問題(科学)
『ベンゼンの化学式を答えなさい』
姫路瑞希の答え
『C6H6』
教師のコメント
簡単でしたかね
土屋康太の答え
『ベン+ゼン=ベンゼン』
教師のコメント
君は化学を舐めていませんか
吉井明久の答え
『B-E-N-Z-E-N』
教師のコメント
後で土屋君と一緒に職員室に来るように
真田昴の答え
『C6H4Cl2』
教師のコメント
それはパラジクロロベンゼンです。
「みんないくよ。」←吉井
「なんでお前についていかなきゃ、いけないんだよ。」←バカ
「俺は、中堅隊で秀吉と、いっしょがよかった。」←バカ
「なんなら、俺も回復試験で姫路と、いっしょに受けようかな。」←バカ
みんな吉井の言うことを、聞く気がない。吉井を隊長にしたのは、まちがえじゃないだろか。
「ちっ、仕方がない。中堅隊も一緒に行ってくれ。」←坂本
「おいおい、そんなんで良いのか?」←俺
「今回は時間稼ぎが、目的だからな。姫路が回復すればいい。」←坂本
「分かった。よし、行くぞおめーら。」←俺
「えー真田かよ。」←バカ
「真田って誰だ。」←バカ
誰もついてこようとしない。こんなクラスで大丈夫か?仕方がない秀吉に頼もう。
「おーい、秀吉様。」←俺
「なんじゃ、真田よ。あと、ワシに様を、付けるにはやめてくれるかの。」←秀吉
「あー、ちょっとこれを、バカたちに言ってくれるか。」←俺
そう言って、耳打ちをする。
「分かったのじゃ。」←秀吉
これで大丈夫だろう。
「皆よ、ワシに続いて来るのじゃ。」←秀吉
「「「任せとけ。」」」
「お前、さっき。行きたくないとか。言ってただろ。」←バカ
「何を言ってる。俺は最初から、やる気まんまんだったぞ。そんなことより、お前こそ…」←バカ
「お前こそ何言ってる。俺は、最…」←バカ
まったく、醜い争いが始まった。秀吉が一言、言うだけでこれなんだから。しかし、これで連中も戦うだろう。
「僕、もう死にたい。」←吉井
そんな中、吉井がそう呟いてた。
教室を出ると、もうDクラスがそこまで来ていた。バカの争いを止めるのに、てこずっちゃたなー。仕方がない。
「「「試験召喚獣サモン。」」」←モブたち
おっと早速、戦いか。召喚戦争では、相手に戦う意思があるのに、逃げたら補習になってしまう。助かったことに数学だ。それじゃあ、
「しk「「「試験召喚獣サモン」」」←吉井、島田、秀吉
先を越されてしまった。
Fクラス 数学
島田 248点
吉井 23点
秀吉 35点
Dクラス 数学
モブA 162点
モブB 149点
モブC 135点
島田はさすが数学が得意なだけあってBクラス並みだ。相手もFクラスであんな高得点で、びっくりしている。
「なんで、Fクラスはバカの集まりじゃないのか!?」モブA
「しかし、よく見ろ。あとの二人は、米粒レベルだぜ。」モブB
その通りだ。吉井と秀吉は、いないに等しい。さすがはFクラス、よくこんな憎い点が取れるもだ。そんなことを、思っているうちに、島田が一匹倒している。吉井は使い慣れているだけあって、うまい。
「0点になったものは、補習!!」←西村先生
西村先生が戦死した生徒を、かつぎあげている。なんだあの化け物は。
「鬼の補習なんて、嫌だ―」←モブA
鬼の補習って何なんだろう。あとで坂本にでも、聞いておこう。
「まずい、これでは俺も鬼の補習だ。援軍を頼む。」←モブC
そんなことを、言ってると、島田が残りの召喚獣も切り戦死させる。
「いやだー。鬼の補習なんて~」←モブBC
いつの間にか戻ってきた、西村先生に二人ともかつぎあげて行かれる。だから何なんだ。あの教師は。
「ちょろいもんね。」←島田
「さすがだな。しかし敵がまた来たぞ。」←俺
「お姉様~。美春が助けに来ました。」
「げっ、美春!!」←島田
あれは誰だ?お姉様って島田のことか?
「どこにいるのです。お姉様のペッタンコの胸を狙う豚どもは!!」
なるほど、そういうことか。
「島田、妹を大切にしてやれよ。」←俺
「妹じゃない。これは清水美春。私の体を狙ってくる…」←島田
「そんなことより、お姉様。一緒に豚どもを倒しましょう。」←清水
島田も大変そうだな。吉井はというと…
「アキちゃん好きです。」
「ちょっと待ってよ。玉野さん。」←吉井
何やってんだ。状況が全く読めない。
「早く召喚してください」←モブ教師
「ほら、早く召喚しようよ」←吉井
「仕方ないですは。」←清水
「「「「「試験召喚獣サモン」」」」」←モブD~Fと美春と玉野
Dクラス 数学
清水 132点
玉野 174点
モブD~F平均150点
これはちょっときついか。俺たちも、バカたちを連れてきたような…
すっかりビビって逃げていた。戦力にならねーな。これなら、吉井や秀吉のほうがまだましだ。
「真田、後ろから援護お願い。」←島田
数学は、点数があるから、俺も戦うか。
「試験召喚獣サモン!!」←俺
そう言って、出てきたのが、両手に木刀で学ランだ。これじゃ吉井と同じだな。
「Fクラスの豚がいくら増えようとも…」←清水
Fクラス 数学
真田 375点
「なんよ、あの点数!?」←清水
島田のBクラスで、驚くのだから無理もない。味方からもどよめきがおきる。
「すごいよ。昴君。昴君がそんなに頭いいなんて。」←吉井
「すごいのじゃ。ワシの10倍はあるぞ。」←秀吉
まずは、清水の召喚獣に切りつけに行く。っとミスって島田の召喚獣も一緒に切ってしまう。
「なんですわのー」←清水
Dクラス 数学
清水 0点
「何でウチもなの―。」
Fクラス 数学
島田 0点
あっ、ミスっちゃったなー。
「0点になったものは、補習!!」←西村先生
「真田、おぼいてなさい!!」←島田
「あーすまん。召喚獣の扱いこれが初めてで。」←俺
「お姉様と一緒なら鬼の補習何て、へっちゃらですわー。」←清水
西村先生にまた連れて行かれる。ごめんよ。わざとじゃないんだ。
そんなとき、
「遅れてすみません。試験召喚獣サモン!!」
姫路が到着したのであった。