魔法少女リリカルなのは~カレイドの魔法…少年?~ 作:朱羽総長
ようやく時間取れたので、久々の投稿です。
色々と書きたいことはあるのですが、あとがき、活動報告に載せたいと思います。
それでは、どうぞ。(久しぶりで所々おかしいかもしれません)
──最初から無理だとは分かっていた
それでも諦めきれなかった。
現実から目をそらし、あらゆることを調べ、試した。
そしてproject『FATE』にたどり着きクローンを造った。
最初こそ喜んだが、すぐに違いが分かった。
利き手が、魔力資質が、人格が。
何故、何故、何故、何故!?
嘆き悲しんだ。あれは別のモノだ。アリシアではない。
もはやアリシアを甦らせるにはあそこへ行くしかない。
その為の準備には、外へと行かなければいけない。
……あのニセモノを使えばいい。
忌々しいことに才能だけはあるようだ。使えるものは使おう。
家庭教師の使い魔を創り師事させることで、あれと関わる時間を減らす。そうしなければ、耐えられなかった。
そんな日々が続く中、疲労と病の進行により私は倒れた。
そして、私は夢を見た。
その夢を見たあと、あの娘への接し方を変えた。大切に、優しく。あのカードが私を呑むまでは──
「っ……ここ、は」
痛みと共に目を覚ます。
開けた視界には、所々壊れた壁や、天井、それと……。
「かあさんっ!!」
心配した目で見下ろしてくる、そして気づくこの柔らかい感じは彼女に膝枕されてるのだろう。
私が目を覚ましたのがそんなに嬉しいのか、目が潤み涙目になっている。
「ふぇい、と………わたし、は」
「…先に、伝えておきたいことがあります」
瞳をぬぐい、顔を真剣なものに変えてきた。
「意識のない状態でも、話は聞こえてました。私は、アリシアじゃない、ニセモノ、なのかもしれない」
話ながら俯いていき、言葉も震え始める。
「けど、私は、私の、母さんを喜ばせたい、幸せになってほしい、その想いだけは本物です。…消えろというのなら、消えます。だから……」
「もう、いいのよ。フェイト」
痛む身体に鞭を打ち、片手を俯くフェイトの頬に当てる。
ハッとした表情で見てくる彼女へと私は今まで言えなかったことを言う。
──その夢は、昔の、忘れてた記憶だった。
「アリシア、誕生日何が欲しい?」
ピクニック、そのお昼に私はもうすぐ誕生日を迎える娘に言った。
アリシアは、その質問に考え込み始めた。
珍しい光景に驚くが、何を頼まれても大丈夫な自信はあった。お金はある。
「じゃあ、じゃあ、わたしね─────」
それは、私の予想を遥かに越えたものだった────
「ごめんなさいね、辛い目に合わせて。もう、信じてもらえないかもしれないけど、私は」
しっかりと目を見つめる。
かつて、あの娘が私に告げた時のように、まっすぐと。
「あなたは、アリシアの妹で、私の、大切な娘だと想っているわ」
告げてしばらく、呆然とした顔が崩れ、泣き出してしまった。
あの娘と違って泣き虫かもしれない、なんて思いそれを嬉しく感じてる自分がちゃんといる。
──「わたしね、妹が欲しい!!」─
えぇ、アリシア。忘れてないわ。この娘は、あなたの妹よ。
1000文字ちょっと……。短くてすいません。
あと、4話程で終わらせる予定です。
そして、話は少しズレますがReflection観てきました。
アグレッシブなのは
主人公フェイト
魔法…?(今更)
みたいな感想になりましたが、面白かったです。
そして、それにより二期をやるのか、やらないのか、活動報告のほうで色々とアンケート、のような意見を幾つか行いたいのでご協力お願いしたいと思います。
では、感想、雑談、なんでもお待ちしてます。