魔法少女リリカルなのは~カレイドの魔法…少年?~ 作:朱羽総長
ではどうぞ( ・∀・)つ
前の話の最後、変えてみました。
ジュエルシード
21個あり、それぞれに番号が入っている。ロストロギアと呼ばれる物で、その能力は、『願いを叶える』というもの。それがこの海鳴市に落ちた。
これがフェレット、ユーノから聞いたことを簡単に纏めたものである。
あの後の話をしよう。士郎さんと恭也さんの夜出歩いたことへの説教はなんとかごまかして、なのはの家に泊まった。
そこで、ユーノから色々事情を聞き、暴走する可能性があるとのことで、そんな厄介なことは極力起きて欲しくないから協力すると決めた。なのはも協力することを決めた。
なんとなく原作がこんな話だったようなと、思い出してきたがこれからのことは少ししか分からない。
分かってることは、
・植物巨大化
・猫巨大化
・金髪の少女
くらいだ。
そして、今日はあの日から既に一週間が経っている。その間の出来事を簡潔に思い出す。
事件翌日
神社にて犬の暴走体出現→なのは、魔力弾で牽制→隙をついて接近からのガゼルパンチで終了。
その約2日後
アリサやすずかとプールへ→エメラルドがジュエルシードを探知→暴走体になろうとしてたところをなのはが砲撃で鎮圧して終了。
なのはってこんなに強かったっけ?
というか、ガゼルパンチなんていつ覚えた?
そしてエメラルド、お前は魔術側じゃなかったのか?なんだよ赤外線とか。そしてレイジングハートもよくついてたな、それ。おかげでジュエルシードは探しやすいが。
「ぼーっとするな!」
突然聞こえてきた声に、ハッと我に返る。思い出してる場合じゃないんだった。
今僕は翠屋JFCというサッカークラブの助っ人として、試合に参加している。
試合をいつもの三人と見に来たのだが負傷者が出たので、監督の士郎さんに頼まれて参加している。
前から来る相手からボールを奪い、近くの仲間にパスする。
その後はパスが繋がりゴールを決める。
僕?本気で攻めると色々マズいからサポートだけだけど。
試合は二対一で翠屋が勝った。その祝勝会を翠屋で行うことに。
「悠斗!もっと前行きなさいよ!」
「そんなこと言われても」
「そうだよ、アリサちゃん。悠斗君サッカー初めてらしいし」
「でも上手だったよ?」
ここでもいつもの三人とです。
周りからの嫉妬混じりの視線が…特に気になんないや。学校で慣れてるし。
「ちょっと聞いてるの!?」
「うん?あぁ、ごめんアリサ。で、何?」
「だから……」
と、いった感じで宴は進み暫くして解散した。
「んー、疲れたー」
「あはは、アリサちゃん凄かったよね」
現在、なのはと二人で買い物のために商店街に向かってる。
エメラルド?知らんよ。なんか消えてた。
姉さんもまだ帰ってこないし、今日もなのはの家に泊まることにした。
別に寂しいとかじゃないよ?もう二週間帰って来ないからって違うからね?
……誰に言ってるんだろ。
「あ、あれって」
「ん?あ、キーパーの人とマネージャーの人だ」
なのはが川沿いの道にいる翠屋のサッカーチームのキーパーとマネージャーを発見した。
荷物からして、まだ帰り道なんだろう。
「何してるんだろ」
「男のほう顔真っ赤だし、告白とか?」
こっそりと隠れながら二人して見る。何をいってるかは分からないが予測はできる。
あっ、なんか出した。
青い綺麗な宝石みたいだな。拾ったにしては形も整っているみたいだし、買ったのかな?でも、どっかで見たことのあるような……
「「って、ジュエルシード!」」
宝石がなんなのか思い出した僕は、すぐさま二人の下へ駆け出した。
間に合わないと判断すると、右手をピストルのように構える。
周りに人はいない。構えた指先から黒い魔力弾を放つ。
「ガンド!」
Fateの赤い悪魔がよく使う初級魔術。(どちらかというと呪術らしいが)
北欧の呪いが起源であり、本来なら物理的干渉を持たず対象の体調を一時的に崩す程度のもの。
そう、本来なら。
この魔術は使い手の魔力によって物理的破壊力を得るなどの追加効果が付く場合がある。
僕は転生特典の本から学び、練習しまくったところ、威力自体はピンポン球程、されど速度は銃弾クラスといったように込める魔力の量と密度を変えることで自由に変化を行えるようになった。
「いたっ!」
「どうしたの!」
突然、手を抑え宝石を落とした少年に少女は驚きながらも近くに寄る。
