「ねぇねぇ、クィレル先生クィレル先生♪」   作:寺桜

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キャサリーがウザイです
オリジナルの魔女を出します

※注意 感動風味




番外編~さよなら魔法少女~

私の名前はキャサリー・リサムベールっていうわ。

魔女の結界の中からご挨拶するわね。

 

なんで私が魔女の結界の中に居るかって言うと、帰り道の途中で巻き込まれちゃったからよ☆

せめてほむらも一緒なら良かったんだけど残念なことに私一人なの。

 

そんな私は絶賛使い魔のブロック?に棒みたいな手足が生えたのから逃亡中。

ブロックたちは集まって壁になったり、囲いこもうとしてきて私を閉じ込めたいみたい。

足元は水たまりばかりで靴が汚れちゃったけど地面とは逆に空?は快晴よ。

どうやって切り抜けようか考えていたらいつの間にか魔女のもとにたどり着いたわ!

この魔女はカエルの様で、ずっと空を見上げながら鳴いているの。

そう言えば今までこの世界で魔法で攻撃したこと無かったけど効くかしら?

 

そもそも、この世界の魔女になんで魔法少女の攻撃しか効かないって決まっていたかしら?

うふふ、実験に付き合ってもらおうっと♥

私は久しぶりに守護霊の呪文をとなえたわ。

 

結果報告!ドンドン・パフパフ☆

私は無事に魔女を倒しました。

つまり魔女に対して私の世界の魔法が有効である事が判明。

しかし、守護霊の呪文のみで撃退に成功したために他の呪文が有効かは不明。

引き続き調査していきます!

 

 

私は魔女を倒しまくったわ。

魔女ごとに分かる限りの調査をしたり、意思疎通を図ろうと言語解析を試みたり。

なかなかに充実な日々だったわね。

そんな日々の中でさやかの幼馴染をこっそり治療したり、ハコの魔女からまどかを救出したら絶望したように正体を問い詰められたのは些細なことだわ。

ほむらには「私は魔女よ☆」って言ったら攻撃されちゃいました、テヘペロ♥

 

まどか達はおおむね平和な日々を送るなか、私は杏子に絡まれたり、(物理的に)和解したり、ほむらの過去をこっそり杏子に教えたり、知っている限りの魔法少女たちの過去を聞いたり、杏子を学校に通わせたり、ほむらに怒られたりと退屈はしない日々を送ったわ。

 

 

街が大災害と認識している今日、ワルプルギスがやってきたの。

この日のためにほむらと杏子と一緒に沢山作戦会議をしてきたし、私も最終呪文を作り上げたわ!

あまりに危険なために私自身ですら発動させた事無いけどね☆

 

ほむらも杏子もそして私も攻撃の手を緩めたりしないけど、全然効いてないみたい。

キュウベイなんて諦めてまどかを魔法少女にしようって言ってるけれど、私の実力をこの程度だと思ってしまったらダメよ。

 

私は誰?

私はキャサリー・リサムベール。

学会で常識を破壊する魔女と言われているのよ。

想像以上のことにびびるなんて事しないわ!

私はほむらと約束したのよ、まどかを魔法少女にしないように協力するって。

だから私は最終呪文を発動させたわ。

 

 

 

その日、見滝原に隕石が落ちた。

隕石は大災害と相殺し合うがごとく消し飛んだ。

大災害を小型台風程度の被害にとどめた隕石に、のちの人々は救星主と名付けた。

これは蛇足ではあるが、ある年を境に自殺や少女の失踪が激減した。

その影には外見だけは美しい宇宙学者の姿が多く見かけられたと言われている。

 

 

 

 

 

「ねぇねぇ、ほむらほむら♪

 私はあなたの願いを叶えることができたかしら?」

 

「ありがとう、キャサリー。」

 

 

 

 

 




これにて番外編は終了です。
長い間お付き合いいただいてありがとうございました。

次に何か書くときはまともなキャラが良いなぁ。

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