バカと魔王と澱の神   作:アマガキ

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こんなものを書いてしまった過明零音です。


お・り・が・みは知る人ぞ知る名作だと思います。今からでもアニメ化してほしいと思います。


初めて書いたssですがよければ見てください。


バカと魔王候補と天の門
第1話 悪の組織?! 


 3月 

 

 

 

文月学園1年生吉井明久は夕暮れの街を自宅への帰り道についていた。

 

彼は明日2年に上がってからのクラス及び設備が決まる振り分けテストがあるため勉強でもしようかと考えていた。

 

(まあ、今日勉強しないとFクラス行きはほぼ確定だからさすがに勉強しないとなあ。)

 

 殊勝なことを考えているようだが帰りにゲーセンで遊んでからのセリフなだけに説得力は低い。どうせ教科書を開いてすぐ寝るだろう。

 

(カッコのやつ勉強見てくれるって言ってたんだけどなあ)

 

 カッコとは明久とその悪友3人とよくつるむ女の子である。明久とその悪友が仕出かすことは結構半端じゃないのだがそれが面白いという少々変わった子である。

 

今日は勉強を教えてくれる約束だったが急な用事が入ったため取り消しになってしまった。

 

(まあ、悪い奴じゃないけどね。)

 

 

 

 

 

 そんなことを考えながらアパートの階段をのぼり自分の部屋のある階に出ると、

 

 

 

 

 

 

「悪の組織だ」

 

 

 

 

 

 

という声が聞こえた。

 

 

「・・・・・・・・・・は?」

 

 

思わず声を上げた明久だが無理からぬことだろう。一般的には悪の組織なんてものはお茶の間のテレビの中でしか存在しないようなものだからである。

 

しかしよく見るとお隣さんの入り口のドアがきれいさっぱりなくなってしまっている。

 

(お隣さん大丈夫かな?・・・・・・・・・・・ってよく考えたら吾川さんのうちじゃん。)

 

 吾川とは吾川鈴蘭というカッコの親友である。ちなみにカッコは本名を高木嘉子という。

 

 しばらく混乱していたが基本お人好しの明久は意を決して中の様子を見ようとした。

 

しかしその時に吾川家から飛び出してくるものがいた。リーゼントの切られたような不格好な髪型をしたヤンキーが悲鳴を上げて飛び出してきた。あまりのことに明久は硬直してしまった。

 

再び心を落ち着かせた明久が吾川家に足を踏み入れるとそこには、

20代前半くらいの目つきの鋭い銀縁の角メガネをした男とくせっけで頭の後ろから右目にバンダナをまいた女の子がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、女の子のほうはメイド服姿で日本刀を持っていた。

 

 

 

 

 

「は?」

 

 本日何度目か知らないが明久は再び混乱していた。

 

「あっ、吉井君」

 

声を上げたのは2人の奥にいた吾川鈴蘭であった。

 

「くくっ、クラスメイトか。いよいよ死ぬ事すらもできなくなったんじゃないか?」

眼鏡の男が言う。

 

(なんだか死ぬだの物騒だな。本物の悪の組織みたいだ。)

 

あまりの状況に明久の思考能力はだんだん低下していた。

 

「さてもう一度だけ聞こう。僕に仕えるか?否か?」

「働きます働きますぅ!働けばいいんでしょう!」

 

すると男はにやりと笑う。

 

「そうか僕なら知り合いを巻き込んでも自爆を選んだんだがな。かわいそうに」

「もうやだーーーーーーーーー」

 

明久には事情がさっぱりだが、なんだかヤバ気だということだけはわかった。

特に無理やり働かせようというのがやばい。

 

 

「ちょっと待ってよ。あんたたちはいったい何なんだ?!」

「悪の組織だが?」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

「ん?どうした?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・あきひさはこんらんしているようだ

 




不出来なものでしたでしょうが最後まで読んでくださったことに深く御礼申し上げます。

堅い話はここまでにして、改善点など気が付けば教えてください。ちなみに明久は今回何回も混乱のあまり固まっていますが一回固まると戻ってくるまで結構時間かかっています。

一応完結までの筋は考えていますが、書き終わるのはいつになるかわかりません。

現在お・り・が・みの一巻天の門です。

次回は来週くらいをめどに頑張ります。
あと近々お・りが・みのキャラを中心にしたキャラ紹介を上げる予定ですので良ければ見てください。

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