まだ、ジュエルシードに近い。
もう一つ別の魔術を使おうとしたとき、突然周囲の空間が変わった。
「これって…っ!」
嫌な気配を感じ、横に跳ぶ。転がりながらさらに距離を取る。
何かがさっきまでいた場所を通り、地面が削られる。
「悠斗君!」
「大丈夫!それよりジュエルシードを」
なのはに無事を伝えながら、高速で突撃してくるそれを回避し続ける。
衝撃波が周囲を削り、巻き込まれた二人の内、少女の声が聞こえた。
「何これ?何なの?」
少女はうずくまっていた。彼女の近くをあの何かが通り過ぎたのだろう。そして、それに怯えてしまった。少年は気絶中。
「やだ。助けて。
足元のジュエルシードが光を放ち、彼女らを飲み込みながら大きな樹が生えた。
「何…これ?」
その樹はざっと見た限り、河の向こう岸まで広がっており、高さは東京タワーと同じくらいでは?と疑う程だった。
「なのは!悠斗!」
「お二人とも大丈夫ですか?」
ユーノがエメラルドに乗って(しがみついて?)やってきた。
「ユーノ君!ジュエルシードが!」
「分かってる。誰が張ったかは分からないけど結界も張られてる。二人とも早く準備を!」
やっぱり結界か。確かにこのサイズだ。二人でやった方がいいだろう。
「ごめん。なのはとユーノの二人でやって」
「え?」
「悠斗君?」
「僕らはあれをやるから。任せていい?」
「…分かったの。けど、無理しないでね!」
「ちょっ、なのは!?」
なのははユーノを連れて離れていった。
カードのことも、さっきの速い何かを見ているなのはは分かったらしい。
ユーノには後で説明しよう。
「エメラルド」
「はい。|多元転身〈プリズムトランス〉」
転身をして、空を見上げる。
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死ねってあるよね」
「ありますね」
「実はさっき人の告白シーン邪魔しちゃったんだけど…あれ、馬でいいのかな」
そこには、長い髪で両目をバイザーで隠した妖艶な女性。
それが翼の生えた馬に乗っていた。
「ペガサスですね。天馬ともいうので馬でしょう」
「あれに蹴られたら死ぬよね」
「蹴るよりも挽かれるが正しいかと」
「ミンチかー」
ほのぼのと話しているが、絶賛回避中。
少しだけ浮いて、目を強化して地面を滑るかのように回避する。
今の僕はほぼ魔力無限。強化も限界までやれる。
「そろそろ反撃しよっか」
「そうですね」
カードを一枚取り出す。
「
エメラルドが形を変え、鎖になる。先端が三本爪のようなものになっており、物を持つことも出来る。
「重っ!」
「両腕の強化もしときましょうか」
「よろしく」
エメラルドも簡単なものであれば魔術を行使できるそうで、こうやって時々任せたりする。
「よし。少しマシになったところでやりますか」
対象、ライダーの黒化英霊はこちらへ直進してくる。
タイミングを合わせて、鎖の名を叫ぶ。
「縛れ、
鎖は僕の思うように動き、ライダーを拘束する。
「そいやぁぁぁ!」
そのまま地面に振り下ろす。が、逆に叩きつけられた。
「ぐっ!この!……ってあれ…」
「何ですか?…おぉ」
起き上がって視界に映ったのは巨大な大樹(そのまんまだけど)を桃色の魔力砲が貫いてる様子だった。
「凄い」
「ですね…って悠斗様!」
「えっ、あっ」
エメラルドの声に反応し上を見てしまったのが悪かった。
ライダーがバイザーを取りこちらを見ていた。その目は怪しく光り、僕らからそらそうとはしない。
「石化の魔眼です!なんとか保護全開で石化は防いでますが」
「身体が動かないって…詰んだ?」
持っていた鎖の付いた短剣が形を変えて、光の手綱に変わる。
それはペガサスに付き、ペガサスの力を強化する。
ペガサス、石化の魔眼、光の手綱。
最初から分かってたけど、改めて認識した。
ライダー、その真名は英霊、いや反英霊であるメデゥーサ。ギリシャ神話に名高いゴルゴン三姉妹の末妹。姉達を守るために化け物と化した存在。
そしてその宝具は、あらゆる乗り物を制御し、能力を向上させる手綱。
流星のごとき光を放ち突貫する対軍宝具。
「詰み…ですね」
エメラルドの残念そうな声が聞こえた。
そして、
「
視界が眩み、身体を衝撃が襲った。
よくあるなのは魔改造(仮)
……タグいれようかなww
次も未定
今年中にはもう一話投稿したいと思ってます