以下の問いに答えなさい
『人が生きていく上で必要となる5大栄養素をすべて書きなさい』
姫路瑞希の答え
『①脂質 ②炭水化物 ③たんぱく質 ④ビタミン ⑤ミネラル』
教師のコメント
流石は姫路さん。優秀ですね。
吉井明久の答え
『①砂糖 ②塩 ③水道水 ④雨水 ⑤湧水』
教師のコメント
それで生きていけるのは君だけです。
土屋康太の答え
『初潮年齢が十歳未満の時は早発月経という。また、十五歳になっても初潮がない時を遅発月経、更に十八歳になっても所長がない時を原発性無月経といい……』
教師のコメント
保健体育のテストは一時間前に終わりました。
さあっと回復試験期間も終わり、Bクラス戦だ。
「坂本、Bクラスとはどういう人たちだ?」←俺
「Aクラスになれそうでなれなかった連中だ。代表が根本恭二だけあって、一番まとまりの無いクラスだ。」坂本
「一番まとまりのないクラス?まとまりのないのはFクラスの方が上だろ。」←俺
「いや、Fクラスは一番まとまりのあるクラスだ。特に異端者を狩るときとかな…」←坂本
確かにこのクラスはある意味まとまりがあるな。
「けど、まとまりが無いんだったら簡単じゃないの。」←吉井
「すぐそう考えるからお前はバカなんだ。Bクラスの代表は評判は悪いが悪知恵があるやつだ。油断すると勝てない。っと言うわけで明久。Bクラスに宣戦布告してこい。」←坂本
「雄二!!今度は騙されないぞ。」←吉井
「大丈夫だ。Bクラスは美少年好きが多いらしい。」←坂本
おいおい坂本流石の明久でも…
「そうなんだ。言ってくるよ。」←明久
…騙されていた。さすが学年一のバカだ。
「坂本、また吉井を犠牲にしたな。」←俺
「いやー助かるぜ。簡単に騙されるバカがいて。」←坂本
うん分かった。吉井と坂本は友達じゃ絶対にない。
「雄二!!また僕を騙したな!!」←吉井
予想どうり吉井はボコボコで帰ってきた。
「あんなんで騙されるお前が悪いんだろ。」←坂本
「そんなことより今回の作戦はどうする?」←俺
「そんなことってどういうことだよ昴。僕の体が心配じゃないの。」←吉井
「全く興味ない。」←俺
「もうみんな嫌い!!」←吉井
「今回の作戦か。とりあえず姫路とお前で根元を倒すしかないからな。それまでの敵は雑魚どもに任せるしかないな。」←坂本
「簡単な作戦だな。大丈夫なのか?」←俺
「安心しろ、こっちには秘密兵器がある。ムッツリ―ニ!!あの情報は確かだな。」←坂本
ムッツリ―ニがどことなく現れる。
「間違えない。早く死の鉄槌を加えてやりたい。」←ムッツリ―ニ
なんか危険なワードが聞こえたような。
「落ち着け、行動を起こしては負ける。」←坂本
なんだろう。作戦って?
「とりあえず一旦解散だ。あっ、真田とムッツリ―ニはちょっと残ってくれ。」←坂本
俺とムッツリ―ニを除く他の連中は一旦解散となった。
「わざわざ残したってことは、秘密兵器のことか?」←俺
「ああそうだ。ムッツリ―ニの情報だが根元とCクラスの代表の小山は付き合っている。」←坂本
「付き合ってる?別に高校生だから付き合うぐらい普通じゃないか?これのどこが秘密兵器に…まさか!!」←俺
「ああそのまさかだ。このクラスのバカどもに情報流したらどうなる。」←坂本
「間違いなく、根元を殺しに行くだろう。」←俺
「ああだからそれを利用するんだ。」←坂本
「坂本、つくずく思うんだが、お前って外道だな。」←俺
「どうも、真田にムッツリ―ニ、絶対にこの情報を流すなよ。すべてが水の泡になる。」←坂本
「分かった。」←俺
「了解…」←ムッツリ―ニ
召喚戦争が始まったが予想どうりの苦戦だ。戦力配分は
前線部隊 隊長 吉井 副官 島田 バカ10人ぐらい
中堅部隊 隊長 秀吉 副官 武藤 バカ10人ぐらい
本陣 隊長 坂本 副官 俺 姫路+バカ10人ぐらい
偵察 ムッツリ―ニ
伝令部隊 隊長 須川 副官 影薄すぎて忘れた
だ。
「そろそろやるか。おー「失礼します」
だれだ?
「Cクラスのものです。Bクラスからの伝言を預かってきました。」←Cクラスの子
Cクラス?なんか危険な感じがする。
「要件を聞こうじゃないか。」←坂本
「Bクラスが音楽室で、休戦協定を結びたいそうです。」←Cクラスの子
「休戦協定ねえ。」←坂本
「どうするんだ?」←俺
「別問題ないからなあ。一応本陣のメンバー連れていくか。行くぞ姫路、真田。」←坂本
「分かりました。」←姫路
「分かった。」←俺
あやしいが悪くない話だからな。
「来てくれたのかいFクラス。てっきり来ないかと思ったよ。」←根元
向こうも護衛として5,6人連れているが教師の姿が見えない。
「それより休戦協定の内容を教えろ。」←坂本
「ああ明日の午前9時まで一旦休戦ということだ。悪くない話だろ。」←根元
どうする坂本は。
「分かったぜ。明日の午前9時までだな。」←坂本
というわけで協定を結んだ…
…ひどいもんだ。教室に帰るとシャ―ペンは折られ消しゴムは穴だらけだ。
「ふっなるほどな。」←坂本
「どういうことだよ!!雄二!!」←吉井
吉井が抗議している。確かにいきなり休戦で教室に戻ってみればこのありさまだ。
「見ての通りだ。俺たち本陣が協定作っている間によくここまでしたもんだ。」←坂本
「ひどいもんじゃの。」←秀吉
「けど誰がこんなことをBクラスのほとんどが、僕たちと戦ってたよ。」←吉井
「Cクラスの奴らだ。BクラスとCクラスは裏でつながってたんだ。」←俺
「なんてひどいことを。」←姫路
「そんなことよりCクラスが召喚戦争の準備をしている。」←ムッツリ―ニ
「相手はどこなの?」←吉井
「たぶんFクラスだ。」←坂本
「っち、俺たちはいっぱい食わされたということか!!」←坂本
「これからどうする。」←俺
「作戦に変更はなしだ。しかし連戦はきつい、だから秀吉、Aクラスのお前の姉のふりして、Cクラスを挑発してきてくれ。」←坂本
「なんじゃと。」←秀吉
「闘う相手を変えてもらうってことか。秀吉、頼んだぞ。」←俺
「ちょっと待つのじゃ。そんなことしたらワシは姉上に…」←秀吉
「たのむよ秀吉。」←吉井
「そこまで頼むんじゃったら断れんじゃろ。わかったのじゃ。やってみるのじゃ。」←坂本
「頼んだぞ。秀吉。」←坂本
「もとはと言えば雄二が油断してたのが悪いんだよ。油断するなっと言ったのは雄二じゃないか!!」←吉井
「黙れカスが。まあ油断してたのは確かだな。しかし、やられたらやり返す。倍返しだ!」←坂本
「半沢○樹だよねそれ。」←吉井
「俺もあのドラマは好きだからな。この状況でぴったしの言葉だ。」←坂本
「とにかく秀吉、頼むぞ。」←俺
「任せてほしいのじゃ。」←秀吉
そんな中姫路は何かを探しているようだった…