バカと俺と召喚戦争   作:流離のコガラシ

8 / 16
8話

以下の問いに答えなさい

『人が生きていく上で必要となる5大栄養素をすべて書きなさい』

 

姫路瑞希の答え

『①脂質 ②炭水化物 ③たんぱく質 ④ビタミン ⑤ミネラル』

教師のコメント

流石は姫路さん。優秀ですね。

 

吉井明久の答え

『①砂糖 ②塩 ③水道水 ④雨水 ⑤湧水』

教師のコメント

それで生きていけるのは君だけです。

 

土屋康太の答え

『初潮年齢が十歳未満の時は早発月経という。また、十五歳になっても初潮がない時を遅発月経、更に十八歳になっても所長がない時を原発性無月経といい……』

教師のコメント

保健体育のテストは一時間前に終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあっと回復試験期間も終わり、Bクラス戦だ。

「坂本、Bクラスとはどういう人たちだ?」←俺

「Aクラスになれそうでなれなかった連中だ。代表が根本恭二だけあって、一番まとまりの無いクラスだ。」坂本

「一番まとまりのないクラス?まとまりのないのはFクラスの方が上だろ。」←俺

「いや、Fクラスは一番まとまりのあるクラスだ。特に異端者を狩るときとかな…」←坂本

確かにこのクラスはある意味まとまりがあるな。

「けど、まとまりが無いんだったら簡単じゃないの。」←吉井

「すぐそう考えるからお前はバカなんだ。Bクラスの代表は評判は悪いが悪知恵があるやつだ。油断すると勝てない。っと言うわけで明久。Bクラスに宣戦布告してこい。」←坂本

「雄二!!今度は騙されないぞ。」←吉井

「大丈夫だ。Bクラスは美少年好きが多いらしい。」←坂本

おいおい坂本流石の明久でも…

「そうなんだ。言ってくるよ。」←明久

…騙されていた。さすが学年一のバカだ。

 

「坂本、また吉井を犠牲にしたな。」←俺

「いやー助かるぜ。簡単に騙されるバカがいて。」←坂本

うん分かった。吉井と坂本は友達じゃ絶対にない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雄二!!また僕を騙したな!!」←吉井

予想どうり吉井はボコボコで帰ってきた。

「あんなんで騙されるお前が悪いんだろ。」←坂本

「そんなことより今回の作戦はどうする?」←俺

「そんなことってどういうことだよ昴。僕の体が心配じゃないの。」←吉井

「全く興味ない。」←俺

「もうみんな嫌い!!」←吉井

「今回の作戦か。とりあえず姫路とお前で根元を倒すしかないからな。それまでの敵は雑魚どもに任せるしかないな。」←坂本

「簡単な作戦だな。大丈夫なのか?」←俺

「安心しろ、こっちには秘密兵器がある。ムッツリ―ニ!!あの情報は確かだな。」←坂本

ムッツリ―ニがどことなく現れる。

「間違えない。早く死の鉄槌を加えてやりたい。」←ムッツリ―ニ

なんか危険なワードが聞こえたような。

「落ち着け、行動を起こしては負ける。」←坂本

なんだろう。作戦って?

「とりあえず一旦解散だ。あっ、真田とムッツリ―ニはちょっと残ってくれ。」←坂本

俺とムッツリ―ニを除く他の連中は一旦解散となった。

 

「わざわざ残したってことは、秘密兵器のことか?」←俺

「ああそうだ。ムッツリ―ニの情報だが根元とCクラスの代表の小山は付き合っている。」←坂本

「付き合ってる?別に高校生だから付き合うぐらい普通じゃないか?これのどこが秘密兵器に…まさか!!」←俺

「ああそのまさかだ。このクラスのバカどもに情報流したらどうなる。」←坂本

「間違いなく、根元を殺しに行くだろう。」←俺

「ああだからそれを利用するんだ。」←坂本

「坂本、つくずく思うんだが、お前って外道だな。」←俺

「どうも、真田にムッツリ―ニ、絶対にこの情報を流すなよ。すべてが水の泡になる。」←坂本

「分かった。」←俺

「了解…」←ムッツリ―ニ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

召喚戦争が始まったが予想どうりの苦戦だ。戦力配分は

 

