英雄伝説〜王国の軌跡〜   作:空母 赤城

1 / 12
前回ご指摘いただいた仙人について検討しました結果なしの方向になりました。今後ともよろしくお願いします。


注意
本編を読む前に


この作品は日本FALCOMより発売されている軌跡シリーズの二次創作となります。

 

※本編を読む前に

 

英雄伝説空の軌跡の舞台となる国リベール王国は非常に小さな国です。国土面積で言うと日本の県より小さいと思ってもらってかまいません。しかし物語の進行の上で重要となる設定に、リベール王国は緩衝国であるというものがあります。

 

現実世界においては第二次世界大戦前のタイがイギリスとフランスの緩衝国でした。タイの外交努力があったことは否定しませんが、両国は戦略的な価値がないタイを相手国と対立してまで獲得する気がなかった。またある程度タイが大きかったからこそ実現できたものでした。

 

対してリベールはこの世界において最高レベルの技術力を有しており、また国土人口いずれも低いです。この条件では緩衝国の役割を果たすどころか、大国の領土紛争の場所にしかなりえません。この条件では始まる前から詰んでいるので設定の追加と変更を行います。

 

変更点① 不明部分の歴史を追加

 

リベール王国は1000年の歴史があるということを生かして、もともと大国だった国が時代の流れで内紛等を起こしてしまい、その結果他国の介入を招いてしまった。戦争は終結したものの、領土内で実力者の乱立する状態になった。(史実における三十年戦争後の神聖ローマ帝国。)そして、もともと同一国家だったので防衛同盟は結んでいるが、大国の圧力で有名無実化している。

 

変更点② 領土の拡大

 

日本の県以下の領土を、オランダ相当とします。(約4万平方キロメートル。)

 

詳細設定の変更

 

この世界には特有の単位体系が存在しますが、圧倒的に足りない単位が多すぎるので現実世界のメートル法表記を採用させていただきます。

金銭単位として<ミラ>というものがありますが、大きい小さいが不明なので、為替レートを1ミラ=1円の固定とします。

 

これ以外に不都合が生じた場合はその都度報告させていただきます。

以上の設定変更に同意できない方はこの作品を読み進めないでください。

 

~蛇足~

 

ここではこの作品に登場する国を現実世界の国家に例えて解説をします。余計な先入観を持ちたくない方は飛ばしていただいてかまいません。なお、例えに出した国はあくまでイメージであるので、直接作品内の国の国力は表しません。

 

エレボニア帝国

 

政治:ドイツ第二帝国 経済:イギリス 軍事:ソビエト連邦 技術:ロシア連邦 資源:ロシア連邦 国土:カナダ 気候:ロシア連邦

 

補足

 

ゼムリア大陸西部に広がる大国。貴族制が存続しており封権体制をとるが、帝国宰相の権限が非常に大きい。

 

著者の中でのロシア的存在。貴族制の弊害で経済はあまり力はなく、まるでイギリス病。戦車の国であり、著者の偏見で畑から兵隊から取れそう(笑)なので軍事はソ連。

 

カルバード共和国

 

政治:アメリカ合衆国 経済:ドイツ連邦共和国 軍事:フランス第五共和制 技術:フランス第五共和制 資源:アメリカ合衆国 国土:モンゴル 気候:フランス第五共和制

 

補足

 

ゼムリア大陸南西から中部に広がる大国。大統領制をとる多民族国家。多民族国家なので治安は悪く、多数派民族が力ずくで少数民族の反政府運動を抑えている今の中国を髣髴とさせる。

 

アメリカとフランスを足して割ったイメージ。アメリカ分のおかげでフランスみたいな政治的迷走はしないが、中国の治安レベル。強いけど出来れば住みたくない国。

 

リベール王国

 

政治:イギリス 経済:日本国 軍事:アメリカ合衆国 技術:ドイツ第三帝国 資源:イギリス 国土:オランダ 気候:日本国

 

ゼムリア大陸南西部に位置する小国家。高い技術力を有しており、加工貿易によって成立している。政治がイギリスになっているが、貴族制は廃止されている。

 

原作では県以下の都市国家でありながら、最強の陸軍を擁する帝国をフルボッコにした変態技術国家。三ヶ月で軍事用飛行艇を実用化するとか異常すぎ。おそらくドイツ第三帝国を超える力を持っている。…小さいけど。

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。