにそういうことがあるかも、というのを聞いておったんでな。二人教えれないからちょうど良かろう?」

 

「はい。父と相談して決めてみます」

 

「カシウスは隣の地区のホテルの四階に泊っているそうだ。今から言ってみたらどうだ?」

 

カーファイの提案に乗ってシャルルは久しぶりの家族団らんに向かった。

 

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「父さん、少し話があるんだけど」

 

ホテルの部屋に戻るといくとカシウスをつれて大浴場に向かった。夜も遅かったのも誰もいなかった。体を洗って湯船につかる。

 

「軍属の話なら聞いているぞ。シャルルの好きにしたらいい」

 

沈黙の中カシウスが話を切り出した。

 

「確かにそれもあるけど、郡の将軍クラスに何か問題があるの?」

 

そう聞くと父は少し驚いた顔をして話し始めた。

 

「モルガン中将から聞いたのか。なるほど、誰もいない大浴場の端にまでつれてくるわけだ。軍人として才能あるんじゃないか?」

 

おどけたような顔をして言う。咳払いをした後カシウスは小さな声でまるで誰かに聞かれたくないように質問した。

 

「まず、おまえは軍に入るつもりなのか?」

 

シャルルもそれに合わせて小さい声で答える。

 

「師匠の下を去ったあと軍か遊撃士か迷っていたけど、今回のオファーで軍に決めたようと思ったけど何か裏がありそうでモルガン中将に聞いたら父さんに聞けって言われたから…」

 

「おまえを信頼して言うがほかの誰にも言うなよ。今一番軍縮を推し進めているのは今の将軍クラス。本人が判断してそうしていたらは別に問題ないんだが、裏で国会議員とつるんでいてその議員が帝国系なんだよ。つまり…」

 

「賄賂で上層部が骨抜きにされている。おまけに相手が仮想敵国第一位のエレボニアときたから問題あり、ということ?」

 

「そうだが良く知っているな。どこでそんなこと知ったんだ」

 

息子の思いもよらない方向絵の成長に思わずため息をつくカシウス。シャルルはほめられたので嬉しそうな顔で、

 

「普段いるところが娯楽のない辺境だから娯楽は読書。でも子供はお金を持ってないから家にある本を読む。だが父親は現役の軍の佐官とくれば息子も影響されてこうなったんじゃないかな?」

 

と答えた。

 

「まあそう言うことだ。幻滅したか?」

 

「別に。せっかく入れって言われているんだから入るよ。それに現役の軍人ともなるといい実践になりそうだし」

 

子供じみた理論であり、人を殺すかもしれないという認識が欠けているシャルル。カシウス自身も若いころは己の剣術を極めることを目標に邁進してきたので、少し懐かしいような気がした。それと同時に息子の認識の甘さを危うくも感じた。

 

(まあ、まだ10代前半でもあるしおいおい認識は変わるか。今は剣の道に生きがいを感じているようだし、師匠の下にしばらくしたら一度戻るから今は放っておくか)

 

カシウスもまた人の子であった。危険だと頭ではわかっていても楽しそうにしている自分の息子にわざわざ落ち込ませるようなことも言うのも野暮かと思ってしまった。

 

「まあ一年ぐらいすれば免許の道だからな。呼び戻されるまで家では父さんが剣と軍事についていろいろ教えてやろう」

 

その後は他愛無い話となりその日は終わった。

 

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次の日、アリオスとグランセル郊外にあるエルベ離宮に向かっていた。ここに来たとき本来観光予定だったが、モルガンにあったことでそんなことを忘れて鍛錬をしていたから回れなかったのだ。しばらくといえどもずっと一緒に行動してきた兄弟のような関係であり、二人とも寂しいようで言葉は少なかった。もくもくと進みでてくる魔獣も路肩の小石をけるごとく倒していると目的地に着いた。

 

「きれいなところだな」

 

アリオスの言葉にシャルルも頷く。

 

「そうだな。…しばらく会えなくなるががんばれよ」

 

「ああ。早く弐の型の皆伝を達成するよ。そうしないとシャルルの分の席が空かないからな。だけどここに残っている間は何をするんだ?」

 

「軍属になってしばらく実戦経験をつんで待っておくつもりだよ。まあアレだ、コネ万歳というやつだ」

 

シャルルのくだらない言葉にアリオスは失笑して自分の将来について少し話し出す。

 

「ということはそのまま軍人になるのか。私は故郷のクロスベルに戻ったら警察になるつもりなんだ。形は違えど少し似ているな」

 

「ああ。でも辛気くさい話はこれで終わりにしよう。今日はパーッと楽しもうぜ」

 

そこからは年相応の子供のように観光をしてふざけあって次の日にアリオスと師匠はカルバードに帰っていった。

 

シャルルも父に連れられて陸軍の司令部に赴き、幕僚会議で正式に認められてモルガンとカシウスのいるハーケン門の見習い准士官として任官された。

 

この日からシャルルのハードスケジュール生活が始まった。

 




※軍部のコネについて

この世界の軍では割と階級の昇進縛りは弱く、30台前半で大佐だったり、外部からの引き抜きで身元不明の人が少尉をしたりしていましたので12歳(もうすぐ13歳)の軍属も目をつぶっていただきたいです。

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