バカと魔王と澱の神   作:アマガキ

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諸事情により日曜に投稿することができなくなりましたので前倒しで投稿します。

今回はリップルラップルと明久の絡みです。

明久って子供に好かれやすいですよね。

みーこさんと吾川さんが会話している裏でリップルラップルと明久が会話してることが多くなりそうです。


第4話 ここはどこ?君は誰?

「ふぁぁぁぁ」

 

明久は目が覚めると見覚えのない部屋にいた。

 

なんだかほこりが積もっていて長いこと使ってなかったかのような部屋だった。

 

「久しぶりなの」

 

いきなり声をかけてきたのは小さな女の子だった。

 

「えっと、君は・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ぬいぐるみの子?・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なわけないな」

 

「ぬいぐるみの子などでは断じてないの」

 

と言って少女は○ズノの金属バットを手に構える。

 

「ああっ」

 

「どうやら思い出したようなの」

 

少女は無表情ながらも満足そうだ。

 

明久は昨日からの悪の組織だのなんだのいろいろを思い出した。

 

「確か名前はラップルリップル」

 

少女は固まってしまった。

 

 

 

 

しかしすぐに再起動し

 

「リップルラップルなの!!」

 

ぽこん!

 

 

 

バットを振りかざし襲ってきたが明久は今度はちゃんと躱した。

 

「ごめんごめん。僕は吉井明久。よろしく」

 

と明久はリップルラップルの頭をなでてやる。

 

「分かればいいの」

 

「あれ、でも久しぶりっていうのは?」

 

「一日ぶりとも言うの」

 

「は?」

 

「丸1日も寝てたの」

 

「ちょっと待って寝てたんじゃなくて気絶してたんでしょ?やったのリップルラップルじゃん」

 

「それよりも朝ごはんなの。みーこが作ってくれたの」

 

「みーこって名前は知らないと思うんだけど?」

 

「なら紹介するの。それに着替えるの」

 

言われてみるとそこには服があった。

 

リップルラップルに出て行ってもらって着替えた。

 

部屋を出ると、

 

「なかなかに強そうなの」

 

と言われて戦闘服っぽいものを着てることに気付いた。

 

「悪の組織ってすごいんだね」

 

明久はリップルラップルに聞くと

 

「まあそんなところなの」

 

とのことだった。

 

 

 

 

 

 

 

そんな風にしてリップルラップルと歩いていると向こうからやってくる人が二人見えた。

 

「って吾川さん何でメイド服着てんの?!」

 

やってきた人は2人ともメイド服を着ていた。

 

しかもそのうち一人は昨日自分と一緒に連れてこられた同級生だったのである。

 

「伊織様のご趣味なんです」

 

ともう一人の女の人が言った。

 

「えっと、あなたは?」

 

「みーこなの」

 

「そっか。僕は吉井明久です。よろしくお願いします。」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

そうして四人で食堂に向かう。正直明久は女の人(ちびっこもいるが)ばっかの中に男一人なので

 

少々居心地悪く思っていた。するとみーこが口を開いた。

 

「そういえば昨日は大変だったみたいですね?」

 

「あ・・・・いえ。はい・・・」

 

「かなり大変でした。特にリップルラップルとかリップルラップルとか」

 

といいながら明久はリップルラップルをじとっと見る。

 

「何のことかわからないの。悪いのはアキヒサなの」

 

「はああぁぁ。もういいよ」

 

「やっぱり。ごめんなさいね・・・・・」

 

「いえみーこさんが謝るようなことじゃ・・・・」

 

「でもこれからもっと大変なのに・・・・・」

 

(生きて帰れたらFFF団もてきじゃないな。)

 

 




どうでしたか?

今回は特殊な事情で投稿となりましたが、事前の書きためからです。

毎週投稿のため書き溜めを常に作っているので投稿速度はほぼ変わらない見込みです。

感想・質問・ご指摘などお待ちしております。

カップリング・明久がどのように戦っていくのかなどの予想は新しく作った活動報告のほうに下さってかまいません。

キャラクター紹介にみーこさんを新たに追加しました。

投稿予定も活動報告に載せておきます。

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