バカと魔王と澱の神   作:アマガキ

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ここに三日ハイスクールD×Dのssにはまっていました。

最近まで興味なかったんですがライダー系ssを探していてコラボしているのを見てはまってしまいました。

今回からあとがきに作中キャラを呼ぶ形式にしたいと思います。


第6話 空飛ぶ氷砂糖

昨日とは違って、静かなしかし大げさな黒い車に乗って鈴蘭と明久はとある港の埠頭についた。

 

船がかなたにあるだけでまるで人気がない。

 

そのさらに向こうには空がうっすらと青くなっているのが見える。

 

ヘブンズゲートだ。

 

「運転にも慣れてきたようだな」

 

後部座席には伊織と日本刀を持った沙穂がのんびりとしていた。

 

この男また鈴蘭に運転させたのである。

 

「そうですね。」

 

昨日の地獄を体験した助手席の明久の声には苦笑の色がみられる。

 

「・・・・・・・それでこんなところで仕事って?」

 

「あそこの倉庫のところにに止まっている車が見えるだろう」

 

「あれって・・・・?」

 

「一昨日君のうちに取り立てに言った屑の同類だ」

 

「・・・それで?」

 

「今あの倉庫の中では氷砂糖の売買が行われている」

 

「「氷砂糖?」」

 

「ああ、ひとかけらでも末端にすれば数百万もするものだ」

 

「「へえー」」

 

「一口食べれば空を飛ぶ、そんなものだ。今回は五千万前後の金が動いているはずだ。しかし奴らには過ぎた代物。だから回収して来い」

 

「どっちをですか?」

 

鈴蘭の問いに対し。

 

「もちろん両方だ」

 

と、伊織は悪そうな笑顔を見せる。

 

「それって悪いことじゃ?」

 

「君がいる組織はなんだ?」

 

「悪の組織です」

 

うなだれる鈴蘭の横で明久は「鉄人より強いわけがないし大丈夫だし・・・・・」等とぶつぶつ呟いている。

 

「どうした?君の稼ごうとするたかが数パーセントだ。ここでリタイアするというならこのまま考案に車を走らせろ、死にたいならダッシュボードに入った手榴弾を使え」

 

「わかりましたよぅぅぅぅ!!」

 

悲壮な叫びを鈴蘭が上げる。

 

「そうだそれでいい」

 

「あの・・・・・沙穂ちゃん連れてっちゃ・・・」

 

「それだとオリエンテーションにならん」

 

「ですよね」

 

「ああ、ただの惨劇にしかならん」

 

「いきますよぅ!!」

 

鈴蘭は半泣きになりながらも言う。

 

と、そこで静かにしていた明久が口を開いた。

 

「社長、鈍器とかはないんですか?」

 

冷静にとんでもないことを聞き出した。

 

「吉井君何言ってるの?!」

 

「そこら辺の倉庫の鉄パイプでも使え」

 

伊織も驚いているようだが普通に答えた。

 

「だって屑を倒して金と氷砂糖を手に入れればいいんでしょう?」

 

「いやでも・・・・」

 

「こんな感じのはFFF団で慣れてるし」

 

「この前から出てくるFFF団とはなんなんだ?」

 

「今度説明しますよ。さっ、吾川さん行こう」

 

鈴蘭もおっかなびっくりついていった。

 

 

 

二人は鉄パイプを携え取引中の倉庫に向かった。

 

 

 

そしてそれぞれ見張りの背後に立ち鉄パイプでガツンとやった。

 

 

しかしここで問題発生。鈴蘭は叩くのが弱すぎたのだ。

 

そして二人そろって倉庫の中に連れ込まれてしまった。

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

 

「いいいいぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁ」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

悲鳴を上げながら二人は飛び出してきた。

 

盛大な爆竹音とともに二人は倉庫を飛び出してきた。

 

明久はジュラルミンケースを、鈴蘭はスーツケースをそれぞれ持っている。

 

二人の後ろから何かが飛来しているようにも見える。

 

二人はあわてて車に飛び乗った。

 

「ご主人様、やくざの方じゃないですが組の若頭とかが・・・・」

 

「てか社長これ覚せい剤じゃないですか!?」

 

「いいから、出せ。死ぬぞ」

 

伊織の言葉に鈴蘭はあわてて車を出す。

 

「社長、窓バチバチ言っていますが」

 

「気にするな。この車は大統領専用車と同種の防弾防爆しようだ。気にするな」

 

「ご主人様追いつかれますよ」

 

「別にかまわん」

 

「でも、死ぬぞって言いましたよね?」

 

「ああ、死ぬぞ。奴らがな」

 

伊織の横では沙穂が今か今かと待ち構えているような雰囲気でてる。

 

「もう、いやだぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

 

 

 

その後車を負うものが警察に代わり、這う這うの体で屋敷に帰ってきた。

 

 

 

「そういえば社長、僕や吾川さんに相当銃弾当たってたんですけど。血とか出てませんね?」

 

「よかったじゃないか」

 

「でも銃弾とか当たってましたよね?」

 

「君らの服には魔導被膜をかけてあるからな」

 

「「へ?」」

 

「要するにその服は防弾防刃耐熱耐冷耐電といった防御機能があるということだ」

 

「すっごいですねこれ」

 

明久は暢気なものである。

 

「あの、もし顔とかに当たってたら」

 

「だから、良かったじゃないかといっただろ」

 

「もう、いやあああああああああ」

 

 

 




さて今回のあとがきはリップルラップルさんとやっていきたいと思います。

「よろしくなの」

今回の内容は以降抹殺紹介の入社試験としてつづけられている代物です。

「まったくもって面白いの」

君はほんとにひどいねえ。

「これがふつうなの」

今回話題に上った鉄人についてはキャラ紹介に加えました。

「誰のことだかさっぱりなの」

ちなみに作者は鉄人がバカテス最強キャラだと思いますがどう思いますか?

「さっさとわかるような話にするの」

はいはいわかりましたよ。

ぱがあっ

「口答えしないの」

わかりました。

感想・意見・要望(可能なことならやります)・明久のカップリング予想などお待ちしております。

「レアなスライムなども受け取らないことはないの」

それはむちゃな要求だって。

あと、今回のあとがきの方式についてもご意見があればください。

「まあこの方式のほうが出番が増えるの」コクコク

基本的に出番のないキャラにあとがきをしてもらう予定なので

そういや作者はクロスオーバーネタを考えるのが好きなのでここにあげさしていただくことにします。

「くだらない自己主張なの」

なんと最近考えたのがバカテス×きんいろモザイク×PSYRENです。

ちょっと前にきんモザにはまり全話見まして、バカテスキャラと絡ませたいなと思いつつ、さらにPSYRENが混ざりました。

「あほなの。そんなことをしても読者は評価してくれないの」

要するに「明久はほんとにバーカでーす。でも、おもしろーいでーす」

うんうまくできないけど、こんな感じのカレンちゃんとかあとバトってるきんモザキャラとかみたいです。あのシノのかくれんぼの力とか見る限り。

「そろそろ次回予告をするの」

そうですね次回は十月二十日を予定しています。

「前回のように23時59分なんてことはやめるの」

わかってますよ。


朝早く起こされる明久。

襲い掛かる事態とは?

次回 第7話 バカです!バカがいます!

「次回もよければ見てください/次回もまた見るの」

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