前線部隊 隊長 吉井  副官 島田 バカ10人ぐらい

中堅部隊 隊長 秀吉  副官 武藤 バカ10人ぐらい

本陣   隊長 坂本  副官 俺  姫路+バカ10人ぐらい

偵察  ムッツリ―ニ

伝令部隊 隊長 須川  副官 影薄すぎて忘れた 

 

だ。

「そろそろやるか。おー「失礼します」

だれだ?

「Cクラスのものです。Bクラスからの伝言を預かってきました。」←Cクラスの子

Cクラス?なんか危険な感じがする。

「要件を聞こうじゃないか。」←坂本

「Bクラスが音楽室で、休戦協定を結びたいそうです。」←Cクラスの子

「休戦協定ねえ。」←坂本

「どうするんだ?」←俺

「別問題ないからなあ。一応本陣のメンバー連れていくか。行くぞ姫路、真田。」←坂本

「分かりました。」←姫路

「分かった。」←俺

あやしいが悪くない話だからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来てくれたのかいFクラス。てっきり来ないかと思ったよ。」←根元

向こうも護衛として5,6人連れているが教師の姿が見えない。

「それより休戦協定の内容を教えろ。」←坂本

「ああ明日の午前9時まで一旦休戦ということだ。悪くない話だろ。」←根元

どうする坂本は。

「分かったぜ。明日の午前9時までだな。」←坂本

というわけで協定を結んだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ひどいもんだ。教室に帰るとシャ―ペンは折られ消しゴムは穴だらけだ。

「ふっなるほどな。」←坂本

「どういうことだよ!!雄二!!」←吉井

吉井が抗議している。確かにいきなり休戦で教室に戻ってみればこのありさまだ。

「見ての通りだ。俺たち本陣が協定作っている間によくここまでしたもんだ。」←坂本

「ひどいもんじゃの。」←秀吉

「けど誰がこんなことをBクラスのほとんどが、僕たちと戦ってたよ。」←吉井

「Cクラスの奴らだ。BクラスとCクラスは裏でつながってたんだ。」←俺

「なんてひどいことを。」←姫路

 

「そんなことよりCクラスが召喚戦争の準備をしている。」←ムッツリ―ニ

「相手はどこなの?」←吉井

「たぶんFクラスだ。」←坂本

「っち、俺たちはいっぱい食わされたということか!!」←坂本

「これからどうする。」←俺

「作戦に変更はなしだ。しかし連戦はきつい、だから秀吉、Aクラスのお前の姉のふりして、Cクラスを挑発してきてくれ。」←坂本

「なんじゃと。」←秀吉

「闘う相手を変えてもらうってことか。秀吉、頼んだぞ。」←俺

「ちょっと待つのじゃ。そんなことしたらワシは姉上に…」←秀吉

「たのむよ秀吉。」←吉井

「そこまで頼むんじゃったら断れんじゃろ。わかったのじゃ。やってみるのじゃ。」←坂本

「頼んだぞ。秀吉。」←坂本

「もとはと言えば雄二が油断してたのが悪いんだよ。油断するなっと言ったのは雄二じゃないか!!」←吉井

「黙れカスが。まあ油断してたのは確かだな。しかし、やられたらやり返す。倍返しだ!」←坂本

「半沢○樹だよねそれ。」←吉井

「俺もあのドラマは好きだからな。この状況でぴったしの言葉だ。」←坂本

「とにかく秀吉、頼むぞ。」←俺

「任せてほしいのじゃ。」←秀吉

そんな中姫路は何かを探しているようだった…

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。